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英語通訳ガイドとしての生き様を公開しています!

中国四川省 九寨溝と黄龍の旅(2007年)

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回は中国四川省、世界遺産九寨溝と黄龍の旅です。九寨溝と黄龍は山岳地帯に位置しており春夏秋冬、どの季節でも風光明媚な美しい景色を楽しむことができます。今回旅は九寨溝風景区に3泊、その後黄龍に2泊とゆったりとした行程で行ってきました。

 

1日目 千歳~北京

昼頃、千歳を出発し北京へ。翌日の九寨溝への移動に向けて北京前泊でした。宿泊は空港近くのホテルにて。

                                  (北京泊)

2日目 北京~成都~九寨溝

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【松藩古城正門】

朝、北京国際空港から国内線にて四川省の省都、成都へ。成都からさらに国内線に乗り換え九寨溝空港へ。九寨溝空港は3448mの高所にある空港で、頻繁に空港付近に霧が発生し航空機が欠航したり遅延したりします。

 

この日は運よく遅延もなくスムーズに九寨溝空港に到着できました。さすがの3000m越えの標高のため、なにかとバタバタと走り回る添乗員の私は酸素不足か少しクラクラになりました。

 

高山症状はめまい、頭痛、吐き気などが現れますが、誰でもなるものだと思って気楽に構えておくくらいがちょうど良いですよ。基本的に走り回らず大声を出さず、リラックスしていれば、ほとんどの場合問題なく体が徐々に高度に順応していきます。(添乗員の私は全てにおいて逆行していましたが気合いで乗り切りました。

 

空港を出発しまずは松藩古城へ。空港から約1時間の移動で到着しました。松藩は回族(中国の少数民族でイスラム教を信仰)の町です。町で昼食をとり、素朴な町並みを散策しました。

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松藩を見学後、九寨溝へ移動です。約2時間の移動距離でしたが、到着後ホテルにチェックイン。明日からの九寨溝風景区見学に備えてホテルでのんびりと過ごしました。ちなみに九寨溝シェラトンがある場所の標高は約2,000mくらいのため、滞在中高山症状が出る人はいません。

                            (九寨溝シェラトン泊)

3日目 九寨溝観光

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【長海】

本日より九寨溝風景区の観光です。九寨溝風景区はYの字型の渓谷沿いに美しい観光名所が点在しており、観光地と観光地の間は整備された木道でつながっています。また所々に循環バスが停まるバス停があるので、体力に合わせて徒歩移動とバス移動を組み合わせて見学のが標準の観光スタイルです。

 

今回のツアーではバスを専用にチャーターし、観光地の混み具合、お客様の疲れ具合に合わせて観光を調整しながらの九寨溝の旅となりました。(かなり贅沢です・・・)

 

まずは上の写真の長海へ。ここは九寨溝風景区内で一番標高が高い場所(3,000m)です。長海を見学した後、そこから遊歩道を歩き五彩池を見学に行きました。

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【五彩池】

水の色が言葉にならないくらい美しい五彩池です。水が澄んでいて池の底まではっきりと見ることができます。九寨溝風景区の水が澄んでいるのは周囲の岩から溶け出す石灰分が水をろ過するからなのだとか。

 

その後、バスに乗り珍珠灘瀑布へ。

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【珍珠灘瀑布】

珍珠灘瀑布は幅270m高さ21mあり、九寨溝の滝の中では一番迫力があり見ごたえがある滝です。その後、バスに戻り近くの鏡海へ。

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【鏡海】

見学後、バスに戻り諾日朗瀑布へ。

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【諾日朗瀑布】
滝を見学後、諾日朗にある諾日朗観光センター内のレストランにて昼食。午後はチャーターバスのメリットを駆使し写真ストップ中心に見学しました。

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2か所写真ストップをし、その後チベット族の村、樹正寨(九寨溝民族文化村)へ。

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買い物と散策を楽しみました。九寨溝の名前は九の寨(チベット族の村)がある渓谷(溝)という意味から来ていて、もともと村は9つ存在していました。現在では観光かのため3つの村しか残っていません。見学後、ホテルへ戻りました。

                                 (九寨溝泊)

4日目 九寨溝観光

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【樹正群海】

この日も終日九寨溝風景区の観光です。まずは樹正群海から臥龍海、火花海と散策を楽しみました。

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20個くらいの湖が連なっているのが樹正群海です。その後徒歩で 臥龍海へ。

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臥龍海に到着。臥龍海は、龍が寝そべっているように見えることから、名づけられました。そう言われてみると、池の底に堆積した石灰の影が龍のように見えるような。

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九寨溝の木道はきちんと整備されていて、とても歩き易いです。アップダウンもそれほどでもないため是非1度は歩いて散策することをおすすめします。おおよそ、観光地から次の観光地まで歩く距離は30分~1時間くらいです。

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その後、バスに戻り昨日と同じ諾日朗観光センター内のレストランにて昼食です。(九寨溝の観光中は食事をとるのはここしかありません。)バイキングスタイルの中華で味は可もなく不可もなくという感じです。

 

午後はまず箭竹海で写真ストップ

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見学後、熊猫海へ。

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【熊猫海】

熊猫海から約20分歩き五花海へ。

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見学後、ホテルに戻りました。

                                 (九寨溝泊)

5日目 九寨溝~黄龍

午前、ホテルを出発し、黄龍風景区へ。高度が上がったり下がったりと峠を越えていきます。所要時間は約2時間半。

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途中、岷山山脈の主峰である雪宝頂(5588m)が綺麗に見えました。その後、黄龍風景区に到着。ホテルには早めの到着となりましたが、黄龍はホテルの位置でも3,000mと標高が高いため、翌日の風景区見学に備えホテルでのんびりと過ごしました。

 

ホテルや黄龍風景区では酸素スプレーが売っています。私はお守りとして、またお客様用として2本購入しました。確か当時1本50元くらいだったと記憶しています。

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                             (黄龍:黄龍飯店泊)

6日目 黄龍観光

黄龍風景区の見学へ。風景区がある山の隣山に作られたロープウェイを利用し山を上がっていきます。

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ロープウェイを降り、木道を歩き風景区へ。頂上の五彩池周辺はとても幻想的でした。

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黄龍では、ホテルまでは徒歩圏内のため、お客様は各自マイペースに風光明媚な景色を見ながら下山していきました。

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風景区の黄土色の石灰棚と清らかな水はとても美しかった!まさに黄金色の龍が寝そべっているようでした。

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黄龍風景区では、下山道沿いの至る所に東屋があり、中には酸素枕が備えられています。風景区の一番高いところの標高は3,500mですが、ここから下山しながら景色を楽しむというスタイルなので、ロープウェイができた現在では以前ほど高山症状に気を使う必要がなくなりました。

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                                  (黄龍泊)

7日目 黄龍~九寨溝~成都

午前、ホテルを出発し九寨溝空港へ戻ります。長い移動となりましたがなんとか到着。その後国内線で成都に戻りました。

                                  (成都泊)

8日目 成都~北京

この日は旅の最後に四川省の省都、成都の見学を楽しみました。まずは成都パンダ繁殖研究基地へ。

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朝の静かな時間帯に元気なパンダを見学することができました。その後、昼食を取り、午後は三国志ゆかりの武候祠へ。

 

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そして杜甫草堂へ。

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見学後、早めの夕食をとり、成都の空港へ。国内線で北京に戻りました。到着後、空港近くのホテルにて宿泊。

                                  (北京泊)

9日目 北京~千歳

早朝、北京の空港に移動し、国際線にチェックイン。昼頃千歳空港に到着となりました。

 

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