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英語ガイド必見!カツカレーのレシピを外国人に説明できますか?

こんにちは。もと公立高校の英語教諭で、現在は英語通訳ガイドで生計をたてているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

今回は私の愛してやまないカツカレーについて書きたいと思います。

 

カツカレーというとボリューム満点で、男性が好んで食べるイメージがあるかと思われますが、カツカレーは国民食で、実際は男女問わず愛されています。

 

そして外国人ゲストもカツカレーを大好きなのです。ガイドをしていて、何が食べたい?とゲストに聞くと頻繁に「カツカレー」というお声を聞きます。おそらく彼らは(もちろん全員ではないです)「カツ」と「カレー」が何かすらも解っていないのでしょう。

 

それでもカツカレーは外国人の間には日本食の一つとして浸透している印象です。今回は日本のカツカレーについて紹介していきたいと思います。

 

 

日本のカレーはどこからきた?

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そもそもカレーとは洋食でしょう?と思っている方がもしいらっしゃれば、それは正しいようで間違っています。

 

カレーの発祥はインドです。これについては誰もが異論がないかと思われます。それではカレーの名前の由来ですが、これには諸説あります。

 

南インドで用いられるタミール語で、タレ、もしくはごはんにかけるスープを意味する「カリ」からきたという説、そしてヒンズー語で香り高くおいしいものという意味の「ターカリー」からきたという説等があります。

 

そしてそれらインド料理が大航海時代にヨーロッパに持ち込まれ、ヨーロッパ人はインド人の発音を真似て「curry」としたわけです。

 

そして、日本語で使うカレのルーのルー(roux)はフランス語で、元々赤茶色という意味です。日本のルーカレーのルーツはインドではありません。

 

明治時代に英国経由で日本に入ってきたのです。インド等、中央・南アジアに訪ねたことがある方がある方なら、すぐに解りますが、それらの国のカレーと日本のカレーはかなり違います。その違いは上記に理由から来ています。

 

北海道で著名人のウィリアム・スミス・クラーク博士が、北海道におけるカレーを勧め、それを海軍がメニューとして採用したのが起源らしいです。

 

福神漬(ふくしんづけ)トッピングの文化はどこからきた?

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福神漬とはそもそも何か?そのルーツには諸説ありますが、以下2つの説が有名です。

 

1. 江戸時代、秋田県の僧侶が考案。大根、ナス、キュウリなどの切れ端が利用され、輪王寺宮が味を称賛し「福神漬」と命名した

 

2. 明治時代、東京都の上野の漬物屋「山田屋」が売り出されたことで全国に出回った

当時の流行作家が、「ご飯のお供にこの漬物さえあれば、他におかずは不要。食費が抑えられ金が貯まる」、そして自宅に七福神がやってきたという幸福感から福神漬と命名した

 

それではなぜ、福神漬がカレーの付け合せとして日本に普及したのでしょうか。

 

大正時代に日本郵船のヨーロッパ航路運行の客船内で、当時カレーの付け合せに用いられていたピクルスの在庫が切れてしまい代わりに福神漬が用いられたのが起源とされています。

 

その組み合わせが相性が良く、美味という評判が広まり現在に至ります。福神漬が赤いのはインドカレーの添え物であるチャツネに倣ったという説もあります。

 

それでは日本のカツはどこからきた?

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カツは、1899年に、銀座の「煉瓦亭」が「ポークカツレツ」をメニューに載せたのが起源とされています。

 

ではカツの語源はというと、カツレツを意味するフランス語の「cotelette(コートレット)」が元々だったと言われています。コートレットが訛り、そして略称の「カツ」として広がっていきました。

 

そして、言語的に驚きなのが、もともと「コートレット」は、仔牛や子羊の骨つきの肉や、その肉を使った料理を表す言葉だったようです。


開国後の日本では、このコートレットの調理方法を見よう見まねで実践し、そのような状況下で、豚カツ、鶏カツ、牛カツが生まれていったと言われております。

 

それではカツには付き物の刻みキャベツの文化はどこからきたのでしょうか。

 

刻みキャベツがカツの付け合せに選ばれたのは、カツが日本に入ってきたかなりの初期から導入されていたと言われています。

 

当時の日本ではカツを調理するシェフ達が日露戦争に徴兵され、人手不足を補うため、極力低コスト、そして手がかからない添え物として刻みキャベツが選ばれたようです。
この生キャベツを添える習慣も、かなり初期から行われていたようです。

 

日本でカツとカレーを組み合わせた起源は?

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それでは、日本でカツとカレー、そのふたつを組み合わせた悩める逸品・カツカレーを生み出した元祖は誰だったのでしょう。

まずは浅草の「河金」です。1918年創業の老舗ですが、創業から間もなくお客様から

の要望でカツにカレーをかけたことが起源とされ、お店ではこれを名物として「河金丼」として提供していました。

 

当時は、どんぶりのごはんに刻みキャベツを敷き、その上にとんかつ、そしてカレーをかけていたようです。

 

そして、新宿の「玉ろじ」もカツカレーの歴史が古いと言われています。創業は1921年と「河金」よりも後になるため発祥とはならないかもしれませんが、「玉ろじ」の昔から変わらないカツカレーのレシピは多くのファンを魅了しています。

 

ちなみに「玉ろじ」はそれまで提供されていた豚カツを「とんかつ」と呼んだ名付け親としても知られています。

 

カツカレーはガイドとして説明をしたい

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私もそうでしたが、日本人ガイドが考える日本食の定義と外国人ゲストが考える定義にはギャップがあると感じています。

 

今回例に挙げたとんかつもそうですが、例えば、ラーメンは日本食ではなく中華というゲストもいます。

 

日本人からするといやいや、それは違いますと説明したいところですが、いざ説明するとなると完璧に説明できる人の方が少ないのではないでしょうか。

 

私も今回のカツカレーを口切りにしっかり日本食について調べていこうと考えています。

 

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