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昭和の英語学習法はNG!間違った英語学習法は今すぐにやめましょう!

こんにちは。もと公立高校の英語教諭で、現在は英語通訳ガイドで生計をたてているゆういち(@lifeasaguide93)です。

英語が難しくて理解できない!という現役学生のあなた、もしくは社会人になって英語の必要性を感じ真剣に学び直したいと思っているあなたのために何ができるか真剣に考えています。

 

思い返せば、私は英語を話せるようになるまでに多くの回り道をしてきました。英語が話せるようになり、はじめて私のかつての英語学習法が間違っていたことに気付きました。

 

今回の記事では私の間違ったやり方をベースに英語を話すための正しい学習法をお伝えします。

 

これから真剣に英語を学習したいと思っているあなたに、是非正しい学習法で是非頑張っていただきたいと思っています。

 

 

はじめに

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私は冒頭で間違った英語学習法と書きました。誤解があるといけませんので、まず最初に説明しなければいけません。

 

私は、「英語を話せるようになる」という観点から私が行っていた勉強は間違った英語学習法としています。

 

英語学習が難関な高校、大学に入るためだけという受験生や、英会話に興味がなく将来は難解な英語を読み解いたり書いたりすることを目標とする方、そして翻訳を生業にしている方にとっては、私がこれから説明する方法は必ずし正しいとは言えないのかもしれません。

 

以上をふまえて読んでいただけると幸いです。

英語を話せないのは英語授業と教師のせい?まずは考え方を変えよう!

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まず、結論から言います。

英語とはそもそも自分で勉強し普段の生活で使い、試行錯誤を繰り返しながら身に着けていくものです。

誰かから教えてもらったとしても、それだけで英語は話せるようにはなりません。

 

たまに日本人が英語を話せないのは日本の英語授業のカリキュラムそのものが悪く、英語教師の質も悪いからと言っている人がいます。

 

私は元公立高校の英語教員ですから、どうやったら英語教員なれるのか、授業の構成の仕方(過去の悪い例、現代の革新的な例)、教員の英語レベルやなど、ある程度は理解しているつもりで、日本の英語教育が「英語を話す」という観点からはかなり不十分ということも認識しています。

 

それを踏まえた上で、英語の授業が悪く、先生の質が悪いのかと問われると、どちらともいえないというのが答えです。

 

一つだけいえるのは我々をとりまく英語学習環境は日々進化しており、まだまだ十分ではありませんが良くなってきています。

 

しかし!!

考えてみて下さい。そもそも英語って言葉ですよね?あなたは日本語を誰かからきちんと習いましたか?たとえば、国語の先生の教え方が悪いから日本語が話せないと文句をいったことはありますか?

 

英語だって同じです。私がいつも挫折しそうになったときに振り替える言葉があります。

「英語なんて言葉なんだ、こんなもんやれば誰だってできるようになる!」

東進ハイスクール安河内哲也先生の有名なフレーズです。この言葉にはただ共感しかありません。

 

私はいまだに先生のブログで刺激をうけていますよ。

ameblo.jp

安河内先生は英語教育の最前線にいますから、英語を学習しているあなたは、是非一度は先生のブログ、書籍等目を通すことをおすすめします。

 

前置きが長くなってしまいましたが、英語学習者がまず最初に行うべきことは、考え方を変えるということです。英語は教わるものではありません。自分で身につけるものです。

日本人の英語習得には生まれつきのハンデがある?

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大前提として日本人は英語が苦手です。それにはきちんと理由があります。我々英語学習者はそれらをふまえ外国人の2倍、もしくはそれ以上の努力をしなければ永遠に英語を身につけることはできないのです。

 

私の過去の海外添乗員、英語教員経験から言える、それらの理由を以下にまとめました。(専門的意見ではないので、あくまで私が現場で客観的に感じたことです。)

 

1. 島国らしく、他国に比べ圧倒的に英語ネイティブが少なく、日本人は英語を話す必要がない

2. TVの各チャンネルは当然のように日本語の放送で、日本人はそれらで十分情報を得られているため、あえて英語でのTVチャンネルを見る必要がない(それゆえ、日本人の情報にかなりの偏りがあるという説もあり)

3. 先進国らしく行政サービスが行き届いているため、英語を話せなくても生きて行ける

4. 日本には英語を話せないのはあたりまえで、恥ずかしいことではないという世界感がある

 

以上を踏まえると、日本では英語の授業がどうこういう以前に、普通にしていれば英語を身につけられる環境ではないのです!

 

是非、この記事を読んで下さっているあなたには、まずこれを前提として認識していただきたいです。

 

それでは、日本で英語学習をするにあたって、どうしたら英語を話せるようになるのかということについて次章より説明していきます。

 

単語は発音と文も一緒に覚える

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ここから、私の具体的な失敗について書いていきます。私は以前英語の学習となればひたすら書いて覚えていました。私に欠けていたのは発話です。

 

単語は、ただ書いて覚えていたので、単語をみたら「その単語」を認識できるけど、聞くと取れない、発話しようにもどういう状況で使って良い単語なのかわからないということが多くありました。

これではコミニュケーションの観点からは全くの無意味です。

 

そこで、、、私の過去の負の遺産を例で挙げます。

例1

stomachache(腹痛)をローマ字読みの通り「ストマッチャッチェ」と覚えてしまうと、いざという時に単語が書けても発話することができません。

 

例2

watchを「見る」と言う意味だけで仮に覚えてしまった場合、他に「見る」という意味になる動詞は、簡単なもので、lookやseeがあります。

 

そこで、以下のような文をつくってしまいがちです。

 

I look the movie. 

 

映画を見る?英語を知っている人なら確実に違和感に気付きます。ここでなぜI watch the movieになるのかということは説明しません。(現在形ってヘンでない?theではなくaでないの?という議論もしません。)

 

私が言いたいことは、私のような間違いしないためには、単語を覚える際、その単語が使われる例文も一緒にいくつか覚えてしまうことです!

 

私が共感できる単語学習参考書を以下に紹介します。

「毎日の英単語日常頻出語の90%をマスターする」は日常で使う頻度の高い単語を例文と共に効率よく学習することができます。例文も良く使うフレーズなので、例文を単語、音声共々丸暗記という勉強もグッドです
 
「起きてから寝るまでの英単語帳」は朝起きてから寝るまでの生活に関わる英単語と例文で構成されているため、英語学習初心者にはとても勉強しやすい内容となっているのではないでしょうか。学習したことがあなたの普段の日常に直結するため、単語学習の効率アップも期待できます。
 

この記事を読んでいただいているあなたには、是非私と同じ轍をふまないようにしていただきたいです。

単語を書いて覚えるのはかなり重要です。しかしながらその単語を発音できなければ意味がありません。日本語的に読めても意味がないです。あくまで英語の発音で発話できることが重要です!

 

単語について最後に一つ。

たとえば、dissolve、この単語の意味は「〔物を液体で〕溶かす、溶解させる」ですが、これだけおぼえてあなたは使えますか?

 

それならdissolveと単語が使われている例文を最低5つは覚えましょう。そうすると使えるようになりますよ!

文法は解読よりも、いかに身近な文にあてはめた例文を覚えるか

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 文法って難しいですよね。文法だけを勉強するなら、英語を普段から使う私でも嫌になります。

 

さらに困るのが、学校で文法を習うときってその例文も退屈な内容なのですよね。。。

 これでは学習意欲がわきません。

 

文法の理屈を覚えるのは日本人学習者としてとても重要です。しかしながら、我々日本人は日本語の文法構造をきちんと理解した上で、日々話す文章をつくり発話しているでしょうか?

 

絶対にしていないと思います。私の英語学習失敗から今にいたるまでの経験から考えるのは、英語の文法をしっかり理解した上で文を構築するステップは、英会話にそれなりに慣れてからの段階で良いと思っています。

 

そこで!

まずは普段使うであろう、文法の解読はほどほどにして、普段日常会話で使う英文の言い回しをまずはある程度覚えてしまいましょう!

 

そうするとある程度話せるようになり、あなたも自分の英語に自信が持てるようになってきます。

 

その段階を経て、その後しっかりと文法を復習していけばよいのです!このような学習ステップを踏むにはもってこいの参考書がこれです。

この安河内先生の文法書では、あなたが苦労して勉強している、もしくはしていたであろう文法事項も普段それほど使わないというものを大胆にもカットしています。

 

日常会話で使われるものばかりが載っていますので、あなたも日常英会話を意識した英文法学習ができることになります。

 

そして、この参考書で学習した文法事項、言い回しをあなたのにとって身近な文章に当てはめて文をつくってみましょう。好きなドラマや漫画のセリフでも良いかもしれません。そしてその文をそのまま覚えてしまえば良いのです。

 

文法を楽に覚える手段はないですが、こうすることで少しは、その文法事項にリアリティを感じるようになります。

長文は前から意味をとり読み進めましょう! 

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私の時代は英文訳読式でしたから、英語の授業ではその英文を完璧な日本語に訳すことが求められていました。

 

この方法は、将来的に翻訳家を目指す人には有効な勉強ですが、それ以外の人にはナンセンスな英語学習法です。

 

英文が難しくなればなるほど、完璧な日本語に直す時間がかかりますし、何よりもコミュニケーションの現場では、いちいち英文を頭の中で完璧な日本語に直している暇なんてありません。

 

会話はどんどん進んでいきますし、誰もあなたの理解を待って発話してくれませんし、あなたの発言を待つというのも基本的にはありえません。あなたは一言も話せず、その会話は終了していることでしょう。

 

これは日本人英語学習者のあるあるです。私はこの癖を矯正するのにかなりの時間がかかりましたし、上の例に挙げた様に会話に参加したくてもできないという、もどかしい経験をたくさんしてきました。

 

だからこそ!

 

今英語学習に目覚めたあなたには私と同じ轍を踏んで欲しくありません。英語を読むときには前からどんどん意味をとっていきましょう。

 

冷静に考えれば、会話も同じですよね?相手が話し終わるまで待って意味を考え直すという作業は日常生活では基本的にありえないでしょう!

 

以下、おすすめの参考書です。是非、この参考書を手にトレーニングしてみて下さい。最初のうちは、もしかしたら違和感を感じるかもしれません。

 

しかしながら、「前から読んでいく」という作業は、実際の会話の場面では、同じように相手の話を聞いた順番で理解していくという点で同じです。

 

是非、実際の英語の理解の仕方に慣れていきましょう!

この参考書の良いところは基本的に難しい単語が使われておらず、そこまでストレスを感じずに勉強を進められるという点です。

 

まずは参考書記載の長文を前から順番に意味を理解しながら読みすすめられるようになることが目標です。

 

そして慣れてきた後は、同じ長文を声に出しながら同時に前から意味を理解していくという方法を是非試してみて下さい。

 

あなたの英語力が格段にアップしますよ! 

英作文は完璧な解答不要!

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前章の内容とも重なりますが、英語をコミュニケーションの立場から考えると、あなたの発信する英語に完璧を求める必要はありません。

 

一番重要なのは、相手にあなたの思っている事を伝えることです!

 

会話の際、完璧な英語を話そうとあなたが悩んでる間にその会話は終了しています。何も自分の意見を言えず会話が終了するよりは、しどろもどろでもあなたの考えを発信した方が、対話者はあなたのことを理解しようとしてくれます。

 

先にご紹介した英語長文についても実は同じで、完璧にその文を理解できなくてもおおよその意味をとらえることができているのであれば、コミュニケーション上問題ありません。

 

あなたが万が一誤って情報を認識していた場合は、あなたの周りの誰かが親切に訂正してくれるでしょう。

 

ここは英語学習者として甘えて良い点だと考えています。

 

それでは、前置きが長くなってしまいましたが、英作文はどうでしょう?

 

コミュニケーションをとるという立場からは問題に出された日本語を一字一句間違いない英語に直すという作業に時間をかけることはナンセンスです。

 

英語のテストでは点数にならないかもしれませんが、私個人としては、英作文問題の日本語を、自分ならどういう英語を使って利き手に意味を伝えるかという方がよっぽど大事だと感じています。

 

例えば以下

Q1. 「明日は日曜日だがテニスをしに学校に行く」(To 不定詞を用いて1文でつくりなさい)

 

仮にこのような問題があったとしたら、正答は以下となります。

Although it is Sunday tomorrow I will go to the school to play tennis. 

 

しかし、私が英会話初心者の頃はこのような文章をつくれませんでした。しかしながら、以下ならつくれたと思います。

 

It is Sunday tomorrow. 

I go to the school. 

I play tennis tomorrow at school (正しくは at the school tennis court) 

 

いかがでしょう。これならあまり深く考えずにつくれそうではないでしょうか?

 

もちろん、完璧なものをつくるにこしたことはありませんし、私もそれなりのレベルまでなら、つくれといわれたらつくれます。

 

しかしながら、そんなこと誰も最初からできるわけがないですし、それで悩むくらいなら、また単語がわからないからと、やる気がなくなることが一番残念です。

 

自分の知っている単語や文法で同じ意味を伝えたいとしたらどうするかを考える時間の方が有意義な時間ですよ。

まとめ

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最後まで読んでいただきありがとうございました。今回の私の考えをまとめると以下となります。

1.私の伝えたい「間違った英語学習法」とは英会話を目指したい方に向けて伝えています。

2.日本人が英語を苦手なのは環境としてある程度は仕方ない。話せるようになるには自分で努力する必要があります。

3.単語は書いて覚えるだけでは意味がない。きちんと文脈に沿って使えるようにするために例文と発音も一緒に覚えましょう。

4.文法学習は難しい。難解な文法で挫折するくらいなら、良く使う例文ごと覚えてしまい、まずは英文に慣れてしまいましょう。

5.英語の長文は完璧な日本語に訳す作業は意味がない。文の前から後ろへと読み取っていく習慣をつけましょう。

6.英作文では、問題に対して完璧な英文をつくるより、同じ意味を自分の英語でどううしたら伝わるか考える方がコミュニケーションの観点からは重要です。

 

みなさん、英語学習頑張りましょう。

 

少し学習に慣れてきて英語を話してみたいけれども、相手がいないという方、オンライン英会話もおすすめです!

 

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コロナ終息後のガイディングに向けて英語の勉強をしていました。以下、参考にしてください。

コロナ終息後 確実に問われる英語 すぐには出てこない単語たちについて【政治編】

コロナ終息後 確実に問われる英語 すぐには出てこない単語たちについて【社会制度&司法制度編】

コロナショック後 確実に求められる英語力 すぐには出てこない単語たちについて【医療制度編】

コロナショック後 確実に求められる英語力 すぐには出てこない単語たちについて【経済・金融編】

 

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