life-as-a-guide 英語ガイドと海外添乗 My life is like a journey and the journey makes my life

英語通訳ガイドとしての生き様を公開しています!

コスタクルーズで船旅! ドバイとアラビア湾岸クルーズ (2008年3月)

f:id:life-as-a-guide:20210702205916p:plain

こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回はアラブ首長国連邦(United Arab Amirates:略U.A.E)の旅です。ドバイ、アブダビ、フジャイラ、そして近隣諸国のオマーンの首都マスカット、バーレーンの首都マナーマを訪ねました。船はイタリアのコスタロマンチカ、船内は欧米風、船から降りるとエキゾチックなアラビアンナイトの世界と交互に体験し不思議な感覚になる旅でした。

 

1日目 中部国際空港~ドバイ

夜、中部国際空港からエミレーツ航空にてアラブ首長国連邦のドバイを目指しました。

                                 (機中泊)

2日目 ドバイ市内観光

f:id:life-as-a-guide:20210703103844j:plain

【ジュメイラモスク】

約12時間のフライトの後、朝の6時頃ドバイに到着。まずはジュメイラ地区へ。途中車窓からその時すでに世界一の高さ(550m以上)を誇っていたブルジュ・ハリファ(2008年完成予定、推定高さ800m~1000m ※2008年2月当時の情報)や双子ビルの世界貿易センタービル、その他たくさんのビルが立ち並び、また建築途中の建物の多さに驚きました。

f:id:life-as-a-guide:20210703105658j:plain

【ジュメイラ・ビーチホテル】 

人口の8割を外国人が占め、世界の三分の一のクレーンがドバイに集中しているとのことでした。これから数年すると今よりもさらに近未来的な都市へと変貌を遂げることでしょう。バスの移動では渋滞を抜け、片道6車線ある道路を走っていくと高級住宅地のジュメイラ地区に着きました。

 

f:id:life-as-a-guide:20210703104047j:plain

【ドバイ名物:水上タクシー】

ジュメイラビーチでは話題の7つ星ホテル、バージュ・アル・アラブ(ホテルとして世界最高の高さ:321m)を写真に収めジュメイラモスクへと向かいました。その後、バスタキア地区と呼ばれる旧市街保護地区にあるドバイ博物館(かつての城砦)にて伝統的な家の造りやアバーヤ(女性の民族衣装)の様子、ドバイの歴史、蝋人形による街や人々の生活ぶりなどを見学しました。

f:id:life-as-a-guide:20210703104145j:plain

【ドバイ博物館】

その後、市内レストランにてアラブ料理の昼食を食べ、夜の船の乗船までに休憩するホテルへ。なんと、ホテルのオーバーブッキングが発覚しお客様の部屋が無いという状況に。。。天を仰ぎました。さっそくトラブルかよ・・・

 

しばらくレセプションにて交渉を続け、近くのホテルを確保してもらいました。その後ようやくチェックイン。ホテルで夕食をとり、夜バスで港へ移動となりました。無事セキュリティーチェックも終え、コスタロマンチカにチェックイン。船はドバイに停泊し翌日の昼頃出港予定。

f:id:life-as-a-guide:20210703104344j:plain

【船内:客室への通路】

乗船後、疲れ切っていたためすぐに休みたかったのですが、添乗員はいろいろやることがあるんです。。。船のどこに何があるかをまずは最速で把握します。とりあえず船内をダッシュ。

 

そして、毎日の行程や船内イベントを調整するクルーズコーディネーターに挨拶、船内新聞のオリジナルをゲットします。(船内新聞とは、その日の行程と船内イベント情報が記載されたもので、毎朝、船のお客様のお部屋に届けられます)

 

これをツアー参加のお客様用に日本語に訳したものを作成し、部屋の数分だけコピーし添乗員自ら(私・・・)各部屋に入れにいきます。これを遅くても翌朝までに終えなければなりません。

 

船内新聞のオリジナルが夕方にはできていればまだ良いのですが、場合によっては天候などにより船の周航ルートがなかなか決定せず、新聞のオリジナルの完成が深夜になる場合も・・・その場合はそこから日本語訳がスタートします。。。

 

日本人クルーズコーディネーターが乗船している場合は、この日本語訳作業と新聞配布作業がなくなるため添乗員はとても楽になるのです。(残念ながら今回は外国人コーディネーター)

 

その他にも、お客様が利用するメインダイニングへ時間がある時行き、グループの席を確認、給仕長に挨拶したり、セットメニューの場合は英語メニューを日本語に訳したり・・・

                     (コスタ・ロマンチカ泊・ドバイ停泊)

 3日目 ドバイ~ (ドバイ~マスカット:596.344km)

f:id:life-as-a-guide:20210703105343j:plain

【メディナ・ジュメイラからのバージュ・アル・アラブ】

午前中、希望の方と7つ星ホテル:バージュ・アル・アラブでの朝食アジアンビュッフェ(一人200$)に行きました。ホテルは外装に負けないくらい内装も豪華でした。また、近くのスーク、メディナ・ジュェイラにも立ち寄りました。

f:id:life-as-a-guide:20210703105443j:plain

【バージュ・アル・アラブ内レストラン】

f:id:life-as-a-guide:20210703110017j:plain

f:id:life-as-a-guide:20210703105617j:plain

【メディナ・ジュメイラ】

メディナ・ジュメイラではいろいろなものが売っていました。中東諸国らしい香辛料や布製品、水タバコなど。ガイドの説明によると、このスーク(市場)には地元民というよりは観光客が多いとのこと。

 

船は13時頃にはマスカットに向けて出港しました。

f:id:life-as-a-guide:20210703105539j:plain

大きい船です。船の客室数は1300室くらい、定員乗客数は2300人らしい。

f:id:life-as-a-guide:20210703110211j:plain

午後は船内でのんびりと過ごします。写真はサンデッキにあるプールです。巨大なスクリーンも設置されていてプールにいながら映画鑑賞を楽しむこともできます。午後、船の避難訓練があり、夕方には船長主催の歓迎パーティーが開催されました。

f:id:life-as-a-guide:20210703110458j:plain

                                  (船中泊)

 4日目 マスカット~ (マスカット~フジャイラ:283.356km)

f:id:life-as-a-guide:20210703110535j:plain

【スルタン・カブース・グランドモスク】

朝、オマーンの首都マスカットのカブース港に到着しました。ゴツゴツとした岩山が海のすぐ目の前まで迫った港町です。アラビアの雰囲気をよく残したオールドマスカット(旧市街)やマトラ地区は、近代都市に生まれ変わったドバイとは全く異なる印象を受けました。

 

まずは郊外にあるスルタン・カブース・グランドモスクへ。1995年に工事を着工し、2002年に完成した巨大なモスクでイタリア製の大理石やインドの砂岩、イラン製のモザイクや絨毯、そして何と言っても中央の礼拝堂にあるスワロフスキー(オーストリア)のクリスタル・シャンデリア(約7トン)が印象的でした。総工費は非公開ですが、想像を絶する莫大な資金が投入されたことでしょう。

f:id:life-as-a-guide:20210703110825j:plain

【マトラスーク:水タバコ】

その後、マトラスークにてスークの雰囲気を味わい、バスにてオールドマスカットに戻りました。個人所有のコレクションだったお宝を1998年から博物館として展示しているベイト・アル・ズベールを見学し、現国王であるスルタン・カブースの王宮やジャラリ要塞やミラニ要塞で写真ストップ、その後帰船しました。

 

船内で昼食後、午後は希望の方と再びマトラスークへ。迷路のようなスークで買い物を楽しみました。

                                  (船中泊)

5日目 フジャイラ~ (フジャイラ~アブダビ:516.708km)

朝、アラブ首長国連邦の東海岸にあるフジャイラに到着。港からフジャイラ共和国周遊の半日観光へ。まずはUAE最古のモスクがあるバディヤへ。1446に建てられたイエメン風のバディヤモスクを見学。

f:id:life-as-a-guide:20210703111412j:plain

その後、東海岸沿いを北上しました。豪華な巨大なモスクや、たくさんの高級リゾートホテルがありました。その後、ハジャル山地を抜けフジャイラへ戻ります。

f:id:life-as-a-guide:20210703111710j:plain

 フジャイラに戻り、16世紀にポルトガルが築いたフジャイラフォートを見学。

f:id:life-as-a-guide:20210703111825j:plain

【フジャイラフォート】
ここは1925年にフジャイラが英国から独立を勝ち取った時に使った砦でもあります。隣にあるフジャイラ博物館は、かつてフジャイラの首長が政治を行う場所として使っていた場所ですが、現在は博物館になっています。

 

内部にはUAEの王室の系図や、東海岸で発掘された古墳からの青銅器の副葬品などが展示されていました。また、ナツメヤシを使った家やカゴなどの生活用品、ヤギの皮を使った水筒、魚を捕えるための道具、木に登るための道具など、かつての生活の様子がわかる展示もありました。その後帰船。

f:id:life-as-a-guide:20210703112006j:plain

【船内カジノ(オープン前)】                                   

                                  (船中泊)

6日目 アブダビ~アルアイン(アブダビ~マナーマ:474.112km) 

f:id:life-as-a-guide:20210703112106j:plain

朝、アラブ首長国連邦の首都アブダビに到着。アブダビとアブダビ首長国第2の都市アルアインの終日観光です。まずはアブダビの車窓観光。アブダビのシンボルであるコーヒーポットを車窓から見て、アブダビ文化財団(カルチャーセンター)に立ち寄りました。

 

その後、アブダビから約150km離れているアルアインを目指しました。途中、道路沿いには木々が並んでいましたが、これも10年前からの事業で、国中の道路沿いに植林されています。これによって道路沿いに広がる砂漠からの砂を防ぐことができるのだとか。

 

1時間半ほど走るとアルアインに着きました。「泉」を意味するアルアインは古くからオアシスとして知られていますが、現在でも緑が多くある気持ちの良い空気の町でした。アルアイン博物館ではかつてのベドウィンの生活や遺跡からの出土品、アブダビやアルアインの歴史紹介する展示などがありました。

 

 

昼食はインターコンチネンタルホテル内のレストランにて。帰りも同じ高速道路を通ってアブダビを目指しました。交通渋滞に巻き込まれましたが、なんとか帰船。

                                  (船中泊)

 

7日目 マナーマ(マナーマ~ドバイ:516.708km)

f:id:life-as-a-guide:20210703112446j:plain

【バーレーン:マナーマ】

朝、バーレーンの首都マナーマに到着。本日は自由行動日です。私は希望者とバーレーンの半日観光へ。まずは市内の車窓観光をし、その後バーレーンフォートへ。

f:id:life-as-a-guide:20210703112745j:plain
バーレーンフォートは16世紀にポルトガルが建てた城砦ですが、その脇には約4000年前にメソポタミアとインダス文明の中継都市として栄えた文明ディルムンの遺構があり、古代へのロマンを感じることができました。ここは2005年にユネスコの世界遺産にも登録されています。

f:id:life-as-a-guide:20210703112845j:plain

 【ディルムンの遺構】

バーレーンフォートを見学後、一度船に戻り昼食。午後は希望者とスークへ。イスラム教シーア派のアシュラまの祭り(自分を戒める・痛めつける行為を行うお祭り)の最終日で、ほとんどの商店が閉まっていましたが、デパートに入り買い物をすることができました。

 

その後船へ戻ります。船内ではこの度最後のフォーマルの日ということで、夕食も盛大に行われました。

                                  (船中泊)

8日目 ドバイ(コスタロマンチカ号 全行程航行距離:2387.228km)

f:id:life-as-a-guide:20210703113151j:plain

【ドバイ:砂漠のサファリ】

午前中、ドバイに向け最後のクルージングです。次第に大都会が近づく様子は船旅の最後らしい雰囲気でした。13時頃ドバイに到着。シャトルバスでショッピングモールに買い物に行くお客様もいました。夕方から希望者と砂漠のサファリとドバイ市内での夕食へ出かけました。

f:id:life-as-a-guide:20210703113604j:plain

サファリツアーでは4WDに乗り砂漠の中のアップダウンをジェットコースターに乗っているかのよう楽しみます。ドライバーがわざとアップダウンの激しいところを選び運転するため、結構刺激が強く、車酔いに弱い人は注意です。その後帰船。

                                  (船中泊)

9日目 ドバイ~中部国際空港

(前日)深夜、船に別れを告げ、空港へ。エミレーツ航空にて帰国の途へ。約9時間のフライト後、無事中部国際空港へ到着。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

ニュージーランドの大自然 北島南島縦断の旅(2007年12月)

f:id:life-as-a-guide:20210701200414p:plain

こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回はニュージーランド縦断の旅です。ニュージーランドは南島のみ行く観光客が多い中、今回はしっかり北島も観光してきました。北島ではロードオブザリングの撮影舞台となったトンガリロ国立公園、ツチボタルで有名なワイトモ洞窟があります。

 

南島ではクライストチャーチやマウントクック国立公園、そしてミルフォードサウンドなどのニュージーランド旅行の定番ルートもしっかりと見学してきました。

 

 

1日目 千歳~ソウル~オークランド

午後、千歳空港を出発し、ソウル経由でオークランドへ。

                                  (機中泊)

2日目 オークランド市内観光

f:id:life-as-a-guide:20210701192754j:plain

オークランド空港へ到着。旅のはじまりです。バスにてオークランドの市内観光へ。まずはオークランドを360℃一望できるマウントイーデンへ。あいにくの天気ではありましたがニュージーランドの牛と初対面。その後丘の上の高級住宅地やハーバーブリッジを渡って市内レストランにて昼食。その後早めにホテルにチェックイン。

f:id:life-as-a-guide:20210701193002j:plain

写真はオークランドのランドマークスカイタワーです。高さ328mの南半球で最も高いタワーだとか。(2007年12月現在)タワーからバンジージャンプもできるのです。

                     (オークランド:ヘリテージホテル泊)

3日目 オークランド~ワイトモケーブ~ロトルア

f:id:life-as-a-guide:20210701192830j:plain

地元の農家を訪問し農家体験をした後は広いお庭でバーベキューランチを楽しみました。午後はワイトモへ向かい、静けさの中ボートに乗りツチボタルの幻想的な光の世界へ。神秘的な輝きでした。

 

ワイトモケーブでは写真を撮るのが禁止されているので、プロ撮影の無料画像を上に載せています。その後ロトルアへ。

                       (ロトルア:ヘリテージホテル泊)

4日目 ロトルア市内観光

f:id:life-as-a-guide:20210701192857j:plain

【マオリの民族村】

先住族マオリの文化が色濃く残るロトルアでゆっくりと過ごす一日です。テプイアではマオリの民族村や間欠泉を見学し、アグロドームでは羊の毛刈りショーを楽しみました。

f:id:life-as-a-guide:20210701193342j:plain

【間欠泉】

午後は自由行動。私は希望者とポリネシアン・スパへ。ニュージーランドで一番安いスーパー「パックン・セイブ」(2007年当時)で買い物をしホテルへ戻りました。夜はホテル内にてマオリのコンサートです。女性のポイダンス、男性の迫力あるハカを見学。

f:id:life-as-a-guide:20210701193423j:plain

ニュージーランドでは先住民マオリの文化を大切にしています。強豪ラグビーチーム、オールブラックスが試合前にハカを踊ることは日本でも知られていますね。                                     

                                (ロトルア泊)

5日目 ロトルア~トンガリロ

f:id:life-as-a-guide:20210701193629j:plain

【トンガリロ国立公園:宿泊ホテル ベイビューシャトーと最高峰ルアペフ】

本日は旅のハイライトの一つ、トンガリロ国立公園へ移動です。ワイラケイの地熱発電所を通り、マオリ語で泡という意味のフカ滝へ。タウポ湖ではバンジージャンプを見学し湖畔のレストランにて昼食。

 

午後トンガリロ国立公園に向けバス移動です。ホテルにチェックイン後、希望者とハイキングへ。途中富士山の姉妹山として認定されているナウルホエも見ることができました。その後ホテルにて夕食。

f:id:life-as-a-guide:20210701194209j:plain

    (トンガリロ国立公園:シャトー・トンガリロ(旧ベイビューシャトー)泊)

6日目 トンガリロ~ウェリントン

希望者と朝散歩に出かけました。本日は幸い快晴!山が綺麗に見えました。出発まで自然と文化の複合世界遺産トンガリロ国立公園でゆっくりと過ごしました。最高峰ルアペフも綺麗に見えました。

 

ホテルをチェックアウト後、バスにてウェリントンへ。ホテルにチェックイン後、ホテルで夕食。夕食後、希望者とケーブルカーに乗り夜景の見える丘へ。

          (ウェリントン:ジェームズクック・グランドチャンセラー泊)

7日目 ウェリントン~ピクトン~クライストチャーチ

f:id:life-as-a-guide:20210701194618j:plain

朝早くホテルを出発しウェリントンの港よりフェリーに乗りピクトンへ。いよいよ南島に上陸です。ピクトンからは列車の旅です。コスタル・シーニック号にてクライストチャーチへ。ニュージーランドらしいのんびりとした列車の旅を楽しみました。その後ホテルにチェックイン。

                  (クライストチャーチ:ヘリテージホテル泊)

 

8日目 クライストチャーチ市内観光

f:id:life-as-a-guide:20210701194654j:plain

イギリス以外で最もイギリスらしい街、ガーデンシティのクライストチャーチでゆっくりと一日を過ごしました。まずは街のシンボルの大聖堂へ。

 

f:id:life-as-a-guide:20210701194822j:plain
その後もモナベイルの庭園を散策し、ガーデンコンテストで優勝したお庭を持つ家庭を訪問。昼食もごちそうになりました。午後は自由行動です。私は希望の方とサウスシティーのショッピングモールに遊びにいきました。

                           (クライストチャーチ泊)

9日目 クライストチャーチ~テカポ~マウントクック

f:id:life-as-a-guide:20210701195054j:plain

【テカポ湖】

朝はどんよりとした天気でしたが、次第に太陽が顔を出し氷河湖のテカポに着く頃には晴れてくれました!ミルキーブルーのテカポ湖を眺めながらレストランで日本式幕の内弁当のランチタイムを楽しみました。

f:id:life-as-a-guide:20210701195202j:plain

【プカキ湖】 

その後、もう一つの氷河湖プカキを通りマウントクックへ。プカキ湖では遠くにマウントクックが!!マウントクックに到着後は、あいにくの天候でしたが明日の快晴を祈り早めにホテルにチェックイン。

                  (マウントクック国立公園:ハーミテージ泊)

10日目 マウントクック~クイーンズタウン

f:id:life-as-a-guide:20210701195348j:plain

少し雲がかかった天気でしたが、雨もなく予定通りケア・ポイントのハイキングへ。歩いていくにつれて空が明るくなり、正面にはマウントクックが!!

f:id:life-as-a-guide:20210701195510j:plain

ケア・ポイントまでは写真のような道を歩いていきます。道は整備されていてとても歩き易かったです。ケア・ポイントのケアはケアという鳥の名前から来ています。かなりうるさく鳴く鳥なのだそうです。

f:id:life-as-a-guide:20210701195701j:plain

ケア・ポイントまでは約2時間かけてのんびり歩きました。アップダウンもほとんどなく本島に歩き易かった。何より景色が最強!

 

お昼までマウントクック国立公園でゆっくりと過ごしました。午後は、果物の産地クロムウェルやゴールドラッシュの町アロータウンに立ち寄りクイーンズタウンへ。到着後、ホテルにチェックイン。

                    (クイーンズタウン:クラウンプラザ泊)

 

11日目 ミルフォードサウンド日帰り観光

 

f:id:life-as-a-guide:20210701200509j:plain

【フィヨルドランド国立公園:ミルフォードサウンド】

ニュージーランドの背骨、サザンアルプスの西側に位置するフィヨルドランド国立公園へ。テアナウやミラーレイク、浸食により不思議な形の岩が並ぶガズムに乗りながら、ブナの原生林を抜けてミルフォードサウンドへ。

 

ミルフォードサウンドへの道中。ハリエニシダの群生。

f:id:life-as-a-guide:20210701201447j:plain

f:id:life-as-a-guide:20210701200751j:plain

【ミラーレイク】

ミルフォードサウンドではクルーズ船に乗りフィヨルドの絶景を楽しみました。

f:id:life-as-a-guide:20210701200906j:plain

約2時間のクルーズの旅では山から流れ落ちる滝、切り立った岩山、沿岸部で休むセイウチの群れなど自然を大満喫。

f:id:life-as-a-guide:20210701201022j:plain

その後クイーンズタウンのホテルに戻り夕食は市内レストランにて中華料理を堪能。

                            (クイーンズタウン泊)

12日目 クイーンズタウン~オークランド

f:id:life-as-a-guide:20210701201105j:plain

お昼過ぎまでクイーンズタウンにて自由行動。ワカティプ湖が広がる小さな街で、旅の最後の散策を楽しみました。私は希望者とロープウェイに乗り展望台から街を見下ろしたり街中で巨大なハンバーガーを食べたり、国鳥のキウイを飼育している研究所などを訪れました。

 

午後国内線にてオークランドへ。その後ホテルにチェックイン。夜希望の方とオークランドタワーに上りました。

f:id:life-as-a-guide:20210701201237j:plain

f:id:life-as-a-guide:20210701201326j:plain

                              (オークランド泊)

13日目 オークランド~ソウル

オークランドからソウルへと移動です。ソウル到着後、空港近くのホテルにチェックイン。

                                 (ソウル泊)

14日目 ソウル~千歳

朝、ホテル近くのレストランにて韓国式朝食を食べ送迎タクシーで空港へ。その後千歳空港へ向かいました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

中国四川省 九寨溝と黄龍の旅(2007年)

f:id:life-as-a-guide:20210629220236p:plain

こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回は中国四川省、世界遺産九寨溝と黄龍の旅です。九寨溝と黄龍は山岳地帯に位置しており春夏秋冬、どの季節でも風光明媚な美しい景色を楽しむことができます。今回旅は九寨溝風景区に3泊、その後黄龍に2泊とゆったりとした行程で行ってきました。

 

1日目 千歳~北京

昼頃、千歳を出発し北京へ。翌日の九寨溝への移動に向けて北京前泊でした。宿泊は空港近くのホテルにて。

                                  (北京泊)

2日目 北京~成都~九寨溝

f:id:life-as-a-guide:20210630213816j:plain

【松藩古城正門】

朝、北京国際空港から国内線にて四川省の省都、成都へ。成都からさらに国内線に乗り換え九寨溝空港へ。九寨溝空港は3448mの高所にある空港で、頻繁に空港付近に霧が発生し航空機が欠航したり遅延したりします。

 

この日は運よく遅延もなくスムーズに九寨溝空港に到着できました。さすがの3000m越えの標高のため、なにかとバタバタと走り回る添乗員の私は酸素不足か少しクラクラになりました。

 

高山症状はめまい、頭痛、吐き気などが現れますが、誰でもなるものだと思って気楽に構えておくくらいがちょうど良いですよ。基本的に走り回らず大声を出さず、リラックスしていれば、ほとんどの場合問題なく体が徐々に高度に順応していきます。(添乗員の私は全てにおいて逆行していましたが気合いで乗り切りました。

 

空港を出発しまずは松藩古城へ。空港から約1時間の移動で到着しました。松藩は回族(中国の少数民族でイスラム教を信仰)の町です。町で昼食をとり、素朴な町並みを散策しました。

f:id:life-as-a-guide:20210630214653j:plain

松藩を見学後、九寨溝へ移動です。約2時間の移動距離でしたが、到着後ホテルにチェックイン。明日からの九寨溝風景区見学に備えてホテルでのんびりと過ごしました。ちなみに九寨溝シェラトンがある場所の標高は約2,000mくらいのため、滞在中高山症状が出る人はいません。

                            (九寨溝シェラトン泊)

3日目 九寨溝観光

f:id:life-as-a-guide:20210630221855j:plain

【長海】

本日より九寨溝風景区の観光です。九寨溝風景区はYの字型の渓谷沿いに美しい観光名所が点在しており、観光地と観光地の間は整備された木道でつながっています。また所々に循環バスが停まるバス停があるので、体力に合わせて徒歩移動とバス移動を組み合わせて見学のが標準の観光スタイルです。

 

今回のツアーではバスを専用にチャーターし、観光地の混み具合、お客様の疲れ具合に合わせて観光を調整しながらの九寨溝の旅となりました。(かなり贅沢です・・・)

 

まずは上の写真の長海へ。ここは九寨溝風景区内で一番標高が高い場所(3,000m)です。長海を見学した後、そこから遊歩道を歩き五彩池を見学に行きました。

f:id:life-as-a-guide:20210630222020j:plain

【五彩池】

水の色が言葉にならないくらい美しい五彩池です。水が澄んでいて池の底まではっきりと見ることができます。九寨溝風景区の水が澄んでいるのは周囲の岩から溶け出す石灰分が水をろ過するからなのだとか。

 

その後、バスに乗り珍珠灘瀑布へ。

f:id:life-as-a-guide:20210630223347j:plain

【珍珠灘瀑布】

珍珠灘瀑布は幅270m高さ21mあり、九寨溝の滝の中では一番迫力があり見ごたえがある滝です。その後、バスに戻り近くの鏡海へ。

f:id:life-as-a-guide:20210630230908j:plain

【鏡海】

見学後、バスに戻り諾日朗瀑布へ。

f:id:life-as-a-guide:20210630224255j:plain

【諾日朗瀑布】
滝を見学後、諾日朗にある諾日朗観光センター内のレストランにて昼食。午後はチャーターバスのメリットを駆使し写真ストップ中心に見学しました。

f:id:life-as-a-guide:20210630223955j:plain

f:id:life-as-a-guide:20210630224028j:plain

2か所写真ストップをし、その後チベット族の村、樹正寨(九寨溝民族文化村)へ。

f:id:life-as-a-guide:20210630225243j:plain

買い物と散策を楽しみました。九寨溝の名前は九の寨(チベット族の村)がある渓谷(溝)という意味から来ていて、もともと村は9つ存在していました。現在では観光かのため3つの村しか残っていません。見学後、ホテルへ戻りました。

                                 (九寨溝泊)

4日目 九寨溝観光

f:id:life-as-a-guide:20210630230128j:plain

【樹正群海】

この日も終日九寨溝風景区の観光です。まずは樹正群海から臥龍海、火花海と散策を楽しみました。

f:id:life-as-a-guide:20210630230204j:plain

20個くらいの湖が連なっているのが樹正群海です。その後徒歩で 臥龍海へ。

f:id:life-as-a-guide:20210630230322j:plain

臥龍海に到着。臥龍海は、龍が寝そべっているように見えることから、名づけられました。そう言われてみると、池の底に堆積した石灰の影が龍のように見えるような。

f:id:life-as-a-guide:20210630230530j:plain

九寨溝の木道はきちんと整備されていて、とても歩き易いです。アップダウンもそれほどでもないため是非1度は歩いて散策することをおすすめします。おおよそ、観光地から次の観光地まで歩く距離は30分~1時間くらいです。

f:id:life-as-a-guide:20210630231049j:plain

その後、バスに戻り昨日と同じ諾日朗観光センター内のレストランにて昼食です。(九寨溝の観光中は食事をとるのはここしかありません。)バイキングスタイルの中華で味は可もなく不可もなくという感じです。

 

午後はまず箭竹海で写真ストップ

f:id:life-as-a-guide:20210630230752j:plain

見学後、熊猫海へ。

f:id:life-as-a-guide:20210630231748j:plain

【熊猫海】

熊猫海から約20分歩き五花海へ。

f:id:life-as-a-guide:20210630224116j:plain

見学後、ホテルに戻りました。

                                 (九寨溝泊)

5日目 九寨溝~黄龍

午前、ホテルを出発し、黄龍風景区へ。高度が上がったり下がったりと峠を越えていきます。所要時間は約2時間半。

f:id:life-as-a-guide:20210630232441j:plain

途中、岷山山脈の主峰である雪宝頂(5588m)が綺麗に見えました。その後、黄龍風景区に到着。ホテルには早めの到着となりましたが、黄龍はホテルの位置でも3,000mと標高が高いため、翌日の風景区見学に備えホテルでのんびりと過ごしました。

 

ホテルや黄龍風景区では酸素スプレーが売っています。私はお守りとして、またお客様用として2本購入しました。確か当時1本50元くらいだったと記憶しています。

f:id:life-as-a-guide:20210630234446j:plain

 

                             (黄龍:黄龍飯店泊)

6日目 黄龍観光

黄龍風景区の見学へ。風景区がある山の隣山に作られたロープウェイを利用し山を上がっていきます。

f:id:life-as-a-guide:20210630233059j:plain

ロープウェイを降り、木道を歩き風景区へ。頂上の五彩池周辺はとても幻想的でした。

f:id:life-as-a-guide:20210630233224j:plain

黄龍では、ホテルまでは徒歩圏内のため、お客様は各自マイペースに風光明媚な景色を見ながら下山していきました。

f:id:life-as-a-guide:20210630233336j:plain

風景区の黄土色の石灰棚と清らかな水はとても美しかった!まさに黄金色の龍が寝そべっているようでした。

f:id:life-as-a-guide:20210630234737j:plain

黄龍風景区では、下山道沿いの至る所に東屋があり、中には酸素枕が備えられています。風景区の一番高いところの標高は3,500mですが、ここから下山しながら景色を楽しむというスタイルなので、ロープウェイができた現在では以前ほど高山症状に気を使う必要がなくなりました。

f:id:life-as-a-guide:20210630233451j:plain

f:id:life-as-a-guide:20210630233521j:plain

                                  (黄龍泊)

7日目 黄龍~九寨溝~成都

午前、ホテルを出発し九寨溝空港へ戻ります。長い移動となりましたがなんとか到着。その後国内線で成都に戻りました。

                                  (成都泊)

8日目 成都~北京

この日は旅の最後に四川省の省都、成都の見学を楽しみました。まずは成都パンダ繁殖研究基地へ。

f:id:life-as-a-guide:20210630233907j:plain

朝の静かな時間帯に元気なパンダを見学することができました。その後、昼食を取り、午後は三国志ゆかりの武候祠へ。

 

f:id:life-as-a-guide:20210630234035j:plain

そして杜甫草堂へ。

f:id:life-as-a-guide:20210630234343j:plain

f:id:life-as-a-guide:20210630234143j:plain

見学後、早めの夕食をとり、成都の空港へ。国内線で北京に戻りました。到着後、空港近くのホテルにて宿泊。

                                  (北京泊)

9日目 北京~千歳

早朝、北京の空港に移動し、国際線にチェックイン。昼頃千歳空港に到着となりました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

 

ウズベキスタン シルクロードの旅(2007年9月出発)

f:id:life-as-a-guide:20210624173952p:plain

こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回はウズベキスタン シルクロードの旅です。文明の十字路と言われるウズベキスタンの地を訪問しました。砂漠のオアシスの地に建てられた古の都たち、日干し煉瓦に鮮やかな青のタイルで装飾されたイスラム建築が今でも記憶に鮮明に残っています。

 

かつてのシルクロードを辿るスケールの大きい旅でした。是非一度ウズベキスタンを訪ねてみて下さい。

 

1日目 成田国際空港~関西国際空港~タシケント

f:id:life-as-a-guide:20210629204630j:plain

成田からウズベキスタン航空にて関空を経由しウズベキスタンの首都タシケントへ。夜の到着となったためタシケントに宿泊

                               (タシケント泊)

2日目 タシケント~ウルゲンチ~ヒワ

f:id:life-as-a-guide:20210629203534j:plain

朝、タシケント空港から国内線にてウルゲンチへ向かいました。航空機の座席がなんと自由席と、さっそくカルチャーショック。ウルゲンチ到着後、バスにてヒワへと移動。

f:id:life-as-a-guide:20210629203504j:plain

ヒワ到着後、民家風のレストランにて昼食をとり午後はヒワの旧市街(イチャン・カラ)の観光へ。写真はカルタ・ミナル(未完成のミナレット)です。ヒワの旧市街は城壁に囲まれたこじんまりとした規模で、約2時間かければ散策することができます。

f:id:life-as-a-guide:20210629212212j:plain

メインストリートの散策。お土産屋で売っているものが、全て怪しくみえるのがご愛嬌。旧市街は道は整備されていてすごく歩き易いです。

f:id:life-as-a-guide:20210629212535j:plain

ジュマモスクという多柱式建築のモスクで、中央アジアで最も有名なモスクの一つです。10世紀に建てられ、その後修復が繰り返され今の姿になったのは18世紀末です。モスク内の柱は全部で213本あり、それぞれの柱に違う彫刻が施されています。

f:id:life-as-a-guide:20210629213012j:plain

 

ハーンの宮殿、クフナ・アルク内のモスクです。青のタイルが綺麗でした。

f:id:life-as-a-guide:20210629203842j:plain

ヒワの観光の最後、日没に合わせミナレットに登り旧市街を見渡しました。城壁に囲まれたヒワの街は夕日に照らされてとても幻想的でした。上の写真は街の中心部にあるイスラム寺院(モスク)です。街を見下ろすことによって本日歩いたルートを復習することができました。

                                  (ヒワ泊)

3日目 ヒワ~ブハラ

f:id:life-as-a-guide:20210629204105j:plain

早朝、夜明けのヒワの旧市街へ。宿泊ホテルは城壁のすぐ外側だったため旧市街の朝の散歩を楽しむことができました。薄暗いうちから、住民が道をほうきで掃いていたり朝だから見られる光景がたくさんありました。外で寝ている人が結構いたことには驚きました。

f:id:life-as-a-guide:20210629213226j:plain

【美しいヒワの城壁と旧市街内の住居】

ヒワの早朝見学後、ホテルに戻り朝食を食べ小休憩。その後、バスで出発。本日はひたすらバスで南東に走りブハラを目指します。なんと所要距離6時間!

f:id:life-as-a-guide:20210629204254j:plain

途中のトイレ休憩は青空トイレ!まさに中央アジア、シルクロードの旅です。途中、砂漠の中の大河アムダリア川を越えて行きました。

f:id:life-as-a-guide:20210629204613j:plain

無事ブハラ到着。夕食後ホテルにてようやくゆっくりできました。バスの移動中、エンジントラブルがありバスが走れるまでに砂漠の中で立ち往生したりなかなか大変な日でしたが思い出に残る一日となりました。

                                 (ブハラ泊)

4日目 ブハラ観光

f:id:life-as-a-guide:20210629205012j:plain

本日はブハラの旧市街の観光です。ブハラもヒワに劣らずと趣きたっぷりの古都です。それにしても砂漠の真ん中に日干し煉瓦のみで作られたイスラム建築がこんなにも素晴らしいとは思ってもみませんでした。雨がたくさん降ると建物が溶けてしまうというから驚きです。

 

上の写真はブハラ郊外にあるサーマーニー廟です。この霊廟は9世紀終わりから10世紀半ばにかけて建設された古いお墓で、なんとイスラム教がブハラに伝わる前に作られた建造物なのです。建物の幾何学的模様は、古代ソグド人文化やゾロアスター教の影響を受けていると言われています。

f:id:life-as-a-guide:20210629213909j:plain

チャル・ミナルです。実はこの建物珍しいのです。4本のミナレットがあり、ミナレットの上にドームがあります。このスタイルは実はレア。

 

f:id:life-as-a-guide:20210629213703j:plain

青の都サマルカンドと並んでウズベキスタンのシンボル的存在なのが、写真のカラーン・ミナレットです。1127年に建てられたカラーン・ミナレットは高さは48mもあります。

f:id:life-as-a-guide:20210629205213j:plain

屋根付きのバザール・タキも見学。エキゾチックな絵柄の布製品や独特の香りがする香水など、シルクロードを感じるものばかりでした。なぜか日本語で「安いよ、安いよ」と声掛けする商人もたくさんいて日本人もたくさんブハラに来ているんだなぁと実感。

 

実はウズベキスタンはドライフルーツ王国と言われており、乾燥しており、日中の寒暖差が大きい気候、独自の製法サヤキ(干し方)があるため、高品質なドライフルーツをお土産にするのがおすすめです。(日本ではまだほとんど知られていませんが、本当に美味しいんです!)

www.lifeasaguide.info

是非、食べてみて下さい!

f:id:life-as-a-guide:20210629205355j:plain

ブハラの夕食はメドレセ(イスラムの神学校)を改装したレストランで民族衣装を楽しみながらの贅沢ディナーです。素敵な衣装に身を包んだ踊り子がくるくると回りながら踊る姿は独特の魅力があり素晴らしかったです。

                                 (ブハラ泊)

5日目 ブハラ~シャフリサブス~サマルカンド

f:id:life-as-a-guide:20210629205726j:plain

午前、ブハラを出発し英雄ティムールの故郷シャフリサブスに向かいました。写真はアク・サライの遺跡です。かつての隊商宿の後です。シルクロードの商人達がラクダに乗り旅をする途中宿泊したのが隊商宿です。

 

アク・サライを見学後、市内レストランにて昼食を済ませ、午後はさらに東に向かいまう。青の都サマルカンドを目指します。所要時間、また6時間・・・

f:id:life-as-a-guide:20210629210133j:plain

夜、ようやくサマルカンドに到着。ホテルにチェックインし夕食を食べ、その後街の中心部のレギスタン広場のライトアップを見に行きました。砂漠の夜の静けさと涼しさ、日干し煉瓦とサマルカンドの青、とても幻想的でした。

                              (サマルカンド泊)

6日目 サマルカンド観光

f:id:life-as-a-guide:20210629210347j:plain

本日は終日サマルカンドの市内見学。まずは昨晩訪れたレギスタン広場へ。昨晩の静けさとは違いさすがに賑やかでした。青の都と言われる所以となったタイルの青(サマルカンドブルー)はとても鮮やかで圧巻でした。よく砂漠にこんな巨大な建物をつくったものです。

f:id:life-as-a-guide:20210629214628j:plain

グーリ・アミール廟です。この霊廟はティムール帝国の創始者、英雄ティムールの一族が葬られたお墓で、このデザインは後に、インドのタージ・マハル廟のデザインの基になった言われています。

f:id:life-as-a-guide:20210629210612j:plain

旧市街を離れ郊外にあるシャーヒジンダ廟群へ。この霊廟群はアフラシャブの丘に位置しており、ティムールの親族や王朝関係者の霊廟やモスクなど11棟があつまる遺跡群です。これだけ大く豪華な霊廟群をみたのは初めてでした。

                              (サマルカンド泊)

6日目、7日目 サマルカンド~タシケント~成田空港

f:id:life-as-a-guide:20210629211204j:plain

いよいよ最終日です。朝サマルカンドを出発しバスで北上。首都タシケントに戻ります。最後の長いバス移動となりましたが、なんと砂漠の真ん中でバスがまた故障。今回は待っても待っても直る気配がありません。この日は深夜の国際線の時間があったため、砂漠の真ん中でまさかのヒッチハイク。

f:id:life-as-a-guide:20210629211025j:plain

他のツアーのバスに拾ってもらいサマルカンドへ。なんとかサマルカンドへ到着。少し時間があったため、ブロードウェイを散歩し市内レストランで夕食を食べ空港へ。日をまたぎ無事成田に到着!

 

是非、食べてみて下さい!


 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

トルコ周遊の旅(2006年10月)

f:id:life-as-a-guide:20210624184429p:plain

こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、今回はトルコです。人生初の添乗業務がトルコということで、出発前はかなり不安だったことを今でも覚えています。

 

トルコは何度訪ねても面白い観光地です。ホテルも快適、食事も口に合う、治安も比較的良いです。観光地についても、イスラム建築、ローマ遺跡、自然遺産等、変化に富んでいて飽きずに観光地を周ることができます。

 以下、現地事情詳細です。

www.lifeasaguide.info

 

1日目 成田~イスタンブール

成田からイスタンブールへ。到着後ガイドと合流し空港近くのホテルにチェックイン。

               (イスタンブール:ラディソンSAS・エアポート泊)

goo.gl

2日目 イスタンブール~アンカラ~カッパドキア

f:id:life-as-a-guide:20210221173039j:plain

朝、国内線に乗り、トルコの首都アンカラへ。昼食を食べた後市内観光。アタチュルク廟へ。アタチュルク廟とはトルコ建国の父ムスタファ・ケマル・アタチュルクの霊廟です。アタチュルクは政教分離、デノミゼーション、トルコ語のアルファベット表記等現代トルコの基礎を作った人物で国民から今でも尊敬されています。

f:id:life-as-a-guide:20210221173104j:plain

アタチュルク廟の衛兵さんです。ボックスの中に待機していますがまったく動きません。瞬きは注意深く見ているとしていますが。動かないっていうのもとても大変ですよね。時間帯によっては衛兵交代が見られる場合もあります。

f:id:life-as-a-guide:20210221173130j:plain

アタチュルク廟見学後は敷地内にあるカフェにてトルコ式コーヒーを賞味。濃い、そして飲み口がざらざら。それもそのはず、トルコ人はコーヒーの粉末をお湯で煮だし大量の砂糖を入れてフィルターで濾さずに飲むのです。慣れたらおいしいかも。

 

 その後アナトリア考古学博物館でアナトリア地区から出土した旧石器時代からギリシャ・ローマ時代の出土品を見学しトルコ共和国の起源を学びました。

 

その後、トゥズ湖経由でカッパドキアへ。

f:id:life-as-a-guide:20210223174100j:plain

塩湖トゥズ湖では、湖がピンク色に染まる貴重な自然現象を見ることができました。

f:id:life-as-a-guide:20210223174258j:plain

約3時間半の移動でようやく世界遺産カッパドキアに到着!カッパドキアとは馬の王国という意味があるそうです。写真は写真スポット、ウチヒサルと呼ばれる岩の要塞。

 
宿泊はカッパドキア地方特有の洞窟風ホテルです。ゼルベの谷に位置しています。部屋の壁を注意深くみると洞窟を掘り出してつくられたことがわかります。

f:id:life-as-a-guide:20210221173328j:plain

f:id:life-as-a-guide:20210221173433j:plain

洞窟と言われ最初はどんなところか緊張しましたが、内装は洞窟らしい雰囲気を残しつつも、清潔感もあり快適でした。食事、サービス等全て最高クラスで素晴らしかったです!

                      (カッパドキア:アタマンホテル泊)

goo.gl

3日目 カッパドキア

f:id:life-as-a-guide:20210221173505j:plain

早朝希望者と共にカッパドキアの気球ツアーへ。(当時は旅行会社として朝の気球旅行にご案内が許されている古き良き時代でした)

少し肌寒いですが上空からのカッパドキアの景色は絶景です。朝ホテルに専用車が迎えに来て気球会社に行き予約の確認を得て専用車で気球がスタンバイしている場所に移動するというシステムです。所要時間は約2時間でした。

f:id:life-as-a-guide:20210223180018j:plain

素敵!という言葉しかでない。これは朝早くに起きる価値があります。

 

気球の旅が無事終わると、パイロットがシャンパンをふるまってくれます。シャンパン以外にもクッキー、サンドイッチ、ケーキ等の軽食やコーヒー、紅茶も用意してくれました。これも含み気球ツアーの総額は日本円で約20,000円です。高いけど価値はあります。

f:id:life-as-a-guide:20210221173531j:plain

それでは一度ホテルに戻り休憩です。

ホテルにて朝食をとり準備を済ませいざカッパドキアの観光へ!まずはギョレメ聖堂群へ。

f:id:life-as-a-guide:20210223180356j:plain

リンゴ教会、蛇の教会、食堂、そしてハイライトの暗闇の教会という順番で見学しました。綺麗なキリストのフレスコ画などが印象的でした。

f:id:life-as-a-guide:20210223180604j:plain

ギョレメ聖堂群見学後、バスに戻る途中、トルコアイスのお店がありました。トルコアイスは伸びますよね!サーレップと呼ばれるラン科の植物の根からつくられた粉が原因で暑い夏でもアイスが溶けにくいようにという、トルコ人ならではの工夫のようです。

 

その後、カイマクルの地下都市へ

f:id:life-as-a-guide:20210223181037j:plain

とても狭く天井が低い、当時キリスト教徒がイスラム勢力から隠れて暮らしていたというカイマクルですが、例えるならまさにアリの巣です。腰が悪い人は悪いことは言いません、見学をギブアップしましょう・・・ずっと屈んでいないと前に進めません・・・

f:id:life-as-a-guide:20210223181347j:plain

その後、地元の民家見学。

カッパドキア地方では今でも奇岩を掘り出し住居にした家に住んでいる人たちがいます。今回は住居の内部を見せてもらいましたが、キッチン、トイレ、寝室、リビングがありテレビ、電話もあり普通の家にあるものは全てありました。すごいですね。

f:id:life-as-a-guide:20210223181521j:plain

民家の見学後は、ゼルベの谷等写真スポットに立ち寄りカッパドキアの奇岩群を見学しました。

f:id:life-as-a-guide:20210223181823j:plain

f:id:life-as-a-guide:20210223181927j:plain

実は写真のようにおもしろい岩もあるんです。ラクダに見えることからラクダ岩と呼ばれています。

f:id:life-as-a-guide:20210223182025j:plain

それにしても自然にできたというから不思議。

f:id:life-as-a-guide:20210223182109j:plain

トルコ絨毯の工場見学をしてホテルに戻りました。

                              (カッパドキア泊)

4日目 カッパドキア~コンヤ

f:id:life-as-a-guide:20210221174120j:plain

午前、カッパドキア地方のアヴァノスの陶器工房へ。アルベルト・アインシュタインによく似た先生が陶器作製の実演をしてくれました。上質の土からできる陶器はお土産にも最適。お皿等のいろいろな陶器が販売していました。写真はワインを入れるための陶器とのこと。おもしろい。

 

カッパドキア地方はトルコ絨毯生産でも有名です。大きい工場があり見学をさせてもらうことになりました。若い女性が真剣なまなざしで仕事に勤しんでいます。100%手作業とのこと。トルコ絨毯はその品質の高さ、高級さで知られています。

 

その後、シルクロードを通り一路コンヤへ。コンヤへの途中、隊商宿の一つキャラバンサライを見学しました。

 

コンヤではインジェミナーレ神学校、メブラーナ博物館を見学しコンヤのホテルへチェックイン。

          (コンヤ:グランドホテル・コンヤ(旧ホテル・リクソス泊))

goo.gl

5日目 コンヤ~アフィヨン

f:id:life-as-a-guide:20210223184000j:plain

古都コンヤから温泉保養地があるアフィヨンへ向かいました。アフィヨンとはトルコ語で芥子の意味。名物は芥子の実とはちみつをたっぷりかけたヨーグルトです。濃厚でとてもおいしかった。ヨーグルトの発祥は実はブルガリアではなくトルコなのです。

                         (アフィヨン:オルコグル泊)

6日目 アフィヨン~パムッカレ~イズミール

f:id:life-as-a-guide:20210223163741j:plain

 朝、ホテルを出発し石灰棚の景観で知られるパムッカレへ。パムッカレでは写真の石灰棚はもちろんのこと、ヘレニズム時代に建てられた都市遺跡ヒエラポリスを見学しました。

f:id:life-as-a-guide:20210223184847j:plain

その後、イズミールへ移動。ホテルにチェックイン。

                      (イズミール:アネモン・フェア泊)

goo.gl

7日目 イズミール(エフェソス観光)

f:id:life-as-a-guide:20210223185430j:plain

まずは聖母マリアの家へ。教会と共に泉があり、体・心・金の幸運を願ったり、善行を約束する札所みたいなところがあったりと信仰に溢れていました。

その後、グレコ・ローマンのエフェソス遺跡へ。

f:id:life-as-a-guide:20210223163851j:plain

 世界遺産エフェソスの遺跡を見学です。エフェソスは紀元前11世紀にイオニア(古代ギリシャ)人により建設されました。広大な敷地内を約2時間かけて散策。

f:id:life-as-a-guide:20210221174012j:plain

エフェソスの大劇場です。有名なケルスス図書館からマーブル通りを辿ると、大劇場に着きます。またここからは、マーブル通りに直角に港まで、アルカディアン通り(港通り)が続きます。大劇場は保存状態も良く、音響効果も良さそう。

f:id:life-as-a-guide:20210223164002j:plain

 古代ローマ時代の公衆水洗トイレです。このほかにも劇場跡、神殿跡、娼婦の館等を見学しました。遺跡の近くにあるエフェソス博物館の見学もできたので、エフェソスに対しての理解が深まりました。

                               (イズミール泊)

8日目 イズミール~ベルガマ~トロイ~チャナッカレ

f:id:life-as-a-guide:20210223164120j:plain

早朝、ホテルを出発し一路ベルガモン王国時代より発展するベルガマへ。そこではギリシャ都市遺跡で高台に建つアクロポリスを見学。高低差を利用した水道橋で水を確保し、神殿や図書館、また上の写真の急斜面に造られた劇場跡等が印象的でした。

 

その後、アスクレピオンに移動し、古代の医療センター(精神病)の跡地を散策しました。見学後に近くのレストランで昼食をとりトロイに向けて移動となりました。

 

f:id:life-as-a-guide:20210223164759j:plain

写真はトロイの木馬伝説のモデル、トロイの木馬です。人工的につくられたもので遺跡のシンボルとなっています。トロイは何度も民族の侵略の歴史により破壊と再生が繰り返され、9層にもなる都市遺跡です。遺跡自体の保存状態はあまり良くないため、ガイドの説明がなければ、何を見ているのかわからないような遺跡です。

 

ちなみに参考までに以下が遺跡の一部。時代(層)によって石の色や形、材質が違うことがわかります。また街が徐々に拡張されていった様子が良くわかりました。

f:id:life-as-a-guide:20210223165608j:plain

その後ダーダネルス海峡を見渡すチャナッカレのホテルでの宿泊となりました。

                       (チャナッカレ:コリンホテル泊)

goo.gl

9日目 チャナッカレ~ブルサ~イスタンブール

f:id:life-as-a-guide:20210223165308j:plain

朝ホテルを出発し、オスマン朝時代の都だったブルサへ。写真はシルクバザールです。

ウルモスク、緑のタイルとステンドグラスが綺麗なイッシェルジャーミーを見学し昼食はブルサにて。

f:id:life-as-a-guide:20210223165351j:plain

写真はブルサ名物のイスケンデルケバブです。香辛料が効いたドネルケバブのスライスにたっぷりのヨーグルトが添えられ食べる前に熱々の焦がしバターがかけられます。

 

イスケンデルケバブのイスケンデルはアレキサンダーのトルコ語発音で、料理の発明者イスケンデル・エフェンディ氏の名前から来ているという説が有力ですが、かのアレキサンダー大王も好んで食べたケバブだったことからイスケンデルケバブと名付けられたという説もあります。

 

ブルサ見学後、ヨーロッパとアジアを結ぶイスタンブールに向け移動です。フェリーに乗ったりボスポラス橋をバスで渡ったりしました。そしてイスタンブール到着後、ブランドバザールへ。グランドバザールにて買い物をし、ホテルにチェックイン。

                        (イスタンブール:アネモン泊)

goo.gl

10日目 チャナッカレ~ブルサ~イスタンブール

f:id:life-as-a-guide:20210223170928j:plain

午前、まずはドルマバフチェ宮殿へ。内部の写真撮影は認められていないのでご紹介できませんが、内部は豪華絢爛としか言いようのない素晴らしい内装、調度品でした。

f:id:life-as-a-guide:20210223171345j:plain

その後、イスラム教とキリスト教が共存した建物で内部のモザイクがが素晴らしいアヤソフィアを見学しました。

f:id:life-as-a-guide:20210223171519j:plain

アヤソフィア内のモザイク画。素晴らしいです!

f:id:life-as-a-guide:20210223171634j:plain

その後、400年の間オスマン朝時代の居城として使われたトプカプ宮殿を見学しました。写真はハレムです。宮殿内の宝物殿等、見ごたえのある観光地でした。

 

トプカプ宮殿の見学後は、市内で昼食をとり軍事博物館で軍楽隊の演奏と武器の見学を楽しみ、その後ホテルに戻りました。夕食後には、ベリーダンスのショーを見に行きました。

                             (イスタンブール泊)

11日目 イスタンブール

f:id:life-as-a-guide:20210223172051j:plain

午前、自由行動日だったため、希望のお客様と一緒にタクシム広場、ガラタ橋、スパイスバザール等を訪ねました。ガラタ橋では名物サバサンドを紹介し皆で試食。うまい!

 

市内レストンで昼食後、午後はブルーモスクの見学を楽しみます。オスマン朝最高傑作と謳われる均衡のとれた建築は素晴らしいものでした。

f:id:life-as-a-guide:20210223172323j:plain

その後、ボスポラス海峡クルーズへ。要塞跡のルメリヒサルが印象的でした。

f:id:life-as-a-guide:20210223172513j:plain

                              (イスタンブール泊)

12日目、13日目 イスタンブール

f:id:life-as-a-guide:20210223172732j:plain

再び自由行動の日でした。ご希望のお客様と一緒にオリエント急行の終着駅シルケジ駅を訪ねたり、路面電車トラムに乗ったり世界一短い地下鉄チュネルに乗ったりと街歩きを楽しみました。その後、ペラパレスにてアガサクリスティーの滞在した部屋を見学しました。昼食はイスティクラール通りの魚市場で新鮮なムール貝を食べました。

 

その後、ホテルに戻り空港へ。一路帰国の途へ

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

中国 長江クルーズと三国志ゆかりの地を巡る旅(2007年3月)

 

f:id:life-as-a-guide:20210624191203p:plain

こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、今回はスケールの大きい中国の旅です。2380kmに及ぶ長江クルーズの添乗をしてきました。浙江省、上海市、江蘇省、安徽省、江西省、湖北省、三峡ダム、白帝城、重慶市を訪ねています。

以下、現地事情詳細です。

www.lifeasaguide.info

三峡に代表される各地の風光明媚な名所地、三国志の舞台と歴史、そして世界最大規模の三峡ダムの見学など楽しんできました。

 

 

1日目 千歳~上海

午前、千歳空港を出発し上海へ。到着後、到着後空港近くのホテルにチェックイン。

                          (上海「華美達大酒店」泊)

 2日目 上海~重慶

f:id:life-as-a-guide:20210328145459j:plain

 上海「バンド、もしくは中国語で外灘(ワイタン)エリア」

 

早朝ホテルを出発し空港に移動です。国内線にて重慶へ。市内で四川料理の昼食をとり午後重慶博物館へ。重慶と長江の三峡流域(揚子江)の歴史などを見学しました。

早めにホテルにチェックイン。この日は各地からチャーター船に乗船するグループの移動日でした。札幌発のお客様は乗り継ぎの都合上、他の出発地のグループに先駆けて重慶に入っていたのです。

                            (重慶「海逸酒店」泊)

 3日目 重慶~豊都

f:id:life-as-a-guide:20210328150213j:plain

朝ホテルを出発し重慶市の港へ。いよいよ乗船です。まずは乗船後船内ラウンジにて各スタッフ、ガイド、添乗員などの紹介と船のオリエンテーション。その後昼食を船内で食べました。

 

夕刻、船は重慶市豊都県に到着しました。電気カートに乗り道教の名山「鬼城」へ。地獄をイメージしてつくられたお寺で内部はテーマパークのようになっています。中国のお寺はどこも必ずと言って良いほど階段が多いです。約2時間で見学しました。

寺があり、最奥には閻魔大王が鎮座していました。

 

f:id:life-as-a-guide:20210328150953j:plain

「鬼城の見学」

 

お酒の鬼など、さまざまな鬼の像がありました。馬の鬼、鳥の鬼、など、バラエティーに富んでいて思わず笑ってしまいました。鬼城の奥にはメインのお寺があり、最奥には閻魔大王が鎮座していました。

f:id:life-as-a-guide:20210328151047j:plain

「色鬼(エッチな鬼)」

 

見学後、船内に戻り「ウェルカムディナー」を楽しみました。

                                  (船内泊)

 

4日目 白帝城~三峡下り~神農渓

f:id:life-as-a-guide:20210328151650j:plain

この日の下船観光は奉節県、三国志で有名な劉備玄徳がその最後を迎えた白帝城の見学です。白帝城は三峡ダムの完成で長江の水位が上がったため、小さな島となりました。現在は下の写真のような小船に乗り換えて白帝城へ向かいます。到着後、約400談の階段を上りました。水位が上がる前は600段以上あったとのこと・・

f:id:life-as-a-guide:20210328151758j:plain

 その後、長い階段を上りようやく白帝城の頂上へ。門をくぐるとお寺の境内があり、下の写真はメインのお寺「明良殿(めいりょうでん)」です。劉備が孔明に子供を託すシーンが再現されていました。地内には江沢民、周恩来、毛沢東、そして李白の詩の石碑もありました。

f:id:life-as-a-guide:20210328151850j:plain11時頃に三峡の最初の渓谷で三峡の中で最も短い「三峡瞿塘峡(くとうきょう)」に入りました。風光明媚な三峡は中国のあまたの詩人たちが作品のモチーフにしてきました。

f:id:life-as-a-guide:20210328152623j:plain

 船内にて昼食後、13時頃には2つ目の渓谷「巫峡(ふきょう)」に入ります。、谷間から登る朝日や、神女峰(じょにんほう)も見えました。

f:id:life-as-a-guide:20210328153102j:plain

f:id:life-as-a-guide:20210328153140j:plain

「神女峰」

午後は神農渓へ。巫山(ふざん)にて、中型の船に乗り換え小三峡クルーズへ。龍門峡(りゅうもんきょう)、巴霧峡(はむきょう)、滴翠峡(てきすいきょう)を通過、川幅も狭く、迫りくる山肌に圧倒されました。

f:id:life-as-a-guide:20210328153430j:plain

 その後、さらに小さな船に乗り換えます。水位が上昇したおかげで入ることができるようになった小小三峡へ。静寂な雰囲気の中、エメラルドグリーンの水色が印象的でした。

f:id:life-as-a-guide:20210328153616j:plain

小小三峡クルーズ後、船に戻ります。デッキにて風光明媚な景色を楽しました。この日、夜中12時過ぎに三峡ダムに到着。デッキに出てパナマ運河式の五段階水門を抜ける様子を見学しました。

f:id:life-as-a-guide:20210328153927j:plain

「三峡ダムのライトアップ」

f:id:life-as-a-guide:20210328154018j:plain

「三峡ダムの五段階式水門(イメージ:違うツアーの添乗時から」   

すみません、暗すぎて水門の写真は、この添乗では撮影しませんでした。上の写真は再訪した際、三峡ダムに到着した時の写真です。(上海→重慶の逆回りだったため深夜の到着ではありませんでした。)

 

三峡ダムは、中国における万里の長城以来の国家プロジェクトとして建築を進めたられたと言われています。到着後は、水門を抜けるため、しばし順番待ちとなります。夜中デッキで辛抱強く待っていると、いよいよ第一閘門(こうもん)へ。

 

デッキから眺める圧倒的なスケールのコンクリートの塊が、世界一の規模を感じさせてくれました。発電量、建設費、使用されたコンクリ―トの量等、いずれをとっても想像を絶するスケール。その後、徐々に五段の閘門を進んでいきました。

                                  (船内泊)

5日目 三峡ダム~沙市

f:id:life-as-a-guide:20210329200928j:plain

午前、三峡ダムの見学です。 代償としてとして、以前の美しい三峡の景色を大きく変化させた三峡ダムですが(現在も川の水位が上がり異なった美しさはもちろんあります)、その後の中国の発展に欠かさない存在になったということを三峡ダムの見学で確信しました。

 

ダムの建築に際して、延べ113万人の地元住民が移住させられ、川沿いの風景も大きく様変わりしたのです。三峡ダムの見学ではダムの堤防や壇子嶺でダムを上から眺め、模型室ではダムの模型で全体像を理解しました。日本全体のダムの総貯水量の2倍、全長2,309mという規模のスケールに圧倒されました。

 

船に戻り出港すると、間もなく最後の三峡「西陵峡」に到着です。全長66kmの西陵峡ですが、デッキに出て見学。

f:id:life-as-a-guide:20210329202922j:plain

昼食を船内で済ませ、午後船は葛州覇(かっしゅうは)ダムを通過、高低差約20m、1段のシップロックをこえていきました。その後、のんびりと船内にて過ごします。夕食は船員たちがショーを行い、我々を楽しませてくれました。

f:id:life-as-a-guide:20210329203157j:plain

四川省名物「変面のショー」

船は沙市という港に停泊。                                                  

                                  (船内泊)

 

 

6日目 終日クルーズ

 この日は、前日からの濃霧のため、船は予定していた岳陽への寄港ができませんでした。安全第一で船は船長指示で武漢に向かうことになりました。終日クルーズの日となりましたが船内ではいろいろなイベントが行われ船員たちがお客様を楽しませてくれました。

f:id:life-as-a-guide:20210329203610j:plain

船内イベント:太極拳講座

f:id:life-as-a-guide:20210329203743j:plain

船内イベント:餃子づくり講座(司会は私と中国人ガイド、呉さんでした。)

                                  (船内泊)

7日目 武漢~赤壁

この日はチャーター船の利点を活かし、お客様の希望に合わせた観光をご案内しました。お客様は2つの選択肢(①武漢にのんびり滞在、②午前武漢観光、午後赤壁(レッドクリフ)への観光)から選ぶことができました。

 

私は赤壁に行きたい!という願いが幸い叶い赤壁に行くことができました。武漢ではまずは江南三大名楼に数えられる黄鶴楼や湖北省博物館の見学をしました。

f:id:life-as-a-guide:20210329204638j:plain

黄楼楼の建立は三国時代の233年ですが、現存するのは清代に再建されたものです。高さは51.4mの五階建てで、エレベーターで5Fまで行くことができます(有料)。そこからは頑張って階段を登ります。

 

もちろん歩くことができますが、歩くと階段は600段以上はあります。帰りは、エレベーターか徒歩を選択することができますが徒歩でのんびり降りることがおすすめです。黄鶴楼からは雄大な長江と武漢の街並みの景観を楽しむことができます。

 

f:id:life-as-a-guide:20210329205110j:plain

湖北省博物館は、湖北省で発掘された土器や陶器、その他文化財を合わせ20万点近くを所蔵する中国有数の博物館です。その中でも貴重な青銅器コレクションと編鐘の展示を中心にガイドの説明と共に楽しみました。編鐘は2200年以上前の楽器なのですよ!

 

午後は赤壁へ向かいます。道中の菜の花が綺麗でした。

f:id:life-as-a-guide:20210329205432j:plain

赤壁では、赤壁対戦陳列館や諸葛孔明が南東の風を呼ぶために拝んだ拝風台、三国志の中でも美男子として知られる周瑜像と崖に書かれた赤壁の文字を見学。三国志のロマンと映画「レッドクリフ」の世界感について思いを馳せました。

f:id:life-as-a-guide:20210329205729j:plain

赤壁:拝風台

f:id:life-as-a-guide:20210329205830j:plain

赤壁:赤壁

赤壁はとても素朴な観光地ではありますが、三国志ファンの間には欠かせない貴重な観光地です。夕食は船内にて。
                                  (船内泊)

 

8日目 九江~景徳鎮~江口港

午前、下船し約2時間半移動し景徳鎮へ。屋外の工房にて、陶磁器ができるまでの過程や古窯を見学しました。工房にはお土産屋もあり、安いものからとても高額なものまでいろいろ販売していましたね。

f:id:life-as-a-guide:20210329210857j:plain

景徳鎮:工房見学

f:id:life-as-a-guide:20210329211031j:plain

景徳鎮:古窯(世界遺産)

f:id:life-as-a-guide:20210329211137j:plain

景徳鎮の工房を見学後は、昼食をとり午後陶磁器卸売市場や景徳鎮博物館を見学しました。博物館では規模は小さいものの各年代毎の貴重な景徳鎮コレクションを見る事ができました。その後、バスで約3時間半かけて船が待っている江口港へ。揚子江の水位の関係で急遽予定していた貴池港に船が寄港できず、江口港へ移動となったのでした。
                                  (船内泊)

9日目 南京

f:id:life-as-a-guide:20210330194054j:plain

この日は、終日江蘇省の州都である南京の観光です。明代の城壁が南京の代名詞ですが、北京、西安、洛陽と並ぶ中国四大古都の一つです。午前は中山陵と明考陵の見学をしました。

f:id:life-as-a-guide:20210330194006j:plain

近代中国の父孫文の墓でもある中山陵の見学です。ものすごい人の数と階段の数でした。

f:id:life-as-a-guide:20210330194802j:plain

中山陵見学の後は明考陵へ。明考陵は明王朝を開いた太祖朱元璋の陵墓です。敷地内は広く2時間かけて散策しました。写真は三国志の英雄、孫権の石碑です。かつて南京は三国志、呉の国の都がおかれたため、孫権の石碑も残っているのです。

 

市内にて昼食後、世界一大きいといわれる南京の城壁の正門にあたる中華門の見学をし、その後閲江楼へ。丘の上にそびえる黄色い楼閣からの長江の眺めは素晴らしかったです。

f:id:life-as-a-guide:20210330195528j:plain

閲江楼は、朱元璋が明朝の基礎を築く戦いの舞台となった獅子山の山頂に建設した4層7階の楼閣です。頑張って一番上まで登りました。その後、帰船。

                                  (船内泊)                                  

10日目 揚州

本日は江南水郷の町、揚州の観光です。午前、鑑真和尚ゆかりの大明寺、江南の名園「個園」を見学しました。

f:id:life-as-a-guide:20210330202458j:plain

鑑真と言えば、日本へ仏法や戒律を伝えた高僧ですが、実はこの大明寺の住職だったのです。上の写真は鑑真記念堂です。中には日本国宝である、唐招提寺所蔵の鑑真和上を模した像や遣唐使船の模型などが展示されています。

 

鑑真記念堂は鑑真の逝去 1200 周年を記念するために建てられました。鑑真は日本に、書道、建築、彫刻、薬学などの多くの知識をもたらし、日本文化にも大きな影響を及ぼしました。

 

日本人にとって恩人にあたる鑑真のお寺は是非、揚州を訪ねたら訪問したい観光地です。

f:id:life-as-a-guide:20210330203335j:plain

大きな仏塔は棲霊塔と呼ばれています。もとは隋代の創建時に建てられた9階建ての塔で、李白や白居易も登ったらしい。登りませんでしたが、お金を払うと登ることができるようです。

f:id:life-as-a-guide:20210330204001j:plain

江南の名園「個園」です。江南地域の中国庭園は有名で、特に蘇州には、拙政園、留園や網師園といった素晴らしい庭園があり、それらの多くは明の時代に造られています。

 

今でこそ中国庭園といえば蘇州という雰囲気がありますが、実は揚州は明の後の清の時代、塩の流通で富を築き栄華を誇り、多くの庭園を築いていたのです。残念ながら、多くの庭園は太平天国の乱、辛亥革命、国共内戦や日中戦争といった相次ぐ戦乱の中で喪失してしまいましたが、個園は幸い戦火を免れ、現在も見学することができます。

 

明より新たしい清の時代に造られたことから、蘇州の庭園に比べ個園は、狭い敷地に立体的に構成されていること、太湖石があまり使われていないというのが特徴です。(清の時代にはすでに太湖石は掘りつくされていた)

 

素晴らしい中国庭園で、散歩にはちょうど良い規模です。ところどころ茶室が設けられており、天気の良い日にはお茶を飲みながらのんびりできます。

f:id:life-as-a-guide:20210330204141j:plain

昼食を市内レストランで食べ、午後は痩せた西湖のような細長い形の湖として知られる痩西湖の遊覧を楽しみました。

f:id:life-as-a-guide:20210330211741j:plain

痩西湖のハイライトの一つ、五亭橋です。

f:id:life-as-a-guide:20210330211646j:plain

痩西湖見学後、双博物館にて国宝の景徳鎮コレクションや木版印刷の展示を見学し船に戻りました。

f:id:life-as-a-guide:20210402115346j:plain

夕食後は船員たちによる催しを楽しみました。現地で音楽家たちも船に乗船し素晴らしい演奏を披露してくれました。                                                                             

                                  (船内泊)

11日目 無錫

この日は江南水郷の町、無錫へ。無錫は市内に北京と杭州を結ぶ京杭運河を中心に多くの運河が張り巡らされている水郷の町です。写真は中国で四番目にンはい大きい(日本の琵琶湖の約3倍)太湖です。約1時間半かけて広い湖を専用船で遊覧しました。柳の木々と奥に見える中国伝統式家屋、また敷地内の中国式建造物が素晴らしく、タイムスリップしたような感覚でした。

f:id:life-as-a-guide:20210402120456j:plain

f:id:life-as-a-guide:20210402120614j:plain

市内で昼食をとり、午後は南禅寺界隈を散策し船に戻りました。

                                  (船内泊)

12日目 揚州~錦渓~蘇州

船を下船し、バスにて錦渓へ。江南水郷古鎮の旅の開始です。錦渓では小船に乗りのんびり遊覧を楽しみました。

f:id:life-as-a-guide:20210402121617j:plain

錦渓では昔のままの素朴な古鎮の街並みを見学できました。

f:id:life-as-a-guide:20210402121815j:plain

錦渓見学後、蘇州へ移動しました。蘇州到着後、蘇州博物館を見学しホテルへチェックイン。
                            (蘇州:人家大酒店泊)

13日目 蘇州

 午前、まずは刺繍博物館へ。中国を代表する伝統技術を見学しました。その後留園へ。中国ならではの庭園と大きな太湖石を見学しました。

f:id:life-as-a-guide:20210402124533j:plain

「留園」

f:id:life-as-a-guide:20210402124756j:plain

「留園:太湖石」

f:id:life-as-a-guide:20210402124046j:plain

「拙政園」

見学後、東洋のピサの斜塔、虎丘の塔を遠望しホテルへ戻ります。ホテルにて昼食後、拙政園へ。見学後、平江路へ。新しものと古いものが調和したおしゃれな観光地でした。夕食は山塘街にて。午後はライトアップされた町並みを見学しホテルへ戻りました。

                                  (蘇州泊)

14日目 蘇州~東山風景区~上海

 午前、太湖に突き出た半島にある新しい見どころ、東山風景区へ。陸巷古村を見学しました。昼食を村のレストランでとり上海へ向かいます。上海では上海のランドマーク「東方明珠塔」で写真ストップ、そしてバンド地区(外灘)を歩きました。その後ホテルにチェックイン。夕食は市内レストランにて上海蟹フルコースを堪能しました。

                           (上海:華美達大酒店泊)

15日目 上海~千歳

 早朝、上海の空港へ。一路帰国となりました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

ベトナム周遊の旅(2006年12月)

f:id:life-as-a-guide:20210624185824p:plain

こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、今回はベトナムです。 ベトナムは何度訪ねても面白い観光地です。ホテルも快適(ホテルは是非ハイグレードを選びたいところ)、食事も口に合う、治安も比較的良いです。

以下、現地事情詳細です。

www.lifeasaguide.info

 

観光地についても、世界遺産ハロン湾に代表される自然の景勝地や、エネルギッシュなベトナムを感じることができる首都ハノイの混沌とした街並み、かつて日本人が暮らし現在もどこか日本らしい雰囲気を感じる中部の町ホイアン、かつての宮廷文化の名残りが現代にも残る古都フエ、南部の大都会ホーチミンシティ等見どころが豊富です。

 

1日目 新千歳~ソウル~ハノイ

午後、新千歳からソウル・インチョン(仁川)空港経由でハノイへ。到着後、ガイドと合流し市内のホテルにチェックイン。

                      (ハノイ:メリア・ハノイホテル泊)

2日目 ハノイ

f:id:life-as-a-guide:20210306135436j:plain

午前、ハノイから専用バスで郊外のバチャン村へ行きました。上の写真は村に向かう途中の車窓からの景色です。首都のハノイは常に大渋滞ですが、一度脱出すると長閑な田園風景となります。

 

ハノイから約1時間かけてバチャン村へ到着しました。

f:id:life-as-a-guide:20210306135616j:plain

バチャン村は陶器で有名な小さな村で、陶器のデザインは中国の景徳鎮の影響を受けていると言われています。写真のデザインをみて納得できるという方も多いでしょう。

 

バチャン村では陶器の絵付け体験をしました。体験の準備が整うまで職人さんの仕事を見せてもらうことに。

f:id:life-as-a-guide:20210306140205j:plain

いざ体験です。

f:id:life-as-a-guide:20210307151949j:plain

体験自体は小皿に染料で絵付けをするというもので約30分で終わりました。体験でつくったオリジナルのお皿は工房の釜で焼かれ、後日指定場所(ハノイORハノイ近郊)に届けてくれるシステムです。

 

お店の人と相談し、後日ツアー中に無事受け取るとることができました。

f:id:life-as-a-guide:20210307152412j:plain

その後、バチャン村をガイドの案内で散策しバスでハノイに戻りました。練炭工場や水牛の荷車等、ベトナムの田舎らしい素朴な光景を楽しみました。

 

ハノイへ戻る途中レストランで昼食をとり、午後はハノイの市内観光です。

f:id:life-as-a-guide:20210306140043j:plain

ベトナム建国の父として知られるホーチミンの霊廟近くでバスを降り霊廟を外観から見学し一柱寺へ。

f:id:life-as-a-guide:20210306135755j:plain

ハノイのシンボル一柱寺です。このお寺はその名の通り、一つの柱で立っています。その姿がこじんまりと可愛らしい印象的でした。

 

ベトナムの歴史における李朝の第二代皇帝、李太宗がある日夢を見ます。蓮の上の観音様が手招きしている姿を見たと言うのです。そこから縁起が良い夢とされ、一柱寺はこのスタイルで建てられました。世界的に見ても珍しい形のお寺だと思います。

 

その後バスに乗り、ベトナム版聖剣伝説の舞台ホアンキエム湖へ。湖周辺は公園になっており徒歩で散策ができます。歩いて湖の小島に位置する玉山祠へ行きました。

f:id:life-as-a-guide:20210306140111j:plain

玉山祠にある伝説の亀の剥製です。ガイドは本物と言っておりましたが・・・

f:id:life-as-a-guide:20210306140429j:plain

バスに戻り移動となりました。さすが混沌としたハノイ。車間距離が1cmあれば良い方です。私は絶対運転できません。

 

1000年の歴史を誇る水上人形劇を見に行きます。劇場到着後、時間があったため近くの市場をガイドが案内してくれました。

f:id:life-as-a-guide:20210306135254j:plain

ハノイ名物の水上人形劇です。人形達のコミカルな動きが昔のベトナムの伝承、一般市民の生活などを表現します。人形を動かすのはまさに職人技です。

 

人形劇見学後、市内レストランで夕食をとりホテルに戻りました。

                                 (ハノイ泊)

3日目 ハノイ~ハロン湾

f:id:life-as-a-guide:20210306140716j:plain

朝、ハノイを出発しバスで北へ3時間半、世界遺産ハロン湾へ移動しました。ハロン湾では有名な奇岩群を船上から、そして何か所かの下船観光も入れながら楽しみました。上の写真はスンソット島の鍾乳洞からの景色で、奇岩群と古来からの帆船が素晴らしいですね!

f:id:life-as-a-guide:20210307154107j:plain

スンソット島ではたくさんのハロン湾で一番大きい鍾乳洞を見学しました。帰路の階段が多く大変でした。

f:id:life-as-a-guide:20210307154326j:plain

ロシアの宇宙飛行士ティートップが降り立ったと言われるティートップ島に上陸。この後展望台に登りましたが、再びたくさんの階段が・・・

f:id:life-as-a-guide:20210306141046j:plain

2か所の下船観光を楽しみ、その後のんびりとハロン湾クルーズです。ハロン湾クルーズでは帆船を貸切り1泊2日のクルーズを楽しみました。

 

様々な形の奇岩群を見ることができました。時間帯や角度によって様々な姿を見せる奇岩群をじっくり時間をかけての見学です。

                      (ハロン湾:バイトージャンク号泊)

4日目 ハロン湾~ハノイ~ダナン~ホイアン

f:id:life-as-a-guide:20210306141357j:plain

夜明けのハロン湾です。さすがの絶景!少し霧がかった幻想的な景色、山水画の世界で海の桂林と呼ばれています。

 

f:id:life-as-a-guide:20210307154601j:plain

朝方、船で水上生活をする人の船を訪ねました。天然の生け簀があり、中には魚、蟹、シャコがびっしりと!

 

その後お昼頃までのんびりとクルーズを楽しみ昼食後、下船。一路ハノイに戻ります。昼食では新鮮な蟹やシャコをいただきました。

f:id:life-as-a-guide:20210307182512j:plain

ハノイの空港よりベトナム航空にて中部の都市ダナンへ。その後、陸路でホイアンへ移動しました。

f:id:life-as-a-guide:20210307171158j:plain

ベトナム航空CAの制服です。ベトナムらしく民族衣装のアオザイが素敵でした。     

f:id:life-as-a-guide:20210306141646j:plain

ホイアン到着後、ホテルにてベトナム料理の夕食です。ベトナム名物生春巻きとバナナの花のサラダです。サラダにはヌックマム(魚醤)が和えられており、なんとも言えぬ香りと風味が、生春巻きもヌックマムが入った特性のタレにつけていただきます。

 

ベトナム旅行において、ヌックマムが好きか嫌いかは一つの大きなポイントになるかもしれません。もし好きであればベトナム料理を最初から最後まで美味しく食べれると思います。

 

ちなみ私は最初苦手でしたが、不思議と慣れていき今では抵抗なく美味しくいただけます。

  (ホイアン:ホイアンホテル泊(おそらく現在のヒストリックホイアンホテル))

5日目 ホイアン~ミーソン遺跡~ホイアン

f:id:life-as-a-guide:20210306142027j:plain

 午前、一度ホイアンを後にし、世界遺産ミーソン遺跡へ向かいました。ホイアンからは車で1時間弱、草むらの中にたたずむ遺跡は入口で専用ジープに乗り換え深部へ移動となります。ミーソンは古代チャンパ王国時代の遺跡群で、建物に残るレリーフがが素晴らしいです。

f:id:life-as-a-guide:20210306142228j:plain

ミーソン遺跡には大小様々な寺院が点在していました。ベトナム戦争の傷跡が残る貴重な遺跡です。遺跡は現在も調査中で、ミーソンの中でも保存状態の良い部分はごく一部しか残っていません。

 

見学後、ホイアンに戻り昼食にはホイアン名物「ホワイトローズ」をいただきました。豚ひき肉とエビのすり身を米粉の皮で包み蒸した、いわゆる蒸しワンタンで見た目が白いバラのように見えることからホワイト・ローズと呼ばれれています。

 

またホイアンには「カオ・ラウ」という名物麺料理もあります。これはかつて日本人が持ち込んだうどん文化の名残だと言われています。

 

ちなみにホワイトローズもカオラウもベトナム料理としては珍しくクセのない優しい味でした。

 

もちろん、私は大好きです!また食べたい。

f:id:life-as-a-guide:20210307182658j:plain午後、世界遺産ホイアン旧市街の散策となりました。

f:id:life-as-a-guide:20210306142345j:plain

ホイアンの旧市街の散策です。シクロに(人力車)に乗り移動しました。ホイアンの旧市街は歩いて散策できる広さではありますが、ツアーでは夜のライトアップされたホイアンの散策も含まれていたため体力の温存する目的もありシクロを利用しました。

f:id:life-as-a-guide:20210308200652j:plain

福建会館です。ホイアン旧市街には福建会館の他に中華会館・広東会館、明郷華先堂という代表的なお寺がありますが、いずれも航海の守護神である天后聖母が祀られています。天后聖母

 

海を渡ってベトナムへやってきた華僑にとって、天后聖母は欠かすことのできない神様なのでしょう。

f:id:life-as-a-guide:20210308201718j:plain

当時若かった私には、最初識別できなかった蚊取り線香たち。お客様に「若いわねぇー」と言われたのを今でも覚えています。

f:id:life-as-a-guide:20210306142452j:plain

日本人ゆかりの日本橋です。ホイアンはかつて日本が鎖国政策をとった際、日本に帰れなくなってしまった日本人が暮らした町なんです。

 

ホイアン旧市街の雰囲気が日本人にとって、不思議と落ち着くのは、かつての日本人移住者がルーツということを理解しました。建物の建築スタイルが日本、中国、ベトナムの折衷様式なのですね。

f:id:life-as-a-guide:20210306141920j:plain

見学後、一度ホテルに戻り休憩です。その後、市内レストランにて夕食を食べ、夜再びホイアン旧市街の散策を楽しみました。

 

街のライトアップと提灯の明かりがとても幻想的でした。帰りは徒歩にてホテルに戻ります。。

                                (ホイアン泊)

6日目 ホイアン~フエ

f:id:life-as-a-guide:20210306142859j:plain

朝、ホイアンを出発し古都フエへ向かいます。途中にハイヴァン峠をこえ、ランコ―ビーチにて休憩をとり、3時間30分の道のりを経てフエへ到着となりました。到着後、まずはカイディン帝廟へ。

 

カイディン帝廟は第12代皇帝カイディン帝の陵墓でフエの郊外に位置しています。写真のカイディン帝廟へはたくさんの階段を上りようやく到着です。

f:id:life-as-a-guide:20210308204429j:plain

f:id:life-as-a-guide:20210308204458j:plain

カイディン帝は、フランス統治下で擁立された皇帝ということで、フランスに対して融和的で、自身の陵墓にもフランスのバロック様式を取り入れるよう命じていました。

 

他の皇帝の陵墓と比べると規模こそ小さいもののユニークなスタイルでアジア各地から集めた美しい器や瓶等を材料として利用しています。良く見ると日本のビールの便も利用されていました。

 

見学後、地元レストランで昼食。

f:id:life-as-a-guide:20210308205205j:plain

フエでの昼食は、他の地域に比べ(すみません、個人的な意見です)上品な印象を受けました。レストランがフエの王宮の裏にある民家レストランで、全てが美味しかった。

 

昼食後、王宮の見学を楽しみます。

f:id:life-as-a-guide:20210306143459j:plain

繰り返しになりますが、フエは他の街と違い厳かな雰囲気が印象的です。王宮も広大で最短で見どころのみを周るルートでも2時間30分はかかるでしょう。

 

フエはまさに日本でいうところの京都や奈良の雰囲気です。当時の阮王朝時代のベトナムに想いを馳せることができました。

 

その後ドンバ市場へ。

f:id:life-as-a-guide:20210308205924j:plain

ツアー中、首都ハノイでも市場の見学をしていましたが、フエのドンバ市場の方が規模も小さく(ちょうど良く)人混みもス来なかったため、お客様も安心してお買い物を楽しんでいたようです。

f:id:life-as-a-guide:20210306143717j:plain

市場見学後、ティエンムー寺へ。

f:id:life-as-a-guide:20210308210309j:plain

上の写真は慈仁塔(トゥニャン塔)と呼ばれ、3代ティエウチー帝が1845年に建てたものです。フエのシンボルとなっています。

f:id:life-as-a-guide:20210308210532j:plain

ティエンムー寺は街のシンボルとして観光にも人気のお寺ですが、実はこのお寺を有名にしているのは負の歴史も関わっています。

 

ベトナムが南北に分かれていた内戦時代、フエは南ベトナム(民主主義)に属していました。当時のゴ・ディン・ジェム政権には、キリスト教徒が多く、仏教に対して弾圧的処置をとっていたと言います。

 

1963年6月11日、ティエンムー寺の僧侶ティック・クアン・ドックはその弾圧に抗議し、当時のサイゴン(現ホーチミンシティ)まで車でいき、アメリカ大使館前で自らガソリンをかぶり焼身供養を行ないました。

 

勢いを増す炎の中で僧侶は最後の時まで姿勢を崩さなかったと言われ、その様子は国際的にとてつもない衝撃を与えました。

 

そして、その後最悪なことに副大統領夫人であったマダム・ヌーは、これを「僧侶のBBQ」と揶揄し、国民から非難が高まり、後の軍事クーデターによってゴ・ディン・ジエムが殺害される一因となったと言われています。

 

上の写真の車は、ティック・クアン・ドック僧侶がサイゴンまで乗っていった車です。

 

ティエンムー寺見学後、お寺の川辺から船に乗りフォン川のボートクルーズを楽しみ、そのままホテル前の船着き場まで移動しました。

 

その後ホテルにチェックイン。夕食まで休憩です。

f:id:life-as-a-guide:20210306143143j:plain

夜は、特別な催しでした。ツアーの参加者が全員当時の王族の衣装に身を包み宮廷料理を楽しみます。

 

まずはレストランへの入場前、王族の祖先の先導による行進からはじまります。(後で確認したところ、どうやら本当とのこと)王族の祖先以外にもレストランスタッフ達も全員宮廷衣装だったためレストラン場内はすごく特別な雰囲気でした。もちろん貸切です。、現地テレビ局の取材も入っていました。

 

f:id:life-as-a-guide:20210306143037j:plain

全てがベトナム旧王朝時代を彷彿とさせ皆でタイムスリップを楽しみました。

f:id:life-as-a-guide:20210308212303j:plain

素敵!

f:id:life-as-a-guide:20210306143308j:plain

クジャクに見立てた生春巻きです。胴体のパイナップルは空洞で中にはロウソクの火が灯っています。

f:id:life-as-a-guide:20210306142951j:plain

食事中、ずっと現地音楽家達による生演奏付きでした。素敵な夜を満喫することができました。

                       (フエ:フォン・ジャンホテル泊)

7日目 フエ~ホーチミンシティ

f:id:life-as-a-guide:20210306143817j:plain

朝、フエを出発し、フエの空港へ。 フエから1時間弱でホーチミンシティへ移動しました。北部ハノイから中部ダナンへ移動したときも暑いと感じましたが、ホーチミンシティに到着後、まず感じたのが「さらに暑い!」でした。

 

まずはサイゴン大聖堂へ。外部からの記念撮影をしました。当時のフランス統治下が一目で理解できるホーチミンシティの名物観光地です。その後、教会の隣に位置する中央郵便局へ。

f:id:life-as-a-guide:20210306143921j:plain

以下内部の様子です。

f:id:life-as-a-guide:20210308214015j:plain

記念切手を購入に日本にお手紙を送っている人も多くいました。その後、市内で昼

食をとりホーチミンシティの中国人街、チョロン地区のティエンハウ廟を見学し、ホテルにチェックイン。

       (ホーチミンシティ:ルネッサンス リバーサイドホテル サイゴン泊)

                   

8日目 ホーチミンシティ~クチ~ホーチミンシティ

朝、ベトナム戦争で有名なクチへ。クチの地下トンネルを見学しました。ベトナム兵の地の利の活かした戦略を実感することができました。

 

午後はホーチミンシティに戻り自由行動。夕食はホテルにて。

                            (ホーチミンシティ泊)

9日目 ホーチミンシティ~(機中泊)~ソウル~新千歳

深夜ベトナムを出国、大韓航空(KE便)にて出発しました。朝方、ソウルに到着、ソウルにて乗り継ぎ新千歳へ帰着。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

 

スイス アルプス大自然 ハイキングの旅(2007年6月出発)

f:id:life-as-a-guide:20210624172513p:plain

こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回はスイスです。初めての本格的なヨーロッパ添乗、ガイドはスルーガイドではなく、スポットガイド(しかも英語ガイド、というかむしろほとんどガイドがいない)というツアーで出発前はかなり不安だったことを今でも覚えています。

 

久しぶりに振り返りながらこの記事を書こうとしたら、なんと!過去の資料が消えている・・・今回は、過去の想い出と写真を振り返りながら書きます。まさに忘備録です。

 

美しい山々と大自然の絶景、アルプスの少女ハイジの舞台、チーズフォンデュの生まれ故郷、野生のエーデルワイスなど、スイスには魅力がたくさんあります。あなたも是非訪ねてみてください。

 

 

 

1日目 成田~ジュネーブ~シャモニー・モンブラン

                              (シャモニー泊)

2日目 シャモニー・モンブラン

f:id:life-as-a-guide:20210624154116j:plain

【シャモニー・モンブランの町並みと名峰モンブラン】

旅はスイスとフランスの国境付近の町、シャモニー・モンブランから始まりました。今回はスイスの旅ですが、シャモニーの町はフランス領土内にあるフランスの町です。

 

シャモニーはモンブラン(標高4,810m)登山発祥の地で、1924年には世界ではじめての冬季オリンピックが弧の町で開催されました。町からはモンブランの美しい姿が見られるため世界中からたくさんの観光客が訪れます。今回は初日ジュネーブからバスで移動し夜にシャモニーのホテルに到着したと記憶しています。

f:id:life-as-a-guide:20210624151215j:plain

【シャモニー・モンブラン:エギーユ・デュ・ミディ展望台(3,842m)】

翌日、エギーユ・デュ・ミディ展望台(3,842m)へ。富士山よりも高い展望台までは高速ロープウェイを乗り継いでわずか30分で行くことができます。天気が良いと展望台からは、モンブランやグランド・ジョラスなどフレンチアルプスの雄大な景色が見られるのですが、今回はあいにく上の写真のように真っ白で何も見えませんでした。

 

午後はブレヴァン展望台に登り、そこからロープウェイで途中駅のプランプラに戻り、そこからフレジェールまでのハイキング。残念な天気で霧がもくもくでしたが、綺麗な空気を満喫しながらハイキングを楽しみました。

f:id:life-as-a-guide:20210624153744j:plain

途中でエーデルワイスを見つけましたよ!

f:id:life-as-a-guide:20210624154718j:plain

 

ハイキングを楽しんだ後は、ホテルに戻り翌日に向け体を休めることに。

                               (シャモニー泊)

 

3日目 シャモニー・モンブラン~ツェルマット~リッフェルベルク

f:id:life-as-a-guide:20210624161645j:plain

【ツェルマット:町並みとマッターホルン】

この日は朝、シャモニーを出発しいバスで東へ進みます。バスの車窓から景色は壮観でした。車を進ませるにつれて、道路の両側に雄大な山々が次から次へと現れるため車内で退屈することはありませんでした。(添乗員の私は地図をみながら一生懸命山の名前と標高をお客様に伝え続けてました・・・)

 

途中にある町で昼食をとり一路ツェルマットを目指しました。ツェルマットにはガソリン車での乗り入れが自然保護の観点から禁止されているため、ツェルマットの手前の駅でバスを降り、そこから電車でツェルマットへ。

f:id:life-as-a-guide:20210624162205j:plain

【ツェルマット:アルプスに生息するマーモットの像】

ツェルマットには翌日宿泊しますが、この日はツェルマットから更に山を登ったところにある山岳ホテルへの宿泊です。ゴルナグラード山岳鉄道にてリッフェルベルクへ。山岳ホテル「リッフェルハウス」に宿泊。(しているはず・・・記憶が)

                   (リッフェルベルク:リッフェルハウス泊)

4日目 リッフェルベルク~ゴルナグラード~ツェルマット

f:id:life-as-a-guide:20210624162702j:plain

【ゴルナグラード展望台(3089m)】

この日は、朝ホテルを出発し山岳鉄道でゴルナグラード展望台へ。まずは絶景を楽しみます。そして展望台で眺望を存分に楽しんだ後、ゴルナグラード~ローテンボーデン~リッフェルゼー~リッフェルベルクへのハイキングです。

f:id:life-as-a-guide:20210624163155j:plain

ゴルナー氷河と4000m級の山々の雄大な景色を楽しみながら下っていきます。

f:id:life-as-a-guide:20210624163322j:plain

ハイキングコースは基本下りで道も悪くないのでとても歩き易かったです。

f:id:life-as-a-guide:20210624163419j:plain

山上湖リッフェルゼーです。天気が良く風が無い場合、この湖から逆さマッターホルンが見えるのですが、この日は風が強く残念ながら見ることできず。それでも素晴らしい絶景です。

f:id:life-as-a-guide:20210624163111j:plain

リッフェルベルクへ到着。その後、ホテルで荷物を用意し山岳鉄道でツェルマットへ。ツェルマット到着後、ホテルにチェックイン。

                              (ツェルマット泊)

 

 

5日目 ツェルマット(自由行動)

この日は自由行動。希望のお客様を連れて私はクラインマッターホルンへ展望台(3883m)へ。ブライトホルン、マッターホルン、モンブランも良く見えました。その後、下山し午後はツェルマットの町を散策、夕食は希望者と町中のレストランでチーズフォンデュを食べました。

                              (ツェルマット泊)

 

6日目 ツェルマット~ウェンゲン

f:id:life-as-a-guide:20210624170249j:plain

【ウェンゲン】

午前、ホテルを出発しツェルマットの駅へ。氷河特急からバスへと乗り継ぎウェンゲンを目指しました。(この日の記憶が正直かなり怪しい・・・ウェンゲンに泊まったのは間違いないですが・・・)ウェンゲンは、ベルナーオーバーランド地方、ユングフラウ連峰の見学の拠点となる町です。天気が良いと町からユングフラウ連峰を望むことができます。

                               (ウェンゲン泊)

 

7日目 ウェンゲン

f:id:life-as-a-guide:20210624170410j:plain【ウェンゲン:アイガー、メンヒ、ユングフラウ】

あいにくの天候でしたが、この日は朝ホテルを出発しロープウェイでメンリッヒェンへ。そこからクライネシャイデックまでのハイキングを楽しみます。

f:id:life-as-a-guide:20210624171003j:plain

うーん。

f:id:life-as-a-guide:20210624170931j:plain

霧やら雲やらがモクモクでしたが、まぁ、これはこれで美しく気持ちの良いハイキングでした。

f:id:life-as-a-guide:20210624171106j:plain

ハイキングを楽しんだ後はホテルへ戻ります。夕食は希望の方と一緒にスイスのしゃぶしゃぶ(フォンデュ シノワーズ)食べに行きました。

                               (ウェンゲン泊)

8日目 ウェンゲン(自由行動)

この日は終日自由行動日です。私は希望の方を連れてケーブルカーを利用して標高2970mのシルトホルン展望台へ行きました。シルトホルンでは、アイガー、メンヒ、ユングフラウを始め、200を超える連峰の美しい大パノラマが目の前に広がります。

f:id:life-as-a-guide:20210624171605j:plain

【シルトホルン展望台からの眺め】

天気は、まぁまぁというところでしょうか。シルトホルン展望台見学後は、ケーブルカーで下山しトルメルバッハの滝を見に行きました。

f:id:life-as-a-guide:20210624171816j:plain

【トルメルバッハの滝】
トルメルバッハの滝を見学後、路線バスを利用しホテルに戻りました。

                               (ウェンゲン泊)

9日目 ウェンゲン~ルツェルン

f:id:life-as-a-guide:20210624165942j:plain

【ルツェルン:カペル橋】

午前、ウェンゲンを出発しルツェルンへ。お昼頃ルツェルンへ到着。町中で昼食をとり、その後徒歩でカペル橋などを見学。夕刻ホテルにチェックイン。最後の夕食は町中のレストランにてスイス料理ディナーでした。

                               (ルツェルン泊)

10日目、11日目 ルツェルン~チューリッヒ~成田

早朝ルツェルンを出発しチューリッヒへ。その後成田へ向けて出発。お疲れ様でした!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

マルタ島とチュニジア周遊の旅(2007年4月出発)

f:id:life-as-a-guide:20210624123702p:plain

こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回はマルタ島とチュニジア周遊の旅です。添乗員としてこのツアーの仕事にアサインされたのが、およそ出発の1ヵ月前でした。その時思った一番の感想が、「チュニジア?マルタ?どこ?何を見に行くの?」でした。

 

入社2年目の私は、今では考えられないくらい(今もですが・・・)無知で経験不足でした。チュニジアとマルタの魅力を知らないなんて!

 

旅好きのあなた!チュニジア、マルタ島は魅力いっぱいです!是非一度訪ねてみて下さい。

 

1日目 成田~ミラノ~チュニス

f:id:life-as-a-guide:20210624112525j:plain

【チュニス:アフリカホテルの前の大通り】

 午前、成田空港に集合し、ミラノを経由しチュニジアの首都チュニスへ。空港でガイドと合流しチュニスのホテルへチェックイン。

                        (チュニス:アフリカホテル泊)

2日目 チュニス~カイラワン

f:id:life-as-a-guide:20210624113618j:plain

【カイラワン:メディナ(旧市街)】

チュニスを出発し、バスで南のカイラワンへ向かいました。途中ザグーアンの水道橋と呼ばれる全長100kmを越えるローマ時代の遺跡見学しました。カイラワン到着後、現地のレストランで昼食。

 

 

午後、9世紀にチュニジアを支配したアグラブ朝時代に建てられた貯水池を見学し、メディナ(旧市街)の散策を楽しみました。白壁の家屋に青く塗装された扉や窓が当たり前というチュニジアらしい町並みを見学し、ホテルにチェックイン。宿泊ホテルは城壁と要塞をそのままホテルに改装した「ラ・カスバ」でした。

                         (カイラワン:ラ・カスバ泊)

3日目 カイラワン~ガフサ~タメルザ

f:id:life-as-a-guide:20210624113658j:plain

【カイラワン:グランドモスク】

朝、ホテルを出発し引き続きカイラワンの観光です。アフリカ最古のグランドモスクを訪ねました。ローマの建物を利用して造られた柱や水が貯水槽へつながるように傾斜した中庭が特徴的でした。

 

その後ムハンマドの同志が眠るシディ・サハブ廟へ移動します。色彩豊かな壁や天井は見事でした。その後南下し、昼食はチュニジア中央部に位置するガフサという町にて。このあたりから辺りの景色が荒涼な大地へと変わりナツメヤシの木が多くみられるようになってきました。夕刻アルジェリアとの国境近くに位置するタメルザへ到着。その後タメルザ・パレスにチェックイン。

                       (タメルザ:タメルザ・パレス泊)

f:id:life-as-a-guide:20210624114107j:plain【タメルザパレス】

4日目 タメルザ周辺観光

f:id:life-as-a-guide:20210624114442j:plain

【山岳オアシス:シェビカの廃村】

朝、ホテル近くにあるベルベル人の廃村にお散歩。午前の観光では大型バスでは移動ができないため、4WDのランドクルーザーに分乗し、切りたった渓谷が印象的なミデスのオアシスを観光。徒歩で散策を楽しみました。

 

その後タメルザのオアシスでの昼食。ナツメヤシをとるおじさんのプロの仕事を偶然見ることができました。午後は引き続き砂漠のオアシスの観光です。まずは乾燥地帯を潤すタメルザの滝、山岳の廃村シェビカを見学しました。観光後、ホテルへ戻ります。夕食はホテルにて。

                                (タメルザ泊)

f:id:life-as-a-guide:20210624114742j:plain

【タメルザの滝】

5日目 タメルザ周辺~ドゥーズ~クサールギレン

f:id:life-as-a-guide:20210624115008j:plain

【レザールージュ】

午前、4WDにてメトラウイへ。メトラウイから「レザールージュ」と呼ばれる列車に乗り、デリジャへ。タメルザ渓谷の雄大な景色を楽しみました。

 

列車でメトラウイへ戻り、その後4WDに乗り換えサハラ砂漠観光の拠点ドゥーズの町へ。昼食を町のレストランで食べ、午後はラクダ乗り体験を楽しみました。その後クサールギレンへ移動します。途中、塩湖ショット・エル・ジェリドで写真ストップ。クサールギレンではテントホテル泊となりました。

                        (クサールギレン:パンシー泊)

f:id:life-as-a-guide:20210624115138j:plain

 

6日目 クサールギレン~マトマタ~ガベス~エルジェム~マハディア

f:id:life-as-a-guide:20210624115352j:plain

【クサールギレン:サハラ砂漠の朝日】

早朝、サハラ砂漠の朝日見学ツアーへ。サハラ砂漠の雰囲気を十分に満喫しました。ホテルにて朝食後、4WDにてベルベル人の洞窟住居があるマトマタへ移動。大地に穴を掘って造った住居はベルベル人の技術の高さの証となっています。マトマタはスターウォーズのロケでも使われました。

f:id:life-as-a-guide:20210624115508j:plain

【マトマタ:洞窟住居】

その後、4WDからバスに乗り換え地中海沿岸の町ガベスへ。市内レストランで昼食後、バスは北をめざして進んでいきます。気が付くとナツメヤシの木がオリーブの木へと変わり、砂漠の景色が地中海の展望へと変わっていました。

 

その後世界遺産エルジェムの町の円形闘技場を見学しました。エルジェムはかつてオリーブ油の取引きで栄えた町です。闘技場の巨大さから当時の町の繁栄を感じ取ることができました。その後、宿泊地マハディアへ。

f:id:life-as-a-guide:20210624115641j:plain

【世界遺産エルジェム:闘技場】

                        (マハディア:ヌールパレス泊)

7日目 マハディア~スース~チュニス~カルタゴ

f:id:life-as-a-guide:20210624120336j:plain

【世界遺産スースのメディナ】

午前、バスで世界遺産スースのメディナへ。これまでのメディナとは異なり地中海沿岸リゾートの雰囲気も入り混じった旧市街でした。その後チュニスに移動し昼食。

f:id:life-as-a-guide:20210624120452j:plain

【世界遺産カルタゴ:ビュルサの丘】

午後はフェニキア人が創り出した町カルタゴへ。カルタゴではビュルサの丘から町を一望し、博物館にて古代の遺物を見学し、その後カルタゴの軍港を訪ね、生贄伝説が残るトフェや地中海に面したアントニヌスの共同浴場を見学しました。観光後、チュニスに戻りホテルへチェックイン。 

                        (チュニス:アフリカホテル泊)

 

8日目 チュニス~シディ・ブ・サイド~チュニス

f:id:life-as-a-guide:20210624120630j:plain

【バルドー美術館のモザイク】

午前、チュニスのメディナへ。グランドモスクの見学とショッピングを楽しみました。その後モザイクのコレクションが素晴らしいバルドー美術館へ。細やかな技術には感動しました。

f:id:life-as-a-guide:20210624120755j:plain

【チュニジアで一番美しい町シディ・ブ・サイドの街並み】
午後はシディ・ブ・サイドという白壁に青い扉や窓枠がつけられた家屋が立ち並ぶ美しい町を訪ねました。ちょっとした路地などに入ってみるのも楽しい素敵な町でした。見学後、チュニスに戻ります。夕食はメディナにある、かつての富豪の邸宅を改装したレストラン「エッサラーヤ」にて。

                                (チュニス泊)

9日目 チュニス~ミラノ~ヴァレッタ

f:id:life-as-a-guide:20210624120955j:plain【マルタ共和国:首都ヴァレッタ フェニシアホテル前のバスロータリー】

朝、ホテルを出発しチュニスの空港へ。チュニスからミラノを経由しマルタ島に到着。その後ホテルがある首都のヴァレッタに移動しました。夕食はホテルから徒歩10分の距離にある景色の良いレストランにて。

                     (ヴァレッタ:フェニーシアホテル泊)

10日目 ヴァレッタ~ゴゾ島~イムディーナ~ヴァレッタ

f:id:life-as-a-guide:20210624121302j:plain

【ゴゾ島:ジガンティーア神殿】

マルタ本島の西岸からフェリーに乗り、ゴゾ島へと向かいました。ジガンティーア神殿と呼ばれる古代の遺跡を見学し、さらに西へ移動。ドウェイラ湾まで足を運びました。まるで窓のようなアズールウィンドーや巨大なファンガスロックを見学。

f:id:life-as-a-guide:20210624121356j:plain

【ゴゾ島:アズールウィンドー】

その後、ゴゾ島の中心都市であるヴィクトリアでシタデル(城塞)を散策し市内レストランにて昼食。午後、マルタ本土に戻りかつての中心都市イムディーナへ。ヴァレッタとは違った雰囲気の街並みを散策しました。その後ヴァレッタへ戻ります。

                               (ヴァレッタ泊)

11日目 ヴァレッタ~スリーシティーズ~ヴァレッタ

f:id:life-as-a-guide:20210624121626j:plain

【スリーシティーズ】

午前バスでスリーシティーズを訪ねました。風が強く大変でしたが、サングリアでは展望台へ。車窓からコスピークアをご覧いただきビクトリオーザへと足を運びました。

f:id:life-as-a-guide:20210624122530j:plain

【サングレア:展望台】

あいにくの天候だったため小船観光の代替えとしてマルサーシュロックという漁村にご案内させていただきました。小舟の顔がついているデザインは可愛らしかったですね。

f:id:life-as-a-guide:20210624122036j:plain

【漁村マルサーシュロック】

その後、ヴァレッタに戻り市内観光になります。まずは聖ヨハネ大聖堂へ。カラヴァッジョの代表作「聖ヨハネの斬首」、「ヒエロニムス」をご覧いただきました。その後昼食。午後はマルタ騎士団長の宮殿と武器庫を見学いただきました。ところどころに飾られているマルタ十字が印象的でした。

f:id:life-as-a-guide:20210624122916j:plain

【ヴァレッタ:旧市街】

その後、紀元前5200年にまで遡るマルタの古代文明の遺物を収集した国立考古学博物館を見学。その後、アッパーバラッカガーデンからグランド・ハーバーを一望しホテルに戻りました。最後の夕食はホテルにて。

12日目、13日目 ヴァレッタ~ローマ~成田

午前、マルタ島を出発しローマを経由し成田へ。お疲れ様でした!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

中国旅行の事前準備 知っておきたい情報徹底ガイド ~長江クルーズの旅~

こんにちは。もと公立高校の英語教諭で、現在は英語通訳ガイドで生計をたてているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を、海外旅行客目線と添乗員目線の両方からリライトすることを思いつきました。読者のあなたに海外旅行について有益な情報を共有したいと考えています。

 

今回は中国です。私の添乗経験の中で中国は本当によく行かせていただきました。少なく見積もっても約7年間で30回は中国に行っていたのではないでしょうか。私は中国に行けば行くほど中国の魅力にずぼずぼハマっていきました。

 

日本人にとって中国旅行は好き嫌いが分かれるところかもしれません。現地のトイレ事情、食事、日中間の複雑な歴史背景などが理由で中国旅行に抵抗があるという日本人が多いのも私は認識しています。

 

中国の広大な領土の中には様々な歴史や文化、風光明媚な自然景観が点在しています。人里離れた中国の田舎には少数民族が現在でも古からの文化を継承し今に引き継いでおりとても興味深いものがあります。

 

そもそも中国の規模を考えると日本はもちろんのこと、ヨーロッパ全体がほぼすっぽりとおさまる面積を有していますから、中国の各省や地方がそれぞれ独立した国のように文化や歴史背景、景色が違います。

 

文化の面でも、日本に伝わった仏教に加え、チベット仏教、道教の教えや寺院も興味深く、西へ行けばイスラム教も混在しています。そしてシルクロード、三国志の舞台として数々の歴史ロマンが各地に残っており、多くの著名な詩人が作品を残していたりします。

 

今回はその中で長江クルーズの旅で訪れる地域に絞り現地情報を書きました。長江クルーズの旅は、上海から重慶までその距離約2000kmをのんびりとクルーズで楽しみます。長江の全長は6300kmですから、およそ3分の1の距離を制覇することになるのです!旅のハイライトは風光明媚な三峡と巨大な国家プロジェクト三峡ダムの見学と通過、そして長江沿い各地に点在する三国志の舞台となる観光地です。

 

中国は広くその面積は日本の25倍もあります。全ての地域についての詳細は情報は、今後別の機会にご紹介するとして、今回は長江クルーズに参加するあなたに向けて情報を発信します。

 

 

中国(中華人民共和国)の基本情報

f:id:life-as-a-guide:20210313141506j:plain
【上海:外灘(バンド)地区とランドマークの東方明珠塔】

まずはじめに、私が到達した結論ですが、本当に基本的な情報については、地球の歩き方が使いやすいです。

私は添乗員という仕事柄、訪問国の情報が大量に必要だったため、現役時代、様々なガイドブックや旅行情報誌を読み漁りました。

 

そして結局たどり着いたところが地球の歩き方です。私はいつどこにいくにしてもまずは地球の歩き方で情報を収集し、添乗員として必要とされるさらなく情報を他のガイドブック、雑誌、インターネットの情報、そして時には旅行記系ブログ等から知識を増やしていました。

それでは、一通りの基本情報を見ていきましょう!

 

中華人民共和国

面積:約960万km2(日本の約25倍)

言語:中国語

日本からの所要時間:

1, 東京から上海までは直行で約3時間30分

2, 東京(成田)から重慶(じゅうけい)までは直行で約6時間30分

 

長江クルーズの西の出発地は重慶で、東は上海となります。船の周航ルートを確認した上で、上海行きか重慶行きを選ぶと良いでしょう。

 

ちなみに私は個人旅行の際には、エクスペディアを利用しています。エクスペディアやスカイチケットを使うことで、私は通常かかる航空機とホテルの料金の総額を約半額減らすことに成功しています。

 

ただ、先に少し述べたように航空機の選択によっては乗り継ぎに時間がかかったり、ホテルも立地がいまいちだったりとデメリットもあるため旅の目的や予算に合わせて決めると良いと思います。

また航空機の移動は基本的に長いため、安眠のために機内用の枕、アイマスク、乾燥対策としてマスク、リフレッシュ用としてウェットティッシュを持っていくのは私の定番準備でした。

気温と服装、持ち物の準備、ベストシーズンは?

f:id:life-as-a-guide:20210314065502j:plain

長江クルーズに参加の場合、船の運航が大きく天候(濃霧)に左右されるため、極力濃霧が発生しない季節に行くのが良いでしょう。そうするとベストシーズンは春(3,4月)、もしくは晩秋(11月初旬)が良いです。

 

以下に参考とする地域の気温を記載します。あくまで参考にしてください。中国は広く地域によっては湿度が高かったり暑かったり寒かったりします。基本は重ね着スタイルで調整しましょう。

  上海 武漢 重慶
3月 13~5℃      15~6℃   18~11℃
4月 19~11℃  21~12℃  23~16℃
10月 22~15℃  23~13℃ 22~16℃
11月 17~9℃    16~7℃  16~12℃

気温は以下のサイトを参考にさせていただきました。

中国の気温と降水量

 

降水量も春、秋と比較的少ない時期を設定していますが、それでも場所によってはまだ降水確率が高い場所もありますし、気温に関しても船を下船し内陸や山岳部に入って行けば気温は上記より下がる可能性も十分あります。

 

海外を周っていると、中国みたいに地域によって気候や温度が違うというのは基本です。むしろヨーロッパも含め、我々日本人が暑いと想像する国についても実は朝晩は冷えるところが多いため防寒対策はマストだったりします。

 

添乗員としての体質柄、私が海外に行く際、未だに常に準備しているものを参考までに以下載せておきます。

 

基本どこに行くにも準備編

ウインドブレーカー

 おすすめはパタゴニアのフーディニです。軽くて持ち運びに便利なのに加え、何よりも旅行者にうれしいのがクルクルと丸めると大きいこぶしくらいの大きさに収まってくれることです。

 

薄いクセに防寒対策もしっかりできるのがニクい商品です。

 

折りたたみ傘

トレッキング用のため軽いのが特徴です。傘をたたみ丸めたときの直径が約6cmで長さは26cmくらいです。重さはなんと約280gです。

 

 この傘は小さい折りたたみ傘にも関わらず風にも強いんです!

 

また傘ではなくカッパを持参する方もいますが、カッパを持っていくなら是非ポンチョを!ポンチョはマントのように体を隠すため実はスリから身を守る対策にもなるのです。

歩き易い靴

中国は自社仏閣が多く、石畳を歩きたくさんの階段を登ることがを歩くことが多くなります。各旅行会社や情報誌は歩き易い靴の準備をという表現にとどめていますが、個人的には(本当に個人的な意見のため責任は持てませんが)トレッキングシューズが観光にも疲れませんし、予期せぬハードな上り坂や下り坂にも対応できて便利です。

 

私の愛用はサロモンのトレッキングシューズです。現在北海道のガイドとして山登り等もしていますが、サロモンは山から普段の街歩きまで問題なく使えますし、私が好きなのはトレッキングシューズではあるものの見た目がトレッキングシューズすぎないところです。

 

近所のスーパーに行くにもサロモンでも違和感がないのは、わざわざ靴を履きかえる必要がなく不精な私には向いているのです。

 

 

 

 通貨と両替、そして現地の物価

f:id:life-as-a-guide:20210314134610j:plain
中国の通貨は中国元です。全体的に物価は日本よりは安い印象です。これは中国には多くの田舎町が存在しており、場所によってはあなた栗は物価の安さに驚くことでしょう。

しかしながら、大都市部、例えば北京、上海、重慶等の行政直轄地や各州の州都など大きい街は日本と同じかむしろ高いです。結局我々旅行者がいくところは、海外旅行者向けの料金になっていることが多いため、基本は日本と同じくらいかもしくは少し高めと思っておいた方が良いでしょう。

2021年3月現在:1CNY=16.7円

中国 元 / 日本 円【CNYJPY】:外国為替 - Yahoo!ファイナンス

 

中国では、大都市を除きほとんど中国元(CNY)以外は利用できないと思って下さい。クレジットカードでの支払いは都会の大きなレストランやお土産店、ホテルでは可能ですが、田舎ではほぼ使えません。(今回はクルーズの旅で船内の支払いはクレジットカードの利用可能)

 

中国では中国元の現金をある程度持っていた方が無難です。両替する場所ですが、日本で事前にある程度両替しておいて、足りなくなるようであれば現地のホテルや銀行で行うと良いです。

 

当然、現地の街中にはもっとレートが良いところがあるのかもしれませんが、それら両替場所を探すことに労力を使うくらいなら空港で両替し、現地での観光を充実させた方がメリットがあります。

 

裏ワザとして団体旅行に参加する場合、あなたのガイドが空港より良いレート、もしくはそれ以下で両替してくれる場合があります。この場合は自身で判断し自己責任で両替してもらうのが良いでしょう。

 

中国の日常品の相場

現在のリアルタイムの中国を知るには中国のスペシャリストに聞くのが間違いありません。ロコタビが運営する「上海の物価・お金事情を徹底解説!~旅行予算、食費、土産の価格など」の情報を基に以下掲載させていただきます。

 

以下、日常品のおおよその相場です。
水(500mlボトル)                                       50円     

コーラ                                                       40円
ビール(グラス)                                      380円    

缶ビール                                            80円

スターバックスコーヒー(トールラテ)    430円

マクドナルド(ビックマック単品)       300円   

コンビニのおにぎり、お弁当等        240円~

レストランでの食事代                                 200円~3,000円(夜は+1,000円)

ホステルの料金(ツインの場合/一人) 3,000円~ 

ホテル料金(3つ星、4つ星クラス/ツインの場合/一人) 10,000円~

 

ホテルについては、日本のスタンダートと同じレベルと考えて良いです。ただし田舎に行くと単価も下がる分、設備等も古くサービスレベルも下がる場合がほとんどです。

 

公共の乗物(地下鉄/バス

地下鉄 1回 50円~150円/距離による

バス  1回の乗車につき一律2元(約34円)

 

長距離電車 3,000円~

距離と車内の設備等によっても異なるが、おおよそ以下の相場になります。詳しくは、まっぷるTRAVEL GUIDEの中国の交通 飛行機、鉄道、長距離バス – 観光旅行メディアで紹介されています。

35分~1時間の移動    約450円~約1,200円

1時間20分~2時間の移動  約900円~約1,300円

10~22時間の移動         約3,000円~17,000円

 

中長距離バス 500km 約1,500円~

電車に比べると値段は格安で、80元で500kmは移動ができます。いろいろなバス会社、個人経営のバスが中国全土を走っており路線も本数も豊富です。

 

しかしながら中長距離バスの路線や料金を調べるのは、中国語が堪能な旅行者を除いてかなり大変です。また、残念なことにバス車内でのトラブル(スリ、置き引きなど)も多発しているため、よっぽど旅慣れていてコストをとにかく抑えたいという方以外にはおすすめしません。

 

車内にギュウギュウ詰めにされ、舗装されていないデコボコの悪路を22時間・・・私は耐えられないと思います。

 

タクシー  

 初乗り料金100円~200円 / 最初の3km以降、1km毎にあたり料金が加算

 

電圧とコンセントのタイプ

中国の電圧は220Vです。 日本の電圧(100V)と比較すると高電圧なので、日本の家電製品を使う場合は変圧器が必要になります。というのが一般的な説明です。

 

中国だけではなくどこの国でも電圧に違いには注意しないといけないですが、今の時代、旅行に持っていくであろう電化製品類の充電アダプタ等は220Vに対応していることがほとんどです。(例えば、スマホ、カメラ、湯沸かし器、PC)

 

220Vでに対応していれば、その電化製品は世界中どこでも使うことができます。 

 

それではコンセントのプラグのタイプを見てみましょう。中国のコンセントプラグのタイプは一般的にA, B, C, Oタイプ等(中国各地でばらつきあり)です。

 

ちなみにCのプラグはこれです。

世界各国のプラグタイプは主に8つのタイプに分けられます。Aタイプ、Bタイプ、Cタイプ、B3タイプ、BFタイプ、SEタイプ、Oタイプ、O2タイプです。

 

旅好きのあなたには是非、以下の万能型のプラグをおすすめします。組み替えることで8つのタイプ全てに対応させることができるため、これが1つあるとどこの国にいっても安心です。

 

また、私の経験上、ガイドブックの情報を鵜呑みにして指定されたタイプだけを準備し持って行くと、結構な頻度で使いえない場所があるというトラブルがあります。

 

これも、中国だけではなくどの国でも状況は同じなので、万能型を準備しちゃいましょう!

インターネット、Wifi事情

大都市や観光地、空港ではインターネット事情は良くあまり不自由に感じることはないはずです。

しかしながら、中国は日本の25倍の国土面積があります。目的地と目的地の間の移動中、田舎町に宿泊となった際、インターネットやWIfi環境がまだ不十分なところもあります。

 

お仕事等の事情で常にインターネット環境がマストというあなたはWI-Fiを事前にレンタルしておくことをおすすめします。

 

中国のインターネット事情で、旅行者をがっかりさせてしまうのが、政府によるインターネット規制です。あなたが閲覧したいサイトがもしかすると規制がかけられていて見られないかもしれません。

 

具体的には、Yahoo!検索、Google検索(Google各機能含む)、SNS(Facebook、Instagram、Twitter等)、YouTube、チャットツール(LINE、WhatsApp)などが規制対象サービスになっています。

 

ただし諦めないでください!VPNを利用するという方法があります。VPNとは「バーチャル プライベート ネットワーク」の略で、第三者による通信内容の閲覧を防ぎ、安全に通信を行うための技術です。

 

つまりVPNを利用しあなたが閲覧したいサイトを仮想のプライベートネットワーク化し保護することで、政府が閲覧できないようにし、さらにはあなたのアクセスをブロックできなくするのです。

 

VPNにはスマートフォンやタブレット向けのアプリがあります。無料のものから有料サービスもありセキュリティーレベルに違いがあります。セキュリティーを気にする場合は、有料サービスの利用をおすすめします。中国国内でアプリをダウンロードしようとしても、Google Play ストアの接続がブロックされますから、国内で事前に設定しておくことをおすすめします。

治安について

f:id:life-as-a-guide:20210316205726j:plain

中国の治安については、それほど悪いということはありません。しかしながら、都会においてはスリ、置き引き、詐欺などの被害があるため油断はできません。また田舎でののんびりした雰囲気の場所でも、観光客を狙う犯罪集団は存在しますから注意はしないといけないでしょう。

 

私は正直なところ添乗員現役時代(2006年~2013年)、中国を歩いていて治安が悪いと思ったことは一切ありません。また仕事柄、夜一人で街歩きをしなければならない時もありましたが、危険を感じた事はありませんでした。

 

しかしながら、安心ということばかりを強調することもできません。今後、中国旅行を検討する際は、外務省のホームページの治安警戒レベルを参考にすると良いでしょう。治安警戒レベルは、その国の地域別に細かく発表されており、それを見ればその国の各地域の状況が分かるシステムです。

www.anzen.mofa.go.jp

 

 海外旅行の基本的なセキュリティー対策!

f:id:life-as-a-guide:20210226154957j:plain

とりあえず、海外旅行に際しての基本的な事故防護策を以下に記載します。海外旅行玄人のあなたには、あたりまえ!と思うかもしれませんが、是非見てみて!

 

畏れ多くも、私も玄人(海外旅行には約100回、そして訪問カ国は約60か国)です。基本的なことでも、もしかしたら、以外に私からあなたに伝えられることがあるかもしれません。

 

高額なものは身に着けない

海外旅行に行く際は、是非あなたの中で一番ダサく安い格好を7日間分を考え、準備してくだい。7日を越える分についてば現地で洗濯をしローテーションで着回します。

 

もちろん、バレェ、オペラ鑑賞等ある場合はドレスコードもありますから、例外にはなりますが、それでも、催し用の衣類も極力安いものにしてください!

 

これについては強くお伝えしたいところです。プロはあなたをお金持ちと判断した場合、翌日も翌々日もあなたを狙う可能性があります。

 

私の経験上、パッと見た時にお金がありそう(そのように見える雰囲気や格好)という方は、結構な確立でスリの被害にあっています。(添乗員として、そういう方がスリに合わないよう細心の注意を払います。過去に3回、スリを阻止してますが、ツアー中その方だけを監視していませんので防ぎきれません・・・)

 

持参するバッグについて(ハンドバッグ(トートバッグ)はNG)

スリに合わないよう、あなたのバッグを工夫しましょう。日中の観光で、ハンドバッグは是非やめましょう。ひったくりに私の荷物を持って行って!と言っているようなものです。

 

ショルダーバッグ

両手が開くことと、日中観光で使うであろうものがバッグを身に着けたまま取り出せるのが魅力です。また観光施設等の混雑時には荷物を自分の手前のポジションでキープできるので安心です。また、首からかけているのでひったくりにも強いです。

あなたも機会があれば海外添乗中の添乗員のバッグを見てみて下さい。すごく高確率でショルダーバッグを肩から下げているはずです。

 

なんと!この度、添乗員としては(むしろ全ての海外旅行者)にうれしいショルダーバッグを発見しました。

 このバッグは、本当に添乗員のためにつくられたのかと思うほど添乗員向けで、この21cm x 30cm x 10cmのサイズは世界中のほぼ全ての美術館での持ち込み制限対象内です。また外側のジッパーを開封するとバッグのサイズが広がるため、B5の書類が入るサイズに変更することもできます。

 

そしてこのバッグは収容効果ば抜群で全部で10以上のポケットを備え付けられています。いろいろなものを常に常備する添乗員にはありがたいにつきます。

 

リュックサック

リュックサックの最大のメリットは身に着けているときの身体の負担軽減だと考えています。ショルダーバックと比べると両肩に均等に荷物の重さがかかる為長時間身に着けていても快適に旅を続けられることができます。

 

またショルダーバッグと同様に両手が開けられるのが良いです。しかしながら、どうしても自分の背中に基本的にはある荷物のため防御が甘くならざるを得ないこともあります。

 

混雑に際しては自分の正面に荷物が来るようにし両手で抱えるように持つ工夫が必要です。私は海外ではショルダー派で、国内の登山用で使う一般的なリュックサックしか利用していませんが、もし私が選ぶとしたらと仮定し以下を紹介しておきます。

 オランダ製の「Boddy」シリーズです。外側からファスナーが見えないリアオープン構造のため他人(スリ)に開けられるリスクが大幅に減少します。必要以上に大きくもなく、機内への持ち込みも私の知る限りはどこも問題ないサイズにおさまっています。

 

そして海外旅行では大切なものは全て一つのバッグに入れないというのは基本中の基本です。お金についても財布を2つ用意するくらいの準備があっても良いです。私はショルダーバッグに加えて小さめのウェストポーチを身に着けお金等貴重品を分けて持っていました。

 

知らない人から話しかけられたら無視or 構わない

これが実は頻繁にあることで、知らない人から話しかけれられたら、まずは両手で荷物や貴重品を確認し、守りましょう。背中にしょっていたリュックサックがあれば一度下ろして自分の目の前でキープするが無難です。

 

もしくは相手が知らない人だった場合、おおよそはあなたにとってメリットのないことです。無視しましょう。

 

 お金は分けて管理する

 人前でお財布を広げないということは基本ですが、お金は分けて持っていた方が無難です。また、クレジットカードの暗証番号やその他情報についても念のため、紙に書くなどして控えておいて下さい。

 

万が一盗難にあった場合、メモがあれば早急に使用停止手続きがとれるため、あなたのカードが悪用されることを防げます。

 

 お金の分け方として別々のお財布を用意し別々のバッグの中で保管するというのもいいですが、ネックポーチタイプのパスポーケケースでパスポートと一緒に管理するというのはいかがでしょうか。

 

首かけタイプのため、上着の中等、外から見えないように身に着けることができスキミング防止機能もついているためクレジットカードを入れて管理することもおすすめです。

 

 尚、貴重品に関することとして、現地で同じホテル連泊でもセーフティボックスの中にパスポート、お金等を入れたまま外出しないようにしましょう。ホテルスタッフはあなたの部屋の金庫をあけることができます。(当然セキュリティー上、ある程度の役職者のみですが・・・)

 

 

海外旅行保険に加入しよう!

「海外旅行保険」には盗難や偶然の事故によって携行品が損害を受けたときの補償を受けることができるものがありますので、是非プランを確認の上加入しておきましょう。


携行品損害以外でも、現地での病気やケガの治療費や、他人のものを壊したときの賠償金などを補償してくれます。

 

 私が添乗員時代よくお世話になった補償は、スーツケースの破損(航空会社の免責事項にあたる部分の破損で航空会社が補償しない場合)です。実はこれが頻繁にありました。スーツケースのキャスター部、本体の亀裂等、7年間で3度お世話になっています。

 

その他中国事情

f:id:life-as-a-guide:20210316210819j:plain

商品の値切りは当たり前 あなたの納得がいく金額で購入しましょう

中国の大都市であれば、ほぼ日本と同じシステムが確立されているため、商品の料金というのはある程度相場は決まっていますが、田舎や観光地(レストランの食事やホテル内サービスを除く)では値段はあってないようなものです。

 

あなたの交渉力次第で、あなたはほしいものは高くも安くもなるでしょう。そこでポイントは、是非あなたの納得のいく料金で購入をすることです。そして納得して買ったのであれば、他の人(家族や友人、同じ旅行に参加している仲間)にあえて買い値を開示しない方が良いでしょう。もし開示してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まる可能性があります。。。 

 

私のお客様も、いつも買い値額の話で揉めてました。上記のように伝えても、話を聞いていただけないのですよね・・・だから言ったのに・・・と必ずなりますから!あなたは止めて下さいね!

 

半日感情というのは基本的に感じることはないでしょう

中国旅行というと、何かと現地で日本人は白い眼で見られると思っている方がいるかもしれませんが、全くそういうことはありません。本当に政治の問題だけなのかなと感じています。

 

トイレ事情

 中国と言えば、話題の挙がるのがトイレ事情ですね。結論から言うと全体的に正直なところ良くはありません。田舎町に行けば、いわゆるニーハオトイレが存在しますし、私は何度も見てきました。

 

四川省の田舎では建物の2階にいわゆる"ぼっとんトイレ"があり、一枚の板の上でスタンバイをし、ほぼ空中から地面に向けて用を足すというようなこともありました。そもそも田舎を巡る旅となると、旅の途中にトイレすら存在しない場合もあります。その場合は、当然ですが青空トイレとなります。

 

 大都市部のホテル、レストラン、ショッピングエリア等では様式の水洗トイレのため特に構える必要はありません。しかしながら油断してると、都会でもビックリするクオリティのトイレに出会うことがあるかもしれません。

 

中国ではトイレ対策を怠ることなかれです。(主に女性)トイレットペーパーは基本ないと思っていた方が良いです。そして水の流れも悪いので(大都市の高級ホテル、レストランを除く)、便器にではなく備え付けのゴミ箱に捨てる必要があります。

 

日本と違い外国では頻繁にトイレットペーパー切れが起こっているので、旅行中はポケットティシュやトイレットペーパー、ウェットティッシュを多めに準備しましょう!

 

中国のホテル事情

f:id:life-as-a-guide:20210316220118j:plain

中国のホテルはランクにもよりますが、基本的には洋室のウェスタンスタイルがスタンダードです。予約の際は、シングル、ツイン、ダブルを明確にしましょう。

 

海外では日本とは違い、2名で1室を予約するとダブルの部屋に案内されることが多くなります。希望のベットスタイルがある場合は事前にしっかりと確認しておきましょう。

 

また、日本人的にはホテルの部屋にはバスタブが備えられていると考えるのは当然ですが、海外では中国を含めこちらからリクエストしない限りシャワーのみの部屋に案内されるのが常識です。

 

バスタブにこだわるというあなたは、しっかりとホテルにリクエストしましょう。ただし、残念なことに、バスタブがある部屋に案内されたとしても、湯船の栓がない場合がほとんどです。

 

経験上、ホテルに依頼をかけても時間がかかるかホテルに備えていないという回答がくるため、そんなストレスに耐えるくらいなら、いっそのこと湯船の栓はないものだと考え自分で対策してしまいましょう。

 

方法は簡単です。薄手のビニール袋を日本から必要枚数用意して出発して下さい。現地ではビニールに少量の水orお湯を入れ袋を縛ります。それを湯船の排水溝の部分に被せるように置くだけです。これが栓の代りとなってくれますよ!

 

ビニール袋だと環境に良くないというあなたにはゴルフボールをご紹介します。添乗員の中にはゴルフボールを持参し栓の代りに使うことをすすめている人もいます。

 

ゴルフボールの利用は私もなるほどと思いました。おおよそほとんどのバスタブの栓代わりに使えることでしょう。

 

お湯の出は良くない

シャワーを浴びる程度であれば問題ありませんが、バスタブにお湯をためるとなるとホテルによってはかなり難しい作業になるかもしれません。

 

私の場合、都会ならお風呂に入れる、田舎はシャワーしか使いえないと割り切って過ごすと決めていました。出ないお湯についてクレームを言い続けても誰も何もできません。出ないものは出ないです。

 

もちろん、私も添乗員の駆け出し時代、中国の田舎に滞在する際は、出ないお湯に対して鬼の形相でホテルと戦いましたが、現地スタッフの「出ないものは出ないのだから我々も何もできないよ・・」と言われカチンときたのを覚えています。

 

私がホテルのレセプションでクレームを入れている間にも、並行してお客様が私のところにやってきて「部屋のお湯がでないんだけど・・・」と苦情。。。(おそらく私の屋に電話をしても出ないので、レセプションまでわざわざ降りて私を探しにきていたのでしょう。大体は海外旅行中、お客様は皆このような行動をとります。)

 

気が狂いそうになりました。そして、経験を重ねて行ったある日、ふと気が付いたのです。「あ、出ないものは出ないんだから、事前にお客様にそう伝えよう。しかも謝る必要ないし!オレ悪くないし!出ないもの出ない!きちんと現地の事情を説明するばお客様は理解して下さる。だって、明らかにここの町、秘境・辺境だし(砂漠のど真ん中、山の上、人口100人いるかいないか、みた感じ、ほぼ廃墟、などなど」

 

ここの悟りにたどり着いた瞬間、私の中国添乗はとても楽になりましたし、かえってお客様も私のことを信頼してくれるようになったのを覚えています。

 

できないものはできないで理解して、その中でベストをつくして楽しんだ方が良いですよね。あなたも是非、中国の旅では心得ておいてください。

 

中国の田舎のホテルでは頻繁に停電が起こる

停電は中国旅行ではあたり前と思っていた方が無難です。そもそも人口に対する電力の供給に不安もありますし(むしろ絶対足りていないでしょう・・・)、中国共産党指示の計画停電もよくあると聞きます。

 

ちなみに私の経験上、ホテルでの停電最長記録は約1時間、昼食のレストランでの最長記録は約2時間です。

 

原因は上記挙げたように、ある意味どうしようもできないものから、場合によっては、悪天候によって電線が破損、切断された、もしくはホテル等施設の電力供給部の劣化、破損などによる停電など、とにかくなんでも起こりえます。

 

あなたも懐中電灯は基本装備として持参して下さい。また、個人的にはロウソクを持って行くのも良いですよ。私はロウソクの灯の癒し効果が好きなので、停電が起きた場合、懐中電灯を用いてスーツケースからロウソクを取り出し使用していました。

 

基本的に日本からライターは持ち込みが1本までですが(航空機に乗る場合のルール)、現地で追加購入、もしくはマッチを購入しても良いかもしれません。

 

暖房の効きが悪い

高級ホテルでも、暖房の効きが弱いということが頻繁にあります(とくに晩秋から冬にかけての微妙な時期)。もちろん、レセプションに伝え、毛布など追加をリクエストできますが、経験上やたらに時間がかかります。無駄に待つくらいなら、あなたが事前に温かめの寝具を用意し、重ね着をして寒さ対策をして休む方が絶対に良いです。

 

スタッフがいつ毛布を届けにくるのか待っているあの状況が、とにかく苦痛ですよ!日本だと、間違いなく10分以内には届けてくれるでしょう。中国では(むしろ日本以外の全ての国!中国だけを悪者にしたくありません)は、依頼してから早くて30分、遅くて2時間後に注文したものが運ばれてくるでしょう。間違いなく事前に自分で対策した上で旅行をした方が、快適です。

 

中国の食事事情

f:id:life-as-a-guide:20210314140822j:plain

中国といえば、「中華料理」の国で、日本人の我々としては、馴染みある料理で現地でも大変な思いはしないだろうと思われがちです。しかしながら、中華料理は本場中国の料理を日本人の口に合うよう日本で改良されてきた調理法と料理のことを指し、いわゆる日本の中華料理とは違います。

 

中国料理は世界三大料理に数えられ、とてつもない数の調理法、食材を誇ります。他の世界三大料理であるフランス、トルコと比べても、個人的には中国料理の歴史と深さ、 技術は素晴らしく個人的には世界一です。(あくまで個人的な意見です)

 

中国料理といえば、あなたは何を思い浮かべますでしょうか?あんかけ焼きそば、肉まん、小龍包、餃子、八宝菜、春巻き、蟹玉、麻婆豆腐、青椒肉絲(チンジャオロースー)、回鍋肉(ホイコーロー)、炒飯、ラーメン(厳密にはラーメンは日本食、ただ中国にもそれっぽい麺料理はある、たとえば、タンメン、担担麺など)などなど、いろいろありますが、我々日本人が食べ慣れた中国料理は中国料理の全ての種類を考ると、ほんの一部でしかありません。

 

あなたは中国を旅した時、その調理法と食材の多さに驚くことでしょう。また同時に大量に提供される食事もびっくりします。食べきれない量の食事を提供し、相手をもてなす文化の洗礼を浴びます。決して無理をせず食べきれる分だけ食べるようにしましょう!

 

中国料理の概要をご紹介します。中国料理は世界三大料理に数えられますが、中国料理の中でも中国国内では、それらが中国四大料理として区別され、さらにそれらがさらに中国八大料理に細分化されます。広大な規模と歴史を持つ中国のことを考えると納得がいきますよね。

 

中国料理は、一般的に山東(サントン)料理、四川(シセン)料理、広東(カントン)料理、江蘇(コウソ)料理が中国四大料理として数えられます。そして、それらの次に有名な浙江(セッコウ)料理、安徽(アンキ)料理、湖南(コナン)料理、福建(フッケン)料理を加え、中国八大料理となっています。

 

それでは各料理の特徴は何なのでしょうか。以下にまとめています。

山東(サントン)料理

f:id:life-as-a-guide:20210324201818j:plain

山東料理と言えば、我々日本人がイメージするのが首都北京の料理です。例えば、代表的なもので北京ダックや水餃子です。歴史は古く明の時代から清の時代まで発展した宮廷料理で歴史がある料理なのです。

 

中国の北方で発達した料理で海の幸、山の幸ともに豊富に使われた料理で北国ならではの濃い味が特徴です。

四川(シセン)料理

f:id:life-as-a-guide:20210324202117j:plain
麻婆豆腐、回鍋肉(ホイコーロー)、青椒肉絲(チンジャオロース)など、日本でもよく知られた中華料理で有名なのが四川料理です。しかしながら、油断しないで下さい。日本で提供される四川料理は、かなり辛さが抑えられています。

 

本場四川料理は辛さの基礎、辣(ラー【ピリピリ辛い】)、唐辛子からくる辛さと、麻(マー【麻酔されたみたいに痺れる感覚】両方がガツンと来るのが特徴です。本場物は基本的に辛さを抑えて調理してとオーダーしても、辛さな苦手な方には辛いと感じるかもしれません。

 

つきましては、四川省に訪ねる際、辛いものが苦手な方は注意してください。しつこいですが、基本的には中国料理はその種類が豊富なため、仮に四川料理がダメでも他の料理が食べれますし、四川省だからといって他の省の料理がおいていないということはまずないでしょう。(たとえば、我々日本人が大阪で大阪のご飯以外を食べたいと思えば、大阪市内でなんでもありますよね?)

 

四川料理と言うと、香辛料を使った麻婆豆腐や、乾焼蝦仁 ガンシャオシャーレン(いわゆるエビチリ)、火鍋などの辛い料理が代表的ですが、実は辛い料理は四川料理全体の3分の1程度で、高級料理はそれほど辛くありません。辛いという点では、湖南系の料理が一番と言われています。

広東(カントン)料理

f:id:life-as-a-guide:20210324203550j:plain
食は広州に在り、と言われるように、広東省は食材や調理法が豊富です。米が主食であることと、新鮮な魚介類を多用するため、日本人の味覚にもなじみやすい料理です。例えば、日本の中華料理店で好まれる芙蓉蟹 フヨウハイ(いわゆる蟹玉)、酢豚、ふかひれスープ、つばめの巣、干しアワビ等などが有名です。

 

それに加え、多彩な飲茶(中国茶を飲みながら点心を食す習慣)文化があるため、焼売、春巻なども有名です。またオイスターソースを使った料理が多いのが広東の特徴です。

江蘇(コウソ)料理

f:id:life-as-a-guide:20210324204722j:plain
江蘇省の料理は他の料理に比べて甘味が強いのが特徴で、食材的には羊、豚、魚介類が使われます。八宝菜(広東省出身の説あり)や東坡肉 トンポーロー(いわゆる中国の豚の角煮)などが有名です。上海蟹、小龍包(ショーロンポー)に代表される上海料理もこの系統に分類されます。個人的には揚州の炒飯は格別で、おそらく日本の炒飯のルーツは江蘇省でしょう。(なぜなら鑑真が江蘇省出身だからです。)

 

浙江(セッコウ)料理
新鮮な海の幸と豊富な野菜を使った料理が特徴で、さっぱりした塩味が特徴な中国料理です。龍井蝦仁 ロンジンシャーレン(海老の龍井茶炒め)が有名です。

*龍井茶(ロンジンチャ)は中国の高級茶です。

安徽(アンキ)料理
山菜や野生動物(カエル、ハクビシンなど)そして川魚を使った料理が多彩です。漢方を使った薬膳料理や、スッポンなどの滋養強壮に効く料理も目立ちます。なかなかワイルドな印象ですが、実際に安徽省を旅してきた私としては、食事に対してそれほどエゲツナイ印象はありません。

 

むしろ山菜豊富で味付けも比較的シンプルな塩味が多くとても食べ易かったです。もちろん、日本人とうことを考慮され我々にとって一般的な食材が選ばれ調理されていたのでしょうけど。

湖南(コナン)料理
実は私の一押しの料理が湖南料理です。(辛い物好き)唐辛子を使った料理が多く、中国の料理で一番辛いという人もいます。私としては四川料理の痺れる辛さ(マー 麻)に勝てる強さはないですが、辛い料理といえば、湖南料理は辛さに加え酢の酸味も加わるため、辛いと思う人が多いようです。日本でも有名な酸辣湯(サンラータン)が有名です。湖南省出身の毛沢東も愛した料理なのですよ!

福建(フッケン)料理

福建料理は土地柄、海沿い地域のため、魚介類を使った料理が多く、さっぱり塩味の日本人にとっても食べやすい料理というのが特徴です。特筆すべきは中国最高級スープとして君臨する佛跳墻(ぶっちょうしょう)です。

 

佛跳墻は、 ひとつの陶器の壺に何十種類もの乾物を主体とする高級食材と水を入れ、数時間から数日掛けて煮込みか、もしくは蒸し煮して作られるスープです。店ごとに、レシピが異なるため、料金も違います。通常は来店する数日前に事前に注文しておく必要があります。

 

乾物の戻しなど、食材の下準備に2、3日~1週間かかり、さらには予算により中に入る食材が変わるため、料金はあなた次第です!正直なところ、私は食べたことがありません。いずれは本場福建省で注文したいですね!

 

 上記を踏まえた上で、私が感じる本場中国料理について以下参考にして下さい。

 

1. 白米は基本的に粘り気がなく(高級店でも)日本人的には抵抗がある方が多いのかもしれません。(私個人としては、中国料理の汁っぽさには固めで歯ごたえのあるご飯がとても合うため、逆に本場中国では日本米は食べたくありませんが・・・)

 

2. 中国の白米に抵抗がある場合でも、白米の他に多くの種類の麺料理、マントウ(饅頭の意味で、いわゆる肉まんやあんまんの具が入っていないバージョン、もしくはそれが油で揚げられてドーナツのようになったもの)でも、基本的に炒飯はサービスされる(もしくはほぼ確実に注文できる)ので炒飯が嫌いでなければ大丈夫でしょう。麺料理もスープに入った細麺、太麺、焼きそば、小さいパスタのようなものなど充実しています。

 

3. 野菜の種類は本当に豊富で野菜好きの私としては基本的に中国では食事が毎日楽しみでした。逆に野菜が嫌いな方は中国料理には大量の野菜が使われるため、大変かもしれません。

 

4. よく本場中国の料理は油っぽいと言われますが、日本の中華料理の方がこってりしている印象です。本場中国では植物油が基本的に使われ調理がうまいため、それほど油っこくは感じません。

 

5. 地方によっては八角(アニス)や香辛料(四川省などの食事は辛め)が多用されます。しかしながら、中国料理は基本的に種類が豊富なため、食べられるものがないという状況には基本ならないと思われます。

 

それでも、やっぱり不安だというあなたはインスタント食品等を念のため準備されるのが良いでしょう。参考までに私のおすすめを記載します。

 

本音はさとうのごはんを持参するのが一番いいと思っています。しかしながら、重いことや食べるまでに手間がかかるということを考えるとアルファ米がやはりいいのでしょう。

 

私は最初、アルファ米には期待せず何種類かを食べ比べてみましたが、料金と味を考えると私の中では安心米がベストです。普通に美味しいですし種類が豊富なため、海外旅行には最適だと考えてます。

 

そして、以下が私が考える海外に持参できる最強のインスタントみそ汁です。

そして、これが私のベスト白米のお供、海外旅行編です。

 北海道自慢の日高昆布の風味とゴマとちりめんがごはんに完璧に会うのです。乾燥食品ですから軽いため、いつもスーツケースに入れています。

 

ホテルでの食事について

中国旅行中、ホテルでの朝食、夕食をとるという人も多いでしょう。ホテルで提供される食事は基本的にビュッフェスタイルになります。

 

朝食は先に述べたような中国料理の軽めのものと、各種スープ、お粥、マントウ(饅頭)、焼きそば、アメリカンブレックファスト(卵、ベーコン、ソーセージ、サラダ)、スープ、サラダ、フルーツ&デザートが提供されるでしょう。ホテルによっては日本食系(白米、漬物等)が提供される場合もあります。

 

夕食は中華料理のボリュームがある系を中心に場所によっては洋食系が提供されます。

 

 先に述べたように中国料理はとにかく種類が豊富なため、ビュッフェスタイルになると食べられるものがないということは、おそらくないでしょう。

中国の情報徹底ガイドまとめ

f:id:life-as-a-guide:20210328135850j:plain
中国の旅行準備について詳細にご紹介させていただきました。中国の現地事情では気候や服装について、現地の物価、治安等について添乗員視点より便利なグッツ等の情報をシェアしています。

 

 ホテル事情、食事事情については、実際にちゅ動く訪ねようと検討しているあなたに対し、必要になるであろう情報ということを意識し書いています。

 

中国について理解を深めていただいていましたら幸いです。具体的な観光地については以下、私の過去の旅行記を参考にしてください。

www.lifeasaguide.info

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

ベトナム旅行の事前準備 知っておきたい情報徹底ガイド

こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を、海外旅行客目線と添乗員目線の両方からリライトすることを思いつきました。読者のあなたに海外旅行について有益な情報を共有したいと考えています。

 

今回は私がアジアで多く訪ねた国ベトナムです。ベトナムには何かと縁があり2006年から2013年までの間に全部で4回訪問することができました。

 

ベトナムはエキゾチックな魅力に溢れています。歴史的建造物、美しい景勝地、混沌とした活気ある都会の喧騒や市場の雰囲気、そして美味しいベトナム料理等、何度言っても飽きない国です。

 

ベトナム旅行を検討しているあなたに、是非有益になるような情報を提供していきます。

 

ベトナムの基本情報

f:id:life-as-a-guide:20210228090435j:plain

まずはじめに、私が到達した結論ですが、本当に基本的な情報については、地球の歩き方が使いやすいです。

私は添乗員という仕事柄、訪問国の情報が大量に必要だったため、現役時代、様々なガイドブックや旅行情報誌を読み漁りました。

 

そして結局たどり着いたところが地球の歩き方です。私はいつどこにいくにしてもまずは地球の歩き方で情報を収集し、添乗員として必要とされるさらなく情報を他のガイドブック、雑誌、インターネットの情報、そして時には旅行記系ブログ等から知識を増やしていました。

それでは、一通りの基本情報を見ていきましょう!

 

ベトナム社会主義共和国

面積:32万9241平方キロメートル(日本の約90%)

言語:ベトナム語

日本からの所要時間:

成田からハノイもしくはホーチミンシティまでは直行で約6時間30分(ほぼ同じ移動時間)

理想はベトナム航空やJALの直行便を利用するのがベストです。旅の予算等を考えどこかの国(中国or韓国)で乗り継いだ方が安くなることが多い為、旅の目的や期間、予算と相談して移動便は決めると良いです。

 

ちなみに私は個人旅行の際には、エクスペディアを利用しています。エクスペディアやスカイチケットを使うことで、私は通常かかる航空機とホテルの料金の総額を約半額減らすことに成功しています。

 

ただ、先に少し述べたように航空機の選択によっては乗り継ぎに時間がかかったり、ホテルも立地がいまいちだったりとデメリットもあるため旅の目的や予算に合わせて決めると良いと思います。

また航空機の移動は基本的に長いため、安眠のために機内用の枕、アイマスク、乾燥対策としてマスク、リフレッシュ用としてウェットティッシュを持っていくのは私の定番準備でした。

気温と服装、持ち物の準備、ベストシーズンは?

f:id:life-as-a-guide:20210228090639j:plain

ベトナムは縦長の国ですが、北部は四季があり、南部は乾季と雨期があります。ベトナムの見どころは北部から南部までに点在しているため、ベストシーズンと言われると解答が難しいですが、今回はベトナムの北部、中部、南部を訪れると仮定し話を進めます。

 

北部は四季があり冬は寒く夏は暑いので可能であれば夏の訪問は避けた方がよいでしょう。冬は寒いといっても我々日本人にとっては正直全然寒くないレベルで、むしろ我々にとっては快適な気候です。

 

南部は5月~10月が雨季となるため、5月~10月の観光は避けた方が無難です。そうすると、日本が冬の時期に訪ねると良いということになります。

 

もと添乗員的な視点で、おおよそ日本のお客様が大満足となる旅をつくるとすると以下のルートになります。

成田→ハノイ(1泊)→ハロン湾(1泊)→ホイアン(2泊)→フエ(1泊)→ホーチミンシティー(2泊)→成田

*ベトナムの南部、ホーチミン以南のメコンデルタ地域を観光したいあなたは、ホーチミンシティー泊を増やすと良いでしょう。

 

ベトナムを訪問する際は、気温は以下を参考にして下さい。

  ハノイ(北部) ホイアン(中部) ホーチミンシティ(南部)
11月 26~18℃      26~15℃    31~23℃
12月 22~15℃   25~19℃  31~22℃
1月 20~14℃  25~18℃ 32~21℃
2月 20~15℃    26~20℃  32~22℃

 

気温は以下のサイトを参考にさせていただきました。

ベトナムまとめサイト

 

ベトナムは基本的に1年を通して湿度が高く暑いです。しかし北部のハノイやハロン湾は朝晩はそれなりに涼しくなることが予想されます。薄手の上着を用意すると良いでしょう。

 

そして特筆すべきが、現地では暑い地域柄、冷やすことがサービスと認識されています。例えば、バス、ホテル、レストランの中等、冷房が強く日本人にとっては寒いと感じることも多いでしょう。

 

現地側は最高のサービスを提供していると思っているので我々が寒いといっても状況が改善することはまずありません。諦めてあなたご自身で上着の準備をしておきましょう。

 

暑く湿度が高い東南アジアに行く際の私の必需品を参考までに以下載せておきます。

 

 

 ハンガーは多めにもって行く必要があります。(私は常備10本)暑く湿度が高い国では本当に汗をかきます。黙っていても体中からドバドバ汗がでてくる国もあるのです。基本的には東南アジア諸国(経験上、ベトナム、カンボジア、中国南部)です。

 

添乗員時代、これらの国では宿泊ホテルでの洗濯はえマストでした。もちろん、クリーニングサービスを使っても良いのですが、Tシャツ1枚に対して当時の私は500円~1000円を払う気にはなれませんでした。(現在も払う気がありません)

そのため、自分で洗濯をしていましたが、当然のことですが、宿泊するホテルには十分な数のハンガーがありません。

 

そういうときに役に立つのが折りたたみハンガーなのです!

 

 その他、暑い国に行く際は、マラソンやジョギング用の通気性の良いTシャツ(とにかく乾きやすいから)を意識的に多く持っていってました。

 

添乗員としての体質柄、私が海外に行く際、未だに常に準備しているものを参考までに以下載せておきます。

 

基本どこに行くにも準備編

ウインドブレーカー

 おすすめはパタゴニアのフーディニです。軽くて持ち運びに便利なのに加え、何よりも旅行者にうれしいのがクルクルと丸めると大きいこぶしくらいの大きさに収まってくれることです。

 

薄いクセに防寒対策もしっかりできるのがニクい商品です。

 

折りたたみ傘

トレッキング用のため軽いのが特徴です。傘をたたみ丸めたときの直径が約6cmで長さは26cmくらいです。重さはなんと約280gです。

 

 この傘は小さい折りたたみ傘にも関わらず風にも強いんです!

 

また傘ではなくカッパを持参する方もいますが、カッパを持っていくなら是非ポンチョを!ポンチョはマントのように体を隠すため実はスリから身を守る対策にもなるのです。

歩き易い靴

ベトナムは遺跡や仏閣が多く、石畳を歩くことが多くなります。各旅行会社や情報誌は歩き易い靴の準備をという表現にとどめていますが、個人的には(本当に個人的な意見のため責任は持てませんが)トレッキングシューズが観光にも疲れませんし、予期せぬハードな上り坂や下り坂にも対応できて便利です。

 

私の愛用はサロモンのトレッキングシューズです。現在北海道のガイドとして山登り等もしていますが、サロモンは山から普段の街歩きまで問題なく使えますし、私が好きなのはトレッキングシューズではあるものの見た目がトレッキングシューズすぎないところです。

 

近所のスーパーに行くにもサロモンでも違和感がないのは、わざわざ靴を履きかえる必要がなく不精な私には向いているのです。

 

 通貨と両替、そして現地の物価

f:id:life-as-a-guide:20210228090819j:plain

ベトナムの通貨はベトナム・ドンです。全体的に物価は日本よりは安いですが、結局我々旅行者がいくところは、海外旅行者向けの料金になっているため、基本は日本と同じくらいかもしくは少し休めです。

2021年2月現在:1,000VND=約5円

1,000ドン(VND)は日本円で今いくら? | 便利な外国為替レート計算機

 

ベトナムではデノミネーションが行われていないため、とにかく紙幣の桁が大きいです。例えば、使用されている紙幣は100、200、500、1000、2000、5000、1万、2万、5万、10万、20万、50万ドンの12種類あります。そこに硬貨が200、500、1000、2000、5000ドンの5種類とあります。

 

硬貨は価値が低いためあまり一般的に流通していません。特に私達海外からの旅行客にとってはあまり馴染みがないものであなたは、もしかしたら現地で一度も目にしないことがあるかもしれません。

 

過去には観光地各所の料金表示がドンと米ドルで併記されており、旅行者にとって米ドルが便利だったのですが、現在は米ドルの料金表示、支払いに制限がかかり米ドルの流通が減っています。

 

しかしながら、それでもまだ便利(ホテルやレストラン)ということがあるのでいくらかは日本で米ドルを用意し現地に持参しても良いと思います。

 

VNDはベトナムで両替した方がレートが良いです。ベトナム到着時に空港で両替するのが良いでしょう。私の場合は、ベトナム添乗時(だいたい7日間~9日間)には5万円の米ドルを日本で準備し5万円分を現地でVNDを現地で両替して使っていました。

 

これはあくまで仕事で行く添乗員の目安ですし、現在は米ドル利用に制限があることから、あくまで参考額として考えて下さい。

 

添乗員時代は、参加のお客様に1万円~2万円を日本で米ドルに、そして現地で5000円分をVNDに両替するのをすすめていました。こればかりは人によるので一概には言えませんが、多くの方は現地で1回は両替していました。

 

団体ツアーに参加の方は、私の案内していた額の2倍くらい、個人旅行の方は3倍くらい両替してもいいのかもしれません。(しつこいですが、こればかりは人によるので責任は持てません。)

 

裏ワザとして団体旅行に参加する場合、あなたのガイドが空港より良いレート、もしくはそれ以下で両替してくれる場合があります。この場合は自身で判断し自己責任で両替してもらうのが良いでしょう。

 

ベトナムの日常品の相場

現在のリアルタイムのベトナムを知るにはベトナムのスペシャリストに聞くのが間違いありません。ベトナム在住のURANOさんが運営する「【2021年更新版】ベトナム ホーチミンの物価相場と1ヶ月の生活費は? 」の情報を基に以下掲載させていただきます。

 

ちなみにURANOさんはベトナムの大都会ホーチミンシティにお住まいですから、田舎に行くと価格は以下より下がることも予想されます。

 

 

コンビニ

ミネラルウォーター(1.5L)     5,000VND(25円)
ジュース(1.5L)          10,000VND(50円)
ビール(1缶、ローカルブランド)  15,000VND(75円)
ビール(1缶、海外ブランド)    20,000VND(100円)

 

レストラン

現地人向けベトナム料理レストラン・屋台  

               30,000~50,000NND(150~250円)
観光客向けベトナム料理レストラン     

               150,000~300,000VND(750~1,500円)
日本料理レストラン       150,000~300,000VND(750~1,500円)
ファーストフード – ハンバーガー       25,000VND(125円)
ファーストフード – ポテト(Sサイズ)      15,000VND(75円)

 

エステ・マッサージ

フットマッサージ店                                      150,000VND(750円)/60分
ローカルマッサージ店  指圧:                        200,000VND(1,000円)/60分
日本語が通じる店  指圧:                            400,000VND(2,000円)/60分

 

ホテル料金

ベトナムのホテルはまさにピンからキリまでという表現が的確です。以下に目安の料金を記載しますが、デラックスクラスとは世界的にも有名なインターコンチネンタル、シェラトン、グランドハイアット等の高級ホテルで最高級かつ快適なサービスが約束されています。

 

スタンダードクラス:3,000~5,000円
スーペリアクラス: 5,000~9,000円
デラックスクラス: 9,000円~

 

料金を見るとなんと!日本円で10,000円以下から!?そうなのです。ベトナムの物価は日本に比べ安いので、ホテルは格安で泊まることができます。

 

個人的に私がすすめるのは、デラックスクラスでの宿泊です。この料金で現地の最高級クラスに泊まれるのなら、あえてここで経費を切り詰めない方が良いのではという考え方です。

 

なぜならば、きちんと理由があり、ホテルのグレードを下げると水回りに問題が起こることが多いです。さらにいうとお湯の出が悪く温度が低いと、いくら温暖なベトナムと言えど、なかなか日本人には厳しいものがあります。

 

そんなもの拘らない!水シャワーOR水風呂上等!というあなたはドミトリーや民泊を利用すれば、1泊1,000円の宿泊料金も可能ですよ!

 

公共の乗物(タクシー、バス等)

URANOさんの「【2021年更新版】ベトナム ホーチミンの物価相場と1ヶ月の生活費は?」を引き続き参考にさせていただきました。

 

日本人にとっては、お手軽価格でありがたい限りですね。タクシーの初乗りは25~60円です。基本的にはタクシーをとんでもない田舎にいかない限りは、どこでも流しをつかまえられる印象です。


バイクタクシーを利用するというのも一つの選択肢です。配車アプリ「Grab」を利用すれば、ベトナム語が話せなくても目的地までたどり着けます。

タクシー(10kmあたり)      70,000~80,000VND(350~400円)
市バス             5,000~6,000VND(25~30円)
Grab(10kmあたり)                  30,000~40,000VND(150~200円)

 

中距離・長距離バス 3,000円~

ベトナムでは鉄道が発達していないため、中距離以上の移動はバスや航空機を利用することとなります。EZ STAY Hanoiさんの「ベトナム・バスの種類&乗り方【路線バス/中距離バス/長距離バス/オープンツアーバス】」を参考にさせていただきます。

 

以下、料金を参考にしてください。ちなみにハノイ、フォンニャ、ニンビンはベトナム北部、ホイアン、フエは中部、ニャチャン、ホーチミンは南部です。

*USDの料金です。


ハノイーフエーホイアンーニャチャンーホーチミン   40USD
ハノイーフエーホイアン               24USD
ハノイーフォンニャーフエ                                                 24USD
ハノイーフォンニャーフエーホイアン                               28USD
ハノイーニンビンーフォンニャーフエ                               24USD
ハノイーニンビンーフエ                                                     22USD

電圧とコンセントのタイプ

ベトナムの電圧は110Vか220Vです。 日本の電圧(100V)と比較すると高電圧なので、日本の家電製品を使う場合は変圧器が必要になります。というのが一般的な説明です。

 

ベトナムだけではなくどこの国でも電圧に違いには注意しないといけないですが、今の時代、旅行に持っていくであろう電化製品類の充電アダプタ等は220Vに対応していることがほとんどです。(例えば、スマホ、カメラ、湯沸かし器、PC)

 

220Vでに対応していれば、その電化製品は世界中どこでも使うことができます。 

 

それではコンセントのプラグのタイプを見てみましょう。ベトナムのコンセントプラグのタイプは一般的にAタイプ、Cタイプ、SEタイプです。

世界各国のプラグタイプは主に8つのタイプに分けられます。Aタイプ、Bタイプ、Cタイプ、B3タイプ、BFタイプ、SEタイプ、Oタイプ、O2タイプです。

 

旅好きのあなたには是非、以下の万能型のプラグをおすすめします。組み替えることで8つのタイプ全てに対応させることができるため、これが1つあるとどこの国にいっても安心です。

 

また、私の経験上、ガイドブックの情報を鵜呑みにして指定されたタイプだけを準備し持って行くと、結構な頻度で使いえない場所があるというトラブルがあります。

 

これも、ベトナムだけではなくどの国でも状況は同じなので、万能型を準備しちゃいましょう!

インターネット、Wifi事情

ベトナムでは外資系資本がたくさん入っているおかげか、インターネット、Wifi事情はすごく良いです。よほどの田舎に行かない限りは北部から南部まで環境は良いと言えます。旅ネズミゆーとさんの「ベトナムのネット環境ってどうなの?超快適なフリーWifi事情をまとめたよ(2019年5月更新版)」で詳細に現地事情がまとめられています。

 

お仕事等の事情で常にインターネット環境がマストというあなたは念のため、WI-Fiを事前にレンタルしておくことをおすすめします。

 

治安について

f:id:life-as-a-guide:20210228091019j:plain

ベトナムの治安について、わたしは正直なところ添乗員現役時代(2006年~2013年)に悪いと思ったことは一切ありません。また仕事柄、夜一人で街歩きをしなければならない時もありましたが、危険を感じた事はありませんでした。

 

私が注意していたのは、主に車輛(主にバイク)にひかれないようにすることでした。ベトナムの交通事情はカオスです。

 

首都のハノイや大都会ホーチミンシティでは通常車3車線の道路が平気で5車線になっていたり(バイク6車線やそれ以上)しますし、現地住民は基本的に交通ルールを無視なので、旅行者のあなたは街中を歩く際は常に注意する必要があります。

 

時代も変わりましたが、2021年現在、どうやらベトナムの交通事情は私が現地に行っていた時と大きく状況は変わっていないようです。

 

尚、ベトナムは比較的治安が良い国ということをお伝えしましたが、現地では殺人、強盗、テロ等の犯罪はほとんどありません。

 

しかしながら、スリや置き引き、ひったくりなどの軽犯罪は他の国と同様ありますので、くれぐれも注意して下さい。ハノイではオールドクォーター地区、ホーチミンでは7区と8区、5区のチョロンには十分に注意する必要があります。

 

 海外旅行の基本的なセキュリティー対策!

f:id:life-as-a-guide:20210226154957j:plain

とりあえず、海外旅行に際しての基本的な事故防護策を以下に記載します。海外旅行玄人のあなたには、あたりまえ!と思うかもしれませんが、是非見てみて!

 

畏れ多くも、私も玄人(海外旅行には約100回、そして訪問カ国は約60か国)です。基本的なことでも、もしかしたら、以外に私からあなたに伝えられることがあるかもしれません。

 

高額なものは身に着けない

海外旅行に行く際は、是非あなたの中で一番ダサく安い格好を7日間分を考え、準備してくだい。7日を越える分についてば現地で洗濯をしローテーションで着回します。

 

もちろん、バレェ、オペラ鑑賞等ある場合はドレスコードもありますから、例外にはなりますが、それでも、催し用の衣類も極力安いものにしてください!

 

これについては強くお伝えしたいところです。プロはあなたをお金持ちと判断した場合、翌日も翌々日もあなたを狙う可能性があります。

 

私の経験上、パッと見た時にお金がありそう(そのように見える雰囲気や格好)という方は、結構な確立でスリの被害にあっています。(添乗員として、そういう方がスリに合わないよう細心の注意を払います。過去に3回、スリを阻止してますが、ツアー中その方だけを監視していませんので防ぎきれません・・・)

 

持参するバッグについて(ハンドバッグ(トートバッグ)はNG)

スリに合わないよう、あなたのバッグを工夫しましょう。日中の観光で、ハンドバッグは是非やめましょう。ひったくりに私の荷物を持って行って!と言っているようなものです。

 

ショルダーバッグ

両手が開くことと、日中観光で使うであろうものがバッグを身に着けたまま取り出せるのが魅力です。また観光施設等の混雑時には荷物を自分の手前のポジションでキープできるので安心です。また、首からかけているのでひったくりにも強いです。

あなたも機会があれば海外添乗中の添乗員のバッグを見てみて下さい。すごく高確率でショルダーバッグを肩から下げているはずです。

 

なんと!この度、添乗員としては(むしろ全ての海外旅行者)にうれしいショルダーバッグを発見しました。

 このバッグは、本当に添乗員のためにつくられたのかと思うほど添乗員向けで、この21cm x 30cm x 10cmのサイズは世界中のほぼ全ての美術館での持ち込み制限対象内です。また外側のジッパーを開封するとバッグのサイズが広がるため、B5の書類が入るサイズに変更することもできます。

 

そしてこのバッグは収容効果ば抜群で全部で10以上のポケットを備え付けられています。いろいろなものを常に常備する添乗員にはありがたいにつきます。

 

リュックサック

リュックサックの最大のメリットは身に着けているときの身体の負担軽減だと考えています。ショルダーバックと比べると両肩に均等に荷物の重さがかかる為長時間身に着けていても快適に旅を続けられることができます。

 

またショルダーバッグと同様に両手が開けられるのが良いです。しかしながら、どうしても自分の背中に基本的にはある荷物のため防御が甘くならざるを得ないこともあります。

 

混雑に際しては自分の正面に荷物が来るようにし両手で抱えるように持つ工夫が必要です。私は海外ではショルダー派で、国内の登山用で使う一般的なリュックサックしか利用していませんが、もし私が選ぶとしたらと仮定し以下を紹介しておきます。

 オランダ製の「Boddy」シリーズです。外側からファスナーが見えないリアオープン構造のため他人(スリ)に開けられるリスクが大幅に減少します。必要以上に大きくもなく、機内への持ち込みも私の知る限りはどこも問題ないサイズにおさまっています。

 

そして海外旅行では大切なものは全て一つのバッグに入れないというのは基本中の基本です。お金についても財布を2つ用意するくらいの準備があっても良いです。私はショルダーバッグに加えて小さめのウェストポーチを身に着けお金等貴重品を分けて持っていました。

 

知らない人から話しかけられたら無視or 構わない

これが実は頻繁にあることで、知らない人から話しかけれられたら、まずは両手で荷物や貴重品を確認し、守りましょう。背中にしょっていたリュックサックがあれば一度下ろして自分の目の前でキープするが無難です。

 

もしくは相手が知らない人だった場合、おおよそはあなたにとってメリットのないことです。無視しましょう。

 

 お金は分けて管理する

 人前でお財布を広げないということは基本ですが、お金は分けて持っていた方が無難です。また、クレジットカードの暗証番号やその他情報についても念のため、紙に書くなどして控えておいて下さい。

 

万が一盗難にあった場合、メモがあれば早急に使用停止手続きがとれるため、あなたのカードが悪用されることを防げます。

 

 お金の分け方として別々のお財布を用意し別々のバッグの中で保管するというのもいいですが、ネックポーチタイプのパスポーケケースでパスポートと一緒に管理するというのはいかがでしょうか。

 

首かけタイプのため、上着の中等、外から見えないように身に着けることができスキミング防止機能もついているためクレジットカードを入れて管理することもおすすめです。

 

 尚、貴重品に関することとして、現地で同じホテル連泊でもセーフティボックスの中にパスポート、お金等を入れたまま外出しないようにしましょう。ホテルスタッフはあなたの部屋の金庫をあけることができます。(当然セキュリティー上、ある程度の役職者のみですが・・・)

 

 

海外旅行保険に加入しよう!

「海外旅行保険」には盗難や偶然の事故によって携行品が損害を受けたときの補償を受けることができるものがありますので、是非プランを確認の上加入しておきましょう。


携行品損害以外でも、現地での病気やケガの治療費や、他人のものを壊したときの賠償金などを補償してくれます。

 

 私が添乗員時代よくお世話になった補償は、スーツケースの破損(航空会社の免責事項にあたる部分の破損で航空会社が補償しない場合)です。実はこれが頻繁にありました。スーツケースのキャスター部、本体の亀裂等、7年間で3度お世話になっています。

 

その他ベトナム事情

f:id:life-as-a-guide:20210307133621j:plain

 冷房について

 ベトナムでは基本的に北部を除き年中外気温が高いです。ホテルやレストラン、バス等の車内ではお客様を涼しい環境の中でもてなすことがあたりまえです。

 

これが日本人にとって時として寒すぎるということになります。寒いからといって室内の温度を上げるということは、基本的にあなたのホテルの部屋以外は他のお客様の都合上難しいでしょう。

 

ベトナムでは薄手の服を重ね着、そして薄い上着の常備が基本となります。現地施設にクレームを入れるのでは気持ち的にも旅を楽しめなくなります。

 

そういう文化なのだと割り切ってあなた自身で対策しましょう!

 

トイレ事情

 ホテル等の施設のグレードにもよりますが、基本は水洗の様式トイレが普及しています。しかしながら水の流れは悪いと思った方が良いでしょう。

 

便器の脇にシャワーヘッドがあり、用を足した後自分で洗えるというトイレもあります。また、水の勢いも弱いため現地ではトイレットペーパーはトイレに流すのではなく備え付けのごみ箱に捨てるようにしましょう。(最高級クラスのホテル、レストランは問題なく水で流すことができます。)

 

尚、ベトナムではトイレチップの習慣はありません。しかしながら観光地等ではチップを要求されることがあります。

 

その場合は、サービスのレベルに合わせて以下の目安を参考にしてください。

 

・必要不可欠なサービス・・・1万ドン〜2万ドン (約50円~100円)

・快適なサービス   ・・・5万ドン〜10万ドン(約250円〜500円)

 

 

 

 

ベトナムのホテル事情

f:id:life-as-a-guide:20210307135550j:plain

ベトナムのホテルはランクにもよりますが、基本的には洋室のウェスタンスタイルがスタンダードです。予約の際は、シングル、ツイン、ダブルを明確にしましょう。

 

海外では日本とは違い、2名で1室を予約するとダブルの部屋に案内されることが多くなります。希望のベットスタイルがある場合は事前にしっかりと確認しておきましょう。

 

また、日本人的にはホテルの部屋にはバスタブが備えられていると考えるのは当然ですが、海外ではベトナムを含めこちらからリクエストしない限りシャワーのみの部屋に案内されるのが常識です。

 

バスタブにこだわるというあなたは、しっかりとホテルにリクエストしましょう。ただし、残念なことに、バスタブがある部屋に案内されたとしても、湯船の栓がない場合が多いです。

 

経験上、ホテルに依頼をかけても時間がかかるかホテルに備えていないという回答がくるため、そんなストレスに耐えるくらいなら、いっそのこと湯船の栓はないものだと考え自分で対策してしまいましょう。

 

方法は簡単です。薄手のビニール袋を日本から必要枚数用意して出発して下さい。現地ではビニールに少量の水orお湯を入れ袋を縛ります。それを湯船の排水溝の部分に被せるように置くだけです。これが栓の代りとなってくれますよ!

 

ビニール袋だと環境に良くないというあなたにはゴルフボールをご紹介します。添乗員の中にはゴルフボールを持参し栓の代りに使うことをすすめている人もいます。

 

ゴルフボールの利用は私もなるほどと思いました。おおよそほとんどのバスタブの栓代わりに使えることでしょう。

 

ベトナムの食事事情

f:id:life-as-a-guide:20210307135835j:plain

【ベトナムの国民食、米の麺フォー】

 ベトナム料理については日本でも人気のため、細かい説明は割愛しますが、私が感じる現地での注意事項を中心に記載します。

 

まずベトナム料理は中華料理、フランス料理の影響を受けているため、味は洗練されていて美味しいと感じる人が多いです。ベトナム料理について私が感じることを簡潔に解説します。

 

1. 主食は炒飯か白米(日本米と違いパサパサ)です。米の麺フォーは主に朝食でサービスされる印象、フランスの影響もあるのでパンもサービスされるが、個人的にすごく美味しいと思うパンは見つけられず

2. 基本的に中華系の調理スタイルがメインとなる料理が多い(油で炒めたもの)

3.味は日本人の口に合うと評判ですが、ベトナムならではの調味料等ヌックマム(魚醤)やパクチー、アニス(八角)に注意

4. 味付けはそれほど濃くなく食べやすい

5. 南国らしい果物の種類が豊富(ランブータン、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ等)

6. ベトナムコーヒーは濃厚かつ独特の風味がある

7. お国柄ビールはかなり冷えていて美味しいことが多い

 

私個人としてはベトナム料理が大好きで、実際私が案内したお客様の多くが日本人の口に合うといい料理を召し上がっていました。

 

しかしながら、私が上記でまとめたように、調理法や調味料が理由として、料理によっては体が受けつけないという方がいるかもしれません。

 

そんなあなたは、インスタント食品等を念のため準備されるのが良いでしょう。参考までに私のおすすめを記載します。

 

本音はさとうのごはんを持参するのが一番いいと思っています。しかしながら、重いことや食べるまでに手間がかかるということを考えるとアルファ米がやはりいいのでしょう。

 

私は最初、アルファ米には期待せず何種類かを食べ比べてみましたが、料金と味を考えると私の中では安心米がベストです。普通に美味しいですし種類が豊富なため、海外旅行には最適だと考えてます。

 

そして、以下が私が考える海外に持参できる最強のインスタントみそ汁です。

そして、これが私のベスト白米のお供、海外旅行編です。

 北海道自慢の日高昆布の風味とゴマとちりめんがごはんに完璧に会うのです。乾燥食品ですから軽いため、いつもスーツケースに入れています。

 

ホテルでの食事について

ベトナム旅行中、ホテルで朝食、夕食をとるという人も多いでしょう。ベトナムではホテルで提供される食事は基本的にビュッフェスタイルになります。

 

朝食は先に述べたようなベトナム料理(中華がルーツの野菜や肉の炒め物や揚げ物、炒飯、焼きそば、そしてベトナムらしいバナナの花のサラダ、南国フルーツ、そしてお米の麺フォー等)、アメリカンブレックファスト(卵、ベーコン、ソーセージ、サラダ)、洋風スープ、サラダ、フルーツ&デザートが提供されるでしょう。ホテルによっては日本食系(白米、漬物等)が提供される場合もあります。

 

夕食は上記ベトナム料理のボリュームがある系を中心に場所によっては、フランスやイタリア、日本料理等国際的な料理が提供されます。

 

料理の種類は豊富なため、ビュッフェスタイルになると食べられるものがないということは、おそらくないでしょう。

ベトナムの情報徹底ガイドまとめ

f:id:life-as-a-guide:20210307144939j:plain

ベトナムの旅行準備について詳細にご紹介させていただきました。ベトナムの現地事情では気候や服装について、現地の物価、治安等について添乗員視点より便利なグッツ等の情報をシェアしています。

 

 ホテル事情、食事事情については、実際にベトナムを訪ねようと検討しているあなたに対し、必要になるであろう情報ということを意識し書いています。

 

ベトナムについて理解を深めていただいていましたら幸いです。具体的な観光地については以下、私の過去の旅行記を参考にしてください。

 

www.lifeasaguide.info

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

トルコ旅行の事前準備 知っておきたい情報徹底ガイド

こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を、海外旅行客目線と添乗員目線の両方からリライトすることを思いつきました。読者のあなたに海外旅行について有益な情報を共有したいと考えています。

 

今回は私の初添乗の国トルコです。トルコには何かと縁があり2006年から2013年までの間に全部で5回訪問することができました。トルコは文明の十字路と言われ古い歴史を持っています。

 

トルコ国内各地では、時代に合わせた貴重な観光地を巡ることができ、古代ローマの遺跡から、キリスト建築、イスラム建築まで変化に富んだ観光を楽しむことができます。

 

トルコは親日感情が高い国で、トルコ人は皆人懐っこく親切で。料理も日本人の口に合います。ホテル事情も良くしっかりとホテルを選べば清潔かつお洒落な滞在を楽しむことも可能です。

 

個人的にトルコに対してネガティブな印象が全くありません!

トルコの基本情報

f:id:life-as-a-guide:20210221174342j:plain

【イスラム神秘主義メブラーナ教の聖地コンヤ:セマ儀式、旋舞祈祷の様子】

まずはじめに、私が到達した結論ですが、本当に基本的な情報については、地球の歩き方が使いやすいです。

私は添乗員という仕事柄、訪問国の情報が大量に必要だったため、現役時代、様々なガイドブックや旅行情報誌を読み漁りました。

 

そして結局たどり着いたところが地球の歩き方です。私はいつどこにいくにしてもまずは地球の歩き方で情報を収集し、添乗員として必要とされるさらなく情報を他のガイドブック、雑誌、インターネットの情報、そして時には旅行記系ブログ等から知識を増やしていました。

 

それでは、一通りの基本情報を見ていきましょう!

 

トルコ共和国

面積:783,562平方キロメートル(日本の約2倍の面積)

言語:トルコ語

日本からの所要時間:

成田からイスタンブールまでは直行で13時間

長いですよ!理想はトルコ航空の直行便を利用するのがベストです。旅の予算等を考えどこかの国で乗り継いだ方が安くなることが多い為、旅の目的や期間、予算と相談して移動便は決めると良いです。

 

ちなみに私は個人旅行の際には、エクスペディアを利用しています。エクスペディアやスカイチケットを使うことで、私は通常かかる航空機とホテルの料金の総額を約半額減らすことに成功しています。

 

ただ、先に少し述べたように航空機の選択によっては乗り継ぎに時間がかかったり、ホテルも立地がいまいちだったりとデメリットもあるため旅の目的や予算に合わせて決めると良いと思います。

また航空機の移動は基本的に長いため、安眠のために機内用の枕、アイマスク、乾燥対策としてマスク、リフレッシュ用としてウェットティッシュを持っていくのは私の定番準備でした。

気温と服装、持ち物の準備、ベストシーズンは?

f:id:life-as-a-guide:20210225192910j:plain

トルコはかなり広い規模の国のため地域によって気候に差があります。観光スポットによってもおすすめの時期は異なりますが、そんな当たり前のことを書いても仕方ないですよね。

 

もと添乗員的な視点で、おおよそ日本のお客様が大満足となる旅をつくるとすると以下のルートになります。

成田→イスタンブール(乗り継ぎのみ)→アンカラ→カッパドキア(3泊)→コンヤ(1泊)→途中どこかで1泊→イズミール(2泊)→途中どこかで1泊→ブルサ→イスタンブール(3泊)→成田

*旧約聖書の世界に興味がある人は東トルコの観光が必須ですが、今回はあえて定番トルコの旅にするべく外しています。

 

そして、上記行程を想定してベストシーズンを話すと5月、6月、もしくは秋の9月~10月です。

根拠となるのは、トルコ全体の気候として見たときにベストシーズンは春か秋だと考えます。その上で初春となると内陸部のカッパドキアがまだ寒いこと、夏はエーゲ海沿いの観光地が暑すぎること、そして晩秋となると、内陸部が寒くなるという点から考えています。

 

その時期にトルコを訪問するとすれば、気温は以下を参考にして下さい。

  カッパドキア イズミール イスタンブール
5月 22~7℃      26~15℃    16~7℃
6月 27~10 31~20℃  21~11℃
9月 27~8℃  29~19℃ 24~16℃
10月 21~4℃    24~14℃  20~13℃

 

気温は以下のサイトを参考にさせていただきました。

トルコの気温と降水量

 

カッパドキア等の内陸山間部は朝晩はかなり冷え込むことがあります。

降水量は一年を通して多くはない国です。強いて言えば地中海沿岸部は春と秋に雨が降る確率が増える印象です。

 

海外を周っていると、トルコみたいに地域によって気候や温度が違うというのは基本です。むしろヨーロッパも含め、我々日本人が暑いと想像する国についても実は朝晩は冷えるところが多いため防寒対策はマストだったりします。

 

添乗員としての体質柄、私が海外に行く際、未だに常に準備しているものを参考までに以下載せておきます。

 

基本どこに行くにも準備編

ウインドブレーカー

 おすすめはパタゴニアのフーディニです。軽くて持ち運びに便利なのに加え、何よりも旅行者にうれしいのがクルクルと丸めると大きいこぶしくらいの大きさに収まってくれることです。

 

薄いクセに防寒対策もしっかりできるのがニクい商品です。

 

折りたたみ傘

トレッキング用のため軽いのが特徴です。傘をたたみ丸めたときの直径が約6cmで長さは26cmくらいです。重さはなんと約280gです。

 

 この傘は小さい折りたたみ傘にも関わらず風にも強いんです!

 

また傘ではなくカッパを持参する方もいますが、カッパを持っていくなら是非ポンチョを!ポンチョはマントのように体を隠すため実はスリから身を守る対策にもなるのです。

歩き易い靴

トルコは遺跡が多く、石畳を歩くことが多くなります。各旅行会社や情報誌は歩き易い靴の準備をという表現にとどめていますが、個人的には(本当に個人的な意見のため責任は持てませんが)トレッキングシューズが観光にも疲れませんし、予期せぬハードな上り坂や下り坂にも対応できて便利です。

 

私の愛用はサロモンのトレッキングシューズです。現在北海道のガイドとして山登り等もしていますが、サロモンは山から普段の街歩きまで問題なく使えますし、私が好きなのはトレッキングシューズではあるものの見た目がトレッキングシューズすぎないところです。

 

近所のスーパーに行くにもサロモンでも違和感がないのは、わざわざ靴を履きかえる必要がなく不精な私には向いているのです。

 

 通貨と両替、そして現地の物価

f:id:life-as-a-guide:20210225202536j:plain

トルコの通貨はトルコリラです。全体的に物価は日本よりは安い印象ですが、結局我々旅行者がいくところは、海外旅行者向けの料金になっているため、基本は日本と同じくらいかもしくは少し高めです。

2021年2月現在:1TL=14.7円

トルコ リラ / 日本 円【TRYJPY】:外国為替 - Yahoo!ファイナンス

 

よくトルコでは米ドルがあると便利と書いているガイドブックを見かけますが個人的にはトルコリラだけで十分だと感じます。団体旅行に参加したり他の国も一緒に観光することを考えている人は米ドルがあった方が良いのかもしれません。

 

米ドル(もしくはユーロ)を使う場所としては、現地の高額商品(トルコ絨毯、トルコ石、絹製品等)を買う時やベリーダンスショー等の観光客向けの催しの支払いに利用することができます。

 

両替する場所ですが、日本や現地のホテルで行うと若干レートが悪いので現地の空港で行うのがなんだかんだで一番良いのだと思います。

 

当然、現地の街中にはもっとレートが良いところがあるのかもしれませんが、それら両替場所を探すことに労力を使うくらいなら空港で両替し、現地での観光を充実させた方がメリットがあります。

 

裏ワザとして団体旅行に参加する場合、あなたのガイドが空港より良いレート、もしくはそれ以下で両替してくれる場合があります。この場合は自身で判断し自己責任で両替してもらうのが良いでしょう。

 

トルコの日常品の相場

現在のリアルタイムのトルコを知るにはトルコのスペシャリストに聞くのが間違いありません。トルコ航空が運営する「ターキッシュエア&トラベル」の情報を基に以下掲載させていただきます。

 

ケバブサンド       450円      サバサンド      230円
水(500mlボトル)  15~30円   トルコアイス     150円
トルココーヒー   230円    チャイ        150円
ビール(グラス)  380円    缶ビール       150円
ワイン(グラス)  150円

レストランでの食事代    1,000円~1,500円(夜は+1,000円)

 

ホテル料金(ツインの場合) 5,000円~ 

ホテルについては、日本のスタンダートと同じレベルと考えて良いです。

 

公共の乗物(トラム、バス等) 1回 50円~100円

イスタンブール市内では、1回の乗車につき50円~100円

 

長距離バス 3,000円~

長距離移動、例えばイスタンブール→カッパドキアまではバス会社の選び方によっては片道3,000円くらいでいけるようです。

 

トルコでは、どのバス会社も自社サイトを持っていますが、あなたの目的地へ向かうバスをまとめて検索できるobilet.comが便利です。「さぼわーる」さまの記事で長距離バス利用の方法が詳細に書かれており参考になりますよ。

 

タクシー   初乗り料金100円~135円 / 100mあたり料金5円~10円くらい

以下、参考までにイスタンブールのタクシーの料金の相場です。以下「読んでトルコ通!」さまの記事より引用していますが、2019年のデータなので2021年現在、少しは変動していると思われます。あくまで目安としてみて下さい。

 

イスタンブールにでは車のグレードにより色分けがされており、以下を参考にすると、

おおよそ、初乗り料金は100円~135円、100mあたりの料金で5円~10円くらいを目安に考えれば良いでしょう。

タクシーの色 初乗り料金 100Mあたりの料金 最低支払額
黄色タクシー 5.00TL 0.31TL 13.00TL
水色タクシー 5.75TL 0.36TL 14.95TL
黒色タクシー 8.50TL 0.53TL 22.10TL

 なお、同じくイスタンブールでは、「iTaksi(アイタクシ)」と「BiTaksi(ビタクシ)」という2つの便利なタクシーアプリがあります。

 

これらを利用すると事前にタクシーの料金がわかり支払いもクレジットカード払いが可能となり旅行者にとっては一番安心な選択になりそうです。これについても「読んでトルコ通!」さまの記事で詳細が解説されています。

 

電圧とコンセントのタイプ

トルコの電圧は220Vです。 日本の電圧(100V)と比較すると高電圧なので、日本の家電製品を使う場合は変圧器が必要になります。というのが一般的な説明です。

 

トルコだけではなくどこの国でも電圧に違いには注意しないといけないですが、今の時代、旅行に持っていくであろう電化製品類の充電アダプタ等は220Vに対応していることがほとんどです。(例えば、スマホ、カメラ、湯沸かし器、PC)

 

220Vでに対応していれば、その電化製品は世界中どこでも使うことができます。 

 

それではコンセントのプラグのタイプを見てみましょう。トルコのコンセントプラグのタイプは一般的にCタイプです。

 

ちなみにCのプラグはこれです。

世界各国のプラグタイプは主に8つのタイプに分けられます。Aタイプ、Bタイプ、Cタイプ、B3タイプ、BFタイプ、SEタイプ、Oタイプ、O2タイプです。

 

旅好きのあなたには是非、以下の万能型のプラグをおすすめします。組み替えることで8つのタイプ全てに対応させることができるため、これが1つあるとどこの国にいっても安心です。

 

また、私の経験上、ガイドブックの情報を鵜呑みにして指定されたタイプだけを準備し持って行くと、結構な頻度で使いえない場所があるというトラブルがあります。

 

これも、トルコだけではなくどの国でも状況は同じなので、万能型を準備しちゃいましょう!

インターネット、Wifi事情

大都市や世界的観光地(カッパドキア)、空港ではインターネット事情は良くあまり不自由に感じることはないはずです。

しかしながら、トルコは日本の2倍の国土面積があります。目的地と目的地の間の移動中、田舎町に宿泊となった際、インターネットやWIfi環境がまだ不十分なところもあります。

 

お仕事等の事情で常にインターネット環境がマストというあなたはWI-Fiを事前にレンタルしておくことをおすすめします。

 

治安について

f:id:life-as-a-guide:20210226143229j:plain

トルコの治安について、わたしは正直なところ添乗員現役時代(2006年~2013年)に悪いと思ったことは一切ありません。また仕事柄、夜一人で街歩きをしなければならない時もありましたが、危険を感じた事はありませんでした。

 

しかしながら、時代も変わりましたし楽観的なことばかりも書けませんので、現地の最新情報を基にした情報をご提供します。

 

トルコでは2016年の1月イスタンブールで自爆テロ、そして2015年から2年続けて首都のアンカラでもテロが発生していたり、古来からのクルド人の問題も存続しています。

 

近年では記憶に新しいイスラム国に関連するシリア紛争があり、トルコ国内でも我々が絶対に行ってはいけないエリアも存在しています。


しかし!

 

上記エリアを除いて、トルコの有名な観光都市や地域(イスタンブール、カッパドキア、イズミール)はテロやシリア紛争勃発以前と全く変わらない、むしろセキュリティーレベルが上がったと日本旅行協会が公式に発表しています。(2018年トルコ視察より)

 

今後、トルコ旅行を検討する際は、外務省のホームページの治安警戒レベルを参考にすると良いでしょう。治安警戒レベルは、その国の地域別に細かく発表されており、それを見ればその国の各地域の状況が分かるシステムです。

www.anzen.mofa.go.jp

2021年2月現在、世界全体がバグってますが(コロナ禍)、コロナ以前のトルコは全体的に、ほとんどの地域が治安警戒レベル最低とされていました。

 

トルコはいい国ですよ!きちんと最低限の海外旅行客としてのルールを守って観光すればトラブルは発生しないと私は信じます。

 

ただ!

 

日本でも、詐欺、盗難、殺人等のひどい犯罪はあります。自分の身は自分で守りましょう!一つだけ言わせて下さい。よく海外は何かと怖い(治安面で)から国内旅行しかしないの!という方がいますが、日本だって同じくらい危ないのに・・・って思います。

 

 海外旅行の基本的なセキュリティー対策!

f:id:life-as-a-guide:20210226154957j:plain

とりあえず、海外旅行に際しての基本的な事故防護策を以下に記載します。海外旅行玄人のあなたには、あたりまえ!と思うかもしれませんが、是非見てみて!

 

畏れ多くも、私も玄人(海外旅行には約100回、そして訪問カ国は約60か国)です。基本的なことでも、もしかしたら、以外に私からあなたに伝えられることがあるかもしれません。

 

高額なものは身に着けない

海外旅行に行く際は、是非あなたの中で一番ダサく安い格好を7日間分を考え、準備してくだい。7日を越える分についてば現地で洗濯をしローテーションで着回します。

 

もちろん、バレェ、オペラ鑑賞等ある場合はドレスコードもありますから、例外にはなりますが、それでも、催し用の衣類も極力安いものにしてください!

 

これについては強くお伝えしたいところです。プロはあなたをお金持ちと判断した場合、翌日も翌々日もあなたを狙う可能性があります。

 

私の経験上、パッと見た時にお金がありそう(そのように見える雰囲気や格好)という方は、結構な確立でスリの被害にあっています。(添乗員として、そういう方がスリに合わないよう細心の注意を払います。過去に3回、スリを阻止してますが、ツアー中その方だけを監視していませんので防ぎきれません・・・)

 

持参するバッグについて(ハンドバッグ(トートバッグ)はNG)

スリに合わないよう、あなたのバッグを工夫しましょう。日中の観光で、ハンドバッグは是非やめましょう。ひったくりに私の荷物を持って行って!と言っているようなものです。

 

ショルダーバッグ

両手が開くことと、日中観光で使うであろうものがバッグを身に着けたまま取り出せるのが魅力です。また観光施設等の混雑時には荷物を自分の手前のポジションでキープできるので安心です。また、首からかけているのでひったくりにも強いです。

あなたも機会があれば海外添乗中の添乗員のバッグを見てみて下さい。すごく高確率でショルダーバッグを肩から下げているはずです。

 

なんと!この度、添乗員としては(むしろ全ての海外旅行者)にうれしいショルダーバッグを発見しました。

 このバッグは、本当に添乗員のためにつくられたのかと思うほど添乗員向けで、この21cm x 30cm x 10cmのサイズは世界中のほぼ全ての美術館での持ち込み制限対象内です。また外側のジッパーを開封するとバッグのサイズが広がるため、B5の書類が入るサイズに変更することもできます。

 

そしてこのバッグは収容効果ば抜群で全部で10以上のポケットを備え付けられています。いろいろなものを常に常備する添乗員にはありがたいにつきます。

 

リュックサック

リュックサックの最大のメリットは身に着けているときの身体の負担軽減だと考えています。ショルダーバックと比べると両肩に均等に荷物の重さがかかる為長時間身に着けていても快適に旅を続けられることができます。

 

またショルダーバッグと同様に両手が開けられるのが良いです。しかしながら、どうしても自分の背中に基本的にはある荷物のため防御が甘くならざるを得ないこともあります。

 

混雑に際しては自分の正面に荷物が来るようにし両手で抱えるように持つ工夫が必要です。私は海外ではショルダー派で、国内の登山用で使う一般的なリュックサックしか利用していませんが、もし私が選ぶとしたらと仮定し以下を紹介しておきます。

 オランダ製の「Boddy」シリーズです。外側からファスナーが見えないリアオープン構造のため他人(スリ)に開けられるリスクが大幅に減少します。必要以上に大きくもなく、機内への持ち込みも私の知る限りはどこも問題ないサイズにおさまっています。

 

そして海外旅行では大切なものは全て一つのバッグに入れないというのは基本中の基本です。お金についても財布を2つ用意するくらいの準備があっても良いです。私はショルダーバッグに加えて小さめのウェストポーチを身に着けお金等貴重品を分けて持っていました。

 

知らない人から話しかけられたら無視or 構わない

これが実は頻繁にあることで、知らない人から話しかけれられたら、まずは両手で荷物や貴重品を確認し、守りましょう。背中にしょっていたリュックサックがあれば一度下ろして自分の目の前でキープするが無難です。

 

もしくは相手が知らない人だった場合、おおよそはあなたにとってメリットのないことです。無視しましょう。

 

 お金は分けて管理する

 人前でお財布を広げないということは基本ですが、お金は分けて持っていた方が無難です。また、クレジットカードの暗証番号やその他情報についても念のため、紙に書くなどして控えておいて下さい。

 

万が一盗難にあった場合、メモがあれば早急に使用停止手続きがとれるため、あなたのカードが悪用されることを防げます。

 

 お金の分け方として別々のお財布を用意し別々のバッグの中で保管するというのもいいですが、ネックポーチタイプのパスポーケケースでパスポートと一緒に管理するというのはいかがでしょうか。

 

首かけタイプのため、上着の中等、外から見えないように身に着けることができスキミング防止機能もついているためクレジットカードを入れて管理することもおすすめです。

 

 尚、貴重品に関することとして、現地で同じホテル連泊でもセーフティボックスの中にパスポート、お金等を入れたまま外出しないようにしましょう。ホテルスタッフはあなたの部屋の金庫をあけることができます。(当然セキュリティー上、ある程度の役職者のみですが・・・)

 

 

海外旅行保険に加入しよう!

「海外旅行保険」には盗難や偶然の事故によって携行品が損害を受けたときの補償を受けることができるものがありますので、是非プランを確認の上加入しておきましょう。


携行品損害以外でも、現地での病気やケガの治療費や、他人のものを壊したときの賠償金などを補償してくれます。

 

 私が添乗員時代よくお世話になった補償は、スーツケースの破損(航空会社の免責事項にあたる部分の破損で航空会社が補償しない場合)です。実はこれが頻繁にありました。スーツケースのキャスター部、本体の亀裂等、7年間で3度お世話になっています。

 

その他トルコ事情

f:id:life-as-a-guide:20210223181927j:plain

 イスラム寺院入場とスカーフについて

 イスラムの寺院モスクに入る際は露出度の高い見た目では入場を拒否されてしまいます。またモスクには靴を脱いで入場となります。モスク内では男性は脱帽、女性はスカーフを頭から被るようにしましょう。

 

モスクの中は靴を脱いで見学となりますが、靴下の汚れが気になる方はモスク見学前に汚れても良い靴下を二枚履きしておき、モスク見学終了後、一足脱ぐようにすると良いでしょう。

(モスク入場の際入口で靴下を二枚履きしようとすると人の流れを止めてしまうことと現地の人からすると見ていてあまり気持ちの良いものではないので、事前に済ませておくのがスマートです。)

 

イスラムの戒律で日本人が現地で従うべきルールはこのくらいです。トルコでは政教分離がされているため、一部を除くとそこまでイスラム教色が強い国ではありませんが、女性は露出度の高い服装は控えた方が無難です。観光中は目立つ服装は避けましょう。

 

 

トイレ事情

 

 大都市部のホテル、レストラン、ショッピングエリア等では様式の水洗トイレのため特に構える必要はありません。

 

しかしながら、トルコ本来のスタイルは和式トイレに似ており、安いホテル、大衆食堂、公衆トイレ、モスク等で利用されています。

 

使用方法も日本の和式とほぼ同じですが、しゃがむ方向は和式と反対でドアを前にしてしゃがみます。トイレ内に水道の蛇口と水を汲むバケツがありますので用をたした後に利用します。

 

トイレットペーパーは便器にではなく、備え付けのゴミ箱に捨てる必要があります。日本と違い外国では頻繁にトイレットペーパー切れが起こっているので、旅行中はポケットティシュやトイレットペーパー、ウェットティッシュを多めに準備しましょう!

 

またトルコ国内の公衆トイレのほとんどが有料で料金は入口に掲載されています。おおよそ1トルコリラくらいなので、現地で得たコインは意識してキープしておくようにしておきましょう。

 

私はお客様のトイレ料金のため意識して1トルコリラコインを大量にキープしていました。

トルコのホテル事情

f:id:life-as-a-guide:20210221173640j:plain

トルコのホテはランクにもよりますが、基本的には洋室のウェスタンスタイルがスタンダードです。予約の際は、シングル、ツイン、ダブルを明確にしましょう。

 

海外では日本とは違い、2名で1室を予約するとダブルの部屋に案内されることが多くなります。希望のベットスタイルがある場合は事前にしっかりと確認しておきましょう。

 

また、日本人的にはホテルの部屋にはバスタブが備えられていると考えるのは当然ですが、海外ではトルコを含めこちらからリクエストしない限りシャワーのみの部屋に案内されるのが常識です。

 

バスタブにこだわるというあなたは、しっかりとホテルにリクエストしましょう。ただし、残念なことに、バスタブがある部屋に案内されたとしても、湯船の栓がない場合がほとんどです。

 

経験上、ホテルに依頼をかけても時間がかかるかホテルに備えていないという回答がくるため、そんなストレスに耐えるくらいなら、いっそのこと湯船の栓はないものだと考え自分で対策してしまいましょう。

 

方法は簡単です。薄手のビニール袋を日本から必要枚数用意して出発して下さい。現地ではビニールに少量の水orお湯を入れ袋を縛ります。それを湯船の排水溝の部分に被せるように置くだけです。これが栓の代りとなってくれますよ!

 

ビニール袋だと環境に良くないというあなたにはゴルフボールをご紹介します。添乗員の中にはゴルフボールを持参し栓の代りに使うことをすすめている人もいます。

 

ゴルフボールの利用は私もなるほどと思いました。おおよそほとんどのバスタブの栓代わりに使えることでしょう。

 

温泉やハマムについて

f:id:life-as-a-guide:20210227115044j:plain

ホテルや地方によっては温泉やハマムを利用できるホテルがあります。ハマムは日本のサウナに近く、大理石が敷き詰められた専用の場所でゆっくりと汗を流し、最後に体をお湯で流し綺麗にするというタイプです。

 

また、トルコで温泉?と思うかもしれませんが、トルコは地中海の火山帯にあり、実は温泉大国となっているのです。せっかくトルコを訪ねたからには本場のハマムや温泉を体験してみましょう!

 

通常各ホテルにはハマムやマッサージ等のサービスが提供される専用のフロアが設けられております。

 

利用者は入口のレセプションで受付し(通常、ハマムや温泉はフリー)男女別々の更衣室で水着に着替え貴重品や衣類をロッカーに預けハマムに移動します。基本的には男女別となっているはずですが、気になる方は事前にレセプションで確認しましょう。

 

ハマムでは、ケセというトルコ版の垢すりを体験することもできます。ケセはレセプションでオーダー(有料)し、その後あなたは専用の部屋に案内され同姓のスタッフがミトンのような垢すりであなたの身体をゴシゴシするというものです。

 

ホテルに温泉がある場合、ハマムに併設されています。ロッカーを着替えを済ませ温泉にすすみましょう。トルコの温泉は日本のそれと違いプールように底が深いことが多いです。トルコ人は温泉はレジャーというより療養のためと考ていることから、そのような形状とのことですが・・・

 

のんびりはできないかもしれませんが、泉質はお墨付きですよ!

トルコの食事事情

f:id:life-as-a-guide:20210221173605j:plain

【ブルサ名物イシュケンダル・ケバブ:古都ブルサのレストランにて】

 

トルコ料理は世界三大料理に数えられ、その種類の多さにあなたはびっくりすることでしょう。トルコ料理について私が感じることを簡潔に解説します。

 

1. 主食はトルコ式のパン(お米はメイン料理の添え物として)

2. 煮込み系の味付けはトマトベース&オリーブオイル多め、香辛料強めが大半

(野菜の種類、食材の組み合わせ、調理法の種類がとにかく豊富)

3. 焼き系はシンプルかつ香辛料強めをメイン(羊多用、地中海沿岸部ではシーフード)

4. 前菜は豆や野菜をつぶしオリーブオイルを混ぜたものに香辛料で香りづけ

5. ヨーグルトが多用される(トルコはヨーグルト発祥の地です。大半の場合は料理に添えて盛り付けられる)

6. スープは他の料理に加え比較的味が薄く食べやすい

7. お菓子はとても甘味がきいている

8. 生野菜のサラダはオリーブとオリーブオイル多用

 

私個人としてはトルコ料理が大好きで、実際私が案内したお客様の多くが日本人の口に合うといい料理を召し上がっていました。

 

しかしながら、私が上記でまとめたように、料理の種類は豊富なものの、調理法や香辛料の種類は似ているため、旅行を続けると毎日同じような味のものが続きます。好きな人なら良いでしょうが、香辛料等が苦手な方は大変かもしれません。

 

またオリーブオイルが料理に多量に用いられるため、食べすぎるとお腹がゆるくなりがちですので、トルコ料理が大好きという方も食べ過ぎには十分注意が必要です。

 

トマト、オリーブオイル、香辛料が苦手というあなたはインスタント食品等を念のため準備されるのが良いでしょう。参考までに私のおすすめを記載します。

 

 

 

本音はさとうのごはんを持参するのが一番いいと思っています。しかしながら、重いことや食べるまでに手間がかかるということを考えるとアルファ米がやはりいいのでしょう。

 

私は最初、アルファ米には期待せず何種類かを食べ比べてみましたが、料金と味を考えると私の中では安心米がベストです。普通に美味しいですし種類が豊富なため、海外旅行には最適だと考えてます。

 

そして、以下が私が考える海外に持参できる最強のインスタントみそ汁です。

そして、これが私のベスト白米のお供、海外旅行編です。

 北海道自慢の日高昆布の風味とゴマとちりめんがごはんに完璧に会うのです。乾燥食品ですから軽いため、いつもスーツケースに入れています。

 

ホテルでの食事について

トルコ旅行中、ホテルで朝食、夕食をとるという人も多いでしょう。トルコではホテルで提供される食事は基本的にビュッフェスタイルになります。

 

朝食は先に述べたようなトルコ料理の軽めのもの、アメリカンブレックファスト(卵、ベーコン、ソーセージ、サラダ)、スープ、サラダ、フルーツ&デザートが提供されるでしょう。ホテルによっては中華系や日本食系(白米、漬物等)が提供される場合もあります。

 

夕食はトルコ料理のボリュームがある系を中心に場所によっては中華系、イタリア系の料理が提供されます。

 

 先に述べたようにトルコ料理はとにかく種類が豊富なため、ビュッフェスタイルになると食べられるものがないということは、おそらくないでしょう。

 

イスタンブール等の大都市では、もちろんトルコ料理以外にも世界各国の料理を楽しむチャンスもあります。

 

トルコの情報徹底ガイドまとめ

f:id:life-as-a-guide:20210227125858j:plain

トルコの旅行準備について詳細にご紹介させていただきました。トルコの現地事情では気候や服装について、現地の物価、治安等について添乗員視点より便利なグッツ等の情報をシェアしています。

 

 ホテル事情、食事事情については、実際にトルコを訪ねようと検討しているあなたに対し、必要になるであろう情報ということを意識し書きましたので、トルコについて理解を深めていただいていましたら幸いです。具体的な観光地については以下、私の過去の旅行記を参考にしてください。

www.lifeasaguide.info

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide

 

添乗員評価が気になる!アンケート評価が良くなる極秘情報を公開

こんにちは。もと公立高校の英語教諭で、現在は英語通訳ガイドで生計をたてているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

英語教員になる前は旅行会社勤務で海外添乗に出ていました。今回は「添乗員評価」について書きたいと思います。

 

私は添乗員時代、お客様評価は「最低」から始まりました。経験もない、要領が悪い、愛想も悪い、頼りない・・・添乗員として必要なもの全てがなく、おそらく向き不向きで考えると、間違いなく私は添乗員に向いていない性格なのだと痛感しています。

 

しかしながら、私が誰に何を言われようが、添乗員という仕事にしがみついていたのは、とにかく旅が好き人の世話が好き、そして若かったせいもあり、自分には当時在籍していた会社しかない!と思っていたのです。

 

添乗後、お客様アンケートでことごとくやっつけられても、改善するよう努力するという選択肢以外がありませんでした。

 

そして、いつの間にか慣れてきた頃(海外添乗60回目、入社5年目くらい?)には、幸いお客様にも恵まれアンケート評価は概ね「最高」をキープし、その後も高評価をキープすることができるようなりました。

 

私は人材派遣会社の添乗員さん対応を担当していたことがありますが、正直その時の仕事は辛く一生懸命がんばっている添乗員さんたちのアンケート評価について、指摘をし改善を促すというものでした。

 

アンケートが伸び悩むことについては、添乗員自身が気づいており、基本的に改善すべく頑張っているため、指摘が難しいという傾向にあると実感しています。

 

しかしながら、私の添乗経験、そして多くの添乗員を見てきた中で本音では思っていたことがあります。今回それらを暴露したいと思います。

 

 

耳を塞ぎたい情報も含まれますが、私自身も含め、添乗を続けていく以上、考えないといけないことです。この記事を読み、一人でも多くの添乗員の皆様のアンケート評価が上がることを願っています。

 

 

 

添乗員の外見、清潔さ、そして年齢

f:id:life-as-a-guide:20200525132845j:plain

最初から、かなり批判をいただきそう&書くのが難しいトピックですが、残念ながら事実だと考えます。

 

まずは、私の派遣会社時代の自社、他社も含めた添乗員さん達について、添乗員評価の年齢、見た目をランキングにしてみました。

 

もちろん他社についての添乗員情報はもっておりませんでしたが、添乗員さん達の評判は会社を越えて広がっていきますので、それらの情報を検討しランキングにしたとご理解下さい。

 

1位:30歳~50歳      男性 見た目良し、清潔感あり(ベテラン)

2位:20第半ば~30歳 男性 見た目良し、清潔感あり(中堅)

3位:30歳~50歳   女性 見た目良し、清潔感あり(ベテラン or 中堅)

4位:50歳以上    男性 見た目普通、清潔感あり(ベテラン)

5位:20第半ば~30歳 女性 見た目良し、清潔感あり(新人)

6位:50歳以上    女性 見た目普通、清潔感あり(ベテラン)

 

まずは、清潔感がないとダメということは簡単に理解していただけると思います。清潔さについては、全年齢注意が必要です。

 

男性も女性も見た目が良く清潔感がある人に添乗してもらいたいというも理解できます。私がここでお伝えしたいのは、添乗員をするにはある程度の年齢を重ねている方が圧倒的に有利という点です。

 

30歳以上の方は人生経験もあり十分に大人です。若い新人と比較すると会話の受け答え、対応等全てにおいて、お客様に安心感を与えられることになります。

 

仮に添乗に慣れてはいなくても、なんとなくお客様と会話もできますし、仮にトラブルがあっても状況を理解し、しっかりとお客様に状況を説明できます。

 

一方で若い方は、若さのメリットを活かすことができます。例えば、若くイケメンの男性は、中年世代以上の女性客の心を掴むのがうまい傾向にあります。そして若い美人の女性添乗員の場合は男性客からの受けが良いです。

 

これについては差別もなく両性の本能的な部分である程度は仕方がないことです。ただし、先のトピックで書きますが、若い人達で成績が良い添乗員はお客様になめられないようベテラン以上の努力を常にしています。

 

彼ら、彼女らも、逆に若いから、見た目がいいからと言われるのを嫌うため、そういわれない為にプロ意識を持って常日頃からしっかりと努力をしています。

 

この辺りの事情を是非ベテランには見習ってもらいたいところです。

 

もちろん、添乗に外見は必要ないというご意見があるのは理解できますし経験と人柄で人気がある添乗員さん達もいます。

 

私が経験上考えるのは、年齢を重ねた私を含めたベテランは若い添乗員に負けないくらいの努力と謙虚さを継続していく必要があると分析しています。

添乗員の経験と知識

f:id:life-as-a-guide:20200525110513j:plain
私は添乗駆け出し時代、頻繁にお客様から「まだ若いから、そこまで手が回らないわよねー。」と言われていました。

 

始めは、自分で仕方ないことだと諦めていましたが、絶対ダメです。プロとして添乗を任されている以上、プロに徹さねばなりません。

 

先に書いたように、ベテランの添乗員さんは、その見た目から「ベテラン」と判断され、仮にあまり経験がなくてもお客様に安心感を与えることができます。

 

添乗業務は、年齢を重ねている方が初対面は圧倒的に有利です。もちろん、雰囲気に見合った仕事が求められるのは事実です。

 

私は意識改革をし、添乗に出る度に絶対にお客様から「まだ若いから・・・」の言葉を出させないよう努力しました。

 

お客様が求めるもの、タイムリーでほしい現地の情報や観光地での到着時の流れ等、お客様から聞かれる前にこちらから伝えるということをひたすら意識していた気がします。

 

そしてツアー参加率が高いご高齢者の研究もしました。参考になったことを以下に書きます。添乗の参考になれば幸いです。

 

1. 一度パニックになると若者以上にパニックが続きとんでもないことをする

2. 以外に自己管理ができない。(頻繁に食べ過ぎてお腹をこわす)

3. ツアー半ばを過ぎると疲れが蓄積し、頻繁に落し物、忘れ物を繰り返す

4. ブュッフェスタイルの食事を好まない(ずっと座っていたい)

5. 人生経験が豊富なため、自分のミスを論理づけて添乗員や旅行会社の責任に転化する

6, すぐ迷子になる

 

他にもいろいろあります。もちろん、ご高齢の方だけではないですし、仮にご高齢でも全ての方が当てはまるわけではありません。若い方でも同じような方もいます。

 

我々添乗員は上記のようなことを確実に把握した上で、添乗に臨みトラブルを回避するようにお客様に丁寧にご案内をしていかなければなりません。

 

上記1~6については事前に添乗員がしっかりとご案内できていれば、概ね回避できます。私はお客様にご案内する際は、やりすぎかなと思うくらいゆっくり話し、大切なところを何度も繰り返して伝えます。

 

それでも毎回、聞いてない人がいましたね(笑)もう少し具体的にお客様にどうやって安心感を与えられるかを分析しました。

お客様への説明・指示、そして誘導は明確に

f:id:life-as-a-guide:20200525113337j:plain

私も若いころ、繰り返しミスしましたが、海外添乗の際、現地英語ガイドに説明をされ自分に余裕がないため直訳を繰り返し、お客様の表情が常に???だったという経験があります。

お恥ずかしい話ですが、通訳に必死で余裕がなく、自分の和訳が「お客様にきちんと伝わるのか?」という基本かつ大切な部分が欠落していたのです。

 

例えば、南イタリア、シチリア島での1コマを自戒の念を込めてご紹介します。

 

私:(英語ガイドの説明を聞いた後)ここで説明は終了です。それでは30分後にバスに

   集合でお願いします。

お客様:・・・・・・

 

例えば、上記の私の案内ではつっこみどころがたくさんあります。

バスはどこ?30分間何するの?トイレはどこ?お勧めのお土産は?どこか休めるカフェはある?などなど・・

 

もちろん、事前にその観光地についての基本情報はガイドor添乗員からバス車内で終了しており、観光地ではバスを降りて真っ直ぐ大聖堂まで歩き、来た道をまっすぐ帰るというような流れです。

 

ここで是非伝えたいのは、我々プロの添乗員なら30分後バスに集合!と言えば、あ、買い物しながらバスに帰ればいいんだなと簡単にわかりますが、お客様は違うんです!ということです。

 

まず先に書いた通り、お客様は、基本的に添乗員の話を聞いていないのでバス車内で話したことも含め再び案内する必要があります。

 

恐らく100点の案内は以下のようになります。

「皆様、大変お疲れ様でございました。〇〇の観光はここで終了となります。これから30分フリーライムとさせていただきます。ゆっくり町の散策をしていただきながらバスに戻ってきてください。バスはここまで歩いてきた道をまっすぐに歩いていくと10分くらいで大きな駐車場があり、そこで待機しております。

皆様の後ろに続く道をまっすぐ戻ってきてください。道沿いにはお土産店が並びますが、バスでご紹介したように〇〇がこの町は有名です。お疲れの方は駐車場近くにカフェがありますので、そこで休憩されるのもお勧めです。

次の観光地は〇〇です。ここから約1.5時間かかりますので出発前には必ずお手洗いはお済ませください。お手洗いは駐車場近くにございます。」

 

長いし、くどいですが、私の経験上、ここまで言わないと理解していただけないことが多かったです・・・

安心感を与える努力

f:id:life-as-a-guide:20200525133208j:plain

添乗をしていると、よほどのベテランでない限りは、過去に行ったことがない場所の添乗ということがあります。

 

私の場合は海外添乗員時代の最初の3年間くらいはほぼ毎回初めての訪問地でした。しかしながら、行ったことのない場所でも、添乗員としての基本的な案内&現地の地理・歴史さえ知っておけば、お客様から現地について良く知っているという評価をいただけることに気が付きました。

 

お客様が現地観光中に添乗員に聞く質問はおおよそ決まっています。以下で書き出してみます。

1. 集合場所

2. トイレの場所

3. 観光地への移動時間

4. 上り坂があるかどうか

5. ホテルのグレードと立地(ホテルから行けるところがあるかどうか、近くにスーパーがあるかどうか)

6. 水の買える場所

7. 階段は何段あるか

8. 観光地の所要観光時間はどれくらいか

9. 疲れたらバスに引き返すことができるか

10. お勧めのお土産物

11. お勧めのお菓子、飲み物等

12. 建物の造られた時代、年、建築様式

13. 建物の高さ

14. 敷地の広さ

15. 街の人口、主要経済

 

上記ぐらいを事前に把握しておけば、だいたいはOKかと。もちろん、わからなけばググってお知らせすれば良いです。

 

そして自分で調べられるものは調べておくとして、現地でどれくらい歩くのか、坂道があるのか、バスで休めるのか等は現地ガイドがいる場合は事前に打ち合わせをしておきます。特にトイレの位置は良く聞かれます。

 

そうすることで、仮に行ったことのない場所でも何度も来た事があるという設定でお客様と会話をすることができます。

 

 

私の先輩添乗員は、添乗員としてお客様の知っている情報くらいは事前に仕入れておかないと話にならないと言っていました。

 

これについてはその通りですが、実行するにはかなりの勉強量が必要です。私が海外に出ていた頃、そして現地で日本語のスルーガイドがいなかった際は、毎日朝2時に起きてお客様が朝食レストランに現れる6時くらいまでの間、ひたすら現地の地理・歴史、特にその日訪れる訪問地について勉強していました。

 

今考えたら・・・よくやってたなと思います笑

 

お蔭様で、ヨーロッパの全体的な歴史、地理、教会建築、ハプスブルグ、キリスト教、イスラム教、アラブ、ローマ、ギリシャなどなど、かなり詳しくなったと思います・・・

トラブルは最大の見せ場

f:id:life-as-a-guide:20200525133252j:plain

不謹慎なトピックではありますが、添乗という仕事はトラブル対応が仕事の大半を占めると言っても過言ではないかもしれません。

 

そこで、いざトラブルが起こった際、添乗員の対応次第でお客様のツアーに対する満足度が大きく変わります。

 

ここでは大きなトラブルについて対応策を紹介します。トラブル発生の際には以下のような流れになります。

 

1. トラブルの内容を正確に理解

 お客様にまずは状況説明、立たせたままでトラブル対応に時間がかかりそうであれ

 ば、まずはお客様が座って待てる場所を確保する

 ↓

2. トラブルが起こることによってお客様が被る損害とその内容を整理&確認

3. トラブルにより、その後の日程に支障がでるか確認

 ↓

4. トラブルが発生した関係機関に、代替案を確認

 ↓

5. 時間がある場合は会社に報告し指示を仰ぐ。時間がない場合は、その場にある選択肢

 を検討しベストなものを選択する

 ↓

6. お客様に説明&対応

 

添乗をされる方でしたら、それぞれの施設のトラブルに合わせた添乗マニュアルが手元にあるはずですから、基本はそのマニュアルに沿って対応することになります。

 

ここでトラブル対応でのポイントを紹介しておきます。

 

1. パニックにならないで冷静に対応

2. 感情的にならず、先々のツアーの行程を見据えたうえでトラブルを起こした関係機関

   に何ができるか相談&交渉

3. トラブル対応に時間がかかる場合、お客様を放置せず、状況の経過を逐一報告

4.  トラブル対応にさらに時間がかかる場合は飲み物、食事の手配も検討

5.  お客様の年齢、体調、ツアーの先々の行程を見据えた上でベストな選択肢を選ぶ

 

上記をあせらずにしっかりやっていると確実にお客様は協力してくれますしお客様からの信頼を得ることができます。

謙虚な姿勢、話しかけ易さ、そして人懐っこさ

f:id:life-as-a-guide:20200525114020j:plain

この人嫌だなと思う人こそ仲良くしましょう!

添乗に慣れてくると、おそらく多くの添乗員さんが経験されていると思いますが、お客様に最初に会った瞬間に、「あ、この人注意しないと!」というのが本能的にわかるようになると思います。

 

私が現役時代には、そういうお客様こそ実はいい方たちが多く、知識人が多く話が面白かったりします。

 

一見してクレーマーっぽい人、物静かな人、生理的に受けつけない人等、いろいろと事情があるかと思われますが、私は気合をいれてそういう方たちの懐に突っ込んで行っていました。

 

あなたの一生懸命さは必ず伝わります。私はそういうお客様たちから最高の添乗員評価をいただいていました。

 

もちろん、ダメな方はどうやってもダメでしたが・・・ しかしながら、話すことを諦め距離をとってしまったら、アンケート評価は絶望的になっていたことでしょう。

1日にツアーの全てのお客様、もしくは(グループ)と会話しましょう

f:id:life-as-a-guide:20200525104817j:plain

これは私が現役時代、かなり意識していたことです。私が添乗していたころは1グループの最大が25名だったため、概ね達成することができていました。

 

これが45名とかになるとキツイですよね。しかしこの目標を持ち続けることに意味があります。

 

例えば、その日話せなかったお客様(グループ)がいれば、翌朝一で話しかけるとか、考えられますよね。

 

これをやることで、お客様からの添乗員の印象はかなりよくなりますし、お客様も添乗員に話しかけやすくなります。

いかなる場合も謙虚な姿勢をキープしましょう

f:id:life-as-a-guide:20200525115505j:plain

まず、添乗員のミスでお客様が不満を感じクレームをいただいてしまった場合は、真摯に謝りましょう。

 

そして、今後は同じミスは繰り返しませんと言い切り、お客様にご理解をいただきます。

 

そのトラブルが致命的な何かの場合は、所属の会社に連絡し指示を仰ぎ、会社の指示のもと対応していくという流れが一般的です。

 

今回注目したいのが、上記以外のパターンです。ツアー中は常に理不尽なことが起こります。新人さんによくあるのが、何かトラブルがあると自分の責任ではないと、ツアーを企画した旅行会社の責任ですと平気で話してしまう、もしくはそういう雰囲気・態度を醸し出してしまうというミスです。

 

気持ちは十二分にわかるのですが、これは絶対にNGです。

 

まずは「申し訳ございません。」がとても重要だと考えます。明らかに自分が間違っていないと明確な時でも謝ります。

 

その「申し訳ございません。」の意味は、不満を感じているお客様に対し、お世話を任されている添乗員が気づかず、わざわざお客様から添乗員に相談を持ちかけたことに対してです。

 

まずは「申し訳ございません。」です。そして、お客様の話を丁寧に聞き理解をした上で、誤解がある場合は説明します。それでも納得していただかなくても、また謝ります。

 

今度は、添乗員の説明の仕方が悪く理解していただけないことに対して申し訳ありません。です。

 

そして問答が続き、落としどころが見つからなければ一度お客様の主張をお預かりし所属の旅行会社に相談をするのがベストな対応です。

 

以上のように考えると少しは気持ちが楽になりませんか。

 

さらには、添乗員がお客様に対し謙虚な姿勢で対応している場合、お客様の主張が理不尽な場合、必ずと言っていいほど添乗員は悪くないでしょ!という援軍が現れます。

 

あなたの真摯な対応は必ずグループのお客様を味方にできるはずです。

自らが旅を楽しんでいる人

 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by Yuichi Kudo (@yuichi_hokkaido_travellogs)

いろいろと私の経験上のことをご紹介させていただきましたが、結局のところ添乗員という職業は「旅が好きで仕方がない」という方しか長くは続かないと思っています。

 

大切なことをまとめると以下のようになります。

 

1. 若い新人は「若く頼りない」と言われないよう努力をし続ける

2. 一方で歳を重ねたベテランも若者に負けないよう努力を継続し自分のスタイルを見直

 す時間をつくる

3. 全年齢、とにかく謙虚でいること

4. 苦手と感じるお客様とは積極的に会話をする

 

また添乗できる日が早く来ることを願い、日々精進していきましょう!

 

以下で、ガイドとしてのお仕事の受注方法や資格試験等について書いています。

よかったら見てみてください!

 稼げる通訳ガイドになるため!本業ガイドへの最短ステップを紹介します!

 稼ぐ英語通訳になる!通訳案内士試験 独学一発合格への道

   稼ぐ英語通訳になる!添乗員の資格は取るべき?

 英語を話せるようになりたい! 英語ガイドの視点からのお勧め勉強法

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!旅行の力で日本を盛り上げていきたいと考えています。Instagram, Twitter, Facebook など各SNS運営しています!よろしければご覧下さい!

 

Instagram 

https://www.instagram.com/yuichi_hokkaido_travellogs/

Facebook 

https://www.facebook.com/lifeasaguide