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英語通訳ガイドとしての生き様を公開しています!

アンコールワットとアンコール遺跡群の旅(2008年3月)

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回はアラブ首長国連邦(United Arab Amirates:略U.A.E)の旅です。ドバイ、アブダビ、フジャイラ、そして近隣諸国のオマーンの首都マスカット、バーレーンの首都マナーマを訪ねました。船はイタリアのコスタロマンチカ、船内は欧米風、船から降りるとエキゾチックなアラビアンナイトの世界と交互に体験し不思議な感覚になる旅でした。

 

1日目 新千歳空港~シェムリアップ

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午前、千歳空港から日本航空特別直行便にてカンボジアのシェムリアップへ。到着後、バスにて夕食レストランへ。そしてホテルにチェックイン。

                    (シェムリアップ:タラ・アンコール泊)

 

 

2日目 シェムリアップ

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早朝ホテルを出発しアンコール・ワットの日の出見学へ。到着後は真っ暗でしたが6時て前から次第に明るくなりアンコール・ワットの幻想的なシルエットが浮かび上がってきました。天気も良く素晴らしい朝日を見る事ができました。

 

そして、朝の静かな時間帯にそのままアンコール・ワット第一回廊の見学へ。アンコール・ワットは12世紀にスールヤヴァルマン2世によって造られたヒンドゥー教の寺院です。5本の塔とその周りの壕はヒンドゥー教の世界感を現しています。

 

カンボジアの天地創造物語で不老不死の薬を求めた「乳海撹拌」のレリーフを人混みがない静かな時間帯に見学しました。その後、第三回廊へ。急な階段を登りました。その後、ホテルへ戻り朝食。

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【アンコール・ワット:第三回廊】

日中の暑さを避けるためホテルで小休憩し、ホテル近くの国立博物館へ行きました。当時オープンしたばかりの立派な博物館で、アンコール遺跡群で発掘された仏像、レリーフ、碑文などが展示されていました。

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【バイヨン寺院】

その後、市内レストランにて昼食。そしてホテルに戻り小休憩。夕刻、アンコール・トムに出発。アンコール・トムは12世紀にアンコール王朝最盛期を誇ったジャヤヴァルマン7世が王朝の都として建設した王都の後です。

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【アンコール・トム:南大門】

まずは南大門から観光スタート。南大門の橋には左に神々の彫刻、右に悪魔の彫刻が並び乳海撹拌の蛇を引っ張る姿が表現されていました。南大門からマイクロバスに乗りバイヨン寺院へ。

 

アンコール・トムを造ったジャヤヴァルマン7世は熱心な大乗仏教徒であったことから仏教の宇宙観を表現したバイヨン寺院を建立しました。全部で49基ある仏教の聖山を表現した仏塔には、それぞれ四面の仏像のお顔が彫られ、その様子は圧巻でした。

 

その中でも有名なのが「クメールの微笑み」。皆記念写真を撮っています。回廊に残るチャンパ軍(現在のベトナム中部にあった王国)との戦闘を描いたレリーフも素晴らしかったです。

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【クメール微笑み】

その後、象のテラスを歩きライ王のテラスへ。ライ病のような像が残されていたことからその名が名づけられたとか。見学後、マイクロバスで南大門まで戻り市内レストランで夕食を食べホテルに戻りました。

                             (シェムリアップ泊)

3日目 シェムリアップ

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午前、再びアンコール・ワットへ。第一回廊ではインドの神話「マハラーバタ物語」の決戦の場面、スルーヤヴァルマン2世の軍隊の行進の様子、天国と地獄など繊細かつ強い見事なレリーフの数々を見学しました。

 

第二回廊にはレリーフはないですが、数多くのデバター(女神)像や江戸時代初めにアンコール・ワットを訪れた日本人・森本右近太夫の落書きなどを見学。その後、逆さアンコール・ワットが見られる聖池で写真ストップ。そしてバスに戻り市内で昼食をすませました。

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午後はカンボジアの伝統舞踊アプサラダンスの学校を訪問。伝統舞踊を後世に受け継ぐ為、お寺が舞踊学校になっています。カンボジアではポル・ポト政権時代、伝統芸能に携わる人々もインテリ層とみなされ踊り子や先生をはじめ多くの伝統芸能の担い手が処刑されました。

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内戦終了後は、その継承が危ぶまれましたが、生き残った人々の手で昔の伝統芸能は継承され、今はこうしてお寺で教えられています。学校の休憩時間を利用し練習に参加している生徒たちは平均年齢16歳くらいでした。

 

この日は特別にわたしたちのためにアプサラダンスの基本の型などを披露してくれました。熱のこもった練習に伝統芸能の火を消すまいとするカンボジアの人々の誇りを感じました。見学後、ホテルに戻り休憩。

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夕刻、再びホテルを出発しバンテアイ・スレイへ。ここは10世紀後半に建てられたヒンドゥー教の寺院で規模こそ大きくないですが「東洋のモナリザ」と呼ばれるデバター像で有名です。このデバター像はフランス人作家、アンドレ・マルローがその美しさに魅せられて盗み出そうとしたいわくつきの像でもあります。

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【バンテアイ・スレイ:東洋のモナリザ】

普段は遠目でしか見られない像なのですが、この日は特別に近くから見ることができました。赤色の砂岩が使われた像は非常に美しい表情をしていました。

 

見学後、シェムリアップに戻る途中、カンボジアの農村部特有の高床式の民家を訪問。道中のあちこちで見られる砂糖ヤシの樹液を煮詰めてつくった砂糖を販売してくれました。その後アプサラダンスのプライベート観賞付きの特別ディナーへ。

 

歓迎のダンス、蟻採りのダンス、人魚のダンス、孔雀のダンス、そして天女の舞アプサラダンスと美しい踊りを披露してくれました。

                             (シェムリアップ泊)

4日目 シェムリアップ~新千歳空港

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明け方、観光客が来る前にタ・プロームへ。ここは12世紀にジャヤヴァルマン7世が自身の母親の供養をするために建てた仏教寺院です。ここは遺跡の一部が崩壊し、ガジュマルの樹によって飲み込まれようとしていました。遺跡を貫いて伸びる木々に生命力の強さを感じました。

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見学後は一度ホテルに戻り休憩。そしてトンレサップ湖へ移動し船の遊覧をたのしみました。途中、物売りの子供が水上の小船から我々の船に飛び乗ってきました。たくましい生命力を感じました。

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湖からの帰り道に日本人友禅職人森本さんが開いたクメール伝統織物研究所に立ち寄り、市内レストランにて昼食。そしてホテルに戻り休憩。

 

午後は、オールドマーケットを訪ねました。カンボジアの雑貨やシルク製品など買い物を楽しみ、旅の締めくくりとなる夕日に照らされるアンコール・ワットを見に行きました。

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【オールドマーケット】

見学後、ホテルに戻り夕食。そして帰国に向け準備をします。夜シェムリアップの空港へ。チェックインを済ませ深夜帰国の途へ。

                             (シェムリアップ泊)

 

5日目 千歳空港到着

朝、千歳空港に無事到着。お疲れ様でした!

 

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