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英語通訳ガイドとしての生き様を公開しています!

海外旅行の準備は最短&最速!プロはここまでやっちゃいます!

こんにちは。もと公立高校の英語教諭で、現在は英語通訳ガイドで生計をたてているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

私は、旅行会社勤務時代に世界中を飛び回り、7年間で約60カ国を訪問しました。

過去の旅行記をCompathyでUPしてます。海外旅行&添乗に興味がある方は是非!

 

今までに私が経験した事を元に海外旅行の準備についてまとめました。1人の旅行者、そして1人の添乗のプロとして、海外で酸いも甘い味わった私が責任を持って準備について紹介していきます。

 

私の今回の記事を片手に海外旅行の準備をすれば、失敗することはまずないでしょう。

この記事を読んで多くの方がスムーズに海外旅行の準備を進めていただければ幸いです。

 

 

予算設定は自分の力量次第!?

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海外旅行の予算を考える際、覚えておきたい考え方が、欧米は高い、アジアは安い、そして中近東はその間ということです。

 

そして次に考えるのが、訪問国において自分の力で全てができるかどうか(ガイドなしで歩ける or 歩けない)を考えます。

 

以下が私の経験上の分類です。(英語が初級レベルで理解できるのが条件)

 

自分で歩ける国

アメリカ合衆国(アラスカ除く)、カナダ、英国、イタリア、フランス、スイス、スペイン、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、香港、韓国

 

最低限の英語がわかれば、自分で全てできると考えたのが上記国々です。

 

自分でなんとかできる国

フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、オーストリア、台湾、マレーシア、フィリピン、インドネシア(離島除く)、ネパール、カンボジア、中国、トルコ、エジプト、モロッコ、チュニジア、南アフリカ共和国、ブラジル、ペルー、チリ、アルゼンチン

 

英語ができても、現地人とのコミュニケーションがとれない、現地語の表記が読めず混乱する、しかしながら、ガイドブック片手に頑張ればなんとかなると考えた国々です。

 

絶対一人では歩けない国

タイ、インド、上記にない中近東諸国、上記にないアジア諸国、東欧、ロシア、モンゴル、中国の田舎、上記にないアフリカ、上記にない南米諸国

 

言葉、地図、ガイドブックがほとんど役にたたず通訳がいないと現地レストランの予約等がままならない国々です。

 

あくまで私の経験上ですが参考程度にはなるはずです。これらを踏まえた上で、訪問国と予算を計画されるとよいでしょう。

 

次に旅行形態毎の予算についてです。旅行の形態として、個人手配旅行、手配方企画旅行、そして募集方企画旅行(パッケージ旅行)があり、選ぶ形態によって予算が大きく変わってきます。

 

個人手配

個人手配とは、旅行に関する全てを自分で手配することです。例えば以下が考えられます。

  1. 航空機
  2. 交通手段(タクシーorバス)
  3. 現地のホテル
  4. 現地のレストラン
  5. 観光地の予約(必要に応じて)
  6. 現地ガイド
  7. その他必要な手配

 

旅行会社や現地ランドオペレーター(現地の旅行会社)が間に入らない分、旅行のコストを安く抑えることができます。

 

私は過去に個人旅行を計画し自分で手配したところ、現地3泊4日、そして日本(千歳空港内ホテル1泊)で総額25万円くらいで一人旅をしたことがあります。

 

もし興味があれば見てみて下さい。

 2014年 メドックマラソンに個人参加しました ~登録から参加までの流れ

    2014年 メドックマラソンに個人参加しました ~大会前日の流れ

   2014年 メドックマラソンに個人参加しました ~出発から無事完走まで 

 

募集方企画旅行

いわゆるパッケージツアーのことでほとんどが団体旅行です。最近は個人旅行より安く済む傾向あり、ツアーの価格にしてはレベルの高いホテル、食事が提供されることが多いです。

 

ただ、注意したいのがグループ旅行ならではの時間拘束があり、自分のやりたいようにできず団体行動に徹しなければいけません。

 

受注型企画旅行

パッケージとは違い旅行者が、旅行会社に自分の希望を伝え、その希望に沿ってツアーがつくられる形態をいいます。

 

ツアー代金は割高になる傾向がありますが、団体行動をする必要はなく自分のペースで旅行を楽しむことができます。

 

上記3形態の旅行代金を比べるとおおよそ以下のようになります。

 

個人手配 ≦ 募集型企画旅行 < 受注型企画旅行

 

まずは旅行会社のパンフレットを研究し予算を設定してみましょう!旅行会社のパンフレットを研究すると、国毎の料金相場の違いがだいたい理解いただけます。

 

それから、それらの相場を目安に個人手配、パッケージ、もしくは受注型か検討したらいいでしょう。

 

もしこれらの話にご興味があれば以下を参照下さい。旅行業の免許を取るための勉強をした時の経験に関わる記事です。

語学で独立したい添乗員さん&通訳ガイドさん 旅行業務取扱管理者になろう!試験合格への対策

 

目的地を決定しよう!

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予算の目安がだいたい浮かびあがってきたら、いよいよ訪問国を決めましょう!決められない!という方、少し違ったアプローチで訪問国を決めたらいかがでしょうか?

 

例えば、以下参考までに・・・

 

快適&清潔を選ぶ海外旅行ビギナー

欧米の大都市、著名なリゾート地、台湾、香港、シンガポール

 

世界史が大好き、歴史に対する探究心がすごい人

中国、オーストリア、スペイン、ポルトガル、ロシア、エジプト、ベトナム、チュニジア、トルコ

 

芸術(オペラ、バレエ&絵画、彫刻、その他アート)好きなら

スペイン、アメリカ東部、オーストリア、チェコ、ドイツ、ロシア、中国

 

遺跡好きなら

カンボジア、インドネシア、エジプト、中国シルクロード、タイ

 

驚き&新しい世界感を求めるチャレンジャー

中国チベット、インド、モロッコ、ブータン、ラオス、西アフリカ

 

人生を悟り最終的に大自然に行きついた玄人

アラスカ、アイスランド、東アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ネパール、アメリカ国立公園

 

このようなカテゴリーによって国を選ぶのもお勧めです。

 

避けられない現地事情の勉強

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海外旅行の準備では買い物以外にも、なんだかんだで公的機関で査証手続き書類を受け取ったり、病院で予防接種を受けたり、旅行会社に行き料金の支払いをしたりと街に出る機会が増えます。

 

自宅と街を何度も往復するのは大変なので、極力、スムーズかつ最小限の移動で済ませたいものです。

 

 

事前に最低限の勉強をしておけば事前に買い物リストをまとめることができますし、行ったり来たりや買い忘れ、買いすぎを避けることができます。

 

 

それでは、ガイドブックを見ながら勉強すべきポイントについてご紹介します。

 

気温と気候

現地が暑いか寒いか、そして乾燥しているのか湿気が多く蒸し蒸ししているのかしっかり調べましょう。現地の気候事情によって持っていく服の枚数が変わります。さらには用意するスーツケースの大きさも変わってきます。

 

気温と気候を調べる時のポイントは、広い国の旅、もしくは国またぎの旅となると地域毎に気温が全然違うため、各地域についてしっかり調べることが重要です。  

 

観光地と観光地の歩く場所について

観光地については、まず入場料(パッケージツアーの場合は料金がツアー代金に含まれているかどうか)、そして入場料以外の有料オプションがあるかどうか、また現地名物の名前と料金の目安について調べておきます。

 

必要と思われる経費についてはお小遣いメモをつくり概算料金として記載しておきましょう。後で旅行の経費を算出する際便利です。

 

次に観光地が街歩きなのか、ハイキングなのか、それとも山登りレベルのトレッキングなのかを事前に確認しておく必要があります。

 

合わせて見学に必要な所要時間も確認しておきます。経験上、ガイドブックに書いている所要時間に最低+30分は加えて見積もった方が良いです。

 

ツアー中の自由行動の有無(ツアー参加の方のみ)

ツアーに参加すると、ツアー中どこかの街(基本は連泊地)において自由行動日が設定されていることがあります。

 

旅行会社によっては自由行動日にオプションのツアープランを設けていて、追加料金を払うことで参加することができます。

 

ツアー中にオプションプランがあり、それに参加するとなれば、問題ありませんが自由行動中、一人、もしくは友人や家族と歩くとなる念入りな下調べが必要です。

 

現地の食事の雰囲気と味付け、日本食レストランの有無

その国の料理について、ある程度基礎的な知識を事前につけておくことをお勧めします。

 

例えば、主食はパンなのか、イモなのか、もしくはごはんなのか、よく食べるメインは鶏肉なのか、豚肉なのか、牛肉なのか、また宗教上食べない食材は何か等です。

 

私の経験上のアドバイスとしてオリーブオイルをメインの調理油として使う国の食事は気をつけて下さい。

 

オリーブオイルはヘルシーで体に良いですが、摂取しすぎるとお腹が緩くなってしまうということもあります。

 

無難なのは、いざというときのための非常食(インスタント味噌汁、カップラーメン、フリーズドライ食品など)を適量持っていくことです。

 

滞在する街に日本食レストランがあるかどうかも念のために調べておくこともお勧めです。

 

飛行機、車の移動距離と時間

移動時の移動距離と所要時間は事前に調べておきます。移動が長いと事前に分かっていれば、アイマスク、ネックピロー、小説等、移動中快適に過ごすための準備をすることができます。

 

スマホがあるから大丈夫という方は気をつけて下さい。Wifiが届かないエリアで、海外対応携帯電話でインターネットをつなぎ続けていると、帰国後とんでもない金額を請求されることがあります。

 

基本海外ではスマホは必要以上に使わない方が良いでしょう。

 

インターネット、Wi-Fi事情

 

これについてはかなり注意が必要です。国際ローミング契約を電話会社とするかしないのか等、しっかりと検討する必要があります。

 

以下のサイトでかなり詳細で便利な情報が提供されていますので見てみて下さい。

https://www.4900.co.jp/smarticle/9669/

 

コンセントのタイプと電圧

滞在する国、地域、そして宿泊のホテルによって電気プラグのコンセントのタイプも電圧も違ったりします。

 

まずは持参する電化製品の電圧を確認しましょう。240vまで対応していれば問題ありません。

 

コンセントのタイプですが、インターネット検索で「ホテル名 ◯◯国 コンセントタイプ」と調べるとほぼ欲しい情報がでてきます。

 

AとかB、BF、B3、C、Oとか各タイプとコンセントの形が表示されます。

 

このアルファベットのタイプに合わせたコンセントプラグを家電量販店で購入すれば良いのです。

 

注意しなくてはいけないのが、たまに事前に調べた情報が誤っており持っていったコンセントプラグが使えないという事態です。

 

原因はいくつか考えられます。単純に調べた情報が嘘だった、ホテルの部屋、階によってプラグタイプが違う、もしくは最近ホテルが改装され全体のプラグタイプが変わってしまった等が考えらます。

 

そうなると、大変。一番困るのは携帯電話の充電ができなくなることではないでしょうか。

 

電話として使わなくても、その複合的な機能に頼りきっている方も少なくないはずです。(目覚まし時計、カメラ等)

 

ただ、一番良いのは万能タイプを買うことです。どこでも使えてかなり便利です。

 

泊まるホテル

旅の疲れを癒すホテルでの滞在は旅の重要な一部です。しっかりと下調べをしておきましょう。

 

宿泊者としてできることは、事前にわかる情報は調べ、足りないものがあれば日本から持参しホテルでの滞在を最大限に楽しむことです。

 

例えば、部屋に湯沸かし器があるか、コーヒー、お茶等のサービスはあるか、ミニバーはあるか、バスタブがあるか、シャンプー、リンス等のアメニティーは揃っているか等です。

 

このように書きましたが、かなりのハイクラスホテルでない限りしっかりした情報を仕入れるのが難しいというのがあります。

 

そこでお勧めは、最低限のものは一応日本から持っていくというスタイルです。

 

私の場合はいかなるツアーでも以下のものを持参していました。

1. アナログの目覚まし時計

2. シャンプー2.3日分

3. 歯ブラシと歯磨き粉

4. ドリップ式コーヒー10袋くらい

5. スリッパ

6. 厚めの寝具

(ホテルの暖房が使えず寒い時の対策)

 

お土産物リサーチ

お土産のリサーチは出発前にやっておくと良いです。現地のホテルで家族、友人と会話をしながらゆっくり決めたいという方もいると思いますが、現地では疲労困憊、そして撮った写真の整理で、時間がないかもしれません。

 

事前にどこで何が買えるか、何をどれくらい誰に買って持ってくるかを少しでも考えておくと現地で楽をできます。

 

また、予め買うもの、相場、人数を決めておけばお小遣い帳に経費として書いておくこともできます。

 

お土産物の購入はスーパーの品物もお勧めです。スーパーで買える現地のものは、現地ならではという付加価値がつきますし、値段、見た目共に豪華過ぎず受け取る側にも気を使わせません。

 

私が大好きなスーパー商品を以下参考までに記載します。

 

1. トルコ:     クノール粉末スープ(ひよこ豆スープ)

2.  フィンランド: ムーミンがパッケージにデザインされたガム

3. 中国四川省:   火鍋スープの素、中国山椒(日本では高額!)

4. 中国貴州省:        辛い乾燥唐辛子パック(日本では高額!)

5. 英国:                   紅茶のティーパック(各種ブランド)

 

観光条件

 

お客様全体の100分の1の確率で現れる、必要な査証手続きがなされておらず、出発を断念せざるを得ないお客様についてです。みなさんは、絶対にそうならないでください。

 

海外旅行出発前の査証等手続きとして、以下のようなものが挙げられます。

・ビザの取得

・黄熱病の予防接種等

・パスポート取得&更新

・その国独自の査証手続き(ESTA, ETAS etc.)

・イスラエル入国履歴確認

※国によってはイスラエル入国時のスタンプがパスポートにあると入国を拒否されます。この場合、パスポートを事前に更新しスタンプのない状態にしておく必要があります。

 

私はこのような手続きに慣れており、英語も読めます。また実際に旅行会社の社員として代行手続きをやっていたので自分でやりますが、少しでも不安を感じる方は、旅行会社に丸投げし、万が一何かあっても会社に責任を取ってもらうことを強くお勧めします。

 

買い物と最終チェック

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ここまで読んでいただいた方は、おそらくご自分の旅をイメージし、何を買うべきか、準備するかを理解し確定していただけたでしょう。

これまでの準備必要品に加えて、以下お勧めの準備です。

 

アウトドア対策

トレッキングシューズ、雨合羽、懐中電灯、虫除け

 

オペラ、バレエ鑑賞対策

スマートカジュアル程度の服装

 

この記事が写真でかなり分かり易いです。でレスコードについて写真を添えて説明しています。

https://halmek.co.jp/culture/c/travel/93

 

クルーズ旅行

カジュアル、スマートカジュアル、インフォーマル、フォーマルとその日のドレスコードによって

 

この記事が写真でかなり分かり易いです。でレスコードについて写真を添えて説明しています。

https://halmek.co.jp/culture/c/travel/93

 

セキュリティー対策

セキュリティー対策については、真剣に考えて注意して準備をして下さい。残念ながら海外で日本人が狙われるというのは事実です。

 

まず、男性はお尻側のポケットに、いわゆるケツポケは財布を入れるのは絶対にNGです。財布を盗ってほしいと言っているようなものです。

 

また女性はハンドバッグやショルダーバッグは絶対に控えて下さい。高確率で引ったくられます。

 

お勧めは小さめのバックパックですが、できれば貴重品はいれず、入れたとしても衣服などで包むようにバッグの奥底に入れて下さい。

 

またよく言われますが、海外旅行をする際は自分が極力貧しくお金がないような服装、持ち物を心掛けて下さい。

あとは出発のみ!

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添乗のプロとして、初心に戻りお伝えできることをまとめ記事にさせていただきました。

 

まずは予算を決め、その後目的地の決定、そして現地の勉強と研究、最後に買い物と準備という流れで進めていただければ、バタバタせずに旅行の出発日を迎えていただけると信じています。

 

皆様が楽しい海外旅行を満喫されることを心よりお祈りしています。

 

しばらくは、コロくナ終息後のガイディングに向けて英語の勉強をしていました。以下、参考にしてください。

コロナ終息後 確実に問われる英語 すぐには出てこない単語たちについて【政治編】

コロナ終息後 確実に問われる英語 すぐには出てこない単語たちについて【社会制度&司法制度編】

コロナショック後 確実に求められる英語力 すぐには出てこない単語たちについて【医療制度編】

コロナショック後 確実に求められる英語力 すぐには出てこない単語たちについて【経済・金融編】

 

以下で、ガイドとしてのお仕事の受注方法や資格試験等について書いています。

よかったら見てみてください!

 稼げる通訳ガイドになるため!本業ガイドへの最短ステップを紹介します!

 稼ぐ英語通訳になる!通訳案内士試験 独学一発合格への道

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