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英語通訳ガイドとしての生き様を公開しています!

エジプト光の奇跡観賞とネフェルタリ王妃特別見学の旅

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

最近、こつこつと過去の海外添乗の想い出をブログ化しており世界史やら世界地理やらの復習をしていました。今回はエジプト光の奇跡観賞とネフェルタリ王妃特別見学の旅の想い出を記事化します。

 

1日目 関西国際空港~ルクソール

関西国際空港よりエジプト航空にて約14時間かけてエジプトのルクソールへ。到着後ホテルへ。

                  (ルクソール:ソネスタ・セントジョージ泊)

2日目 ルクソール東岸の観光

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本日は東岸「生者の街」の観光です。まずは世界一大きな神殿と言われるカルナック神殿へ。第一塔門、第二塔門、そしてパピルス柱の並ぶ大列柱室やオベリスクなど、全てに圧倒されました。スカラベ(ふんころがし)の周りも、思いを込めて回り歩きました。

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その後ルクソール神殿へ。ラムセス2世の巨象や豊穣を願うオペト祭のレリーフを見学しました。その後、昼食をMERCUREホテル内のレストランで食べました。早速エジプト名物のコフタ(牛のつくね)です。

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午後はルクソール博物館へ。トトメス3世やアメンホテプ3世の美しい像を見学しました。その後ホテルに戻ります。夕食はホテル内レストランにて。

                               (ルクソール泊)

3日目 ルクソール~アビドス~デンデラ

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この日はバスにてアビドス、デンデラの観光へ。まずはオシリス神信仰の中心地アビドスへ。7つの至聖所を持つセティ1世葬祭殿で有名な王名表などを見学しました。お昼ご飯はお弁当をアビドスで食べ午後はデンデラへ。

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ハトホル神殿を見学しました。ハトホル神殿では世界最古の天体図やオシリス神復活を描いたレリーフを見学し、クレオパトラとその息子のカエサリオンのレリーフも見る事ができました。

f:id:life-as-a-guide:20210910133541j:plainバスの移動中にはエジプトの田舎風景と人々の生活の様子も見る事ができました。夕食は「GEORGINIA」にて。西洋風の内装が印象的なレストランでエジプト料理のタヒーナ(ゴマのペースト)を含む食事を楽しみました。夜希望者とルクソール神殿のライトアップを見学しにいきました。昼間とは違う静かで荘厳な雰囲気が印象的でした。

                               (ルクソール泊)

4日目 ルクソール西岸の観光

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本日は日の沈む西岸「死者の都」の見学です。まずは王家の谷へ。有名なツタンカーメンの墓から見学です。そしてラムセス6世の墓へ。ヌト女神の天井画はとても美しかったです。その後3段テラスが印象的なハトシェプスト女王葬祭殿へ。エジプト初の女王の権力の凄さと温厚な政治を感じさせられました。

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そしていよいよ王妃の谷へ。一般公開されていないネフェルタリ王妃の墓を見学しました。とても美しく10分という制限時間があっという間に過ぎてしまいました。その後、巨大なメムノンの像で写真をとり、ボートでナイル川を渡りホテルに戻りました。昼食はホテル近くのレストラン「SUNRISE」にてタジン(トマト煮込み)を味わいました。

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午後は、一度ホテルで小休憩しボートにてルクソール西岸へ。まずは貴族の墓へ。泣き女で有名なラモーゼ墳墓を見学。髪の1本1本までわかる繊細なレリーフが良く残っていました。その後、労働者の墓へ。王墓造営に携わったセンネジュムの墓はネフェルタリ王妃の墓に負けないくらい鮮明な色が残っていました。

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そして最後はラムセス3世の葬祭殿へ。西岸で一番保存状態の良いこの葬祭殿も細かな壁画など見応えがありました。見学後ホテルへ。夕食はホテル内レストランにてイタリア料理を食べました。

                               (ルクソール泊)

5日目 ルクソール~アスワン

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早朝、空港に移動しエジプト航空にてアスワンへ。まずはアスワンハイダムへ。正解第2位の規模を誇ります。ナイル川の源流を見学しました。その後、砂漠らしい砂があるところでバスを止め砂遊びを楽しみました。そしてボートに乗り換えフィラエ島にあるイシス神殿へ。ここではホルス神の誕生の間やハピ神のレリーフなどを見学。

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その後ボートで本土に戻り古代の石切り場へ。巨大なオベリスクはここから造られていくことを考えると想像を絶するものがありました。そしてナイルに浮かぶ小島に建つ「DOKKA」にて昼食。モロヘイヤのスープ、魚のタジンなど美味しくいただきました。

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昼食後はファルーカに乗りゆったりとナイル川クルージング。ヌビア音楽を楽しみながらホテルに到着。夕食はホテルにて。

                       (アスワン:イシスアイランド泊)

6日目 アスワン~アブシンベル

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この日は午前ゆっくりと出発。アスワンの空港からエジプト航空でアブシンベルに移動です。到着後まずはホテルへ。ホテルレストランにて昼食をとり午後はお部屋で小休憩。その後、ラムセス2世の代表作アブシンベル大神殿、小神殿を訪問しました。

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その後ホテルに戻り休憩後、夕刻再びアブシンベル神殿へ。音と光のショーを楽しみました。

                          (アブシンベル:セティ泊)

7日目 アブシンベル~カイロ~ギザ

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いよいよ今回のツアーの最大のテーマである光の奇跡の日が来ました。朝1時、まだ真っ暗の中、光の奇跡見学の1日がスタートしました。アブシンベルの門の前で1時間くらい頑張って待ちます。その後、開門と同時にアブシンベル大神殿へ。薄いライトに照らされた神殿内で待つこと約3時間半、列が動き始めます。

 

そして、ほんのわずかな時間でしたが、1年に2度至聖所にさしこむ光の奇跡を見ることが出来ました。朝日がダイレクトにラムセス2世の像だけを照らします。かつれラムセス2世が描いた奇跡、古代文明の深さを感じさせられました。

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そして見学後は一度ホテルに戻り荷物をバスに積み込みアブシンベルの空港へ。エジプト航空にてアスワン経由でカイロに移動となりました。少し遅延がありましたが、なんとかカイロに到着。遅めの昼食を「ANDRIA MOKATTAM」にて。名物シシケバブを楽しみました。

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午後はカイロの観光です。イスラム最高学府が隣接している庶民が訪れるアズハールモスクとその傍らにあるハンハリーリバザールを見学しました。活気あるエジプト人の生活に触れることができましたね。その後、渋滞を抜けギザのホテルへ。

                      (ギザ:メリディアンピラミッド泊)

8日目 ギザ~アレキサンドリア~ギザ

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朝、バスに乗りカイロの中央駅であるラムセス駅へ。現地の人が乗り混む特急列車にて地中海の街アレキサンドリアへ。エジプトの1等車での移動を楽しみました。まずは邸宅を改装した国立博物館へ。

 

古王国時代~グレコローマン時代、そして現代までの悠久のエジプトの歴史を見学しました。その後ポンペイの柱で写真をとりローマ時代のキリスト教徒のカタコンベ(地下墳墓群)へ。見学後、地中海を臨む「FISH MARKET」にてシーフードのランチを楽しみました。

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午後は古代七不思議の一つ、ファロスの灯台跡に建つカイトベイ要塞に立ち寄りギザに戻ります。通称砂漠ロードを抜けて走りました。ギザ到着後、夕食は「TIVOLT」にてイタリア料理を楽しみました。デザートはマハラベイヤ(エジプトのライスプリン)でしたね。

                                  (ギザ泊)

9日目 ギザ~ダハシュール~メンフィス~サッカラ~ギザ

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午前、ギザ郊外の見学へ。まずはダハシュールへ。クフ王の父、スネフェル王の有名な屈折ピラミッド、赤ピラミッドを見学しました。

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続いて古王国時代の首都メンフィスへ。ここではプタハ神殿に増設されたというラムセス2世の巨象とアラバスタ―制スフィンクスを見学しました。

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そして午前最後はエジプト最古の石造建築物である階段ピラミッドを見るためサッカラを訪れました。ここからは数々のピラミッドを望むことができ、古代エジプト文明の始まりを感じることができました。

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見学後、ギザに戻り「CHIRIST」にて昼食。エジプトの都会らしいサービスでした。午後はエジプトの3大ピラミッドへ。まずはクフ王のピラミッドへ。登りにくいピラミッドを歩き玄室までいく方もいました。

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f:id:life-as-a-guide:20210910140615j:plainその後、カフラー王、メンカウラー王のピラミッドを見ながら3大ピラミッドが望めるパノラマビューポイントへ。写真撮影を楽しみました。その後、太陽の博物館へ。クフ王の船とされる4500年前の木造船はどのように使われていたのでしょうか。

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その後、有名なスフィンクスを見学しホテルに戻ります。

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夕食はホテル内レストラン「MEDE」にて地中海料理を楽しみました。そして夜希望者とピラミッドとスフィンクスの音と光のショーへ。ピラミッドに光があたる姿はアブシンベルのものとは違う新鮮さがありました。

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                                  (ギザ泊)

10、11日目 ギザ~カイロ~関西国際空港

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朝、カイロに向け出発。まずはオールドカイロ地区へ。コプト教の人々が住んでいる地区で、聖ジョージ教会を見学しました。

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その後エジプト考古学博物館へ。総数12万点を誇るこの美術館で旅の総復習をしました。ラムセス2世のミイラやツタンカーメンの黄金のマスクを見学しました。そして空港近くのレストラン「SWISS」で最後の昼食をとり、空港敷地内のスーパーに立ち寄りカイロ国際空港へ。エジプト航空にて無事関西国際空港に戻りました。

 

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オーストリア周遊の旅

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

最近、こつこつと過去の海外添乗の想い出をブログ化しており世界史やら世界地理やらの復習をしていました。今回はオーストリア周遊の旅の想い出を記事化します。

 

1日目 成田~ウィーン~バーデン

午前、成田空港からオーストリア航空にてウィーンへ。そしてバーデンのホテルに向かいました。

                         (バーデン:パークホテル泊)

2日目 バーデン~アイゼンシュタット~ヴィーナーノイシュタット~グラーツ

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【エステルハージー城】

オーストリア観光のはじまりです。バーデンを出発しアイゼンシュタットへ。ハイドン没後200周年を記念しての特別訪問です。到着後まずはエステルハージー城へ。ハイドンが長年仕えていたお城です。歴代の城主との関係やオルゴール、貴金属などを見学しました。

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【ヴィーナノイシュタット】

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【センメリング鉄道】

その後、ハウプト通りを歩きハイドンハウスへ。ハイドン作曲のオリジナルの楽譜や恋人に宛てた手紙などを見学しました。昼食を「HAYDNBRAEU」で食べた後、午後は世界遺産センメリング鉄道の乗車駅ヴィーナノイシュタットへ。約2時間の乗車後、グラーツへ到着。その後旧市街中心部のホテルにチェックイン。

                   (グラーツ:エルヘルツォーク・ヨハン泊)

3日目 グラーツ市内観光

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【グラーツ旧市街】

午前グラーツの市内観光へ。まずはエレベーターにて街のシンボルであるシュロスベルクの時計台に登りました。残念ながら雨に打たれてしまいましたが、時計台を降りた頃から天気も少しずつ回復しました。

 

旧市街の町並みを楽しみながら散策し武器博物館へ。中世の武器保存量世界一を誇ります。その数と整然と並んだ武器の数々、弾痕の跡がそのまま残った楯など圧倒されました。

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【エンゲンベルク城】

午後は希望者とカフェで食事をし、路面電車にて郊外のエンゲンベルク城へ。天文学を多く取り入れた城内敷地には孔雀がたくさんいました。美しい装飾の施された内部は圧巻でしたね。夕食は旧市街のレストラン「LANDHAUS KELLER」にて。

                                (グラーツ泊)

4日目 グラーツ~クラーゲンフルト~ハイリゲンブルート

f:id:life-as-a-guide:20210903073148j:plain【クラーゲンフルト】

午前、グラーツ郊外のバルバラ教会へ。フンデルト・ヴァッサーが1988年に修復した一見教会とは思えない外観に驚きました。キリスト教、イスラム教、仏教、神道など世界の宗教の施された門などを見学しました。

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【バルバラ教会】

その後、ケルンテン州の州都クラーゲンフルトへ

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【龍の噴水】

州庁舎の中庭にある「GASTHAUS IM LANDHOF」にて昼食を済ませ、午後は聖エギート司教区教会、龍の噴水とマリアテレジア像のある中央広場を散策しました。その後、リエンツ経由で聖血伝説の残る村ハイリゲンブルートへ。ポストホテルにチェックイン。

                    (ハイリゲンブルート:ポストホテル泊)

5日目 ハイリゲンブルート~ツェルアムゼー~アルプバッハ~インスブルック

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【ハイリゲンブルート】

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【グロスグロックナー】

朝、希望者とホテル近くの教会へ。敷地内のお墓も綺麗な花々で飾られていました。天候に恵まれオーストリア最高峰のグロスグロックナーを見ることもできました。その後ホテルに戻り朝食。

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【グロスグロックナー山岳道路とパステルツェ氷河】

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午前、ホテルを出発しグロスグロックナー山岳道路を進みました。フランツ・ヨーゼフス・ヘーエの展望台ではグロスグロックナーの雄姿を再び見る事ができました。パステルツェ氷河も素晴らしかったです。その後、無事山岳道路を抜け昼食はツェルアムゼーにて。

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【ツェルアムゼー】

昼食後は湖畔を散策し、午後ヨーロッパで一番美しいと言われる花の村アルプバッハへ立ち寄りました。散策後、一路インスブルックへ。

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【アルプバッハ】               

                        (インスブルック:ヒルトン泊)

6日目 インスブルック市内観光

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【インスブルック:アンナ記念碑】

朝、希望者と旧市街のお散歩へ。その後ホテルに戻り朝食。午前市内観光に出かけます。まずはホテルの隣に建つ凱旋門かマリアテレジア通りを歩いて旧市街に向かいました。

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【凱旋門】

旧市庁舎のあったラートハウス、アンナ記念碑、旧市街の背中にはノルトケッテ山がそびえていました。旧市街ではまずは王宮へ。華麗なロココ様式の内装が素晴らしかったです。その後、宮廷教会へ。

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【黄金の小屋根】
教会内には歴史上の著名人の数々の銅像が並んでいました。皇帝マクシミリアン一世の力の入れようがしっかりと伝わってきました。そしてイン川のほとりまで歩き最後は旧市街中心の黄金の小屋根を見学し自由行動となりました。

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【ハーフェレカーからの眺め】

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私は希望者と日本食レストラン「KENJI」でお昼を食べた後、ケーブルカーとロープウェイを乗り継いでハーフェレカーへ。山頂からの景色を楽しみました。夕食はゲーテや著名人が訪ねた歴史もある「GOLDENER ADLER」にて。

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【オーストリアでは定番:クネーデリキ】

                             (インスブルック泊)

7日目 インスブルック~ラッテンベルグ~キッツビュール~モントゼー~ザルツブルク

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【ラッテンベルク】

午前、ホテルを出発しイン川沿いにあるラッテンベルクの町に立ち寄りました。こじんまりとした可愛らしい町並みです。その後、カラフルな町並みのキッツビュールへ。まずは町を散策し「EGGERWWIRT」にて昼食を食べました。

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【キッツビュール】

午後はバスにてモントゼーへ。サウンドオブミュージックの舞台となった教区教会を訪ねました。マリアとトラップ大佐の結婚式のシーンを思い出します。町の名前の由来となった三日月湖にも足を運びました。

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【モントゼー:教区教会】

その後、ザンクト・ヴォルフガング、ザンクト・ギルゲンに立ち寄り、一路モーツァルトと塩とサウンドオブミュージックの街ザルツブルクへ。

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【ザンクト・ヴォルフガング】         

                      (ザルツブルク:クラウンプラザ泊)

8日目 ザルツブルク市内観光

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【ミラベル庭園】

午前、ザルツブルクの市内観光へ。まずはサウンドオブミュージックでも撮影されたミラベル庭園へ。その名の通り美しい庭園でした。庭園から見るホーエンザルツブルク城の景色も素晴らしかったです。その後、旧市街へ。

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【ゲトライデガッセ】

旧市街への途中、三位一体教会やモーツァルトの住んでいた家、カラヤンの生家のそばを通りながら旧市街で賑わいを見せるゲトライデガッセを通り、モーツァルトの生家を見学しました。

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【祝祭劇場】

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【ザンクトペーター教会】

その後、大学広場、祝祭劇場、ザンクトペーター教会、大聖堂、レジデンツ広場と歩きました。昼食は中欧最古のレストラン「STIFSKELLER ST.PETER」にて。

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【STIFSKELLER ST.PETER】

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【ザルツブルク名物:ザルツベルガーノッケル(メレンゲのお菓子)】

昼食後、自由行動。私は希望者とホーエンザルツブルク城へ。見学後、旧市街で買い物を楽しみホテルに戻りました。夕食はホテル近くの「STIEGL BRAU」にて。

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【ホーエンザルツブルク城からの眺め】

                              (ザルツブルク泊)

9日目 ザルツブルク~シュタイヤー~メルク~ヴァッハウ渓谷~ウィーン

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【シュタイヤー】

午前、ホテルを出発しシューベルトが「ます」を作曲したシュタイヤーを訪れました。その後、メルクへ。まず修道院を訪ね、その後昼食となりました。

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【メルクの大修道院】

午後はドナウ河クルーズへ。世界遺産ヴァッハウ渓谷の景色を楽しみました。船がデュルンシュタインに到着後は、町の雰囲気を徒歩で見学しバスへ。その後一路ウィーンへ向かいました。

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【ウィーン:夜のケルトナー通り】

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【国立オペラ座】

                       (ウィーン:ヒルトンヴィエナ泊)

10日目 ウィーン市内観光

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【私立公園】

朝、希望者と私立公園を散歩しました。その後ホテルに戻り朝食。そして午前、ホテルを出発し路面電車に乗りオペラ座へ。その後ケルトナー通りを歩き中心部のシュテファン寺院を見学しました。

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【シュテファン寺院】

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【ペスト記念碑】

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【王宮】

その後、ハプスブルクの王宮を通り抜け、美術史美術館へ。ブリューゲル、ラファエロ、フェルメールなどの名作の数々を見学しました。

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【美術史美術館】

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【ブリューゲル:バベルの塔】

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【アルチンボルト:夏】

午後は自由行動です。私は希望者とグラーベン通りを少し脇に入ったところの「GOSSER BIERKLINIK」にて昼食をとり、地下鉄に乗りシェーブルン宮殿へ。宮殿内の大小様々な部屋が印象的でした。庭園の眺めも素晴らしかったです。

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【名物ザッハートルテ】

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【シェーンブルン宮殿】

夕食は私立公園近くの「STADPARK BRAEU」にて。夕食後希望者とオペラの見学に行きました。

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【王宮のライトアップ】

                                (ウィーン泊)

11日目 ウィーン郊外観光

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午前、ウィーン郊外の観光へ。まずはリヒテンシュタイン城で写真ストップし、シューベルトが菩提樹を作曲した、まさにその菩提樹があるホテルに立ち寄りました。

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【ヒンターブリュール:ヘルドリュスミューレ亭(シューベルトが菩提樹を作曲)】

その後、シトー派僧院のハイリゲンクロイツへ。

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【ハイリゲンクロイツ】

ロマネスク様式の身廊、その端にある彫刻なども十分歴史を感じることができました。その後、うたかたの恋の舞台となったマイヤーリンクに立ち寄りバーデンへ。バーデンではベートーベンの住んでいた家などを見学しました。

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【マイヤーリンク】

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【ベートーベンハウス】

昼食はバーデン近くのグンポルツキルヘン村のホイリゲにて。

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【ホイリゲ】

昼食後、ホテルに戻る途中、ヴェルヴェデーレ宮殿に立ち寄りました。夕食はウィーン最古のレストラン「GRIECHEN BEISL」にて。

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【ヴェルヴェデーレ宮殿】  

                                (ウィーン泊)

12日目、13日目 ウィーン~成田

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朝、希望者と地下鉄を使いプラーターの遊園地へ。ここの大観覧車はウィーンに欠かせない存在で、何度も映画の舞台として利用されています。そしてホテルに戻り朝食後、ウィーン国際空港へ。オーストリア航空にて成田へ戻りました。

 

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夏のフィンランドの旅

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

最近、こつこつと過去の海外添乗の想い出をブログ化しており世界史やら世界地理やらの復習をしていました。今回は夏のフィンランドの旅の想い出を記事化します。

 

 

1日目 成田~ヘルシンキ~ハメーンリンナ

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フィンランド航空にて一路ヘルシンキへ。着後、バスにてヘルシンキから100km離れたハメーンリンナの町へ。移動中、バスが故障しビックリ!まさかのトラブルでしたが、その後、代替のバスが到着し、なんとか夕刻6時前にホテルに到着。

 

ホテルで夕食を済ませ翌日に備えゆっくりと休憩タイムです。白夜のため、夕食を済ませた後もまだまだ外は明るいです。私は町をふらふらと散策しました。

                      (ハメーンリンナ:ソコスホテル泊)

2日目 ハメーンリンナ~イッタラ

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【シベリウスの生家】

朝、希望者とホテルから森の中へと歩き、ハメ城を対岸から眺めるポイントまで散策を楽しみました。

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【ハメ城】

午前、全員で集合し旧市街の散策です。ハメ城近くでバスを降り、バナヤベシ湖のカモメやカモたちを見ながらゆっくりと旧市街へ。途中シベリウス公園も歩きました。

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旧市街には19世紀頃の木造の家々が並びます。中心の広場ではマーケットが開かれていました。魚や果物、野菜やパン、ソーセージなどが賑やかに売られていました。広場ですこし自由行動時間をとり、その後シベリウスの生家へ。皆で効いたフィンランディアが印象に残っています。その後、ハメ城へ向かい要塞として造られた内部を見学しました。

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【シベリウスの生家内部1】

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【シベリウスの生家内部2】

午後は、列車でイッタラの村へ。ガラス製品で有名なイッタラの製品やアラビカの陶器が販売されているガラス工場へ。敷地内のいろいろなお店や近くのスーパーを見学しました。

                             (ハメーンリンナ泊)

3日目 ハメーンリンナ~アウランコ国立公園~シルバーライン(遊覧船クルーズ)~タンペレ~ラウマ

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【アウランコ国立公園:入口】

午前、ハメーンリンナ郊外のアウランコ国立公園へ。ここはシュタンデルシェルド大佐が個人でつくった国立公園です。ここをゆっくりと歩いて散策します。

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森の中には心地よい木漏れ日がさし、公園内に点在する湖に立ち寄りながら歩きます。

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公園内はゆっくり歩いて2時間、大小の湖が点在しているため、じっくり歩きたい人はそれ以上の時間がかかります。ところどころ休憩所があるので、天気が良ければのんびり歩くのもお勧めです。

 

今回はチャーターバスをうまく利用しところどころショートカットしながら約1時間半歩きました。

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【展望台からの景色】

散策の最後は、展望台に登り360度パノラマビューで森と湖の景色を楽しみました。その後、ホテルの対岸からシルバーラインの船に乗り約2時間半、ハナヤベシ湖を遊覧しました。時には幅が狭く、時には海のように広がる湖の景色を楽しみながら、下船地のヴィサヴィオリへ。

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下船後は、フィンランド第二の都市タンペレへ立ち寄りました。その後自由行動。私は希望者とムーミン谷博物館へ。博物館内部の貴重な原画を見学し、隣のミュージアムショップで買い物を楽しみました。その後、歩いて旧市街中心の広場まで戻りました。そして一路バルト海近くの世界遺産の町ラウマへ向かいます。

                         (ラウマ:クルムスラウマ泊)

4日目 ラウマ観光

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朝、希望者と旧市街を散歩しました。その後、朝食をとり全員集合後、ラウマ旧市街へ。ブラック・ボビンレース・フェスティバルというお祭りの日にちょうどあたり、町は普段よりも活気がありところどころで普段は見られない催しが行われていました。

 

朝食後、全員で集合し、ラウマ旧市街へ。見学の最初は聖十字架教会です。16世紀に建てられたフランシスコ派の教会です。その後、木造の家並みをゆっくり歩きながらキルスティ・ハウスへ。ここはかつての航海士の家を当時のままに内部を保存しているところです。居間や寝室、物置などを見学しました。ラウマ旧市街の家屋は全て木造建築でパステルカラーのペイントが印象に残ります。

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【伝統工芸:ボビンレース】

そして旧市街の東にある古い井戸跡と近くの伝統工芸ボビンレースの店に立ち寄り、富豪の邸宅、マレイラハウスを見学しました。そして旧市街の静かな住宅街を歩き、ヘルシンキ広場にてラウマで最初にボビンレースを創めた女性の像を見学し、町の中心のマーケット広場へ。

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【古い井戸跡】

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その後昼食は海の近くのレストランにてサーモン料理を楽しみ、午後は自由行動。私は旧市街を再びふらふらと散策しました。

                                 (ラウマ泊)

5日目 ラウマ~ナーンタリ~トゥルク~フィスカルス村~ヘルシンキ

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【トゥルク城】

ラウマから海岸へ向かい約1時間、海辺の小さな町ナーンタリ到着です。休憩もかねて港の方へ降りて散策しました。その後、スウェーデンの時代には首都であったトゥルクへ。トゥルク城で写真ストップしマーケット広場の散策を楽しみました。大聖堂の見学も致しました。

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【トゥルク大聖堂】

大聖堂は煉瓦造りの外装がとても印象的でした。さすが、かつての首都というだけあり大きい教会で、丘の上に建てられていました。教会の外からの街のパノラマは最高でした。

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その後フィスカルス村に移動しまずは昼食。そして午後は村の散策となりました。フィスカルス村はとてもこじんまりとしていて、芸術家が好んで村に滞在すると言われます。一つ一つのお店がギャラリーとなっていてそれぞれに特徴があり散策が楽しい村です。

 

またフィスカルスは高品質なハサミを生産することで名が知られており、お店には大小さまざまなハサミや刃物類が置いていました。散策と買い物を楽しんだ後、ヘルシンキへ向かいました。この日は夕食前、ホテルにてプロのカンテレ奏者の素敵な演奏を楽しみましたね。

                  (ヘルシンキ:ラディソンSASシーサイド泊)

6日目 ヘルシンキ観光

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【ヘルシンキ大聖堂】

終日ヘルシンキの観光です。まずはシベリウス記念公園へ。ステンレスパイプで造られたシベリウスのモニュメントを見学しバスに乗りヘルシンキ・オリンピック会場へ。会場内部を見学し、その後元老院広場から大聖堂を見てマーケット広場へ。

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【シベリウス記念公園】 

その後バスでウスペンスキー寺院を見学し、ダイナマイトを使い岩盤をくり抜いて作られたテンペアウリキオ教会を訪ねました。

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【テンペアウリキオ教会】

そのマーケット広場に戻り自由行動。昼食時だったため、私は希望の方と広場近くのカフェ「KAPPELE」へ。

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午後はスオメリンナ要塞へ。船で15分ほどのクルーズの後、沖合いの要塞に到着です。歩いて要塞内の散策を楽しみました。見学後、マーケット広場へ戻ります。その後再び自由行動。

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私は希望の方と一緒にエスプラナーデ通りを歩きストックマンデパートへ。帰りはトラムでホテルに戻りました。

                               (ヘルシンキ泊)

7日目、8日目 ヘルシンキ~ポルヴォー~成田

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【ポルヴォー旧市街】

朝ヘルシンキを出発しポルヴォーへ。途中ハイコーのマナーハウスに立ち寄りました。マナーハウスには大きな庭園があり景色が素晴らしかったです。

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 ポルヴォーはフィンランドで2番目に古い街です。街の内部に部木造入る前に大聖堂の光景や川の傍らに並ぶ木造建築を見学しました。そして旧市街にて自由行動とし街の散策を楽しみました。その後市内レストランに昼食をとり、ヘルシンキの空港へ。その後、無事フィンランド航空にて帰国の途へ。

 

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アイスランドとグリーンランド・アンマサリクの旅

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

最近、こつこつと過去の海外添乗の想い出をブログ化しており世界史やら世界地理やらの復習をしていました。今回はアイスランドとグリーンランド・アンマサリクへの旅の想い出を記事化します。

 

秘境アイスランドとグリーンランドのイヌイットの村アンマサリクに行ってきました。アイスランドは物価が崩壊しており全てが高額な国でしたが、高いお金を払っていく価値は十分にあると感じました。何より手つかずの自然が素晴らしく、現地には温泉、地震、新鮮な魚介類があるなど、日本とも共通する点が多々ありお気に入りの国となりました。

 

1日目 成田~ロンドン~レイキャビク

成田空港を出発し日本航空の便にてロンドンへ。到着後アイスランド航空に乗り継ぎレイキャビクへ。レイキャビク到着は夜中でしたが、夕焼け(朝焼け?)がとても美しく旅への期待が高まりました。

                     (レイキャビク:グランドホテル泊)

2日目 ゴールデンサークルとブルーラグーン

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本日はツアー前半のハイライト、ゴールデンサークルの観光です。まずは「黄金の滝」と呼ばれるグドルフォスへ。とても風が強く水しぶきが舞い上がる中でしたが、2段式の落差32mの滝は、川幅が70mあり壮観でした。滝近くには外国資本による発電所建設から滝を守った、少女シーグリーズルのレリーフもありました。

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 【シーグリーズルのレリーフ】

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次はゲイシール間欠泉へ。ストロックルと呼ばれる現在の間欠泉は、約5分に一度の間隔で熱水を噴出しています。高さ30mに及ぶ水柱は上手に写真に収めることが難しかったです。

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昼食をラヴァトン湖近くのレストランで食べました。湖でとれるマスは最高でした!

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午後はシングヴェトリル国立公園へ。

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【地球の割れ目ギャウ】

ここは2004年にユネスコの世界遺産に登録された場所で、930年に世界で初めての民主議会が開かれた歴史があるところです。北米プレートに沿って谷を下り、大地の生まれた場所を歩きました。

 ※ここで2つのプレートが生まれ地球を一周し、なんと!日本列島で擦れあいながら海底に沈んでいくそうです。それゆえにアイスランド人と日本人は同じ大地を歩いているんですって!

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その後、バスは西へと進みブルーラグーンへ。世界最大の温泉を楽しみました。泥パックを楽しむ人も多く見られましたね。

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夕食をブルーラグーン内のレストランで済ませレイキャビクのホテルに戻りました。

                             (レイキャビック泊)

3日目 南海岸をドライブ、東へ

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【スコガフォス】

午前、南海岸を目指してバスは出発。まずは地熱温水利用の植物栽培が行われているクヴェーラゲルジに立ち寄りました。町中には至る所に温室があり南国の花々が育っていました。

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【セリャランズフォス】

その後、国道1号線(アイスランドを一周するリングロードと呼ばれる国道)を走り、セリャランズフォス(落差約40m)へ。迫力ある景色を楽しみスコガフォスへと向かいました。途中ホテル・アンナにて昼食。アンナはアイスランド出身の旅行者で人生を旅行にかけた人物としてアイスランドでは有名人です。

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午後はエイヤフィトラ氷河から流れ落ち、黄金伝説が語り継がれているスコガフォスの滝へ。(落差約62m]景色を楽しんだ後、民族博物館に立ち寄り、現地の生活様式等について学びました。映画「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影場所にも使われたかつての住居や、鯨の骨でつくられた水桶や昔の漁船などを見学しました。

f:id:life-as-a-guide:20210821163859j:plain その後、さらに東へ移動です。この辺りはカトラ火山の噴火により700平方キロにも及ぶ広大な砂原が広がり、氷河の舌端には黒い砂が付着していました。アイスランド島最南端のデルフォレイでは、パフィンに出会うことができました。北海道でいうところのエトピリカによく似ていてペンギンのようにも見える愛嬌のある見た目の鳥です。

 

その後、さらに東へ。途中ルピナスの花咲く草原の間を走りキルキュバイヤルクロイストゥルへ。

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【パフィン】             

               (キルキュバイヤルクロイストゥル:ラキホテル泊)

4日目 氷河の世界

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午前、アイスランド最大(ヨーロッパ最大にして世界規模でも最大級)のヴァトナ氷河の舌端が溶けてできたヨークスアゥルロウン湖へ。湖までの移動途中で車を止め氷河を遠望しました。

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【火山の噴火後の土石流で押し流された橋の残骸】

※アイスランドは一つの大きな火山の島と言われています。島には休火山、活火山を含め130ほどの火山があり19世紀以降、約10年に1回のペースで火山の噴火をおこしています。いつどこで噴火が起こるかわかりません。このあたりも、北海道に住む私とてしては親近感が持てるところです。

 

氷河遠望スポットでの写真休憩後、ヨークスアゥルロウン湖へ。海岸線まで続いていた氷河が年々後退し、ラグーンとなりやがて湖となりました。

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ヨークスアゥルロウン湖では、現在でも年々湖の形が変わっているという湖を水陸両用車でクルーズを楽しみました。何千年も前の氷で私が用意したウィスキーやジュースを楽しむ方もいましたね。

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その後スカフタフェットルホテルにて昼食後、午後はスヴィナフェル氷河を間近に見学です。約30分緩やかな坂を歩いていきました。

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見学後、しスカフタフェットル国立公園へ。ビジターセンターで1996年に氷河の下の火山が爆発したことにより起きた大洪水の映像を見てから、スヴォルティの滝までの約1時間半のハイキングを楽しみました。

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なんと!道中、日本ではレアなライチョウが!

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この滝は、黒い玄武岩が創り出した柱状節理の珍しい景観が見られる滝として知られています。登り坂、下り坂を越えて近づいた滝は素晴らしかったですね。帰路、シスターの滝に立ち寄りホテルへ戻りました。

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【シスターの滝】

                     (キルキュバイヤルクロイストゥル泊)

 

5日目 いざ、内陸部へ

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【オーフェルの滝】

本日はいよいよ、山越えができるチャーターバスの本領発揮の日です。普通のツアーではめったに訪れない内陸部に進みます。途中から未舗装道路を走り、川を渡りエルドギャウへ。

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エルドギャウではオーフェルの滝を遠望し、40kmに渡って伸びる噴火の裂け目跡を見学しました。昼食はギャウの駐車場近くにてピクニックランチを楽しみました。

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午後は、ランドマンナロイガルに移動。水着の男女が川の温泉を楽しんでいました。その後、川沿いに続く緑の谷の散策を約1時間半かけて楽しみました。

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異なる鉱石、噴火後にできる溶岩石がつくられる過程の温度の違いなどにより、さまざまな色合いの山に見え、とても美しい景色でした。この世のものとは思えず、まさにスターウォーズの世界です。(これは私個人の感想です。スターウォーズの舞台に使われたのは北アフリカのチュニジアでアイスランドではありません。)

チュニジアの旅行記は以下!

www.lifeasaguide.info

その後、噴火によって出来上がったカルデラ湖などを見学しながらフルージルへ。バスの揺れはなかなかのものだったため、舗装道路に入った時にはホッとしたことを記憶しています。天気にも恵まれたため、大噴火を起こしたヘクラ火山も見る事が出来ました。月面世界のような内陸部独特の溶岩群もアイスランドの新しい美しさでした。

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【ヘクラ山】

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【アイスランドのスタンダードホテルの内装】     

※フルージルだと記憶していますが、正直なところ、かなり昔で現在同じホテルがないため自信がありません。しかしながら、いずれの場所のホテルも同じような内装でした。清潔かつ簡素なつくりです。

                      (フルージル:ホテル フルージル泊)

6日目 グリーンランドへ

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【ホフディの家】

午前、ホテルを出発し、「煙の湾」を意味するレイキャビクに戻ります。1986年にレーガン元大統領とゴルバチョフ元書記長が会談を行った「ホフディの家」や国会議事堂、ハトルグリムスキルキャ教会を訪れました。

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【国会議事堂】

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【ハトルグリムスキルキャ教会】

教会前には1000年にアメリカ大陸を発見したヴァイキング、レイブル・エリクソンの像がありました。残念ながら教会は修復中でした。

 

街の見学後空港に向かいます。空港近くのレストランにて昼食を済ませ、午後いよいよグリーンランドへ渡ります。航空機にてクルスクへ。航空機がグリーンランドに近づくと流氷が見えました。さすがグリーンランド。延々と続く流氷はとても印象的でした。

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クルスクからは2つのグループに分かれてヘリコプターでアンマサリクを目指しました。天候に恵まれヘリコプターも引き返すことなく無事アンマサリクに到着。その後、全員でアンマサリクのホテルで合流となりました。

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【アンマサリクホテル】

チェックイン後、ホテル周辺を歩いてみましたが、小学校があったりスーパーがあったりと当たり前ですが、普通の生活ができているようです。白夜の影響で夜の10時過ぎにも関わらず暗くならず少年が学校のグラウンドでサッカーをやっているのが印象的でした。

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                    (アンマサリク:アンマサリクホテル泊)

7日目 アンマサリク観光

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朝、希望者とアンマサリクの散歩へ出かけました。急な坂を下りスーパーマーケットの脇を通り海まで歩きました。

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午前、朝食後はホテル従業員の案内でハイキングに出かけました。白い十字架が並ぶイヌイットの霊園の傍らを歩き、あぜ道を約40分程度歩きました。川沿いを歩き、大自然溢れるグリーンランドを満喫しました。

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散策後、ホテルに戻り昼食を済ませます。午後は、アイスクルージングへ。漁船に乗り白い大きな氷を避け、流氷の間をゆっくりと抜けながらコンオスカスフィヨルドを進みます。深く美しい青色の氷塊や海中に見える白い氷塊が印象的な約2時間のクルージングでした。見学後ホテルに戻りました。

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                              (アンマサリク泊)

8日目 再びアイスランドへ

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早朝、2グループに分かれてヘリポートに移動しました。この日は朝からクルスク上空の天候が悪かったため、なかなかヘリコプターが飛べません。来るときは順調過ぎましたが、帰る時になってアンマサリクは辺境の地なのだということを実感しました。なんと小さい待合室でやることもないまま待つこと4時間。。。

 

その後、なんとか無事クルスクへ。到着後、航空機に乗り換えレイキャビクへ。そしてさらに航空機を乗り換えアイスランド第二の都市アークレイリへ移動となりました。

                        (アークレイリ:ホテル ケア泊)

9日目 アイスランド北部の観光

 
 
 
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本日はアイスランド北部の観光です。港町フーザヴィークへ。ホエールウォッチングを楽しみました。白波を乗り越え、船は沖へと進みます。クジラも姿を見せてくれたため盛り上がりましたね。(まさかのカメラ充電切れで写真を撮れず・・・インスタグラムの画像を参照させていただきます。)見学後港に戻ります。

 

地元のレストランで昼食後、午後はミヴァトン湖へ立ち寄ります。ミヴァトン湖は火山湖で底が低くマリモが育つ湖です。道東釧路出身で阿寒湖が近い私としてはマリモで反応してしまいました。

※ちなみにミヴァトン湖のマリモは直径10cmくらいまでしか育ちませんが阿寒湖のマリモは30cmくらいまで育ちます!

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そして硫黄山に立ち寄ります。所々陥没しており、まさに月面のクレーターのようでした。

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「神々の滝」と称されるゴーザフォスへ。西暦1000年頃に、ヴァイキングの人々が多神教の神々からキリスト教に改宗する際、これまでの神様像を滝に投げ込んだという伝説に由来します。

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見学後アークレイリに戻り航空機で再びレイキャビクへ。旅の最後の晩餐はレイキャビク市内を一望できるペルトランという回転レストランにて楽しみ、国際空港近くのケフラヴィークのホテルへ。

                      (ケフラヴィーク:フルグホテル泊)

 

10日目、11日目 レイキャビク~ロンドン~成田

早朝ホテルを出発しアイスランド航空にてロンドンへ。その後、ロンドンから日本航空の便に乗り継ぎ成田空港まで移動となりました。

 

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クロアチア・スロヴェニアとモンテネグロへの旅

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

最近、こつこつと過去の海外添乗の想い出をブログ化しており世界史やら世界地理やらの復習をしていました。今回はクロアチア・スロヴェニアとモンテネグロへの旅の想い出を記事化します。

 

アドリア海の真珠と称されるクロアチアのドヴロブニクは本当に素晴らしい、息を飲む美しさでした。スタジオジブリの魔女の宅急便の舞台にもなったそうで、実物を見たら納得!あの世界感が現実にあると知り感激したのを今でも覚えております。

 

クロアチアにはドヴロブニクに代表される美しいアドリア海沿岸の街々を楽しみ、内陸部の景勝地プリトヴィッツェ国立公園も満喫しました。クロアチアの隣国のスロヴェニアでは景勝地ブレッド湖、世界最大級の規模のポストエナの鍾乳洞を見学、そして内戦の負の歴史を今に伝えるボスニア・ヘルツェゴビナの町、モスタールなども見学することができました。本当に見どころたっぷりのツアーでした!

 

 

1日目 成田~ウィーン~グラーツ~ブレッド湖

成田空港からオーストリアの首都ウィーンへ。その後国内線に乗り継ぎグラーツへ向かいました。グラーツ到着、バスに乗り替え一路スロヴェニアのブレッド湖を目指しました。到着後、ホテルにチェックイン。

                        (ブレッド湖:ゴルフホテル泊)

2日目 ブレッド湖

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希望者と朝ブレッド湖畔をお散歩しました。そして朝食後、ゆっくりとホテルを出発。絵本の世界のようなブレッド湖の中に浮かぶ小島へ手漕ぎボートで渡りました。島にある聖マリア教会へ坂道を歩き訪ねました。願いが叶うという鐘を鳴らしました。島からはチトーの別荘でもあったヴィラ・ブレッドも見ることができました。

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その後、船でヴィラ・ブレッドへ向かいヴィラ・ブレッド内のレストランにてランチタイム。午後は、ブレッド城へ。お城からの景色は絶景でした。1004年に神聖ローマ帝国ハインリヒ2世の帝国教会政策の一環として、この地もブレッサノーネのブレッド司教へ寄贈されたことから始まりました。

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お城の中は中世の家具や武器が展示されており、古代から鉄を産出していたためローマ時代のコインなどが展示されていました。中世の印刷屋で記念証を印刷している方もいましたね。見学後、ホテルに戻りフリータイム。

 

私は希望者とホテル近くのスーパーを覗いてトイ・トラムに乗り湖畔を一周しました。夕食はブレッド城内のレストランにて楽しみました。

                               (ブレッド湖泊)

3日目 ブレッド湖~リュブリャーナ~ポストエナ~プリトヴィッツェ国立公園

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午前、ヨーロッパ最大希望のポストエナの鍾乳洞へ。トロッコで迫力ある洞窟内を走り、最下層へ。到着後、ヴァリカ・ゴーラ(大きな山)へ登りました。ここは地下道が交差するホールが崩落して出来たところで、そこを下り第一次世界大戦時にロシア軍により作られたロシア橋を渡り、レーベ・ヤーメ(美しい洞窟)へ。赤のホールや白のホールなどを歩いて通りました。

 

赤いのは地中のマンガン分が長い年月をかけ出てきたもので、白いのは純粋な石灰分がでてきたのもだとか。またスパゲッティホールでは本当にスパゲッティのような氷柱上の鍾乳石が素晴らしかったです。

 

人口のロシア回廊を抜けブリリアントと呼ばれる美しい石筍を見学しました。輝くようないわの塊がとても美しく印象的でした。そして、最後にコンサートホールへ。ここはクリスマスや新年のイベント時に本当にコンサートが行われるところで反響が良く、まさに天然のコンサートホールでした。

 

見学後、再びトロッコに乗り地上へ戻りました。昼食を鍾乳洞入口近くのレストランで済ませ、午後はスロヴェニアの首都リュブリアーナへ。コングレス広場でバスを降り、旧市街の入口、プレシェーン広場へ。19世紀の愛国詩人プレシェーンの像を見学し、リュブリャニャッツ川にかかる三本橋を渡り旧市街へ。

f:id:life-as-a-guide:20210728205315j:plain 旧市街では18世紀の市庁舎、龍の橋、ヨハネパウロ2世の訪問を記念して制作されたブロンズの扉が印象的な大聖堂などを見学し、その後プリトヴィッツェ国立公園へ。緑の宝庫と呼ばれるスロヴェニアの豊かな森林地帯を抜け国境へ。いよいよクロアチア入国です。

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【プリトヴィッツェ国立公園:イェゼロ】

ビールで知名度のあるカルロバッツの街から高速道路を降りると、破壊された家の跡など、1991年~1995年まで続いた内戦の跡が生々しく残っており戦火に巻き込まれた時代を思わずにはいられませんでした。夜プリトヴィッツェ国立公園内のホテルに到着。

                   (プリトヴィッツェ国立公園:イェゼロ泊)

4日目 プリトヴィッツェ国立公園

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午前、お弁当をもって園内バスに乗りプリトヴィッツェ国立公園の散策へ。まずは上湖群へ。一番標高が高いプロスチャンコ湖から湖群を下に見ながら歩いていきました。途中洞窟を越え、階段を下ると湖が広がっておりました。天気も良く湖の色が素晴らしく綺麗でした。水が透き通っている午後はしため湖に近づくとたくさんの魚の姿をみることができました。

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魚は全部で3種類生息しているようですが、青いものや赤みがかかったものなど見分け方にポイントがあるようです。

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その後、公園内最大の湖コジャック湖を船で渡り、ピクニックエリアにてお弁当ランチ。大自然の中で食べるランチは最高でした。

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午後は下湖群の散策です。クリアチアで一番大きな滝(ヴァリキ・スラブ)までゆっくり下っていき写真ストップ。その後、ゆっくり登り坂を上りブナの原生林を見学しながらシャトルバス乗り場へと移動しました。最後はバスでホテル近くまで戻りました。

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夕刻、希望の方と近郊のスリュニュ村へ。ミニプリトヴィッツエと呼ばれるこの村はコロナ川が創る渓谷に佇む伝統的な木造家屋と水車の村です。小さな滝と水を動力とする水車がとても印象的な村でした。ふと散策中に訪ねた村のおばさんの計らいで実際に水車小屋も覗かせていただくことができました。

 

散策後はホテルに戻ります。夕食はホテルにて。プリトヴィッツェ国立公園を全部回ることができました。本当によかった!

                         (プリトヴィッツェ国立公園)

5日目 プリトヴィッツェ国立公園~シベニク~トロギール~スプリット

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午前、バスにてクロアチア第二の都市スプリットを目指しました。緑の多い石灰質の大地を走りトンネルを抜けると緑は少なくなりダルマチア地方に入りました。ガソリンスタンドで休憩をとりその後もひたすら走ります。

 

クルカ川を渡って振り返ると河畔に美しいスクラディン村がありました。そして写真休憩。反対側には湖がありました。その後シベニクへ到着。

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【シベニク:大聖堂】

靴屋さんが軒をつられており細い道を通りながら古い家々を見学。時計台の前には鐘楼につけるはずの鐘が置かれたままになっていました。町の中心にある聖ヤコブ大聖堂はゴシック様式からルネッサンス様式に途中から変えられた面白い建物でした。外観の顔の彫刻も面白かったですね。

 

その後自由行動時間をとり、別荘が立ち並プロダリッツ村へ。シーフードランチを楽しみました。午後は小ドヴロブニクと言われるトロギールへ。途中、海に突き出したもともとは島であったが橋でつながれたプリモシュテン(橋を架けるという意味)で写真ストップ。とても美しい景色でした。

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【トロギール:聖ロヴロ教会】

トロギール到着後、島になった部分の旧市街を歩きます。ここの聖ロヴロ教会も4世紀の間にわたり造られた様々な様式を持つ建築でロマネスク様式の入口が素晴らしかったです。その後、海岸沿いを歩きカルメレンゴの砦まで歩きました。

 

その後、自由行動。トロギール観光後、バスにてスプリットに向かいました。途中サリン村(サロナ遺跡)を通りました。ここはローマ時代非常に大きな街があったところですが、7世紀になり南下してきたスラブ人によって破壊されてしまいました。

 

現在のスプリットはもともと、このサロナ出身のディオクレティアヌス皇帝が自分の別荘をアスパラ―トス(エニシダの意)と呼ばれたギリシア時代よりあった漁村につくったところです。そして皇帝の死後にスラブ人によって追われた人々が皇帝の宮殿跡を用いて街を形成したところです。

                (スプリット:ル・メリディアン・スプリット泊)

6日目 スプリット

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【スプリット旧市街(イメージ)】

スプリットの旧市街観光へ。まずは銅の門を通り宮殿の地下部分にあたる貯蔵庫だったところへ。たくさんの人が移り住んでからここは上からのゴミ捨て場となっており、現在でも(2009年5月現在)30%の部屋はゴミで埋まっているそうです。

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 宮殿の1階部分は壊されてしまったため、地下の構造から宮殿を想像するしかないのですが、地下と同じ構造になっていたことがすでにわかっているそうです。アドリア海のブラチ島の石灰石を組み合わせた回廊や工房は素晴らしかったです。その後地下から地以上へ上がり謁見の間へ。

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【スプリット:大聖堂】

今は街の中心となってしまっておりますが、列柱が並ぶ街並みは独特でした。昔はディオクレティアヌスの霊廟だった大聖堂へ入りました。キリスト教徒を迫害した皇帝で悪名高いディオクレティアヌスだったため、内部はキリスト教徒によって破壊されておりほとんど原型をとどめておりませんが、唯一破壊を免れた皇帝の像が残っていました。皆、皇帝の顔を知らなかったため、そして上部にあったため破壊を免れたとのことです。

 

見学後、ジュピター神殿(洗礼堂)へ。皇帝は自分をジュピター(ゼウス)の息子と言っており、自分のために神殿を築いておりました。この場所は、その後キリスト教徒によって洗礼を行う場所に変えられましたが天井に残る彫刻は素晴らしいものでした。石にはクロアチア王国の独特のデザインが彫刻されていました。大きな洗礼者ヨハネの像も素晴らしかったです。

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そして金の門に向かい大きなグルグールの像を見学。彼の足に触ると願い事が叶うとも頭がよくなるとも言われていたため皆で触りました。その後旧市街にてフリータイムの時間をとり、その後昼食レストランへ。アドリア海の魚料理を楽しみました。f:id:life-as-a-guide:20210728211434j:plain

午後は旧市街に戻り再び自由行動。私は希望者と改めて街の散策を楽しみました。青空市場で買い物をし、その後ペリスティル(大聖堂広場)にあるカフェ「ルクソール」にてティータイムという流れです。その後、一度ホテルに戻り休憩です。

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夕食は再び旧市街にて。夕食後ライトアップされた旧市街の景色を参加者全員で楽しみホテルに戻りました。

                               (スプリット泊)

7日目 スプリット~モスタール~ドヴロブニク

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【ドヴロブニク】

午前、アドリア海沿いをバスで走り一路ドヴロブニクへ。ディオクレティアヌスの宮殿からトルコのアヤソフィヤ、アメリカのホワイトハウスなどの数々の建築の材料となった美しい石灰石を産出するブラチ島を横目に進み、ラベンダーが有名なマカリスカと呼ばれる美しい海岸線を通りました。

 

トイレ休憩をかねてマカリスカのカフェで小休憩し、美しい海岸とマルコポーロの生まれたコルチェラ島と遠くに見ながらボスニア・ヘルツェゴビナへ向かいました。ネレトヴァ川の河口はデルタ地帯になっており農作物が非常に豊富につくられているところでした。

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国境の前、バチーナ湖での写真ストップを取り国境を越えてモスタールへ。途中イスラム寺院が達つボチテリ村に立ち寄りました。モスタールはヨーロッパの雰囲気がほとんどなくバルカン半島またはオリエントといったイスラム・トルコの風情が残り独特な町でした。

 

そしてその後、モスタールの石橋を渡りました。橋を渡った跡は町の中を歩きトルコ時代を偲ぶ家などを見学しました。そして昼食には子牛のケバブ食べ、午後はクロアチアへ。

 

クロアチアへ入りしばらくするとアドリア海に面した部分のボスニア・ヘルツェゴビナへ再び入りました。ネウムという町のスーパーで買い物をして一路ドヴロブニクへ。

                      (ドヴロブニク:アルゼンチーナ泊)

8日目 ドヴロブニク

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朝、希望者と朝のお散歩へ。まだ人の少ない旧市街の散策を楽しみました。その後、ホテルに戻り昼食、その後バスで旧市街の全景が撮れるところまでドライブ。そしてピレ門まで行き歩いて旧市街へ入りました。

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入るとすぐにオノフリオの噴水がありました。そして、ヨーロッパでも3番目に古く今でも営業をしている薬局のあるフランチェスコ修道院を訪れました。1667年に起こった地震以前の絵があり興味深かったです。大地震にも関わらず、地震の前と後では旧市街の建物がほとんど変化していないところが素晴らしいと感じました。

 

その後、中央のプラッツァ通りへ。もともと、この道は水路になっておりラグーサと呼ばれる島とドヴオークと呼ばれる大陸側の町が埋め立てられベネチア時代に城壁が造られて現在の町が形成されたとのこと。

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そのプラッツァ通りを少し歩き公平のシンボルであるローランドの像を見学、その後地震の被害を逃れたスポンザ宮殿へ。もともと税関だったところでした。見学後、旧総督邸へ。総督になると4週間軟禁状態でこの邸宅に住み、4つの城門の鍵の管理だけをしていたそうです。

 

ドヴロブニクは自由をこよなく愛した人々により、多大なる税金を宗主国に納めながら自治を実現させていたところです。王国や帝国の独裁国家が当たり前の中世の時代を民主制で運営していた希少で美しい町です。

 

大聖堂ではティッツィアーノの「聖母被昇天」の絵が飾られていました。その後、聖ドミニカン修道院を訪ね様々なドヴロブニクの宝物を見学しました。

 

見学後、天気が良かったため海からドヴロブニクを眺めることができるクルーズツアーにご案内。海から眺める旧市街とロクルム島は違った雰囲気がありました。そして午後は自由行動です。

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私は希望者とピレ門近くのカフェ「フェスティバル」にて軽食を食べた後、城壁歩きを楽しみました。赤い屋根の町並みは素晴らしかったです。内戦の時、世界遺産の街(ドヴロブニク)は攻撃されないであろうと言われておりましたが、他の町と同様にこの町も攻撃され、手榴弾やナパームボムが撃ち込まれました。

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内戦以前に起こった大地震もあるドヴロブニクは悲惨なくらい崩壊しました。しかしながら地元住民の努力によってドヴロブニクの街は当時と同じ材料を用いて復元され美しい街が蘇りました。赤い屋根の78%は新しいものだというから驚きます。

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夕食はピレ門近くの「ナウティカ」にて。夕食後、ライトアップされた旧市街を見学しホテルに戻りました。

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                              (ドヴロブニク泊)

9日目 ドヴロブニク~コトル~ブドヴァ

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午前、モンテネグロに向かいました。国境を越え、まずはコトルへ。途中フィヨルドが創り上げた美しい景色を見ていると島が見えてきました。人口の島・聖マリア島が見えるところで写真ストップし、2500年前から町が存在していたリサンや非常に大きな町だったペレストなどを通り抜けコトルに到着しました。

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コトルは城壁の残る美しい町で、武器の広場から歩き町中を見学。聖トリフォン大聖堂を見ました。その後、町で自由時間をとりバスに戻ります。2kmのトンネルを越えてブドヴァへ。

 

ブドヴァの町ではランチにイカ墨リゾットと魚のメインを楽しみました。昼食後町の散策です。見学後、ドヴロブニクに戻ります。せっかくなので、帰路はルートを変えます。フェリーでアドリア海の入り江を渡り国境へ向かいました。

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ドヴロブニクの近くのチャフタットのレストランにて夕食を食べホテルに戻りました。

                              (ドヴロブニク泊)

10日目 ドヴロブニク~ウィーン

 

ゆっくりホテルをチェックアウトし早めの昼食をとりドヴロブニクの空港へ。オーストリア航空にてオーストリアの首都ウィーンへ。到着後、ホテルにチェックイン。

                    (ウィーン:インターコンチネンタル泊)

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11日、12日目 ウィーン~成田

朝、国際線の出発まで時間があったため、せっかくなのでウィーン市街の見学へ。希望者と地下鉄を使いオペラ座へ。その後ケルトナー通りを歩きシュテファン大聖堂へ。そしてグラーベン通りを歩きハプスブルク家の宮殿へ。そして大聖堂前まで戻りカフェで小休憩。アイシュペナー(ウィンナーコーヒー)を楽しみました。

 

その後地下鉄でホテルに戻ります。そして空港へ。オーストリア航空にて日をまたぎ成田に到着となりました。

                                  (機中泊)

 

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モンサンミッシェルとパリ 印象派を辿る旅

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

最近、こつこつと過去の海外添乗の想い出をブログ化しており世界史やら世界地理やらの復習をしていました。今回はフランスのモンサンミッシェルとパリ 印象派を辿る旅の想い出を記事化します。

 

このコースは毎日見るものの変化が大きく、重厚なモンサンミッシェル、豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿と美しい庭園、印象派の画家たちが虜となった美しい景観を現在に留める田舎町、大都会パリと芸術品などなど、とても内容が充実したツアーでした。

 

私は印象派の絵画が好きなので今でも個人的に参加したいコースの一つです。オルセー美術館には終日いても全く飽きる気がしません。

 

 

1日目 成田空港~パリ

日本航空の便にてパリへ。パリ到着後ホテルへ。ホテルへチェックイン。

                       (パリ:SASシャルルドゴール泊)

2日目 パリ~ヴェルサイユ~シャルトル

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午前、パリを出発し絶対王政の象徴ヴェルサイユ宮殿へ。約半世紀かけて造り贅を尽くした宮殿は見ごたえが十分でした。ヴェルサイユ条約が結ばれ、かつては華やかな舞踏会のあった鏡の間、マリー・アントワネットの使用した寝室、有名な「ナポレオンの戴冠」の絵画などを見学しました。

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ルイ14世の肖像画からは美しい写真の撮られ方(後ろ足に全体重をかける、斜めに立つ)を学びましたね。面白かったのは正直すぎる画家はルイ16世を太った姿で描いていたことです。その後、ヴェルサイユ宮殿の庭園内のレストランで昼食となり午後は庭園の自由散策を楽しみました。

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その後、一路シャルトルへ。希望者と一緒にシャルトルの大聖堂を見に行きました。

                     (シャルトル:グランド・モナーク泊)

3日目 シャルトル~モンサンミッシェル

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午前、シャルトルの大聖堂へ。フランスでは大聖堂はノートルダム(私達の貴婦人=聖母マリア)と呼ばれます。もともとは木造だったため何度も火災に合い、建て直されて現在の姿になりました。右はロマネスク様式、左はゴシック様式と非対称の塔を見学し内部へ。

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【美しき絵ガラスの聖母】

入ってすぐの西のバラ窓の下にはイエス・キリスト家系図を表す「エッサイの樹」「キリストの生涯」「キリストの受難」のステンドグラスがありました。職業集団(ギルド)によって製造費を寄付されたステンドグラスには必ずその集団の宣伝が入っており面白かったです。

 

ステンドグラスの掃除は新しいものを造る以上にお金がかかるそうです。シャルトルの大聖堂はステンドグラスは清掃されていますが、清掃後のステンドグラスはとても明るい色に見えました。最も有名なものは「美しき絵ガラスの聖母」です。12世紀のもので、深い青がとても印象的でした。

 

大聖堂の見学後はピカシェットの家に。レイモン・イシドールが廃品の陶器やガラスのかけらを集めて造ったモザイクの家です。オーブン、机、ベッド、壁全てがモザイクでとてもユニークでした。

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その後再び大聖堂周辺の散策へ。大聖堂の外側、ゴシック建築を代表するフライング・バットレス(つっかえ棒の役割)を見たりしながら小路へ。1500年頃のサーモンの家を見学しました。その後、市内にて昼食。

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【シャルトル:ウール川沿いの景観】

午後はモンサンミッシェルへ。穀倉地であるボース平野をバスで走りモンサンミッシェルへ向かいます。着後、島の中のホテルにチェックイン。夕食はホテルが経営するレストランにて名物のオムレツを食べました。

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【モンサンミッシェル名物:巨大なオムレツ】

食事をしていると窓の外の景色から、だんだんと潮がやってきているのがわかりました。今回のツアーはモンサンミッシェルの大潮の時期に合わせてのツアー設定です。潮の満ち引きによりモンサンミッシェルが陸の孤島と化す光景を想定していました。

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【満ち潮になる直前のモンサンミッシェル】 

モンサンミッシェルのライトアップを見たいと考えていたため夕食後、急いでモンサンミッシェルの島の出て、遠望できる場所まで移動しました。そして素晴らしいライトアップの写真の撮影に成功。

 

その後、モンサンミッシェルは想定通り完全に陸の孤島となり、外部への徒歩での移動は不可能となりました。

                  (モンサンミッシェル:テラス・プラール泊)

4日目 モンサンミッシェル~サンマロ

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早起きして朝もやの中のモンサンミッシェルを見学しました。誰もいない中でも孤島の外観と内部の散策はとても贅沢に感じました。ホテル経営のレストランで朝食後、ガイドと合流しモンサンミッシェルのガイドツアーへ。外壁の上を歩き修道院へ。

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【モンサンミッシェル:島の入口】

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【モンサンミッシェル:島のメインストリート】

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まずは階段を登り西のテラスへ。周囲は引き潮のため砂浜になっていましたが、昨晩の水に囲まれた状態が嘘のように思われました。ノルマンディー・ロマネスク様式(12世紀)の教会、柱頭のデザインがそれぞれ違う回廊と教会の頂点に輝く大天使ミカエルの黄金像、そして「ラ・ヴェルメイユ(驚異)と称される三層にわたる修道院を見学。

 

広い食堂では修道士たちが聖書の朗読を聞きながら沈黙の中食事をとっていました。荷物を上げ下ろしするための人力大車輪(人間が中で走る)も見学しました。

 

見学後、サン・マロに移動しまずは昼食。名物ガレット(蕎麦粉のクレープ)を楽しみ、午後は海賊業で財を成したサン・マロの町の城壁歩きを楽しみました。その後モンサンミッシェルに戻りました。

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【サンマロ名物:蕎麦粉のガレット】

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                           (モンサンミッシェル泊)

 5日目 モンサンミッシェル~オンフルール~ルーアン

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【オンフルール:旧港】

午前、モンサンミッシェルを出発し印象派の画家たちが愛した町オンフルールへ。到着後昼食をとり、午後は木骨組みの家が立ち並ぶ旧港周辺を散策しながら総督の館へ。館の門をくぐりサント・カトリーヌ教会へ。

 

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【オンフルール:サント・カトリーヌ教会】

フランスの王位継承問題に口を出してきた英国との百年戦争(14~15世紀)で壊さた教会ですが、船大工たちが木で立て直した教会です。天井が船底の形をしていて珍しい教会でした。その後鐘塔を見て自由行動の時間に。

 

のんびりと町を散策した後、バスで一路ルーアンへ。ここはかつてのノルマンディー公国の首都でした。ホテルにて夕食後、夜希望者とライトアップされた大聖堂を見にいきました。

               (ルーアン:メルキュール・シャン・デ・マルス泊)

 

6日目 ルーアン~ジベルニー~パリ

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【ルーアン:大聖堂】

朝、希望者とお散歩に出かけました。木骨組みの小路を歩き、サン・マクルー教会へ。後期ゴシックスタイルのフランボワイヤン(燃え上がる炎)様式が美しい教会です。見学後、ホテルに戻り朝食。

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【ルーアン:政府観光局】

午前、ルーアンの観光へ。大聖堂前でガイドと合流し、まずは政府観光局の2階へ。かつて下着売り場となっていた部屋で、モネが大聖堂の連作を描くためのアトリエとして使ったところです。モネは光の移り変わりで変化する大聖堂の様子を見事に描きました。

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大聖堂内部ではノルマン公国の初代国王ロロの墓、ジャンヌダルクのための礼拝堂とステンドグラスを見学。その後、時計通りを歩き旧市街広場へ。1431年5月30日にジャンヌが火刑にされた場所を見てモダンな造りのジャンヌダルク教会の内部へ。

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【ジャンヌダルク教会】

ジャンヌダルク教会近くのレストランで昼食後、午後はジベルニーへ。セーヌ河畔ののどかな村にモネの庭と家がありました。日本式庭園にはモネが描いた有名な太鼓橋と睡蓮の池が!浮世絵の飾られた家を見ると、いかにモネが日本文化に影響されていたかがわかりました。見学後、パリへ。

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        (パリ:メリディアン・モンパルナス泊【2021年7月現在閉業?】)

7日目 パリ市内観光 

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【パリ:朝のノートルダム大聖堂】

早起きし、ちょっと特別な朝食をノートルダム大聖堂近くのカフェにて。焼き立てのクロワッサンとカフェオレというシンプルで現地らしい朝食でした。朝食後、まずは大聖堂へ。内部では美しいバラ窓と見事な木彫りの祭壇を見学。その後、セーヌ河をクルーズを楽しみました。

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【オルセー美術館(セーヌ河クルーズより)】

その後バスに戻り昼食レストランへ。本日はミシェラン二つ星の「Les Bouquinistes」にて洗練されたフレンチを楽しみました。

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午後はルーヴル美術館へ。ガラスのピラミッド、ローマ時代の彫刻、風にあおられる衣の動きを見事に表現している勝利の女神ニケ像、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」、動きの激しいドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」、「ミロのヴィーナス」などを見学。

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【ミロのヴィーナス】

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【ハムラビ法典】

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【サモトラケのニケ】

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【ドラクロワ「民衆を率いる自由の女神」】

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【レオナルド・ダ・ヴィンチ:モナリザ】

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【オペラ・ガルニエ】

美術館の見学後、私は希望者とオペラ・ガルニエの方まで歩きました。夕食はガルニエ近くのレストラン「Le Grand Cafe」にて。

f:id:life-as-a-guide:20210727100009j:plain 【老舗ルグランカフェにて:オニオングラタンスープ】                  

                                  (パリ泊)

8日目 パリ市内観光

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【クロード・モネ】睡蓮

午前、オランジェリー美術館へ。モネの睡蓮をじっくりと観賞しました。モネの庭を事前に見ていたからこそ、感動も一押しでしたね。昼食は自由食となり、午後は希望者とオルセー美術館へ。オルセー美術館のカフェでまずはランチタイムとなりました。

f:id:life-as-a-guide:20210727101119j:plain 午後、オルセー美術館の見学。モネのルーアン大聖堂やセザンヌらの印象派の画家の絵が多く展示されていました。

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【クロード・モネ:ルーアン大聖堂】

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【ミレー:落穂拾い】

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【ピエール=オーギュスト・ルノワール:散歩、日傘をさす女】

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【RER】

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【メトロ】

その後、RER(高速郊外鉄道)とメトロ(地下鉄)を乗り継ぎホテルへ戻りました。そして夕食後、希望者と一緒にエッフェル塔に登りました。

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【凱旋門のライトアップ】

                                  (パリ泊)

9日目、10日目 パリ~成田空港

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午前、希望者とモンパルナスタワー最上階にてモーニングティータイムを楽しみました。天気もよくエッフェル塔も綺麗に見えました。その後、タワー周辺にて買い物タイムをとり昼食前にホテルをチェックアウトし、希望者とメトロを使い「ル・セレクト」へ。ここはモンパルナス四大文学カフェとして知られています。近くにはバルザックの像も建っていました。

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【バルザックの像】 

ル・セレクトで昼食後、ホテルに戻り空港へ移動。JAL便に無事搭乗し日をまたぎ日本に到着。

 

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冬のアラスカ大自然と北極圏の旅

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

最近、こつこつと過去の海外添乗の想い出をブログ化しており世界史やら世界地理やらの復習をしていました。今回はアラスカの冬のオーロラ観測ツアーの想い出を記事化します。

 

JALの特別チャーター便を利用しアラスカに直行で行くことができた快適なコースでした。通常、アラスカのオーロラ観測では拠点となるフェアバンクスの街やその近郊での観測がメインとなります。

 

しかし、このツアーでは、北極圏越えと観光客が少ないコールドフッド(その名の通り足が凍りそうになるくらい寒い)でのオーロラ観測、そして広大な冬のアラスカの大自然も見学する拘りのツアーでした。

 

 

1日目 新千歳~フェアバンクス

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夕刻、新千歳空港よりJALの特別チャーター便にてフェアバンクスへ。朝、フェアバンクスに到着。一度ホテルに入り防寒具の準備をしました。防寒具のレンタルを希望していた方も多かったため、試着などしながら極寒の地ツアーの準備をすすめます。

 

準備が終わった後、アラスカ州立大学フェアバンクス校へ。動物の剥製や人々の生活様式などを見学しました。その後、ゴールデン・ハートパークにて写真ストップし、中華料理レストランにてランチ。

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午後はスーパーに立ち寄りホテルにチェックイン。部屋でのんびり過ごしながら夜のオーロラ観測に備えます。そして夜バスにてチェナ湖畔のオーロラ観測キャビンへ。バスでの移動中、うっすらとオーロラの兆しが。到着後、バスからキャタピラ車に乗り換え移動しました。

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観測キャビンでは辛抱強く待った結果オーロラが北の空に現れました。オーロラは白色の薄い光を放ち、カーテンのように夜空をゆらゆらと踊りました。

                    (フェアバンクス:プリンセスロッジ泊)

 2日目 フェアバンクス~コールドフッド

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朝は少し遅めにホテルを出発し、小型飛行機3機に分乗しコールドフッドへ。空から凍ったユーコン河を眺めるなどしながらの素晴らしいフライトでした。到着後ホテルにチェックイン。ツアー参加者全員で北極圏の寒さを体験しました。

 

その後、遅めの昼食をとり、夕食まで部屋でゆっくりと休憩タイム。夕食後、第二回目のオーロラ観測へ。小型のバンに乗りワイズマンへ。ワイズマンで長年生活を営むジャックさんが迎えてくれ、観測ロッジへ。ロッジにてワイズマンでの生活についてなど、いろいろ教えてもらいながらオーロラの出現を待ちました。

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その後素晴らしいオーロラが出現しました。木造ロッジにて暖を取りながらオーロラを待ち、現地で暮らす方の話を聞けるというなんとも贅沢な時間でした。

                 (コールドフッド:コールドフッドキャンプ泊)

 

3日目 コールドフッド~ワイズマン~アティガン峠

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午前、ゆっくりとホテルを出発し北極圏バスツアーへ。白銀の雪原が眼前に広がります。まずは日中のワイズマンにて写真ストップ。岩山など景色の良いところで止まりながらやがてスプルース(蝦夷松)も姿を消し、いよいよアティガン峠が迫ります。

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峠を進み越えると息を飲むような景色が待っていました。白一色の世界。時間を忘れるひと時を楽しみました。その後、ホテルに戻り夕食。夜はワイズマンへ。車での移動中、まるで虹がかかったようなオーロラが出現しました。

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前日とは違うロッジに到着後、すぐにオーロラは出現し、形を変え渦を巻くように動いしていました。ドキドキしながら空を見ていたことは一生の想い出です。

                             (コールドフッド泊)

4日目 コールドフッド~フェアバンクス

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朝、3台の車に分乗しダルトンハイウェイを走りフェアバンクスを目指します。途中、北極圏の入口のモニュメント、パイプラインや凍結したユーコン河などで写真ストップし、夕刻フェアバンクスに到着。そしてホテルにチェックイン。

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夕食後、夜ホテルを出発しスキーランドへ。フェアバンクス近郊で最もオーロラ観測に適しているといわれるのがスキーランドとチェナ湖畔です。4回目の挑戦はダメかと思われましたが最後はしっかりとオーロラが出現しました。

                             (フェアバンクス泊)

5日目、6日目 フェアバンクス~新千歳

朝、ホテルを出発し空港へ。JALチャーター便にて千歳空港へ。翌日千歳空港へと到着。

 

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旧約聖書の世界を訪ねる ヨルダンとシリアの旅

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

最近、こつこつと過去の海外添乗の想い出をブログ化しており世界史やら世界地理やらの復習をしていました。今回はヨルダンとシリアのツアーの想い出を記事化します。

 

ヨルダンとシリアは当時とても平和で人々はフレンドリーでとても行き易い観光国でした。古代の歴史が豊富に残っており、旧約聖書の舞台となった数々の両国にあります。シリアの復興と再生が進み、改めて我々が安心して観光できる国に蘇ることを心から祈っています。私も死ぬ前にもう一度訪ねたい国々です。

 

 

1日目 セントレア~アンマン~ペトラ

中部国際空港(セントレア)からエミレーツ航空にてアラブ首長国連邦のドバイ経由でヨルダンの首都アンマンを目指しました。昼頃アンパンに到着。市内レストランで昼食後、午後は一路南へ。ペトラ遺跡を目指します。

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途中マダバに立ち寄り美しいモザイク地図を見学しました。聖ジョージ・ビザンティン教会にある床のモザイクで、地図として現存するものでは最も古いものとして知られています。聖地エルサレムの描写が含まれているのが特徴です。

 

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マダバにてモザイク画を見学し、近郊にあるネポ山へ行きました。ここは旧約聖書のモーセ終焉の地として知られています。山頂からは、聖地の全景と、北にヨルダン川渓谷の一部が展望できます。ヨルダンの地には旧約聖書のモーセの奇跡の舞台となった場所がたくさんあります。

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ネポ山にあるモニュメントです。杖にヘビが絡み付いているように見えます。申命記の最後にいたる章によると、ネポ山は、神がイスラエルの民に与えた約束の地を、ヘブライ人の預言者モーセに眺望させた場所とされています。

 

その後、ペトラまで移動。到着後、ペトラ遺跡すぐ近くのホテルにチェックイン。                                

                                 (ペトラ泊)

 

2日目 ペトラ観光

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早朝、まだ時差ボケも残る中でしたが、気合を入れて起床し、まだ暗いうちからペトラ遺跡へ。目的はペトラ遺跡のハイライトの一つ、宝物殿(エル・カズネ)に朝日が当たる神秘的な光景を見るためです。

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【まずはこんな感じの道を40分歩き、その後シークへ突入します】

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ペトラ遺跡は遺跡の入口からまずは40分、遺跡の入口までの長い道をひたすら歩いていきます。その後、シークと呼ばれる写真のような岩盤の細い通路を約1時間歩きます。良く歩く遺跡ですが、エル・カズネにたどり着いた時の感動は素晴らしいものがあります。

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暗く狭いシークは、場所によりわずか3から4mの幅しかなく、通り抜けるのが大変です。これは砂岩の岩盤の深い亀裂が形成した自然の地質特徴です。まさに天然の要塞として機能していました。狭い渓谷の終わる先に、砂岩の断崖に刻まれたペトラの最も精微な遺跡であるエル・カズネが現れるのです。ワクワクしながら歩きました。

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まったく変わらない景観に飽きてくること、ようやくエル・カズネが見えてきます。ちょうど朝日があたる時間にたどり着きとても美しい景色を見ることができました。エル・カズネは、1世紀初頭に偉大なナバテア人の王の墳墓として造られたものとされ、切り立った岩の壁を削って造られた正面のファサードは幅30m、高さ43mです。

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ペトラはギリシャ語で崖を意味します。ペトラのある地は、自然の要衛で西にガザ、北にダマスカス、紅海も近く、中東での人や物の行き交う地として栄えました。砂漠を移動していたキャラバン隊の中継基地であったとも伝えられています。

 

立地条件の良さのため、紀元前1世紀頃から、古代ナバテア人の有力都市としてさらに栄えました。エル・カズネ到着後、さらに1時間ペトラを見学しました。

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ペトラ遺跡のメイン観光部分を終了しました。しかしまだまだ終わりません。道なき道を歩いていきます。遺跡の奥の岩山を40分から50分登ったところにあるペトラ遺跡最大の建築物エド・ディルを目指します。(さすがにここは希望の方のみ案内。添乗員には不参加という選択肢はなし)

 

朝4時に起床し、約4時間歩いていたためさすがに疲れ気味でしたが、まだ見ぬ巨大遺跡のために頑張ります。

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足が痛くなってきた頃、ようやくエド・ディルに到着!それにしても遺跡まで来る途中の景観がすごかった。日本では絶対危険すぎて立ち入り禁止となるような場所を登っていきます。(くれぐれも足の悪い方は挑戦しないことをおすすめします。)

 

実に不思議な形に風化した奇岩が次々と現れ、登って来た広大なワディ(渓谷)を見下ろすことができました。エド・ディル自体はエル・カズネより大きいものの、装飾的には簡素でした。エル・カズネがこの遺跡のモデルとなったそうです。

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ペトラをたっぷりと見学し午後、疲れて休憩としたいところでしたが、せっかくなのでワディ・ラムへ。ワディ・ラムは砂岩と花崗岩でできた谷で世ロダン最大のワディ(渓谷)です。この荒野を4WDに乗りドライブしました。ここは有名な映画「砂漠のロレンス」のロケ地にも使われています。

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4WDでのワディ・ラムドライブです。ドライバーがとても陽気でサービス精神豊富・・・私達喜ばせようと車のスピードを上げたりわざと凸凹道を運転したりと・・・酔いますので、心配な方は出発前にドライバーにゆっくり運転するよう伝えるべきです。

 

私の車は何もいわなかったため、行きはジェットコースター、帰りは他の車とチキンレースを始めました。参りました・・・ワディ・ラム見学後、ホテルに戻ります。

                                 (ペトラ泊)

3日目 ペトラ~死海~ジェラシュ

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本日はペトラを出発し北上。死海を目指しました。写真のモニュメントは何か?アラビア語なので読めません。ガイドさんに確認すると、ここがちょうど海抜0mとのこと。死海はここから標高を下げていったところにあります。途中休憩をとりながら死海にはちょうどお昼頃到着しました。

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死海到着です。まずは死海ビーチにあるリゾートホテルで昼食をとり午後は死海体験。不思議と浮くんですね。死海の塩分濃度が人間の体内の塩分濃度より高いから浮くとのこと。海に浮きながら新聞を読む写真が定番です。

 

死海体験後、バスで北上し宿泊地ジェラシュへ。到着後、ホテルにチェックイン。

                               (ジェラシュ泊)

4日目 ジェラシュ~ボスラ~ダマスカス

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本日はジェラシュの遺跡見学です。ジェラシュはヨルダン北部の都市でジェラシュ県の県都です。ジェラシュ県の風土は多様で、標高が1,100mを越える高く寒冷な山地から、標高300mほどの肥沃な谷間などがあり、農耕が盛んな地域です。

 

ジェラシュの黄金期はローマ帝国時代で、当時ここはゲラサと呼ばれていました。今では世界中のローマ帝国地方遺跡の中で最も保存状態の良い遺跡の一つとして広く知られています。

 

何世紀もの間、砂に埋もれていましたが、この70年で発掘され復元作業が行われてきたジェラシュは、中東全域で見られる壮麗で格式ばった地方におけるローマ帝国主義をよく表しています。ジェラシュは実はペトラと同じくらい人気の観光地なのですが、日本人にはあまり認知されていないところです。

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ジェラシュ見学後、ヨルダンを出てシリアの街ボスラへ。街で昼食をとりボスラの世界遺産円形競技場を見に行きました。ボスラはナバテア人が造った街で、後にローマの支配下に入り多数の神殿が造られました。

 

ボスラには紀元後2世紀に造られたローマ劇場がほぼ完全な状態で残っています。見学後、シリアの首都ダマスカスへ。到着後、ホテルにチェックイン。

                               (ダマスカス泊)

5日目 ダマスカス市内観光

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この日はシリアの首都ダマスカスの見学です。世界最大級のモスクの一つであるウマイヤドモスクへ。ここは世界遺産「古都ダマスカス」の一部です。

 

もとはキリスト教の洗礼者ヨハネ教会でしたが、7世紀になってダマスカスがムスリムの支配下に入り、10年の歳月を費やして敷地全体がモスクへと改装されました。このため、通常のモスクとは違いローマ建築・ビザンティン建築の様式が色濃くでいています。

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その後、聖アナニア教会へ。サウロ(のちの使徒パウロ)の改宗に立ち会ったキリスト教の司祭アナニアの家とされる建物です。地下の礼拝堂には、パウロの生涯を描いた絵画がありました。写真はアナニアがパウロに説教をしている場面のモニュメントです。

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ダマスカスのスークを見学。とにかく何でも売っている印象。まさにカオスでした。写真はスパイスを売るお店です。見たこともないスパイスがたくさんあり、スパイスの香りが全て混ざり合った独特の匂いが鼻にツンときます。まさにアラビアのバザールという感じです。

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ダマスカスの旧市街です。街の中に古代ローマ時代のアーチが残っています。アラビアンテイストな雰囲気の中にローマ時代の遺跡というのは世界的に見ても珍しいと感じました。旧市街を約2時間散策しました。その後、ホテルに戻ります。

                               (ダマスカス泊)

6日目 ダマスカス~クラック・デ・シュバリエ~ハマー~アレッポ

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この日はバスで北上しアレッポを目指します。途中、シリアに築かれた十字軍時代の代表的な城であるクラック・デ・シュバリエを見学。当時の築城技術の粋を極めたものとして評価されています。1142年から1171年まで、聖ヨハネ騎士団の拠点として使用されました。1時間半かけて散策しました。

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その後、水車で有名なハマーに立ち寄りました。ハマーはシリアの農業および工業の中心地です。ハマー県はシリアで収穫されるジャガイモとピスタチオの半分以上を生産していて、様々な野菜の生産や畜産も発達しているとのこと。北海道人の私としてはとても親近感を感じました。

 

その後、アレッポへ。到着後ホテルにチェックイン。

                                (アレッポ泊)

7日目 アレッポ~パルミラ近郊ベドウィンのテントホテル

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アレッポの見学です。アレッポはシリアの北部にある都市でトルコとの国境に近い街です。ダマスカスに次ぐシリアで第二の都市として知られています。写真は旧市街の真ん中に中世に建てられたアレッポ城です。ここの他にスークを見学しました。

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午後は砂漠と荒野のドライブです。ひたすら砂漠と荒野を走り世界遺産パルミラを目指しました。最初はどんな道を走るのか不安でしたが道路はきちんと舗装されており快適でした。本日はパルミラ近郊の砂漠にてベドウィンのテントホテルに宿泊です。

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写真はベドウィンの伝統料理マンサフです。すごいボリュームでした。肉、ナッツ、野菜がたくさんトッピングされているピラフのような料理でした。

                 (パルミラ近郊:ベドウィンのテントホテル泊)

8日目 パルミラ遺跡観光

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本日から2日間かけてパルミラ遺跡をじっくりと見学します。写真はバール神殿です。もともとはメソポタミアの女神で豊穣の神様だったそうです。レバノンのバールベック神殿でも同じ神様が祀られています。キリスト教以前の時代、この地方では最も一般的な神様だったのでしょう。

 

残念ながらこの神殿はイスラム国が破壊したとの話を聞きました。本当に、なんということをしてくれたのでしょう。一日でも早い再生を願います。

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ベル神殿です。ここはパルミラにおいて崇拝されたセム人の神ベルに捧げられ、パルミラの月神アグリボールと太陽神ヤルヒボールとともに三位神としてパルミラの信仰生活の中心として造られました。パルミラで最も保存状態が良い遺跡とされています。ここもイスラム国が破壊したようです。再生を祈ります。

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ホテルに戻り夕食を食べた後、パルミラ遺跡のライトアップを見に行きました。写真はベル神殿のライトアップです。この遺跡のライトアップが最も印象に残っています。古代遺跡というのは不思議なのもので、光を当てるだけでどうしてこんなに幻想的に見えるのでしょうか。

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パルミラでの宿泊ホテル、ゼノビアホテルです。砂漠の真ん中に位置していますが清潔感のある内装で、バス・トイレ完備です。お湯もしっかり出ます。人間の文明というものはすごいものです。

                        (パルミラ:ゼノビアホテル泊)

9日目 パルミラ遺跡観光

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引き続きパルミラ遺跡内の観光です。博物館に展示しているパルミラの出土品を見学しました。パルミラ遺跡敷地内のレストランで遺跡の絶景を見ながら昼食をとりました。

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夕刻、丘の上に上りパルミラの全景を見学しました。遠目になりましたが遺跡群がゆっくりと夕日に照らされていく姿はとても幻想的でした。その後ホテルに戻ります。

                                (パルミラ泊)

10、11日目 パルミラ~ダマスカス~セントレア

朝パルミラを後にし一路ダマスカスへ。国際線に無事チェックイン。その後帰国となりました。

                                  (機中泊)

 

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ドイツ東部ザクセン地方と周辺の旅(2008年10月)

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回はドイツ東部ザクセン地方と周辺の旅です。首都ベルリンからポツダム宣言が採択されたポツダム、そして陶器の町マイセンを通り中世の町並みが色濃く残るドレスデンの街に滞在、その後はゲーテ街道を南下し近代憲法の街ワイマール城などを見学してきました。

 

華やかな印象の西ドイツとはまったく違った魅力のあるドイツの本来の文化や歴史に触れる旅となりました。

 

1日目 成田~ベルリン

成田よるルフトハンザ・ドイツ航空にてベルリンへ。到着後、ホテルにチェックイン。

                                (ベルリン泊)

2日目 ベルリン~ポツダム~ベルリン

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午前、まずはポツダムの町から観光スタート。ポツダムはベルリン郊外に位置しており約1時間の移動です。上の写真はツェツィーリエンホーフ宮殿です。1917年に当時皇太子であったヴィルヘルム・フォン・プロイセンのために建築された宮殿です。

 

日本ではポツダム会談が開かれた場所として有名になっています。1990年に、宮殿の建物および庭園は「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」の1つとしてユネスコの世界遺産に登録されており、宮殿の一部はホテルとしても利用されています。

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ここはサン・スーシ宮殿です。この宮殿は平屋建てで装飾面が比較的少なく、外装はフランスのヴェルサイユ宮殿と比べるとやや簡素です。屋根は青、壁はウィーンのシェーンブルン宮殿やヴェルサイユの小トリアノンと同じく明るい黄色に塗られているのだとか。

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サン・スーシ宮殿の庭園です。6段に連なるテラスが展開し、その左右に整然と列をなす並木群が植えられています。庭園は直角に交差する散歩道を有しており、樹木や彫像が左右対称に配されています。

 

これはヴェルサイユ宮殿の庭園に代表される平面幾何学的庭園、いわゆるフランス・バロック庭園様式の特徴です。サン・スーシ宮殿の見どころは実はこの庭園で、ゆっくり1時間かけて散策しました。

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ポツダムの見学後、市内レストランで昼食をとり午後はベルリンに戻りました。まずはブランデンブルク門の見学です。ブランデンブルク門はドイツ・ベルリンのシンボルとされていて、正面部はパリ広場の東に面しており、ミッテ区に属しています。高さ26m、幅65.5m、奥行き11mの砂岩でできた古典主義様式の門です。

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上の写真がベルリンの壁です。冷戦の真っただ中にあった1961年8月13日にドイツ民主主義共和国(旧東ドイツ)政府によって建設された、西ベルリンを包囲する壁です。1989年11月10日に破壊され、1990年10日3日に東西ドイツが再統一されました。

 

実物を見るとこんなに薄くて低い壁だったんだと驚きました。そしてベルリンの壁の破片はお土産として売られています。私も購入し未だに自宅にベルリンの壁が。。。確か日本円で600円くらいで買いました。

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その後近代美術館へ。ベルリンの壁を用いたアートが印象的でした。

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夕食は伝統的なドイツ料理のレストランにてベルリン名物のアイスバインです。豚肉(塩漬けの豚すね肉)を、玉ねぎ、セロリなどの香味野菜やグローブなどの香辛料と共に数時間煮込んで作るそうです。ザワークラウトとジャガイモと共にサービスされました。すごい量でした。

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夕食後、地下鉄に乗り市内を少し歩くことにしました。写真はカイザー・ヴェルヘイム記念教会です。1943年11月23日のベルリン大空襲で破壊されましたが、最低限の修復が施され崩れたままの状態で保存されています。広島市の原爆ドームと同様、ベルリンの空襲の悲惨さを今に伝えている教会です。

                                (ベルリン泊)

3日目 ベルリン 自由行動

この日は終日自由行動でした。私は希望の方とペルガモン博物館を訪ねその後、シュプレー川沿いを歩き大聖堂を見学、ホテル最寄りのアレクサンダー広場でのイベントでソーセージを食べたりビールを飲んだりしてのんびりと過ごしました。

                                (ベルリン泊)

4日目 ベルリン~アイゼナハ~マイセン~ドレスデン

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午前ベルリンを出発し、有名な音楽家バッハの故郷アイゼナハへ。ベルリンから約1時間半で到着となりました。ヨハン・セバスティアン・バッハは18世紀のドイツで活躍した作曲家・音楽家でバロック音楽の重要な作曲家の一人です。

 

日本の音楽教育では「音楽の父」と称されています。アイゼナハの街を約1時間散策しました。

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旧市街を散策後、市内のレストランで昼食です。この日のレストランはなんと文豪ゲーテの代表作ファウストに登場するレストランです。レストランの入口にはファウストと悪魔をイメージしたであろう像がつくられており写真を撮る人がたくさんいました。

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レストランは地下にありました。とても雰囲気があり中世の小説にでてきてもおかしくない、むしろ当時をそのままとどめているという感じでした。

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料理の味はまさに「伝統的」でドイツの昔ながらの味付けは噂通りの塩辛さでした。慣れたら平気なのですが、最初は大変です。。。

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午後、マイセンの陶器工房に立ち寄りました。当時東洋(中国の景徳鎮がオリジナル)からもたらされた白磁は、17世紀頃の西洋社会では憧れの芸術品だったようです。各国が競ってその製造開発に乗り出し、ザクセン選帝侯兼ポーランド王のアウグスト2世も錬金術師ヨハン・フリードリッピ・ベトガーを幽閉し白磁を作るよう命じました。

ベトガーは物理学者、数学者、哲学者エーレンフリート・ヴァルター・フォン・チルンハウスらの協力を得て、1709年にザクセン・フォークラント地方のアウエ鉱山のカオリンを原料とした白磁の製造に成功したのです。

 

アウグスト2世はこれに大満足し、西洋磁器の歴史の幕が開けたと言われています。マイセンでは製造過程を見学し買い物も楽しみました。

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ドイツ連邦共和国ザクセン州の州都、ドレスデンに到着しました。エルベ川の谷間に位置している都市で旧市街はとても重厚な雰囲気を持つ街です。写真は世界最大のパズルと言われているフラウエン教会です。

 

爆撃により完全に崩壊してしまいましたが、東西統一後、多くの人の支援と働きで現在の姿にまで蘇りました。宿泊はフラウエン教会かた徒歩5分の位置のヒルトンです。

                          (ドレスデン:ヒルトン泊)

5日目 ドレスデン市内観光

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午前、徒歩でドレスデン旧市街の観光です。ホテルから王宮側に歩いていくと、アウグスト通り沿いに高さ8m、全長約100mの外壁の壁画「君主の行列」がありました。2万4千枚以上のマイセン磁器タイルが仕様され歴代35人のザクセン君主が描かれています。ネオ・ルネッサンス様式の城の壁画です。

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ドレスデンは街全体がとても重厚な印象です。建物一つ一つがずっしりとしていて建物のレリーフも素晴らしく精巧なつくりです。 ツヴィンガー宮殿やゼンパーオペラをその後見学し街を約2時間歩きました。

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【ツヴィンガー宮殿(イメージ)】

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【ゼンパーオペラ(イメージ)】

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上の写真はエルベ川の景色です。しかし川に建設されたワルトシュレスヘン橋が景観を損なわせるとして、ユネスコの世界遺産リストから抹消されてしまいました。

 

とても残念ですが、ドレスデン旧市街からは引き続き素晴らしい景色を楽しむことができます。午後は自由行動。各自旧市街の散策を楽しみました。

                               (ドレスデン泊)

7日目 ドレスデン~ケーニヒシュタイン~ザクセン・スイス国立公園

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午前、バスでケーニヒシュタインの要塞へ。入口から専用の車に乗り換え丘を上がっていきまうここはかつて牢獄としても使われた歴史があり、マイセン陶磁器を開発したベドガーなども囚われていた要塞です。

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標高361mの地点に立ち、ここからザクセン・スイス国立公園の展望が本来は抜群です。残念ながら天気が悪く景色は見えませんでしたが、約2時間かけてしっかり敷地内を見学しました。見学後、ザクセンスイス国立公園へ。               

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ドレスデンから約1時間半の移動するとザクセンスイス国立公園に到着します。エルベ川を遡ると、切り立つ岩山が川の両側に迫り岩峰が連なるザクセン・スイス国立公園へと入っていきます。

 

長い年月を経た浸食作用により誕生した100mを越える断崖絶壁が訪ねる観光客を圧倒します。上の写真はハイライトのバスタイ橋です。奇岩の中に造られた石橋です。ザクセン・スイスでは現地到着後、まずは昼食をとり午後のんびりとバスタイ橋までの散策を楽しみました。ザクセン・スイス見学後、ドレスデンに戻り休憩と自由行動。

                               (ドレスデン泊)

8日目 ドレスデン~~ザイフェン~ワイマール

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 この日はワイマールへの移動です。途中ザイフェン村に立ち寄りました。ザイフェンはドレスデンから南に50kmの距離にありチェコとの国境近くのエルツ山岳地帯に位置しています。

 

夏は山岳リゾート、冬はスキー客で賑わう田舎町ですが、この町が一番賑わうのはクリスマス前です。「おもちゃの町」として名高いザイフェンのメインストリートには世界中から観光客が訪れます。

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彼らのお目当てはこの村で何百年も前からつくられているクリスマスツリーに飾る木製のオーナメントやくるみ割り人形、窓辺を飾るロウソク立てや天使のミニチュアなどです。かわいらしいおもちゃがたくさんありました。

 

ザイフェン見学後、一路ワイマールへ。到着後ホテルにチェックイン。

                               (ワイマール泊)

9日目 ワイマール市内観光

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この日はワイマールの市内観光を楽しみました。ワイマールは13世紀につくられた街でゲーテ、シラーなどにより当時のドイツ古典主義文化が花開いた地です。作曲家のバッハ、リストなどの多くの文化人が集まりました。

 

写真はシラーハウスです。シラーは晩年ここで3年間暮らしました。ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・シラーはドイツの詩人、思想家、劇作家でゲーテの親友でした。ゲーテのファウストが完成できたのはシラーの励ましがあったからなのだとか。

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ワイマールは第一次正解大戦後の1919年に民主憲法の制定会議が行われ、関連の建造物が多く残る街全体が世界遺産に登録されています。上の写真は国民劇場です。ゲーテとシラーの像が建っています。旧市街はこじんまりとしており半日で歩ける程度です。約2時間の散策を楽しみました。

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午後は自由行動となりました。私は希望者と引き続き旧市街を歩いたり国立博物館に入ったりしホテルに戻りました。

                               (ワイマール泊)

10日目 ワイマール~ヴァルツブルグ城~フルダ

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この日は世界遺産ヴァルツブルグ城へ。入口から専用車両で丘を登っていきます。ヴァルツブルグ城はアイゼナハ市街の南郊の丘にあります。11世紀にルートビッヒ王が建設したといわれ、中世の詩作や騎士の恋愛歌(ミンネサング)の歌合戦の中心地となり、ルターが新約聖書を翻訳した場所です。

f:id:life-as-a-guide:20210709111530j:plain ここがルターが新約聖書を翻訳した場所と言われています。ゆかりのある部屋がいくつもありガイドツアーで見学ができました。ここから宗教改革がはじまりました。歴史の教科書でしか学んだことがなかった宗教改革の起源が見られて感激しました。

 

見学後、本日宿泊のフルダへ。到着後、ホテルにチェックイン。宿泊ホテルはゲーテが宿泊したと言われる「ゴルドナー・カルプフェン」です。

11日目、12日目 フルダ~フランクフルト~成田

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司教区教会

今回の旅行の最終日はフルダの観光からスタートしました。フルダはヘッセン州に属しブラン管の発明でしられるカール・フェルディナント・ブラウンの出生地として知られています。

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【大聖堂】

フルダの旧市街を散策し一路フランクフルトへ。国際線の出発まで時間があったため市内にて少しの間自由行動時間をつくりました。その後空港へ移動。日をまたいで帰国となりました。

                                  (機中泊)

 

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バルト三国街歩きの旅(2008年9月)

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回はバルト三国の旅です。バルト三国は実際行って見ないとその良さが伝わらない国々だと感じました。三国を同じような国だと見られがちですが、実は全然違って、街の雰囲気、建築スタイル等全然違います。

 

例えば、北からエストニアはスウェーデンの影響が強く残っていて街並みは華やかで明るい印象、ラトビアはドイツのハンザ同盟都市だったため、街並みは重厚です。そして一番南のリトアニアはポーランドに近く影響されていたため、街並みは素朴で静かな雰囲気です。

 

今回は各国の首都を中心に自由行動の時間もたっぷりとって街歩きを楽しんできました。バルト三国はおすすめの観光地です。是非訪ねてみて下さい!

 

1日目 成田~ヘルシンキ~ヴィリニュス

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【ヴィリニュス旧市街】

午前、成田空港からフィンランド航空にてヘルシンキ経由でリトアニアの首都ヴィリニュスへ。到着後、ホテルにチェックイン。

                        (ヴィリニュス:ナリティス泊)

2日目 ヴィリニュス市内観光

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【ウジュヴィス共和国】

朝、ヴィリニュス市内にあるウジュビス共和国へ。素朴な雰囲気が印象的でした。一度ホテルに戻り朝食後、御膳まず向かったのは新市街の聖ペテロ&聖パウロ教会です。内部は2000以上の漆喰彫刻で埋め尽くされていました。

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【聖ペテロ&聖パウロ教会】 

その後、聖アンナ教会付近でバスを降り旧市街の見学へ。聖アンナ教会は皇帝ナポレオンが「我が手に収めてフランスに持ち帰りたい」と語った教会らしいです。

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 【聖アンナ教会】 

その後、ヴィリニュスらしい落ち着いた路地を通ってヴィリニュス大学、大統領官邸と見学し大聖堂へ。クラシック様式の白亜の大聖堂は他のヨーロッパの多くの大聖堂とは異なる風貌でした。また大聖堂前には「人間の鎖」の出発点がありました。

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【大聖堂】 

人間の鎖は、1989年8月23日に当時ソビエト連邦の支配下にあったバルト三国が独立運動の一環として行ったデモンストレーションです。今ではここで目を瞑って3回回ると願いがかなうと言う伝説があるのだとか。

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【人間の鎖の出発点】 

その後、ケーブルカーでゲディミナス城にのぼり、ヴィリニュス市街を一望しました。その後、バスで夜明けの門へ。病を治す奇跡で人々に信仰されている聖母のイコンを見学し昼食レストランへ。

f:id:life-as-a-guide:20210707212650j:plain 昼食は14世紀の修道院を改装したレストランにてリトアニア風水餃子「コルドゥーナイ」を食べました。

 

午後はヴィリニュスの郊外にあるトラカイへ。トラカイにはヴィタウタス大公がクリミア半島から傭兵として連れてきたカライメ人の家が並んでいました。通りに面する窓が三つあるのが特徴です。

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【トラカイ城】 

トラカイ城の中は当時の暮らしぶりがわかる博物館になっていました。王の寝室や会議室、武器の間などを見学しました。その後、ホテルに戻りました。

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                              (ヴィリニュス泊)

3日目 ヴィリニュス~カウナス~十字架の丘~リガ

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【旧市庁舎】

午前、リトアニアの第二の都市カウナスへ。まずは日本のシンドラーと呼ばれる杉原千畝氏の記念館(旧日本領事館)へ。カウナスや杉原氏に関する動画を見たり杉原氏が日本国の指示に背きユダヤ人にビザを発行し続けた教務室を見学しました。

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 【旧日本領事館と杉原地畝氏の執務室】

その後カウナス旧市街の散策へ。14世紀にドイツ騎士団に対抗するために建てられたカウナス城や白鳥の姿に例えられる旧市庁舎、ネムナス川、ベルク―ナスの家やヴィタウタス教会、大聖堂を見学し昼食は旧市街のレストランにて。ビーツの冷製スープや汽船の形をしたツェッペリーナイというリトアニアの郷土料理を食べました。

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午後、民族の祈りと悲しみの象徴である十字架の丘に立ち寄りリトアニアとラトビアの国境を越え、首都リガへ。到着後、ホテルにチェックイン。

f:id:life-as-a-guide:20210707213954j:plain【リガ旧市街】       

                     (リガ:ラディソン・BLU・リゼネ泊)

4日目 リガ市内観光

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【新市街:ユーゲントシュティール】

午前、まずは新市街のユーゲントシュティール(アールヌーボー)建築が集まる地区へ。映画監督として有名なセルゲイ・エイゼンシュタインの父親であるミハイル・エイゼンシュタインの作品が数多く見られました。

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【リーヴ広場】

その後、旧市街へ。自由記念碑、リーヴ広場、大聖堂、付属修道院、リガ城の順番で見学しました。現在大統領官邸であるリガ城内の歴史博物館では石器時代の生活道具や民族衣装、そして現代ラトビアの暮らしぶりがわかる品々が展示されておりました。

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その後、三人兄弟、聖ヤコブ教会、国会議事堂、スウェーデン門、火薬塔、猫の家と見学しリーヴ広場のレストランにて名物カプス・ティテニ(ロールキャベツ)を楽しみました。

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【三人兄弟】 

午後は引き続き旧市街の見学です。ブラックヘッドのギルド、聖ペテロ教会、教会前のブレーメンの音楽隊のモニュメント、聖ヨハネ教会、ヤニスの中庭を見学しました。

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【ブラックヘッドのギルド】

高さ123.25mの聖ペテロ教会ではエレベーターで鐘楼に上り、街のパノラマ景色を見学しました。その後は自由行動。

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【聖ペテロ教会からのリガの景色とダウガヴァ川】

                                  (リガ泊)

5日目 リガ 自由行動

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この日は終日自由行動でした。私は希望者と一緒に運河クルーズへ。街歩きとは違った目線で街を見学しました。その後、自由記念碑近くのレストランで早めの昼食をとり、午後はトラムに乗り中央市場へ。

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【中央市場】 

クッキーやチョコレート、ブラックバルザムなど、掘り出し物を探しながら買い物を楽しみました。夕刻、大聖堂のパイプオルガンのコンサートへ。その後、訪れた夕食レストランでは加藤登紀子さんの名曲「百万本のバラ」の素晴らしいBGMが。

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実はこの曲はラトヴィア生まれの曲だったのです。どこか物悲しいメロディーはラトヴィア苦難の歴史を感じさせるものでした。

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                                  (リガ泊)

6日目 リガ~パルヌ~タリン

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【パルヌ】

この日はエストニアの首都タリンへ。途中ラトヴィアとエストニアの国境を越え、エストニアの夏の都パルヌに立ち寄りました。昼食は帝政ロシア時代の別荘「アメンデ・ヴィラ」にて。美しい内装とおいしい料理を楽しみました。

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【アメンデ・ヴィラ】

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午後は旧市街の見学です。城壁の塔であったレッドタワーと18世紀に女帝エリザベートにより建てられたエリザベート教会、タリン門を見学しバスに戻ります。その後、一路タリンを目指しました。

 

タリン到着後、ホテルにチェックイン。夕食後、希望の方と一緒にホテルの24階のバーに行きました。旧市街が一望できる景色は最高でした。

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                    (タリン:ラディソン・BLU・タリン泊)

7日目 タリン市内観光

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【歌の原】

この日は終日タリンの市内観光です。まずは歌の祭典が行われる「歌の原」へ。祭典時にはここが10万人以上の人で埋め尽くされるのです。また国民と同じ視点で舞台を見守る作詞家であり指揮者であるGustan Ernesaksの像が印象的でした。

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【山の手地区からの景色】

旧市街は山手地区から見学をスタートしました。トームペア城、ロシア正教会のアレクサンドル・ネフスキー教会、2つの展望台、長い足通り、短い足通りを通り下町へ。

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【アレクサンドル・ネフスキー教会】

ラエコヤ(市庁舎)広場、市議会薬局、ブラックヘッドのギルド、カレリーナの小道、セーターの壁を通り旧市街のレストランにて昼食。午後は自由行動となりました。

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私はタリンカードを購入しミニ機関車に乗り旧市街を一周しました。その後、聖オレフ教会の257段の螺旋階段を登り旧市街のパノラマ景色を楽しみました。その後スーパーに立ち寄りホテルに戻りました。

 

夕食は皆さん一緒にレストラン「スリーシスターズ」にて。ここは2007年に上皇皇后両陛下が「エンペラーディナー」を召し上がった場所です。食後、両陛下が宿泊されたピアノ・スウィートルームも特別に見学させてもらいました。

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【スリーシスターズ】   

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                                 (タリン泊)

8日目 タリン 自由行動

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【ヴィル門】

終日自由行動日です。私は希望の方とタリンカードを利用しヴィル門近くから出発する日本語ガイド付きのシティーツアーブルーラインに乗り野外博物館へ行きました。

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ここは17~18世紀の各地方の農家を移築し公開しているところで、伝統的な農村の様子を見る事ができました。見学後、旧市街に戻り市内のレストランにて昼食、午後は再びヴィル門近くへ移動。そこから一般のトラムに乗りタリンの東2kmの位置にあるガドリオルグ宮殿と庭園へ。

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ここはロシアのピョートル大帝が2人目の妃・エカテリーナのために建てた宮殿です。しかしピョートル大帝はこの宮殿の完成後2年後に亡くなってしまい大帝と妃の2人がこの宮殿を使うことはありませんでした。

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現在この宮殿は国立美術館として利用されており、天井画が綺麗なメインホール、フランドル美術などを見学しました。見学後、シティーツアーレッドラインに乗り旧市街に戻りました。その後、ホテルに戻ります。夕食は全員揃ってタリンで一番と定評がある「Gloria」にて。

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                                 (タリン泊)

9日目、10日目 タリン~ヘルシンキ~成田

午前、自由行動。希望者とシティーツアーグリーンラインに乗り東郊外の緑豊かなピリタ地区をバスの車窓から見学しました。午後、いよいよ帰国の途へ。タリンからヘルシンキ経由で成田空港へ。お疲れ様でした!

                                  (機中泊)

 

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アラスカ 夏の大自然満喫の旅(2008年7月)

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回は夏のアラスカの旅です。広大な自然を満喫してきました。北海道に住む私は正直最初はアラスカの大自然にそれほど期待はしていませんでしたが、行って見てびっくり。北海道とは規模が全然違いました。

 

雄大な自然、野生動物の出会いがすごく印象的な忘れられない旅となりました。

1日目 成田~アンカレッジ

 

JAL直行便にてアラスカへ出発。約6時間30分のフライトでアンカレッジに到着しました。着後、アンカレッジの簡単な市内観光を楽しみました。水上飛行機の発着所、地震公園、レゾリューション公園、サケが集まるシープ・クリーク、アンカレッジ駅、ヘリテージセンター等を訪ねました。その後、ホテルへチェックイン。

                      (アンカレッジ:ヒルトンホテル泊)

2日目 アンカレッジ~スワード

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午前、スワードハイウェイを走りスワードへ。着後、キーナイ・フィヨルドクルーズに乗船し、スワードを出港。途中、イルカやクジラ、アシカ、パフィンなどの海洋動物を見る事ができました。

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折り返し地点のアイアクリック氷河の迫力は素晴らしかったです。氷河崩落の瞬間も見ることができました。夕食は港近くのレストランにて。

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                    (スワード:ウィンドソング・ロッジ泊)

3日目 スワード滞在

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午前、バスにてイグジット氷河へ。氷河のすぐ横まで行くことが出来る珍しい氷河です。港近くのレストランで昼食を食べ、午後は自由行動となりました。

f:id:life-as-a-guide:20210706222704j:plain 私は希望者とアラスカ鉄道の南の終着駅を見学し、徒歩で町へ移動しました。町では水族館に入ったりダウンタウンの散策を楽しみスーパーで買い物もしました。

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                                (スワード泊)

4日目 スワード~アンカレッジ~パーマー~タルキートナ

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午前、スワードハイウェイを北上しアンカレッジへ。昼食を市内レストランで済ませ午後はジョージ・パークスハイウェイを北上し植村直己さんゆかりのタルキートナを目指しました。

 

途中、パーマーに立ち寄り巨大農作物の写真や農具の展示を見学しました。その後タルキートナのホテルにチェックイン。

              (タルキートナ:マッキンリー・プリンセスロッジ泊)

5日目 タルキートナ~デナリ

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午前、ロッジからシャトルバスにてタルキートナの鉄道駅へ。タルキートナでは植村直巳さんが最後に泊まったラティテュード62を見学し駅に戻りました。

 

その後、アラスカ鉄道に乗車。途中、最大の難所のハリケーン渓谷を越えてデナリ国立公園へ。アラスカの大自然の景観を展望車から楽しみました。昼食は鉄道内の食堂車にて。デナリ国立公園駅に到着後、シャトルバスにてデナリ・プリンセスロッジへ。

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列車が進むにつれて森林限界を越えていきます。

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                    (デナリ:デナリ・プリンセスロッジ泊)

6日目 デナリ滞在

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早朝、ツンドラウィルダネスツアーに参加しました。ドライバーガイドがデナリ国立公園を案内してくれました。途中、リンクス、子連れのヒグマ、カリブー、ドールシープなどの野生動物と出会いました。

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折り返し地点ではマッキンリーが綺麗に見ることができました。ツアー終了後、ロッジに戻り昼食。午後は自由行動です。マッキンリーへの遊覧飛行、ラフティングなどお客様は楽しんでいました。私は希望者とホースシューレイクのハイキングへ。

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ホースシューレイクでムースに出会いました。

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                                 (デナリ泊)

7日目 デナリ~グレナレン

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この日はデナリを出発し1957年に開通したデナリハイウェイを走ります。手つかずの大自然のドライブと野生のブルーベリー摘みを楽しみました。

 

途中、スシタナ川の橋付近で写真ストップ。昼食はパクソンにて。その後、アラスカで一番古いリチャードソンハイウェイを南下しグレナレンへ。途中、アラスカを縦断するパイプラインも見ることができました。

                        (グレナレン:カリブーホテル)

8日目 グレナレン~アンカレッジ~キングサーモン

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グレナレンからこの日はグレンハイウェイを走ります。後方に美しいランゲル山脈が見えました。チュガッチ山脈に沿って走り、マタヌスカ氷河の展望ポイントに立ち寄りました。

 

昼食はアンカレッジにて食べ、午後はアンカレッジの空港へ。国内線にてカトマイ国立公園の玄関口キングサーモンへ。着後、送迎バンにてホテルへ。

                   (キングサーモン:キングサーモンイン泊)

 

9日目 キングサーモン~カトマイ

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早朝送迎バスにて水上飛行機の発着所へ。水上飛行機に分乗しカトマイ国立公園に向かいました。到着後、早速クマのお出迎えにびっくり。レンジャーからのレクチャーと日本語のビデオを見て散策に出発。

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折り返し地点ではクマが鮭を獲る姿を見ることができました。夕刻水上飛行機でキングサーモンに戻りました。

                             (キングサーモン泊)

10日目 キングサーモン~アンカレッジ

朝、ホテルを出発し国内線にてアンカレッジへ。アンカレッジ市内のレストランにて昼食後、午後は自由行動です。ダウンタウンで買い物タイムとなりました。ツアー最後の夕食はグループ全員で日本食レストランにて。

                        (アンカレッジ:シェラトン泊)

 

11日目、12日目 アンカレッジ~成田

アンカレッジよりJAL直行便にて成田空港へ。お疲れ様でした!

 

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ゴールデンレーズンとは? 実はダイエットや生活習慣病予防最強の味方でした

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

最近、こつこつと過去の海外添乗の想い出をブログ化しており世界史やら世界地理やらの復習をしていました。そんな中、先日当時ウズベキスタンで日本語ガイドをしてくれたガイドさんからメッセージが届き、ウズベキスタンの「ゴールデンレーズン」を日本で売ってくれない?との内容です。

 

ウズベキスタンってどこ?現地に何があるの?と思ったら以下見てみて下さい。

www.lifeasaguide.info

 

ところで・・・ゴールデンレーズン?何?

 

というところからはじまりましたが、この際だからといろいろ調べてみました。そしたらなんと!レーズンってすごいではないですか!何かと生活習慣病が気になりはじめた中年の私にとってうれしい効能ばかり!しかも、ダイエットにも良いと!

 

これは食べるしかない!しかも、さらに!

 

ウズベキスタンは果物王国でドライフルーツ作りには最適な気候ということもわかりました。こんな素晴らしい食べ物を何故現地でたくさん食べなかったんだ!といまさらになって後悔しています。今回私が調べた情報をあなたと情報共有させていただきます。

 

 

ゴールデンレーズンとは何?

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レーズンと言えば干しブドウのことで、知らない人はいないでしょう。レーズンの歴史は古く紀元前13世紀頃、地中海東岸から西アジアに住んでいたフェニキア人やアルメニア人がレーズンをつくっていたと記録されているようです。

 

レーズンには、我々の体の健康を維持するために重要なミネラル分がたっぷりと詰まっており、果糖やブドウ糖が効率の良いエネルギー源になることから古くから貴重な食べ物として引き継がれてきました。

 

レーズンと言っても種類があり大きくわけてブラックレーズン、グリーンレーズン、そしてゴールデンレーズンがあります。これらは葡萄の種類によって色が異なることからそう呼ばれています。

 

例えばブラックレーズンの代表はアメリカのカリフォルニア産で、濃厚な味わいと噛みごたえのある食感で知られています。そしてグリーンレーズンは中国の新疆ウイグル地区(トルファン)が有名でりんごのような香りやさっぱりと酸味のある味わいが特徴です。

 

それではゴールデンレーズンといえばどこが有名かというと昔から知られているのがトルコのサルタナ種という葡萄からつくられるもの、そしてオーストラリア産も有名です。ゴールデンレーズンの特徴は味も硬さも他のレーズンに比べバランスがとれていて優しい味わいと言われています。

 

それではウズベキスタンのゴールデンレーズンはどうなの?というと、まず見た目が鮮やかで美しく、トルコ産、オーストラリア産に比べ明るい色が特徴的です。まさに黄金色、光の当たり方によって宝石のように見えるから驚きです。

 

ウズベキスタンのゴールデンレーズンは大粒で渋みが少なく、柑橘類のような爽やかな味わいで、ウズベキスタン独自の「サヤキ」という方法でつくられるため、食感はふっくらとジューシーなのです。

 

是非、食べてみて下さい!

レーズンはダイエットの味方、しかも美肌効果があるらしい!

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レーズンはよくダイエット食として登場しますが、結局甘味が凝縮しているため効果はないだろうと私は思っていましたが、実はしっかりと効果があることが今回調べていてわかりました。

 

レーズンには食物繊維が多く含まれるため少量の摂取でもお腹の中で膨れ腹持ちが良くなります。そして適度な歯ごたえもあるため噛むことで脳に満足感をあたえ食べ過ぎを防ぐことができます。さらにはレーズンに含まれるブドウ糖はコレステロールがゼロで脂肪になりにくいのです。

 

まとめると、レーズンには適量を摂取することによって以下のような素晴らしい効果が期待できるのです。

1.甘味があるがコレステロールはゼロ

2.食物繊維が豊富なため便秘改善に良い

3.レーズンに含まれる酒石酸が疲労回復に効果がある

4.免疫力を上げる効果がある

5.鉄分が豊富に含まれ貧血や鉄欠乏症に良い

6.レーズンのブドウ糖は脂肪になりにくくエネルギーとして消費しされやすい

 

食べ過ぎると太りますがどうやら体に良さそうです。私も経験がありますが、ダイエット中、食事制限や絶食をすると、エネルギー不足からフラフラしたり脳が働かなくなったりしますが、レーズンを適量食べることによって改善しています。

 

以下は女性にうれしいと思われるレーズンの効能です。

1.不足しがちなカリウム、カルシウム、マグネシウムが豊富

2.レーズンに含まれるポリフェノールにはアンチエイジング効果、美肌効果あり

3.成長ホルモンの分泌が促されバストアップ効果が期待できる

4.レーズンに含まれるカリウムが体内の水分量を調整するためむくみ解消になる

中年のおじさんこそレーズンを食べよう!

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中年のおじさんの私にとって、もちろんダイエットをし体重を適正にすることは重要ですが、それよりも年齢的に生活習慣病予防に関心がありました。

 

どうせなら体重を減らしつつ、疲れ切った内臓を綺麗にしたいなと思い調べてみたら、なんと!レーズンには以下のような効果が期待できるのです。おじさんこそレーズンを摂取すべきだと実感しました。

 

1.レーズンの抗酸化が、がんや心臓疾患、糖尿病を予防する

2.レーズンに含まれるカリウムが体内のナトリウム排出を促すため、塩分の摂りすぎによる高血圧症、脳卒中や心筋梗塞などのリスクを軽減する

3.カリウムが利尿作用を促すため体内の尿酸を排出(高尿酸血症、痛風予防)

 

ドライフルーツ王国ウズベキスタンとレーズン

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【ウズベキスタン:古都ヒワの旧市街】

それでは、なぜウズベキスタンのゴールデンレーズンが高品質なのかを説明していきます。ウズベキスタンのゴールデンレーズンの品質が良いのはウズベキスタンならではの気候と独自の乾燥製法によるためです。

 

ウズベキスタンの気候

ウズベキスタンは日照時間が非常に長く、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴です。また降水量が少ないためブドウの栽培に適していいることと、ドライフルーツ作りにも最適だと言われています。

 

ウズベキスタン独自のドライフルーツ製法「サヤキ」

「サヤキ」とウズベキスタンの独自のドライフルーツ製法で日陰で干すという意味があります。サヤキは通常のドライフルーツの乾燥方法とは違い、日陰で約3ヵ月房つきのまま乾燥させてつくる方法で、じっくりと乾燥させるためレーズンの皮が固くなりすぎずふっくらとジューシーなレーズンが完成するのです。ン

そしてゴールデンレーズンはブドウが熟したタイミングで、一房ずつ手摘みされ、吊るしながら丁寧に日陰で天日干しされたものなのです。徐々に乾燥させながら、じっくり糖度を上げていくため、レーズンにはブドウ本来の甘さが閉じ込められます。

 

サヤキ製法でつくられたレーズンは手間暇がかかる分、高品質なレーズンになるため、ウズベキスタンでも高級ドライフルーツとして珍重されています。

 

おいしいレーズンを食べて体調を整えよう!

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今回ウズベキスタンのゴールデンレーズンについて調べてみました。レーズンは、好きな人ならつい食べ過ぎてしまうという問題もありますが、適量を摂取していればあなたの身体にとって多くのメリットがあると言えそうです。

 

今回はウズベキスタンの高品質ゴールデンレーズンを紹介しましたが、いろいろな種類、国のレーズンを食べ比べてみるのも楽しいですね。料理に加えたりそのまま食べたり、レーズンは飽きがこないよう食べ方にも工夫ができそうです。

 

今後ウズベキスタンのゴールデンレーズンの販売も視野に入れつつ、もう少し日本のドライフルーツ事情について勉強を続けたいと考えています。この記事でウズベキスタンの国と食べ物に少しでも興味をもっていただければ幸いです。

 

ウズベキスタンってどこ?現地に何があるの?と思ったら以下見てみて下さい。

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是非、食べてみて下さい!


 

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スコットランドとイングランドの旅(2008年6月)

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回は英国スコットランドとイングランド旅です。添乗足経験3年目にしてついに念願の英国添乗に出る事ができました。英国は学生時代にホームステイをしたケンブリッジがあり、私の人生初の外国ということで、かなり思い入れのある国です。

 

ロンドン、シェイクスピアの生まれ故郷があるコッツウォルズ、ピーターラビットの湖水地方、スコットランドの重厚な街エディンバラなどみどころ豊富な英国の旅をご紹介します。

 

1日目 成田~ロンドン

成田空港からヴァージン・アトランティック航空にてロンドンへ。到着後ホテルにチェックイン。

                                (ロンドン泊)

2日目 ロンドン~ストラトフォード・アポン・エイボン

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【ビックベン】

午前、ロンドンの市内観光です。エリザベス女王陛下の宮殿、バッキンガム宮殿や、ビックベンの愛称で知られる国会議事堂、ウエストミニスター寺院等車窓をメインに観光をしました。

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【バッキンガム宮殿】

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【ウエストミニスター寺院】 

市内を車窓見学し、大英博物館へ。

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大英博物館は、世界最大級の博物館として知られ、世界中の美術品や書籍、考古学的遺物や標本、硬貨や工芸品などの約800万点が収蔵されていると言われています。1日もしくはそれ以下で全てをしっかり見学することは不可能なため、今回のツアーではエジプトコレクションに焦点をあてて見学をしました。

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【大英博物館:ロゼッタストーン】 

ロゼッタストーンです。エジプトのロゼッタで1799年に発見された石版で、石に書かれた碑文は古代エジプト語のヒエログリフと民衆文字・デモティック、ギリシア文字の三種類の文字で記述されています。

 

この石の存在がヒエログリフ解読の鍵となったと言われるエジプト考古学史上最も重要な発見物とされています。ロゼッタストーン以外にも、ラムセス二世の巨像やミイラの展示に代表されるエジプトコレクションはとても見ごたえがありました。

 

大英博物館の見学後、テムズ川沿いの船着き場に移動しナローボート体験です。ナローボートとは船の幅が2m以下の細いボートのことで、かつてテムズ川を用いた水運に活用されたボートのことを言います。

 

現代ではナローボートはレジャー用として利用されていて、船の中にはベット、キッチン、シャワーなどが完備されているものもあります。今回はナローボートでのんびりとテムズ川を遊覧しました。ランチは船長が用意してくれた軽食を船の中で食べました。

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テムズ川のあちこちに水門があります。

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英国と言えばイングリッシュガーデンです。船から見るイングリッシュガーデンと美しい家屋も見どころです。

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ロンドンからウィンザー(記憶があいまいだが、確かこのあたりで下船)までのんびりと船旅を楽しみ、その後バスに乗り換えウィリアム・シェイクスピアの生まれ故郷でコッツウォルズ地方にあるストラトフォード・アポン・エイボンへ移動となりました。

宿泊はかつての領主の家を改装して利用しているマナーハウスです。建物の雰囲気は最高でまるで中世のヨーロッパにタイムスリップしたような感覚になりました。

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        (ストラトフォード・アポン・エイボン:アルベストン・マナー泊)

3日目 コッツウォルズ地方観光

この日は終日コッツウォルズ地方の観光です。コッツウォルズは、イングランド中央部に広がる標高300m以上に達する丘陵地帯のことで英国と言えばコッツウォルズの景色というくらい有名な観光地です。

 

黄色みを帯びた、通称「ハチミツ色の石」とか「コッツウォルズストーン」呼ばれる石灰岩を用いた古いイングランドの建築スタイルが特徴的です。まずはバートン・オン・ザ・ウォーターへ。

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バートン・オン・ザ・ウォーターの中心では約1時間の散策時間をつくりのんびりと散策ました。その後、バイブリーへ。

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バイブリーではコッツウォルズらしい家屋の写真をとり、ブロードウェイへ。

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ブロードウェイでは約30分の散策を楽しみました。その後、昼食です。本日のランチはローズ・オブ・ザ・マナーというマナーハウスのレストランにて「モダン・イングリッシュ」のコースでした。

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英国の料理はおいしくないというのが定説ですが、洗練されたモダン・イングリッシュはフレンチにも引けを取らない美味しさでした。午後は、ヒドコット・マナーガーデンへ。庭園の散策を楽しみました。

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見学後、ホテルに戻りました。夕食はフリー食だったため、希望の方と近くの英国パブへ。ビールとフィッシュ&チップスを楽しみました。

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                   (ストラトフォード・アポン・エイボン泊)

4日目 ストラトフォード・アポン・エイボン~ウェッジウッド~チェスター

午前、自由行動。希望の方とストラトフォード・アポン・エイボンの旧市街を散策しました。シェイクスピアゆかりの地を歩いて周りました。

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【三位一体教会】

13世紀の初頭から建造が始まった街で最も古い教会です。シェイクスピアのお墓があります。

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【アン・ハサウェーの家】

シェイクスピアの妻、アン・ハサウェイが幼少期に住んでいた可能性がある家です。

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【ホールズ・クロフト】

シェイクスピアの娘であるスザンナ・ホールと、その夫である医師のジョン・ホールが所有していた家です。

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【ハーヴァードハウス】

ここの家には、かつてキャサリン・ロジャースという女性が家族とともに暮らしていました。彼女は後にロバート・ハーバードと結婚し、息子のジョンをもうけます。

 

息子のジョンは後に新大陸(アメリカ)に渡り、ハーバード大学創設に寄与することになります。なんと、アメリカのハーバード大学ゆかりの地がストラトフォード・アポン・エイボンに!

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【ギルトハウス】  

シェイクスピアが学んだ学校です。今でも学校として使われています。

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【ギルトチャペル】

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【シェイクスピアの生家】   

見学後、バスに乗りウェジウッドへ。

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ウェッジウッドに立ち寄りました。ウェッジウッドは、ジョサイア・ウェッジウッドによって1759年に設立された英国を代表する陶器メーカーです。それまで、英国の陶業はロンドンやブリストルで生産されるデルフトと陶器が一般的でしたが、ウェッジウッドの登場で18世紀に入り上質陶器に人気が移っていきました。

 

現ウェッジウッドがあるイングランド中部のスタフォードシャー州は良質の粘土や石炭を産出することから陶業が発展しました。

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ウェッジウッドの工房を見学後、チェスターの町へ。

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古都チェスターはイギリス、イングランド北西部チェシャーの中心都市です。英国内では城郭都市として保存状態がとても良く残っていると言われています。街を囲む城郭には登ることができぐるっと一周することができます。

 

チェスターの街の建築スタイルでとても珍しいのが「ザ・ロウズ」と呼ばれるもので、建物の2階部分が屋根付きの通路で、1階がお店になっているものです。隣の建物に移動できるショッピングアーケードなのです

                               (チェスター泊)

 

5日目 チェスター~ハワース~アンブルサイド(湖水地方)

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午前、チェスター旧市街を散策しました。

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街のシンボルであるイーストゲート時計台は、1897年にヴィクトリア女王の即位60年の記念に作られました。チェスターの見学後、一路ハワースへ。

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ハワースの町到着後、まずは町中のレストランで昼食をとり午後は、ハワースの名物ヒースの丘の散策です。

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ハワースはブロンテ姉妹の有名な作品「嵐が丘」の舞台です。ハワースに行く前に嵐が丘を読んでいた私はヒースが群生する丘が物語の世界感と完全に一致することに納得でした。

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【ブロンテ姉妹の像】
嵐が丘の舞台、ヒースの丘のフットパス(英国では自然の中の散策路のことをフットパスという)を約1時間かけて散策し、バスで一路湖水地方へ出発。

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夕刻、湖水地方のアンブルサイドに到着。ウィンダミア湖沿いのホテルにチェックイン。 

                              (ウィンダミア泊)

6日目 湖水地方観光

本日は湖水地方の散策です。英国の湖水地方は、氷河時代の痕跡が色濃く残る場所で、氷河によって削られた大地が渓谷をつくり渓谷沿いに大小無数の湖が点在する風光明媚な地域です。

 

英国を代表する詩人や作家、例えばワーズワースやペアトリクス・ポターなど多くの著名人が作品のテーマとしたところです。

 

まずはグラスミアのダウ・コテージへ。

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ここはワーズワースが最初に暮らしていた家です。現在はナショナルトラストの管理下におかれています。ナショナルトラストとは、歴史的建築物の保護を目的として英国において設立されたボランティア団体で、現在は歴史的建造物と自然の景勝地の保護活動を行っています。

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続いてホークスヘッドへ。ホークスヘッドもワーズワースゆかりの地でワーズワースが9歳から17歳まで通っていたグラマースクール(写真上)やワーズワース通りと名付けられた道もあります。

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その後、ニアソーリー村へ。ここはピーターラビットの聖地です。村全体がピーターラビットの作中に登場する景色そのもの!作者のベアトリクス・ポターが住んでいたヒルトップを見学しました。

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その後、昼食を済ませライダルマウントのワーズワースの家へ。この家でワーズワースは晩年を過ごしました。

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その後グラスミアへ。美しい町を散策。

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グラスミア名物のジンジャーブレッド(生姜風味の効いたクッキー)も試食。その後、湖畔のフットパスを散策しホテルに戻りました。



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                             (アンブルサイド泊)

7日目 アンブルサイド~フォート・ウィリアム

この日はイングランドから国境を越えスコットランドへ向かいました。朝早い出発としひたすら北上します。途中グラスゴーで休憩。

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そしてさらに北上しイングランドとスコットランドの国境、グレトナ・グリーンを越えスコットランドへ。

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【グレトナ・グリーン】

だんだんと景色もスコットランドらしくなってきます。

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途中、スコッチの蒸留所に立ち寄りバスでさらに北上。

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【グレンコー】 

イングランドとスコットランドの対立の原因となったグレンコー事件の舞台、グレンコー渓谷で途中休憩をとりました。その後、フォート・ウィリアムまで走りホテルにチェックイン。

                          (フォート・ウィリアム泊)

8日目 フォート・ウィリアム~スカイ島~インヴァネス

この日、朝ウェストハイランド鉄道に乗りスカイ島を訪問しました。         

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素晴らしい景色を楽しみました。その後、スカイ島に到着。町のレストランにて巨大なロブスターのランチです。

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昼食後、町中を散策しました。その後、バスが別ルートで町に迎えにきてくれたので、バスに乗りスカイ島の景勝地巡りを楽しみました。

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その後、一路ネス湖の入口インヴァネスを目指します。

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ネス湖沿いには昔ながらの古城が点在しておりとても絵になります。

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【ネス湖ビジターセンター:ネッシー】

夜インヴァネスに到着しました。ホテルにチェックイン。

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                              (インヴァネス泊)

夜、お腹が減ったので町中のお店でフィッシュ&チップスを購入。こういうのがうまいのですよね!

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9日目 インヴァネス~セント・アンドリューズ~エディンバラ

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【セント・アンドリュース】

午前、インヴァネスを出発しゴルフの聖地セント・アンドリュースに立ち寄りエディンバラに入りました。まずはカールトンヒルへ。

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カールトンヒルから旧市街の眺めを楽しみホテルにチェックイン。宿泊ホテルロイヤルマイル沿いに位置するラディソンブルーです。

 

ロイヤルマイルは旧市街のメインストリートで、エディンバラ城と上の写真の左側にあるホーリールード宮殿(現在はエリザベス女王の夏の滞在地)を結んでいます。

(エディンバラ:ラディソンブルー泊)

10日目 エディンバラ~スターリング

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午前、ディンバラ城の見学へ。大きな岩の上に建てられた重厚な雰囲気のお城です。その複雑な歴史から同じ英国の中にあって「もうひとつの国」といわれるスコットランドの首都がエディンバラで、エディンバラ城はスコットランドの象徴です。

 

お城の目の前の広場は毎年8月、スコットランド在留部隊により開催される軍事パレード「ミリタリータトゥー」の会場になります。兵隊がスコットランドの伝統衣装に身を包み、バグバイプやドラムの演奏に合わせて足並み揃った行進を披露する大人気のイベントです。

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【エディンバラ城敷地内:ロバート・ブルースの像】

ロバート・ブルースはスコットランドの英雄の一人でスコットランドを独立に導きました。

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【エディンバラ城:敷地内】
エディンバラ城の見学後、新市街のレストランで昼食をとり、午後は郊外のスターリング城へ。

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スターリング城はかつてイングランドとスコットランドの攻防戦において重要な役割を果たしていた城です。13世紀頃、イングランドのエドワード一世がスコットランドに侵入しこの城を包囲しました。その時、スコットランドの統治権はイングランドに移ることになりました。

 

そして、14世紀頃、城とスコットランドはロバート・ブルースによって奪還されます。

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【ロバート・ブルースの像】

ロバート・ブルースは独立後、スターリング城を破壊します。この城が再びイングランドの手に落ち、スコットランドがまた支配される事を防ぐためでした。現存するスターリング城は15世紀後半から16世紀にかけて再建されたものです。

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スターリング城の見学後、エディンバラに戻りました。

                              (エディンバラ泊)

11日目 エディンバラ(自由行動)

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【聖ジャイルズ大聖堂】

 この日は終日自由行動です。私は希望者と旧市街を散策したり新市街に出て買い物をしたりしました。

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【エディンバラ城】

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【エディンバラ港】                               

                              (エディンバラ泊)

12日目、13日目 エディンバラ~ロンドン~成田

午前、エディンバラから国内線にてロンドンへ。その後帰国の途へ。日をまたぎ日本に到着!                   

                                  (機中泊)

 

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南イタリアとシチリア島の旅(2008年3月)

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回はナポリ以南のイタリアの旅です。イタリア南部は北部のローマ、フィレンツェ、ベネチアなどに比べると地味なイメージはありますが、実はそんなことはありません。華やかなナポリの街、古代ローマのポンペイ、世界屈指の景勝海岸アマルフィ―海岸、不思議な家屋のアルベロベロ、岸壁を掘るようにつくられた町並みのマテーラ、そして珠玉のシチリア島の町々と見どころがたくさんです。

 

1日目 成田~ミラノ~ナポリ

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成田空港からアリタリア航空にてミラノ経由で南イタリアの中心都市ナポリへ。到着した時には、現地はもう真っ暗。高台から世界三大夜景と言われるナポリの夜景を楽しみホテルにチェックイン。

                                 (ナポリ泊)

2日目 ナポリ~カプリ島~ナポリ

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【青の洞窟(イメージ)】

午前、ジェットフォイルに乗り青の洞窟で有名なカプリ島へ。船がすごく揺れました。この波だと青の洞窟は入れないなと思いつつも島へ。残念ながら青の洞窟に入ることはできませんでした。

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落ち込むのも時間がもったいないのでカプリの町を散策しました。写真は巨大なレモンです。さすがイタリア、日本のオレンジくらいの大きさのレモンでした。カプリ島の見学後、ナポリに戻ります。

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ナポリにて昼食後、午後は自由行動。私は希望の方とホテルに近い下町地区のスパッカ・ナポリを徒歩で散策しました。その後ホテルに戻ります。

                                 (ナポリ泊)

3日目 ナポリ~ポンペイ~ナポリ~アマルフィ海岸~バーリ

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午前、ナポリ近郊の古代都市ポンペイの遺跡へ。ヴィスヴィオ山の大噴火によって噴火開始からわずか19時間で滅亡してしまった街です。火砕流と火山の噴出物によって街全体は埋もれ、1748年に本格的な発掘がスタートするまで1700年近く、その存在は地中深く眠ることとなっていました。

 

上の写真はかつての横断歩道のようなもの。馬車の車輪がひっかからないようにきちんと考えられています。車輪の轍も残っていました。

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かつてのメインストリート沿いのお店の跡です。当時、死の灰は一気に街を飲み込み、噴火によって命を落とした人々の姿までも、そのままの形で封じ込めていたそうです。死者は約2000人から1万人以上とされています。死者は死んだままの姿で灰の中に埋もれ、肉体が朽ち果てた後もその空洞は残りました。

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人体があった空洞に石膏を流し込むという手法で掘り出した像は、ポンペイ人の石膏像として展示されています。死者の鋳型は、約2000年前の犠牲者の姿がそのままの状態で型どられており、当時の大災害の悲惨さを今に伝えています。

 

その後昼食、そして午後はアマルフィ海岸を通りバーリまでの移動です。世界屈指の景勝海岸アマルフィ海岸は噂通りの美しさです。車窓からの景色、どこを切り取っても絵になる絶景!

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青い海と青い空、美しい町並みのコントラスが素晴らしかったです。途中海岸沿いの小さな町に立ち寄りながら約4時間のドライブを楽しみました。

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上の写真はポジターノの町です。アマルフィ海岸は「世界一美しい海岸」と言われる景勝地で1997年にユネスコの世界遺産に登録されています。途中休憩で立ち寄った町ではたくさんの人々が海岸沿いで日光浴を楽しんでいました。

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アマルフィの町でも休憩。大聖堂見学と町の散策を楽しみました。アマルフィの大聖堂は1000年の歴史を誇り、町はこの大聖堂を囲むように広がっていて、地中海都市特有の坂道と狭い路地が複雑に入り組んでいます。

 

アマルフィ海岸はイタリア半島南部からティレニア海に向けて西から東へ突き出したソレント半島の南岸にあたり、半島の付け根にあたるヴィエトリ・スル・マーレからアマルフィを経て、西にポジターノに至るまでの一帯のことを指しています。

 

アマルフィ海岸を走りきりバーリの街へ。ホテルにチェックイン。
                                 (バーリ泊)

4日目 バーリ~アルベロベロ~マテーラ~コゼンツァ

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午前アルベロベロへ。アルベロベロの見学です。アルベロベロはプッリャ州バーリ県にある、人口約1万1000人の基礎自治体です。こじんまりとした旧市街には写真のようなトゥルッロと呼ばれる伝統的な家屋が約1500件あることで知られています。約1時間半の見学でした。

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トゥルッロの内部はお土産屋さんになっているところも多く中を見学できるのが面白いのです。城壁に円錐型の石積み屋根を載せたこの家屋は16世紀から17世紀にかけて開拓のために集められた農民によって造られたものです。

 

住居や店舗として利用されている景観は貴重であり、アルベロベロのトゥルッロは1996年に世界遺産に登録されています。見学後、バスでマテーラへ。マテーラのレストランで昼食をとり、午後はマテーラの見学。

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午後はマテーラの見学。まずは旧市街全体を見渡せる絶景ポイントへ。マテーラはバジリカータ州にある都市で、その周辺地域を含む人口約6万人の基礎自治体で、マテーラ県の県都にもなっています。

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マテーラの旧市街は、石灰質の岩肌に造られた「サッシ」と呼ばれる洞窟住居があることで有名です。写真のようになだらかな斜面沿いに家屋が岩窟をくり抜いたようにつくられています。マテーラの洞窟住居は1993年に世界遺産に登録されています。

 

マテーラの見学後、一路本日宿泊のコゼンツァへ。到着後、ホテルへチェックイン。
                               (コゼンツァ泊)

5日目 コゼンツァ~メッシーナ海峡~チェファルー~パレルモ 

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【エトナ山:シチリア島メッシーナ海峡近くより撮影】

この日は早朝、一路シチリア島へ向け出発。途中の町で昼食をとりメッシーナ海峡をフェリーで越えました。シチリア島に到着後、早速美しいエトナ山の姿を見る事ができました。

 

エトナ山はシチリア島東部にある活火山でヨーロッパ最大の活火山です。現在の標高は3326mですが山頂付近での噴火により標高は変化し続けています。1865年の標高は2008年の標高より21m高かったとのこと。

 

シチリア島では、まずチェファルーの町へ。

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チェファルーの町の散策を楽しみました。この町はティレニア海に面したリゾートとして有名で、夏にはバカンスのため大勢の人がやってきます。町の三方を海に囲まれているのが特徴です。約1時間散策を楽しみました。

 

かなり余談なのですが、実はこの町を案内してくれた現地英語ガイドの存在が、後に私を英語ガイドにするきっかけとなりました。人生どんな出会いがあり、どんな結果があるかは本当にわからないものです。

 

その後、パレルモへ。到着後、ホテルにチェックイン。          

                                (パレルモ泊)

6日目 パレルモ市内観光

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【パレルモ大聖堂(イメージ)】

本日はパレルモの市内観光です。まずは郊外のモンレアーレ大聖堂へ。

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【モンレアーレ大聖堂(イメージ)】

この日はどうやらデジカメをバス車内に忘れ観光地に行くことが多かったようで写真があまり撮れていないことに13年後の今気づきました。。。モンレアーレ大聖堂はノルマン様式の代表的遺産の一つでパレルモの建築物群と一緒に世界遺産に登録されています。

 

パレルモでは英語ガイドだったため、当時未熟な私は教会内のガイドの説明を訳するのに必死だったことを記憶しています。前もってきちんと勉強していたつもりでしたがなかなか難しかった。。。今思い返すと恥ずかしい限り。。。

 

モンレアーレ大聖堂を見学後、パレルモの大聖堂へ。外観の写真をとり、その後内部へ。

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パレルモの大聖堂内部(イメージ)

パレルモの大聖堂はアラブ・ノルマン様式建でアラブとキリスト教の折衷したすごく珍しい様式です。いまでこそキリスト教とイスラム教はもめているイメージですが、宗教の歴史を考えると共存は可能なんです。

 

この事実を世に伝え平和を願う気持ちもパレルモの建築群が世界遺産に選ばれた理由の一つかもしれません。

 

その後、市内レストランで昼食をすませ午後マッシモ劇場へ。

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マッシモ劇場はイタリア統一を記念して建築家のジョヴァン・バティスタ・バジーレが設計し、その息子エルネストが1897年に完成させたネオクラシック様式の劇場です。客席数3200とイタリアの劇場では最大で、パリとウィーンに次いで大きく、映画ゴットファザーの撮影場所としても知られています。

 

見学後、ホテルに戻りました。ちなみに・・・

 

パラティーナ礼拝堂を見学予定でしたが、内部は修復工事中?(記憶があいまい)だったか入場ができなかったため、外観のみの見学となりました。ちなみにパラティーナ礼拝堂のイメージは以下。

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【パラティーナ大聖堂(イメージ)】

パラティーナ礼拝堂はノルマン王宮内部に残る小さな礼拝堂です。壁一面が金箔モザイクで装飾されており、パレルモで一番美しいと言われています。建設にはノルマン人の到来以前にイタリアを支配していたギリシャ人やイスラム教徒が関ったとされています。

                                (パレルモ泊)

7日目 パレルモ~アグリジェント

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朝、クワットロ・カンティまでお散歩に行きました。ヴィットリオ・エマヌエーレ通りとマクエダ通りの交差点にあるクワットロ・カンティは1608年~1621年にかけて現在のようなバロック様式で建造物が飾られました。

 

4つの角の壁面には像が飾られていて、下から順に四季を寓意した女性の像、スペイン王の像、クラットロ・カンティができた当時のパレルモの守護聖女(聖オリーヴァ、聖アガタ、聖クリスティーナ、聖ニンファ)になっています。

 

午前、パレルモを出発しアグリジェントへ。

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アグリジェント到着後、昼食を市内レストランで済ませアグリジェントの遺跡の見学です。アグリジェントはシチリア島南部にある都市でアグリジェント県の県庁所在地です。

 

古代ギリシャの植民都市アクラガスに起源を持ち、神殿の谷には当時の遺跡が残りユネスコの世界遺産に登録されています。上の写真は神殿の谷で最も保存状態が良いコンコルディア神殿です。

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上の写真は神殿の谷で二番目に保存状態が良いユーノー神殿です。ユーノー神殿は家庭と結婚の守り神に捧げられた壮大な神殿で、結婚の儀式が執り行われていた場所だとか。

 

紀元前5世紀半ば頃に建てられたドリス式神殿で見ごたえがありました。神殿の谷を約2時間かけて見学しました。見学後、ホテルにチェックイン。
                             (アグリジェント泊)

 8日目 アグリジェント~ピアッツァ・アルメリーナ~カルタジローネ~シラクーザ~タオルミナ

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朝アグリジェントを出発しピアッツァ・アルメリーナのカザーレ荘へ。ここはローマ時代3世紀の終わりから4世紀の始めにかけて建てられた当時の貴族の別荘です。中世の時代に後ろの山で土砂崩れが起こったため、何世紀もの間土の中に埋もれていました。

 

屋敷跡の床に残るモザイクが素晴らしかったです。現状維持のためモザイクの写真撮影は禁止されていますが保存状態の良い美しいモザイクを見学することができました。モザイクの絵柄で当時その場所が何に使われていたのか想像できるのが面白かったです。

f:id:life-as-a-guide:20210703202328j:plain遺跡には上からカバーがかけてあり床のモザイクが保護されています。屋敷は正門、玄関、柱廊の中庭、バジリカ、食事の間、温浴室、微温浴室、冷浴室、体育室、雨天体育場、台所、大廊下、家族の寝室、客人の寝室、召使部屋、水洗トイレなどで構成されていて、それらほとんどの床にモザイクが残っています。

 

別荘の周りを1時間でぐるっとまわり見学しました。その後、陶器の町カルタジローネの散策と市内レストランでの昼食を楽しみ午後はシラクーザへ。

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シラクーザの見学です。広大な面積を占めるギリシア劇場は、ヨーロッパ最大の規模で、紀元前5世紀初期に造られました。15000人を収容できたと言われています。

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写真はアンフィテアトルム(ローマ円形闘技場)です。この種の闘技場としてはシチリア島最大で、紀元前1世紀頃、半分は岩をくり抜き、残りは切石を積んでつくられたそうです。シラクーザの古代ローマ遺跡を約1時間半で見学しました。

 

見学後、タオルミナへ。到着後ホテルにチェックイン。

                               (タオルミナ泊)

9日目 タオルミナ市内観光

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タオルミナの市内観光です。タオルミナはシチリア島の他の都市と同様に古代ギリシャおよびローマ帝国の支配下にあり、当時の神殿や遺跡が現在も残っています。

 

古くから親しまれている観光地で「グラン・ブルー」など映画の舞台としても知られています。上の写真は町中からの景色です。背景のエトナ山が綺麗に見えました。

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タオルミナの円形競技場です。ギリシャ時代の紀元前3世紀、タオルミナの町の中で一番見晴らしの良い丘をくり抜いて造られました。劇場を掘り出すのに約100000㎥の岩が持ち出されたそうです。

 

現在の劇場は、ギリシャ劇場の姿のままではなく、古代ローマ時代の1世紀末~3世紀にかけて闘技場に改造されています。直径が109mありシラクーザの劇場に次いで2番目に大きい劇場で、当時タオルミナを支配下においていたシラクーザのヒエロン2世によって建造されたと言われています。

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劇場見学後、タオルミナの町の散策を楽しみました。かわいらしいお土産屋さんなどがたくさんあり、ひやかしながら約2時間のんびり歩きました。上の写真は町中の大聖堂です。2世紀に創建され、バーリの聖ニコラに捧げられています。

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一目見ると城塞のような建築に特徴があります。内部は三廊式の教会でギリシャ劇場にあるタオルミーナ産の花崗岩の円柱が、身廊と側廊を仕切る柱として再利用されています。町の見学後、ホテルに戻りました。                                

                               (タオルミナ泊)

 

10日目 タオルミナ観光(自由行動日)

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この日はタオルミナにて自由行動日でした。希望者と一緒にイソラ・ベッラ湾とカステルモーラへ。写真はイソラ・ベッラ湾です。今回はホテルが湾の近くだったため歩いて訪ねました。

 

上の写真は町中から(高台)の写真です。町に宿泊の場合、イソラ・ベッラにはロープウェイを使い近くまで行くことができます。  

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午後、タクシーでカステルモーラへ。ここはタオルミナの町の背後にある標高528mの山の上にあります。わずかばかりの岩山の上の土地に所狭しと家が立ち並んでいます。ギリシャ時代から、敵が攻めてきたときのためのタオルミナの町の見張り台としての役割を果たしてきたところです。

 

13世紀初頭に城塞が築かれた後はタオルミナの影響を受けつつ町は発展していきました。近年観光地化が進んでいます。

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カステルモーラの町中では散策を楽しんだりカフェに入ってのんびりしたりしました。ホテル、レストラン、ピッツァリア、バール、お土産屋さんなどなど、もはやちょっとした観光地でした。町自体は小さいため30分もあれば散策することができます。タオルミナからタクシーで片道約15€でした。

                               (タオルミナ泊)

11日目、12日目 タオルミナ~ミラノ~成田

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いよいよ帰国日です。早朝ホテルを出て、近くのビーチで朝日を見ました。素晴らしい景色でした。午前、タオルミナの空港へ移動し国内線にてミラノへ。その後成田便に乗り継ぎ帰国の途へ。翌日成田に到着!

                                  (機中泊)

 

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アンコールワットとアンコール遺跡群の旅(2008年3月)

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こんにちは。もと海外旅行添乗員&公立高校の英語教諭で、現在は英語を使う仕事で生活をしているゆういち(@lifeasaguide93)です。

 

過去の海外添乗の記録を粛々と綴っていますが、現地についてに役立ち情報なども随時アップしていく予定です。

 

今回はアラブ首長国連邦(United Arab Amirates:略U.A.E)の旅です。ドバイ、アブダビ、フジャイラ、そして近隣諸国のオマーンの首都マスカット、バーレーンの首都マナーマを訪ねました。船はイタリアのコスタロマンチカ、船内は欧米風、船から降りるとエキゾチックなアラビアンナイトの世界と交互に体験し不思議な感覚になる旅でした。

 

1日目 新千歳空港~シェムリアップ

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午前、千歳空港から日本航空特別直行便にてカンボジアのシェムリアップへ。到着後、バスにて夕食レストランへ。そしてホテルにチェックイン。

                    (シェムリアップ:タラ・アンコール泊)

 

 

2日目 シェムリアップ

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早朝ホテルを出発しアンコール・ワットの日の出見学へ。到着後は真っ暗でしたが6時て前から次第に明るくなりアンコール・ワットの幻想的なシルエットが浮かび上がってきました。天気も良く素晴らしい朝日を見る事ができました。

 

そして、朝の静かな時間帯にそのままアンコール・ワット第一回廊の見学へ。アンコール・ワットは12世紀にスールヤヴァルマン2世によって造られたヒンドゥー教の寺院です。5本の塔とその周りの壕はヒンドゥー教の世界感を現しています。

 

カンボジアの天地創造物語で不老不死の薬を求めた「乳海撹拌」のレリーフを人混みがない静かな時間帯に見学しました。その後、第三回廊へ。急な階段を登りました。その後、ホテルへ戻り朝食。

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【アンコール・ワット:第三回廊】

日中の暑さを避けるためホテルで小休憩し、ホテル近くの国立博物館へ行きました。当時オープンしたばかりの立派な博物館で、アンコール遺跡群で発掘された仏像、レリーフ、碑文などが展示されていました。

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【バイヨン寺院】

その後、市内レストランにて昼食。そしてホテルに戻り小休憩。夕刻、アンコール・トムに出発。アンコール・トムは12世紀にアンコール王朝最盛期を誇ったジャヤヴァルマン7世が王朝の都として建設した王都の後です。

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【アンコール・トム:南大門】

まずは南大門から観光スタート。南大門の橋には左に神々の彫刻、右に悪魔の彫刻が並び乳海撹拌の蛇を引っ張る姿が表現されていました。南大門からマイクロバスに乗りバイヨン寺院へ。

 

アンコール・トムを造ったジャヤヴァルマン7世は熱心な大乗仏教徒であったことから仏教の宇宙観を表現したバイヨン寺院を建立しました。全部で49基ある仏教の聖山を表現した仏塔には、それぞれ四面の仏像のお顔が彫られ、その様子は圧巻でした。

 

その中でも有名なのが「クメールの微笑み」。皆記念写真を撮っています。回廊に残るチャンパ軍(現在のベトナム中部にあった王国)との戦闘を描いたレリーフも素晴らしかったです。

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【クメール微笑み】

その後、象のテラスを歩きライ王のテラスへ。ライ病のような像が残されていたことからその名が名づけられたとか。見学後、マイクロバスで南大門まで戻り市内レストランで夕食を食べホテルに戻りました。

                             (シェムリアップ泊)

3日目 シェムリアップ

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午前、再びアンコール・ワットへ。第一回廊ではインドの神話「マハラーバタ物語」の決戦の場面、スルーヤヴァルマン2世の軍隊の行進の様子、天国と地獄など繊細かつ強い見事なレリーフの数々を見学しました。

 

第二回廊にはレリーフはないですが、数多くのデバター(女神)像や江戸時代初めにアンコール・ワットを訪れた日本人・森本右近太夫の落書きなどを見学。その後、逆さアンコール・ワットが見られる聖池で写真ストップ。そしてバスに戻り市内で昼食をすませました。

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午後はカンボジアの伝統舞踊アプサラダンスの学校を訪問。伝統舞踊を後世に受け継ぐ為、お寺が舞踊学校になっています。カンボジアではポル・ポト政権時代、伝統芸能に携わる人々もインテリ層とみなされ踊り子や先生をはじめ多くの伝統芸能の担い手が処刑されました。

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内戦終了後は、その継承が危ぶまれましたが、生き残った人々の手で昔の伝統芸能は継承され、今はこうしてお寺で教えられています。学校の休憩時間を利用し練習に参加している生徒たちは平均年齢16歳くらいでした。

 

この日は特別にわたしたちのためにアプサラダンスの基本の型などを披露してくれました。熱のこもった練習に伝統芸能の火を消すまいとするカンボジアの人々の誇りを感じました。見学後、ホテルに戻り休憩。

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夕刻、再びホテルを出発しバンテアイ・スレイへ。ここは10世紀後半に建てられたヒンドゥー教の寺院で規模こそ大きくないですが「東洋のモナリザ」と呼ばれるデバター像で有名です。このデバター像はフランス人作家、アンドレ・マルローがその美しさに魅せられて盗み出そうとしたいわくつきの像でもあります。

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【バンテアイ・スレイ:東洋のモナリザ】

普段は遠目でしか見られない像なのですが、この日は特別に近くから見ることができました。赤色の砂岩が使われた像は非常に美しい表情をしていました。

 

見学後、シェムリアップに戻る途中、カンボジアの農村部特有の高床式の民家を訪問。道中のあちこちで見られる砂糖ヤシの樹液を煮詰めてつくった砂糖を販売してくれました。その後アプサラダンスのプライベート観賞付きの特別ディナーへ。

 

歓迎のダンス、蟻採りのダンス、人魚のダンス、孔雀のダンス、そして天女の舞アプサラダンスと美しい踊りを披露してくれました。

                             (シェムリアップ泊)

4日目 シェムリアップ~新千歳空港

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明け方、観光客が来る前にタ・プロームへ。ここは12世紀にジャヤヴァルマン7世が自身の母親の供養をするために建てた仏教寺院です。ここは遺跡の一部が崩壊し、ガジュマルの樹によって飲み込まれようとしていました。遺跡を貫いて伸びる木々に生命力の強さを感じました。

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見学後は一度ホテルに戻り休憩。そしてトンレサップ湖へ移動し船の遊覧をたのしみました。途中、物売りの子供が水上の小船から我々の船に飛び乗ってきました。たくましい生命力を感じました。

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湖からの帰り道に日本人友禅職人森本さんが開いたクメール伝統織物研究所に立ち寄り、市内レストランにて昼食。そしてホテルに戻り休憩。

 

午後は、オールドマーケットを訪ねました。カンボジアの雑貨やシルク製品など買い物を楽しみ、旅の締めくくりとなる夕日に照らされるアンコール・ワットを見に行きました。

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【オールドマーケット】

見学後、ホテルに戻り夕食。そして帰国に向け準備をします。夜シェムリアップの空港へ。チェックインを済ませ深夜帰国の途へ。

                             (シェムリアップ泊)

 

5日目 千歳空港到着

朝、千歳空港に無事到着。お疲れ様でした!

 

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