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ダイヤモンドプリンセス号でゆくウラジオストックから天津への船旅

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

最近、こつこつと過去の海外添乗の想い出をブログ化しており世界史やら世界地理やらの復習をしていました。ダイヤモンドプリンセス号でゆくウラジオストックから天津への船旅の想い出を記事化します。

 

1日目 室蘭~ウラジオストック:951.928km

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午前、室蘭の崎守埠頭に集合し、ダイヤモンドプリンセス号のチェックイン。チェックイン、出国審査などを無事終えて船内へ。乗船後、日本人スタッフによる乗船説明会や避難訓練が行われました。夕食は船内レストラン・サボイにて。

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                                  (船中泊)

2日目 終日航海・日本海

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この日は終日航海。午前中には船内見学会を行いました。船酔いで大変だったお客様もいましたね。ご協力ありがとうございました。午後はいろいろな船内イベントがありました。

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                                   (船中泊)

 

3日目 ウラジオストック(ロシア)

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早朝、船はロシアのウラジオストックに入港しました。本日は帝政ロシアの極東政策の拠点となったウラジオストックの半日観光です。まずはウラジオストック駅へ。ここはモスクワから出発するシベリア鉄道の終着駅です。その距離はなんと9288kmにも及びます。

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駅構内やプラットフォームの写真を撮り、鷲の巣展望台へ。階段や坂道を上がって標高192mの展望台へ行き、ウラジオストックの町並みや客船ターミナル、そして金閣湾やアムール湾など、眼下に広がる景色を楽しみました。

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その後、ロシア正教会を見学しスーパーに立ち寄りました。現地の生活を垣間見ることができました。最後に潜水艦C-56博物館へ。第二次世界大戦時に実際に使われていた潜水艦を博物館として公開しています。

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内部には世界大戦当時の写真や文書、道具が置かれていました。また、潜水艦の半分には機器がそのまま残されており、潜水艦のメカニズムを身近に見ることができました。見学後、船に戻り昼食。

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午後、希望者と再びウラジオストックの散策へ。中央広場やグム百貨店などを見学しました。その後、船に戻ります。夕食前には船内にてロシアの民族舞踊ショーが行われました。

                                   (船中泊)

4日目 終日航海・日本海 ウラジオストック~釜山:937.112km

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本日は日本海の終日航海。厨房見学など、船内イベントに参加したりプールやサウナで疲れを癒したりした人もいました。私は、時間ができたとき、どこまでも続く海をぼんやりと眺めてしまっていました。夕食後はカントリーウェスタンパーティーのダンスに参加するお客様もいました。

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                                   (船中泊)

5日目 釜山~慶州(韓国)

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朝、韓国第二の都市、釜山に入港しました。本日は釜山から新羅の古都慶州への終日観光です。バスに乗り高速道路を通り約1時間半の移動を経て慶州に到着。慶州は桜の名所としても知られ、4月には綺麗な桜並木が続きます。

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慶州着後、1995年にユネスコの世界文化遺産に登録された仏国寺の観光へ。751年創建の仏国寺では、紫霞門、大雄殿とその前に建つ釈迦塔、大宝塔、最奥の毘盧殿、さらに急な階段の先は観音殿、そして極楽殿などがありました。

現世、天界、来世と3つの領域に分けられた寺院です。最盛期には今の10倍以上もの大きさがあったとか。

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【慶州のレストラン】

その後、昼食。慶州市内のレストランにて、おもてなし料理「韓定食」を楽しみました。午後は、慶州博物館へ。国宝の鐘や慶州周辺からの出土品が展示されておりましたが、新羅992年の歴史を物語る品々であり、また新羅の文化・技術レベルの高さがその精巧な遺物から伝わってきました。

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その後、再び高速道路を通りダイヤモンドプリンセスが待つ釜山に戻りました。

                                   (船中泊)

6日目 終日航海・東シナ海 釜山~青島:918.592km 

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本日は最後の終日航海。午前中はのんびりと過ごしました。昼食時、私は希望者と一緒に英国「パブ・ランチ」を楽しみました。午後はサウナやプールで過ごしたり、フラダンスをしたりした方もいましたね。

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本日は今回のクルーズ旅行で唯一のフォーマルナイトです。船内が華やかな雰囲気に包まれました。夕食後には船中央の吹き抜けにて船長主催のカクテルパーティーが催され、パーティーの最後にはキャプテンの挨拶もありました。

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そして23時頃からクルーズの最後を締めくくるガラパーティーが行われ、天井からたくさんの風船が舞い降りてきました。

                                  (船内泊)

7日目 青島(中国)青島~大連:500.04km

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朝、中国山東省の青島に到着。本日は青島の終日観光です。まずは高台に位置する見晴の良い小魚山へ。租界地であった頃の独特の雰囲気と、青い空、赤い屋根、緑の木々、そして陽光に輝く海・・・少し霧がかっていましたが素敵な景色でした。フリータイムに塔に登られたお客様もいましたね。

f:id:life-as-a-guide:20220102122122j:plain続いて訪れたのは青島ビール博物館です。青島ビールはドイツ占領時代にもたらされたビールの醸造技術を利用して1903年からつくられています。2003年に製造100周年を記念して建てられた工場兼博物館を見学しました。ビール醸造過程や大量のビンや缶の移動を見学しました。観光後にはビールの試飲も楽しみました。

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見学後、市内ホテル「東方飯店」にて昼食をとり、午後は天主経堂(カトリック教会)から徒歩にて石畳の坂を下り繁華街の中山路を散策。かつての日本銀行が立ち並ぶ界隈なども見学しました。ドイツを中心とする海外の租界地となっていた街のため、当時の建築が残されており、中国であって中国ではない雰囲気を味わえました。その後、船に戻りました。

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                                   (船中泊)

8日目 大連(中国)大連~天津:348.176km

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朝、船は大連港に到着しました。本日は旅順の観光です。「北方の香港」と称される高層ビルが建ち並ぶ大連の街を車窓から見学し、一路旅順へ。約1時間後に旅順に到着。まずは旅順観光の目玉である旅順博物館へ。浄土真宗本願寺派の大谷光瑞の探検隊が収集した、いわゆる「大谷コレクション」を中心にシルクロードやインドなどからもたらされた品々が展示されていました。

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掛け軸や陶磁器、仏像、ミイラ、玉、その他国宝級の素晴らしい展示物の多さに驚きました。見学後、日露戦争時の日露両軍会見の場である水師営会見所へ。日本側の控室やロシア側の控室、会見の模様を記述した板や両国代表の集合写真などが展示されておりました。また、庭にはロシア側のステッセル中将から乃木将軍に贈られた馬がつながれたというナツメの木もありました。

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見学後、船に戻ります。本日はクルーズの旅最後の夕食。いままでお世話になったウェイターたちともお別れとなりました。

【ダイヤモンドプリンセス号航行距離:3655.848km】

                                  (船中泊)

9日目 天津~北京(中国)

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早朝、船は天津に到着。午前、お世話になったスタッフたちとダイヤモンドプリンセス号に別れを告げ下船。バスに乗り天津市内へ移動となりました。天津到着後、車窓から街並みを見学しまずは昼食レストランへ。老舗「狗不理本店(ゴブリ)」にて名物肉まん料理を楽しみました。西太后も愛したという味はいかがでしたでしょうか。

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午後は、イギリス租界時代の雰囲気を残す五大道を馬車にて巡りました。アヘン戦争後、天津には欧米列強9か国の租界地区が形成されましたが、イギリス租界地はその中でも最大規模を誇ります。馬車にてのんびりと街の雰囲気を楽しみました。

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見学後、バスにて北京へ。夕刻ホテルにチェックイン。夕食は市内レストランにてしゃぶしゃぶ料理を楽しみました。

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                            (北京:長安大飯店泊)

10日目 北京

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本日は北京の観光です。地下鉄を使い、まずは天壇公園へ。明・清の時代に皇帝が天に五穀豊穣を祈ったところです。中国最大の祭祀建造物はとても美しく、当時の皇帝の権力を象徴しているようでした。

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その後、地下鉄で前門前駅で降り規劃博物館へ。博物館内にて北京の750分の1の模型を見学しました。その後、市内レストランにて昼食。食べ慣れた味付けの広東料理はうれしかったですね。

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午後は運河クルーズです。船で頤和園へ入りました。頤和園は北京郊外西北約15kmにある広大な中国庭園です。もともとは清朝の離宮で、清末には西太后が利用しました。頤和園では船を乗り継ぎながらの見学。17個のアーチが印象的な十七孔橋、石舟、シンボルの仏香閣を見学し、雨の中でも景色が楽しめるようにと造られた長廊を渡りバスへ。

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見学後、夕食レストランへ。天安門広場からすぐの「全衆徳」にて北京ダック料理を楽しみました。夕食後、希望者と北京の伝統芸能である「京劇」を見に行きました。

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                                  (北京泊)

11日目 北京~千歳

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